Hisakoさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

Hisako

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台北ストーリー(1985年製作の映画)

4.0

ヤンヤンの作品は最後がいつも切ないから、つらい気持ちで観る。私は80年代に生きていなかった人間だけど、あの時代に目まぐるしく発展したアジアの都市の中には、きっとアリョンのように変化についていけないまま>>続きを読む

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.0

私自身がどういう人間なのか、私がこうだと思うよりもいまは他人が定義する私の方が本当の私になってしまってる。境界線が曖昧になるかんじ。今敏がいまも生きていたらどんな作品をつくっていただろうか。。

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(1999年製作の映画)

3.7

アメリカを中心に世界全体が右向け右!ってなっていても、キューバの人たちってそんなの気にも留めずにただただ自分たちの人生を謳歌しているような感じがする。こういう音楽、こういうバンドはキューバでしか生まれ>>続きを読む

マタドール<闘牛士>・炎のレクイエム(1986年製作の映画)

3.3

昼飯を食べながら観る作品ではなかった。登場人物が皆エクストリームすぎて、この手のアルモドバル作品にはまだ馴染めず。ただ、橋から飛び降りようとする女を下から撮ってるカットは本当に美しいし、最後の脇毛も美>>続きを読む

スパニッシュ・アパートメント(2002年製作の映画)

4.0

現実はこんなに楽しいもんじゃないとは思いながらも、シェアハウス生活いいなぁって憧れてしまう‼︎ クスクス、ガハハといろんな笑い方を誘う映画でおもしろかった。Everything’s gonna be >>続きを読む

オアシス(2002年製作の映画)

4.0

重度の脳性麻痺がある女性と前科三犯の男性の恋愛、身体的な不自由さがある人を見る世間の目、いわゆる五体満足な女優がハンディキャップを持った人間を演じることなど、観る者をなんども揺さぶり、考えさせるような>>続きを読む

ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

過去を遡り、人生の歯車が狂ったのは光州事件がその転換点だったということを描いているストーリーではあるが、観たあとの自分の気持ちを言葉にするのがとても難しい。若くて無垢で、未来への小さな希望を持って生き>>続きを読む

スーパーバッド 童貞ウォーズ(2007年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

定期的に観なおす大好きな映画、マクラビンの「ピンコ立ち」は一生笑える名言です‼︎

ペピ、ルシ、ボンとその他大勢の娘たち(1980年製作の映画)

4.2

まず、オープニングのクレジット紹介の部分でこんなにワクワクした映画はいまのところない!イラストがちょう可愛かった!

冒頭でペピがレイプしてきた警察に復讐すると決めて、その数分後には警察の妻にその胸の
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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

3.8

歴史は変えられないからこそ、ファンタジーの中で『マンディンゴ』の屈辱を果たす、タランティーノなりのオマージュ作品なんだね。スーパーバッドのセスまんまのジョナヒルがちょこっと出てきたのが一番沸いた!

マンディンゴ(1975年製作の映画)

3.7

アメリカ南部の黒人奴隷の歴史はほんとうにひどいとしか言いようがない。。これ、たぶん主人公が白人男になってるけど、観客をそいつに感情移入させる意味はなんなの?!ってちょっとおこ

恐怖分子(1986年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

しぶしぶの英語字幕だったので、解説読みながら休み休み鑑賞。

拳銃を映すカットをいれて、観てる私たちに「小説と同じ展開...」と思わせておきながら、最後の着地は意外な展開で、おぉ、と目を見開いた。自分
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アタメ(1989年製作の映画)

4.2

久しぶりにいい映画!ペドロアルモドバルの映画は女の情に訴えかけるものがある。

クスッと笑える場面もたくさん、スペイン人は手遅れになってから年金について考えますってナレーションがツボだった

ディクテーター 身元不明でニューヨーク(2012年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

アメリカが独裁国家になったら全体の1%の国民で富を独占できるぞって言ったあとに、民主主義は最悪だって言ってて、わかりやすく新自由主義を皮肉っているね〜

一人っ子の国(2019年製作の映画)

3.5

全体主義の悪しき例と、知らぬ間に一人っ子政策に加担してしまっていた諸外国の実態を炙り出している。

政府の言うことを忠実に実行しているだけだから自分に責任はないって思想、これ中国だけの話じゃなくて例え
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続·ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

何年か前にボラット1を見たときは意味不明だったけど、それは政治や社会問題に対する知識が乏しくて、スタンダップコメディのような笑いが理解できてなかったからなのか〜と納得した。ボラット2はその面白さと皮肉>>続きを読む

ミス・レプリゼンテーション: 女性差別とメディアの責任(2011年製作の映画)

3.5

例えばダイエットやバストアップのような広告が出てきた時、一つ一つ丁寧に「不適切」の報告を怠らないようにしたい。

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

3.5

映画史上最も難解な作品の一つということで、町山さんの解説を本で読んでから鑑賞→本に書いてあったポイント以外のところはうとうとしてしまうという本末転倒な感じに。。

光のシャワー映像には圧倒されたな

パプリカ(2006年製作の映画)

3.5

インセプションとコンセプトが似てる?と思って、このあとインセプションを観た

ドリーム(2016年製作の映画)

3.2

史実を知れたことはよかったけど、恋愛シーンを詰め込んどけば客はより共感できるんじゃないかって思いながら作ったのだろうかと思ってしまった。。

あと、「最初は虐げられてたけど最終的に白人たちが黒人を認め
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希望のかなた(2017年製作の映画)

3.8

70年代あたりと思いきや2017年の作品でビックリした。時代の流行りとか最新の技術に翻弄されない作品づくりをしているのかなっていろいろと想像が膨らむ。
ミスマッチなジミヘンのポスターはクスッと笑える。
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セクシリア(1982年製作の映画)

3.7

私が観たヨーロッパ映画の中では珍しくハッピーエンドだったけど、飛行機に搭乗してるシーンが最後ってところにヨーロッパ映画らしい「人生は続く」の意味がこめられているのだろうな!スペインのカジュアルな変態さ>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.5

映画後友達とあれこれ話すネタにはなったけど。。ハリウッドらしくドカーンバーンドドドドドの演出が激しすぎて疲れた。w

花様年華(2000年製作の映画)

4.2

赤と緑、青とオレンジのような補色で映像を印象的にしていて美しい。レストランで主人公の2人が飲んでいたコーヒーのマグカップが、ファイヤーキングのミルクガラスのようで、こんな粋なレストランがあったのね?!>>続きを読む

仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)

3.7

観終わったあと町山智浩さんのオーディオ解説をDLしてふむふむした。ベトナムの僧侶が焼身自殺するニュースを見ながら呆然とする女優は、映画を作ることが社会にとってなんの意味があるのか悩んでいるベルイマン自>>続きを読む

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

3.7

パリテキサスをみたとき、主演女性の着ていたピンクの服のヴィヴィッドさに目を奪われた。この作品でも、最後に天使おじさんと出会う女性が着ていた真っ赤なタイトドレスと口紅のヴィヴィッドさが、とても際立ってい>>続きを読む

ワイルド・スタイル(1982年製作の映画)

3.7

夜、地下鉄車両をキャンバスにグラフィティ描いて、日中走る列車を見ながら他のライターたちの作品をあーだこーだ言いあっている感じがとてもいい!! Grandmaster Flashのスクラッチもかっこいい>>続きを読む

サロン・キティ/ナチ女秘密警察 SEX親衛隊(1976年製作の映画)

3.5

ナチスが諜報目的で営業を乗っ取った、ベルリンの高級娼館の話。はじめてのティント・ブラス!

マルガリータの脇毛が美しすぎて、見惚れた

バスキア、10代最後のとき(2017年製作の映画)

3.8

SAMO時代のバスキアの書く言葉がとてもパワフルでよかった、この時代のNYすごいよ