マエダホノカさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.7

彩度、明度の高いチャーミングな世界観と
女性差蔑視のリアルな現実の描写のギャップが
監督のこだわりを感じた!

犯される側も悪、記憶が無いのも悪い、
デジタルタトゥー、心を蝕むもの。

性別関係無く軽
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オールド(2021年製作の映画)

3.4

斬新なストーリー構成で興味深いな、と思った。

反面、
キャラクターの心の描き方やストーリーの進み方はやや荒さを感じてしまった。
監督は結局何を伝えたかったのだろう?

ホラーで見受けられるハンドカメ
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.6

Mr.ノーバディよりノーバディパパの方が
ある意味ぶっ飛んでて好き。笑

煙たく渋さもありつつ、
豪快なアクション。
かつ音楽が何より素晴らしい!
サッチモにアンディウィリアムズ…

ロマンティックに
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

4.0

過去に苦しい思いをした事がある方には共感を、
ある程度過ごしやすい日々を送った方には難解な作品かもしれない。

彼女は自分の存在意義、
承認欲求(心から目を向けてくれる人がいなかったから)、
で苦しん
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.6

全てのキャラクターが
この道が正しいと信じつつ疑っているような、
繊細な表現が良かった。

悪ぶってるけど、素直で真面目で不安。
主人公も主人公の友達たちも、
お兄ちゃんもお母さんもかな…?


何か
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.0

刹那的な恋、二人の感情を、
水辺、火などメタファーで表現する素晴らしさ。


恋の苦しさや楽しさを、
リアルに描いているのもまた良かったし、
ラストはとにかく苦しくなった。


クラシックをやっていた
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名探偵コナン 業火の向日葵(2015年製作の映画)

3.3

SOMPO美術館行ったなー、着物でフラっと。
向日葵綺麗だった!

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.9

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の作品は
《メッセージ》《プリズナーズ》に続き
3作品目の鑑賞。

無機質さの中にアートがあるような、
分かりやすさの中に複雑さもあるような…
魅力が詰まった作品だと思った!
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.8

様々な愛を、様々な角度から描く
愛のストーリーだと思った。

ネオンカラーによるライティング、
ビート、音楽で
細かく感情や表情を演出する素晴らしさ。

アメリカナイズされた、
総合芸術って感じがして
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17歳のカルテ(1999年製作の映画)

3.9

精神病といえばパニック障害くらいしか持ってないけど、
『生きる』って辛くて苦しいものだと…
再認識させられる映画だった。

施設の中での小さな支え合い、救い合いが
ぐっと心に刺さったな。



にして
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.8

実はキングスマンシリーズは初見…!
ただ、
この作品がシリーズへの最高の入口になったのは確実。


第一次世界大戦の流れを汲みまくってるので、
ちょっとびっくり!
英国紳士が戦うぞ!みたいなイメージが
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.6

「永遠に僕のもの」
ラストに近づくにつれ、その意味が融解する
巧妙な邦題だと思った。

白い柔肌、ブロンズのカーリーヘア、
赤みの帯びたぽってり唇。
天使の見た目で中身は悪魔。


なんでも手に入れ排
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.2

あらゆる場面に、
ジャパニーズエッセンスを与える
ジョージ・フクナガ監督…
枯山水、畳、能面、土下座…笑

スッと馴染んで違和感の無いのも素敵…!


そして、俳優陣、キャラクターが
誰一人埋もれるこ
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鳩の撃退法(2021年製作の映画)

3.6

映画アカウントのフォロワーさんと鑑賞。

考察が色んな角度からできる、
立体的な視点で観れる映画だった。

深く考えて見すぎると粗が目立つような気がする…

風間俊介くんの演技が震えるほど素晴らしくて
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.5

輪廻、協和、決別、
自然との調和。

私はアイヌの血が流れていて、
アイヌ信仰と幾つか似た点があり、

人と自然のバランスを整えることへの
リスペクトを感じる映画だった。

ダニー的には決別ができて、
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愛の調べ(1947年製作の映画)

3.8

この映画自体は、夫婦愛をメインに描いているけど、
音楽を学んできた身としては、
やっぱりシューマンとブラームスの作品が気になる…!

シューマンは私が思っていたよりも
甘美で、柔和で、艶っぽくて、時に
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荒野にて(2017年製作の映画)

3.7

今を着実に生きるかのテンポ感、
美しい景色含め、
少し《ノマドランド》に似てる感じがした…。


チャーリーが出会った、親友。
その親友には心を開けていたのに、
ある時、事故で親友を亡くす。

酷だよ
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ハワーズ・エンド(1992年製作の映画)

3.3

ブルーベルの花、アフタヌーンティー、
絵画、タキシード…

イギリスへの憧れがぐっと詰まった一作。

ストーリーはスローテンポ、
人間一人一人の心の内が少しリアル…
現代人と変わらず、相続の話や不倫、
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魔女がいっぱい(2020年製作の映画)

3.2

姪っ子(1歳)がいる時に観てて、
アン様がネズミに変身するシーンで
大泣きされた、悲しい思い出が残る映画…笑

HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

3.6

一夏の出来事。

ケチャップまみれのポテト、
ドライブインシアター、
悪に手を染める、
初めてばかりの恋愛。

風景、音楽、ストーリー
全てが目まぐるしくもテンポ感良し。

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.5

色々ぶっ込みすぎて何を伝えたいのか、
分からない感があった。。

未来のミライ(2018年製作の映画)

3.7

そっと忘れてたもの、
知らない記憶とかを
教えてくれる優しい作品。

小さな積み重ねで今の自分がいる。
未来の私たちがいる。

優しく教えてくれる…

正直、竜とそばかすの姫より、
私は好き…