紘さんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

ブエノスアイレス(1997年製作の映画)

4.5

この監督の映画はポエティックでノスタルジックで、観終わったいつも心の底から満たされたような気持ちになる。
フィルムカメラの世界に入り込んだような映像だった。
センスの塊、全部が全部美しい

散歩する惑星(2000年製作の映画)

4.5

ロイ監督の映画を観てると、あくまでも母なる大地が中心に据えられていて、人間はその副産物に過ぎないんだなって感じる
ちっぽけな存在だけど、精一杯生活を営む人間が愛おしく感じる映画

アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

5.0

何とも言えない妖艶さと没入感、、、
完全にキューブリックの世界にやられちゃった

妻からの告白に動揺して、不器用に己の欲望を曝け出そうとするけど失敗しちゃう主人公
非現実な世界観と音楽が素晴らしかった
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ホーリー・マウンテン(1973年製作の映画)

5.0

感無量、言葉は要らない
全てが幸せだった、、、

フォンテーヌブロー派の絵画のオマージュが出てきた時なんか嬉しかった

フード(1993年製作の映画)

5.0

食事をここまで不快な気分させられるの天才過ぎでは、、
深い欲望はいつか身を滅ぼすってメッセージなのかなと思った

We Margiela マルジェラと私たち(2017年製作の映画)

3.5

「商業的」に縛られるクリエイターが一体全体何人存在するんだろう
成功って何なんだろうな

羅生門(1950年製作の映画)

4.5

演出、音楽、カメラワーク全てが完璧だった。
鮮やかなほどの黒と白のコントラストが
人間の裏と表を表しているみたいだった。
今から70年前、あの大量の放水をどうやってしていたのか謎、マジで凄すぎる、、
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イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

夢かうつつか、何処にいるのか、誰が誰なのか
何もかもが謎に包まれた映画だった。

不快な機械音や風の音がモノクロの映像と相まって不気味な雰囲気を醸し出していた。
主人公の男性は常に不安そうな表情をして
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ミザリー(1990年製作の映画)

4.0

ザ・サイコホラーって感じ
もう終始心臓がバクバクしてラスト30分で体力全部無くなった(笑)
キャストさんの演技力が凄すぎて、、、

インターステラー(2014年製作の映画)

4.5

とにかく映像がすごい
三時間という長さを忘れるくらい映画に没頭した、、、
愛は無限性と永久性ということでしょうか

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.6

じわじわと全貌が見えてくる感じ〜!!!
めっちゃ好き、こういうホラーたまらん

アスよりかはハラハラドキドキ感が少なくてあっという間に終わっちゃったけど、マイノリティという視点から描くホラーはユニーク
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フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

3.6

痛快だった!
身体的ハンデがあろうとなかろうと人間みんな一緒、そこに差別はあってはいけない

クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代(2018年製作の映画)

5.0

美術史映画、しかもクリムトとシーレなんて嫌いな訳がない。

明確でシンプルかつ独創的、そして機能的なウィーン美術は何度見てもため息が出てしまうほど美しくて妖艶、、
人々の孤独、苦悩、欲望、エロティシズ
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トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

4.0

ドラン監督の映画ってどうしてこう難しいんだ、、
でも見れば見るほど魅了されてしまうし、とにかくドラン監督が美しい

終始纏わりつく不穏な雰囲気が落ち着かない気持ちにさせた。