Huskyさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.7

とても切なく雰囲気のあるいい映画。
ただ1ヶ月後には内容忘れてる気がする。
このストーリーには高円寺がすごく合う。

さがす(2022年製作の映画)

3.7

キャストもそれぞれハマってて内容的にもすごい好みな映画なはずなんやけど不快指数が振り切って楽しむことも忘れ鬱になった。

浅田家!(2020年製作の映画)

3.6

震災時にこんな瓦礫から見つかった写真を洗って展示し元の所有者に返すという行為を行ってたというのを知ってまだまだ日本にも素晴らしい人間が数多くいるんだなって思った。
何にしてもアイデアは技術を超える。

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.2

ただでさえ怖いストーリーを音楽が増長してて、そこにパートタイトルやシンメトリーな画などのオシャレなデザインもマッチしててクール。
最終章は鳥肌もの。

映像研には手を出すな!(2020年製作の映画)

3.2

ボケーっと観てたから途中意味がわからない部分が結構あった。
乃木3人のキャラが良くて笑える場面も多く浅草みどりがとにかくかわいかった。

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.8

気持ちいいほどのクレイジー。人が死にまくるのに痛快で笑える。
超絶強いこの3人の背景をもっと掘りたい。

JUNK HEAD(2017年製作の映画)

3.9

あらすじを見ないとストーリーが全く分からないし、続編があると知らなければ不完全燃焼。
ただ、見たことのないクセの強い世界観が斬新で面白くて続編も楽しみ。
エンドロール笑ってまう。

ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

4.2

「少年の君」と同じ監督のこれまたすごい作品。
女性2人の友情を超えた物語が、片割れが書いた私小説という形で出会いから順に進んでいく。
真逆の性格の2人。全く合わないはずなのに結局心の奥では繋がりあって
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.3

観終えてとんでもなく疲弊した。
まずは優しく真っ直ぐで、そして怒りの沸点が低く、そこから身勝手で短絡な性格がバーンと飛び出てくる。こういうタイプの人間を、役所広司演じる三上のキャラが的確に捉えていて、
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

3.0

うーん、、あんまおもんなかった。
歌多くて話に入り込めず。
NYを感じたくて観たけどやっぱりミュージカルは苦手だと再認識。

少年の君(2019年製作の映画)

4.8

イジメや受験戦争を題材にした社会派作品であり、究極のラブストーリー。
映像、音楽、ストーリー全てにおいて重厚で、作品の美しさと内容の重苦しさが相まって凄まじいエネルギーを感じた。
そして何よりも主演2
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.5

鈴木亮平怖すぎて逆に笑けた。名のある共演者を全員食ってしまったとんでもない狂気性と迫力。世の中理屈が通じない人間がいるってのを思い出した。
そしてもうインパクトのあるシーンが多すぎて何回巻き戻したか分
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空白(2021年製作の映画)

4.4

もう誰が悪い悪くないとかそういう次元ではない内容。
ただ、印象操作のために真実を捻じ曲げるマスコミや正義面して嫌がらせする無関係な一般人、これはもうゴミでしかない。
人間の醜い部分や脆さを存分に見せつ
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過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道(2020年製作の映画)

3.7

画風と違いマイペースで柔らかい人物像が意外だった。
クリエイター然とせず、写真やカメラというものを特別扱いしないその姿勢がかっこいい。
これだけ日本をかっこよく切り取れる人間はおらんね。
スナップシュ
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あの頃。(2021年製作の映画)

3.5

物事には全てに終わりがあり、楽しかった日々はアーカイブされていく。
その上で今が一番楽しいと言い続けれる人生は素晴らしい。
なんか切なさが残る映画だった。

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.1

彗星衝突を比喩として現代社会の構図をシニカルに表現するアメリカらしい作品。
そんな事態の時にあり得ないだろうと思うような政府の対応や民衆の行動だったが、コロナ禍の今すごく説得力があるように感じる。
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街の上で(2019年製作の映画)

4.3

THE脱力系というか、ここまでナチュラルな作品はなかなかお目にかかれない。
女性の部屋での男女の会話の長回しなんか自然過ぎてもし自分だったら〜みたいな妄想を抱いてしまった。
個人的感情としてはイハに行
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浅草キッド(2021年製作の映画)

4.5

柳楽優弥の魂のこもった演技。その目の奥に宿る狂気のようなものに圧倒された。
師弟関係のやり取りが笑いあり涙ありで素晴らしい。特にたけしがスターになってからの師匠の行為一つ一つに色んな意味で涙が止まらな
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音楽(2019年製作の映画)

3.8

アホとテキトーをまとめて一つの作品に昇華した感じ。
ただ、ゆるーく観れる中で主役たちの一つ一つの行動に音楽のルーツのようなものが感じられ興味深かった。

わたしたち(2016年製作の映画)

3.9

客観的に見ればソン以外のクラスメートは全員クソでどうしようもないけど、それこそ特に珍しくもないありふれた子供の日常ってのが残酷で恐ろしい。
大人の自分がイラつきまくるくらいなのに、それが当事者であり子
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

アンソニーの視点を自分として捉えるとゾッとする。最初観ながら訳わからんなーと思ってたけど当人もそんな気持ちなんやろね。
誰も悪くないのに関わるみんなにとってツラいことが多すぎる。

トゥルーノース(2020年製作の映画)

4.5

北朝鮮の強制収容所のことはなんとなく知ってるレベルだったが、映像として見るとその想像を遥かに超えた惨さに衝撃を受けた。
終わりの見えない地獄こそ最大の苦痛に思う。暴力や拷問、強姦など労働者へのゴミのよ
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BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

4.2

ボクシング映画にしては珍しく弱いボクサーの主人公を中心にボクシングの影の部分にスポットを当て、試合うんぬんよりもボクシングへの愛情や苦悩などの感情を前面に描いている。
マジメで指導力も抜群なのに試合に
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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.7

自分の生き方を後悔しながらも流れに逆らわず歳を重ねてしまった中年男が、その人生を過去に遡って反芻していくストーリー。
歳が近いせいかその時代時代のカルチャーがとてもノスタルジックで切なく、また「普通」
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君が描く光/ケチュンばあちゃん(2016年製作の映画)

4.2

主演の女の子やヤンイクチュンの素晴らしい個性を抑えてのユンヨジョンの圧倒的な存在感。まさにバーサンofバーサン。凄すぎ。
全然想像と違う展開に驚かされたし何より涙腺ブッ壊された。

夏時間(2019年製作の映画)

3.9

ドキュメンタリーと思えるほどの家族の自然な雰囲気。それも相まって、自分自身が夏休みに田舎へ帰った時と重ね合わせてとても甘酸っぱいような少し切ない感情になった。
人生は食べることということを象徴するかの
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未成年(2018年製作の映画)

4.0

主演の女子高生2人の切なくも強いその空気感に圧倒された。

フェアウェル(2019年製作の映画)

3.8

家族のキャラが良くシリアスな中にクスりとするシーンもあり、秋に見るに相応しい優しく切ない話。ラストもいい。

天国にちがいない(2019年製作の映画)

3.3

監督が見てる日常の風景を一緒に体験するだけっていう変わった映画。
日常といってもシニカルなありえない風景の連続だったが。特にNYの人間がみんな銃を持って生活してる演出が面白かった。
恐らく掘っていった
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.8

開拓民の苦労や日常の不幸の連鎖、夫婦の不和などなかなか大変なストーリー。そんな中でも息子とばーちゃんが味があってほっこりする。だからこその後半のばーちゃんの表情を見るのがツラかった。

世界で一番しあわせな食堂(2019年製作の映画)

3.6

フィンランドの田舎の食堂に突如現れた中国人が、店を手伝い中国料理を広めていきつつ住民たちと交流を深めていくって話。
身体への効能など中国の医食同源の考え方がよくわかるし、なによりうまそう。
むしろ食事
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藁にもすがる獣たち(2018年製作の映画)

4.0

金に執着した獣たちの群像劇。
人は金によってここまで狂うのかっていうのをMAXに表現してる。
ストーリーもギミックも秀逸で、うわーそう繋がるかーってすごい楽しめるんやけど、ちょっと色々やり過ぎ感が否め
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鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

3.7

治安悪そうなマンションや、湖での娼婦の仕事場や屋台街でのダンスなど、見たことない独特の文化が中国の地方って感じで刺激臭が強くてたまらない。

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

3.7

人生とは常に同じ状態ではないということ、また何事も時間が経てば慣れてしまえるということ。
これを理解し飲み込むことで人生も少しは楽になるのかなと思う。

主人公の聾の状態を疑似体験するような内容に観て
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KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

3.8

金大中暗殺事件を史実に基づき仕上げた作品らしい。
これが実話ベース?って疑う真っ黒さ。これが一国のトップってのが信じ難い。
どこまでリアルかはわからないが、韓国映画は歴史を題材にする作品が多く、どれも
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