harukaさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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PicNic(1996年製作の映画)

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なんでも分けることが好きな世界で、その間に落ちてしまった人はどうなるのだろうといつも思う。塀の上という境界で、確かに生きていた彼らは美しい。見過ごしてしまいそうな小さな感情の動きを、掬うように、救うよ>>続きを読む

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

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それぞれの出来事が交差するのかと思っていたけど、最後まで淡々と進んでいった。私は人の話を聞くのが好きだ。誰にだってきっと、家族ですら知らない時間があって、きっとだれも誰かの時間を生きてはいけ>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

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実話とフィクションの交差にワクワクした。好きな台詞がいくつかあるけど、特に最後の
“I try.” まじかよ、かっこよすぎるだろ、、と更にテンションが上がった。最後がわかってる映画って、展開が読め
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四月物語(1998年製作の映画)

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ひとり暮らしを始めた頃に観た。なんとなく大学生になって、新しい友だちとも過去の話ばかりで、偽物の春みたいな日が続くのに耐えられなかったとき。主人公のまっすぐさに圧倒されたのを覚えている。とても正しくて>>続きを読む

横道世之介(2013年製作の映画)

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世界は優しいな。思っているよりも、優しい人は多い。優しさを求めるだけじゃなくて、自分が優しくなれる相手をもっと大切にしたいと思った。この人の前では自然と優しく、柔らかくなってしまう、そんな人の隣にいた>>続きを読む

インセプション(2010年製作の映画)

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最近は寝ても寝ても眠い。人生の3分の1は眠っているのだと思うと怖くなるし、寝ているときほど無防備な時間はない。設定が複雑で6回観た。こういう面白いものをみせてくれるの、本当にいいなあと思う。

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

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時系列ぐちゃりの映画でこれ以上に凄いのをまだ観たことがない

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

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小さい頃に何回も観てて、先生のスカートの件がなぜかずっと忘れられなかった。理不尽というものに、あまり触れたことのなかった頃に、衝撃だった。今では意味を見出そうとしてしまって、あのときに戻れないこと、あ>>続きを読む

フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

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シンプルでまっすぐ、優しい気持ちにさせてくれる、こんなふうに生きれるのかわからないけれど、少なくともこんな人の隣にいたい

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

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十代のうちに尊敬できる大人を3人見つけなさいと、前に通っていた大学で言われたのを思い出した。3人とあの先生が言ったのはきっと、親以外と言いたかったのだろうか。でもなんだか私はこの父親が好きだと思った

タイタニック(1997年製作の映画)

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ジェームズ・キャメロンは、エキストラのそれぞれに、名前と詳しい生い立ちを想定してたらしい。改めて、作り込みがすごいなと思う。いい意味で、教科書みたいな映画。

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

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物語にどっぷり浸かるため2時間のあの空間を好んでいた自分にとって、映画館に行く意味を明らかに変えてしまった。塹壕の中の撮影はどうやってるんだろう、照明弾で照らされるあの景色を綺麗と思ってよかったのだろ>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

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オープニングの音楽が凄く好き。悲劇なのに笑うことを許されてる、このバランス。笑うことも泣くことも、映画って本当に自由だなと思った。私は前半のリズムの良さにめちゃくちゃ笑ったし、最後は静かに泣いていた。>>続きを読む

わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

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カネコアヤノ 映画を観る前に主題歌は死ぬほど聴いていたけど、やっぱりすごい
行ったこともないのに、どこかなつかしい景色と一緒に、日本らしい映画を観たなと思った。役者がみんな、いちばんいい役に出会えてい
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

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愛がなんだ、どうでもよくはないんだけど、きっとなんでもいい。いつの間にか始まる関係の居心地の良さに甘えたくなるから、マモちゃんの気持ちもわかる。オムライスを作るときに自分の卵はどうでもよくなるから、テ>>続きを読む

アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

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伊坂幸太郎の小説はどれも出会いの場面が素敵だ。劇的なことはない日常だけど、にやけてしまうほどハッピーエンドで、帰り道にちょっと恥ずかしくなった。スキップして帰りたかった

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

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真剣に生きる人でさえも、滑稽に見えてしまうから不思議。悲劇も外から見れば喜劇だって言葉に納得した。みんな一生懸命なだけなのにね

スワロウテイル(1996年製作の映画)

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秩序のない混沌とした世界観なのに、穏やかさがきれい。空を見上げるあのシーン、大好きなシーン。何度でも、いつかまたみようと思う映画。

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

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「僕」が「僕」でしかなかったことに観終わってはじめて気付いたし「僕」がいちばん荒々しくて雑で、優しい人だった。思い出は遠くに置いておくもので、懐かしいってことはきっと戻れないってこと。夏が過ぎるだけで>>続きを読む

夜の浜辺でひとり(2016年製作の映画)

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ただただ、覚悟しかない という言葉に惹かれて観た。「撮りたいものを撮った」感じが潔くて好き

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

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「君のは自業自得、僕のは不運だ」なんて言っていたのに、努力とか才能とか負け犬とか勝ち組とか、なんだかヒリヒリする。カンニングなんてものが、こんなに最高のエンターテインメントになるなんて思わなかった。面>>続きを読む

百円の恋(2014年製作の映画)

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負けたのは戦ってたから。「結果が全てではない」って言葉は結果を残した人が言うからキラキラする。そんな凄い人はほんの一握りで、みんな言い訳みたいにこの言葉を乱用している気がする。今に対する違和感と怒り、>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

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子どもは大人が思ってるよりも、ずっと考えて生きていると思う。終わって10分間くらい身動き取れなかった。こういう社会の暗い部分を描いたような映画を観ると、いつも落ち込んでしまう。今回は特に、このままこの>>続きを読む

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

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ラストのインパクトが強すぎて、初めて観たときのことを覚えていなかった。七海はずっと、自分自身に焦点が合っていなくて、安室はいつでも他人との絶妙な距離感を保っていて、そんな2人の描写がすごく現代人だと思>>続きを読む

花とアリス(2004年製作の映画)

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記憶を辿るように過ごした友だちとの時間は、いつも今なのに懐かしい。光に向かって撮るような映像が本当に好き

サブマリン(2010年製作の映画)

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記憶に残ったのは赤色。「10代の頃のことなんて、きっといつか忘れてしまうよ」っていう感じが、今の私には刺さった。本当に、映画はタイミングだと思った。

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

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ありきたりな話かと思いきや裏切られたし、結局だれも憎めなかった

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

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嫌になった部活を途中で抜けて、映画館のシートに沈み込んだ高2の私、何してるんだなんて、誰も言わなかった。誰も見ていなかった。なぜかオープニングで泣いた。たぶん、これを作り上げた人たちの熱量にビビってし>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

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アイツがいい奴か悪い奴か、なんて本当にどうでもいい。影響を受け、感化されてきた結果が今の自分なら、どんなやつでも愛せると思った。お前なんて大嫌いだよ、でもお前が作った私を私は一生愛していくしかないんだ>>続きを読む

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

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結局どっちが夢なのか、私には最後までわからなかった。幸せすぎる現実は掴めない感じがして夢なのかと思ってしまう、そんな感覚を思い出した。「なんでも許したり受け入れたりする人は、弱くて、自分を雑に扱ってる>>続きを読む

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

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残酷なはずなのに綺麗とも思えたのはまだ若いからなのか、私はたぶんこの人の描く世界が好きなんだろうな。とても暗いのだけど、絶対にカメラは光に向かっている。あとやっぱりドビュッシーは偉大です、ほんとに。

生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

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主人公が笑顔のシーンほど、みていて涙が溢れた。世の中いい人も悪い人もいなくて、私たちが関わるか無視するかの2択なんだと思う。意地悪そうに見える安堂も、実は寧子のためになっているように見えた。きっと私た>>続きを読む

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

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最後のほう、ふたりが顔を見合わせるあのシーンが綺麗だ。目まぐるしく移り変わる世界で、「見た?」「うん」ただそれだけで喜びが共有できるって凄く素敵じゃないかと思う。「なんかあった?」がこの世でいちばん冷>>続きを読む

わたしはロランス(2012年製作の映画)

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大切な人が変わろうとしているとき、もちろん尊重したいし応援したい。でも、それによって自分が失うものが大きすぎるとき、自分の幸せに妥協しない強さを感じた。私はやっぱり、自己犠牲を愛と捉えたくない。
好き
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

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重い内容なのに最後までワクワクして観ていたからか、スティーヴが走り出す瞬間は清々しいとさえ思った。エンディング本当に大好きで、何回もみてる。そして 愛か希望か、という言葉を聞いてまた泣く。
ドランは凄
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