こうさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

さよならの朝に約束の花をかざろう(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

だいぶ前から気になっていた作品。

光や色彩、柔らかな線、全てが息を呑むほど美しい。繊細な分、迫力のあるシーンが際立つ。映画館で観れて良かった。

「行くぞ 新しい別れと出逢うために」

文章ではなく
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彼女来来(2021年製作の映画)

3.5

全然わからない…なのに好き。

誰でも良いわけじゃないけど、その人じゃなきゃいけないわけでもない。嫌悪していたはずの相手でも慣れてしまえば情が生まれる。
いつだって人間は自分に都合良く生きている。
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水は海に向かって流れる(2023年製作の映画)

3.0

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原作未読。

広瀬すずが美しすぎる。
ぶっきらぼうな話し方も良い。
そりゃ惚れるよ。

「お腹空いてる?」

いつも気怠げで無愛想、不器用でがさつだけど、このひと言に愛情深さを感じる。

ストーリーは
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

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コミカルなのに戦争の残酷さや人間の愚かさが真っ直ぐと伝わってくる。

同じ目線から見る全く違う母親の姿。この撮り方、見せ方には鳥肌が立った。

「戦争が終わったら何したい?」
「踊るわ」

終戦を知っ
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さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

4.0

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3時間近い上映時間に躊躇したけど観て良かった。

濃くて重い。兄弟として相方として、夫婦として、それぞれ確かに愛はあったはずなのに誰も報われない虚しさ。「京劇」に取り憑かれた者達の人生が苦しいほど鮮や
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カントリーガール(2010年製作の映画)

3.0

京都が舞台で高校生や舞妓が登場するのにここまですさんだ雰囲気になるのはある意味新鮮。"京都"ではなく"そこに住む人々"を映していた。

共感も感心も持てなかったけど何故か気になって最後まで観た。皆少し
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いつか読書する日(2004年製作の映画)

3.5

今まで観たことのない世界観。
毎日同じ時間の同じ場所に牛乳を配達すること、毎日同じ人を想うこと…続けることは簡単じゃない。
50過ぎの男女が交わるシーンには眉をひそめてしまったが、その生々しさが彼女達
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階段の先には踊り場がある(2022年製作の映画)

4.0

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ああ…これは好きだ。凄く好き。
男女間、友人間、教師生徒間で交わされる"ああ言えばこう言う"やりとりの数々。不毛とも思えるそのやりとりの末、それぞれが未来を選択し進んでいく。きっとすべてに意味がある。
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NAGISA なぎさ(2000年製作の映画)

3.5

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この時代の作品の雰囲気が好き。何故か棒読みでも全然観れる。

気になる女の子にファーストキスを不意に奪われたあげく「本当のキスじゃないよ 映画のキスだから」なんて言われたらどうしたらいいの。漂流物を毎
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四月物語(1998年製作の映画)

3.5

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いつ誰が言っていたのか思い出せないけど"「四月物語」の松たか子の様なひとが好きだ"と言っていたのがずっと頭の片隅にあっていつか観ようと思っていた。

「どうしてこの大学を選んだの?」

この答えがあま
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キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

3.5

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漫画の実写化、歴史もの、シリーズ化、アクションもの、普段あまり観ないジャンルが集まっているのに次もまた映画館で観たいと思わせてくれる作品。このクオリティを保ちながら続編を作っていくのは相当大変なことだ>>続きを読む

恋恋豆花(2018年製作の映画)

2.5

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もっとやりようがあったのでは…。

テイクアウトした豆花を食べながら観ようと思って選んだけど映画としては楽しめなかった。豆花を食べ終えたタイミングで断念。不本意ながら早送りした。
ガイドブックの様な演
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神々の山嶺(2021年製作の映画)

4.0

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"山の日"なので山に因んだ作品を。

日本語吹替版で鑑賞。渋くて太い声が登場人物にも作品にも深みを出していた。アニメーションならではの心理描写と迫力のある作画、緊張感を煽る効果音。感覚と想像力を刺激さ
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Ribbon(2021年製作の映画)

3.5

脚本・監督・主演 のん。
創造力と表現力の塊。

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.0

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広島原爆の日。

「この世界の片隅に私を見つけてくれてありがとう」

感じたものが多すぎて言葉にできない。

サマーゴースト(2021年製作の映画)

3.5

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映像が綺麗だった。

「君はどうしたいの?」

夏休み最後の日に夏らしい作品を。

花とアリス(2004年製作の映画)

-

⭐︎3.5(完全版ではないためこちらに記載)

昨日アニメ版を観て実写版も観たくなった。YouTubeでショートフィルム版を配信していると知ったけど『キリエのうた』公開記念としての限定配信は明日まで。
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花とアリス殺人事件(2015年製作の映画)

4.0

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凄い…面白い。いろんなことが綺麗にズレて行く様を全て分かって観ている優越感。

原作の実写版も気になったがサブスクになかったのでアニメ版を観ることに。
観始めてまず絵の綺麗さに驚いた。苦手なCGアニメ
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フランケンシュタイン(1931年製作の映画)

3.5

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フランケンシュタインはホラーのキャラクターとしか認識していなかったけど『メアリーの総て』をきっかけに観ることに。普段ホラーは苦手だから観ないけどこれは観て良かった。

ストーリーは分かりやすい。
"男
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メアリーの総て(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます


破壊と創造。

「私の選択が私を創ってる
 後悔はないわ」

あのフランケンシュタインがこうやって生まれたとは…。当時18歳の女性が書いたとなると相当なインパクト。女性作家が認められない時代。『スト
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御法度(1999年製作の映画)

3.5

綺麗な物を綺麗に魅せる撮り方。
ヘアスタイル、衣装への拘りを強く感じた。

美貌と若さは武器になり、火種になる。

松田龍平、これがデビュー作品とは強烈。
棒立ち棒読みなのに不思議なほど魅惑的。

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泣き虫しょったんの奇跡(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

松田龍平は将棋とタバコが良く似合う。
脇を固める俳優陣が豪華。
終盤の音楽かっこよかった。

「何かに一生懸命になったことがある人はいつかそれが必ず役に立つ時がくる」

「好きなことを仕事にするのが1
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ポプラン(2022年製作の映画)

3.0

“もしもスカイフィッシュの正体が誰かのイチモツだとしたら…?"

いい大人が集まって本体から離れたソレが何日生きるとか時速何キロで飛ぶとか相談してるかと思うと力抜けちゃうな。

1秒先の彼女(2020年製作の映画)

4.0

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偶然にも7月23日に723本目の作品を観ることに。調べたら今日は『文の日』らしい(7月の旧暦「文月」と 23日「ふみ」の語呂合わせ)。それならと手紙に因んだ映画を探してこの作品に決めた。

面白い!選
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