モさんの映画レビュー・感想・評価

モ

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.2

子供の頃から夢によくゴジラがでてくるのだが、このゴジラを知ってしまったあとではもう出てこないで欲しいと思った。

個人的には、やりたいことが明確で好感度が非常に高かった。が、戦争ものが得意ではないので
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

石は意志を持つ、意志を持つものは欲を持つ。人それぞれ。例えば、それが知識欲だった時、世界の全てを知ったものがたどり着く先はたった一つ、死のみだ。

同名小説の印象(素晴らしい本だと思うが、個人的に好き
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「A」(1998年製作の映画)

3.9

観たかったんだ
ありがとうアマプラ

台風の目の中から世界を眺めているような感覚にさせられるドキュメンタリーだった。嵐の壁に囲まれて、もう逃げられないし、だれも助けてくれないんだから、上に今まで通り存
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アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~(2023年製作の映画)

5.0

視聴後、外をみたら世界の彩度と明度が上がりキラキラして見えた
ありがとうございました

1/21 2回目視聴

劇場版アイカツプラネット!(2022年製作の映画)

4.5

可愛い果汁100%で構成された、最高に可愛い映画。あまりにも可愛すぎて何度も悲鳴をあげそうになった。こんな可愛い映画初めて観た。

可愛い〜とふわふわした気持ちで観ていると、ハートを飛ばされたり、胸を
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HANA-BI(1997年製作の映画)

4.3

孤独は1人では生まれない。
誰かといたから、孤独が生まれる。

人間は孤独を埋めるために人とめぐりあうけれど、それがなくなったときの絶望を想像すると恐ろしい。

武のカップル映画、Dollsもあの夏、
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ドキュメントポルノ ポルノだよ!全員集合●秘わいせつ集団(1974年製作の映画)

4.2

今まで見た日活ロマンポルノで
一番エロで一番アホだった

楽しく撮ったのが伝わってきたのでよかったです

自分はジャンル問わずこういったパロディしまくり作品が好きという自覚を得た

ホーリー・マウンテン(1973年製作の映画)

3.9

"私の故郷は靴である"
"奇妙な映画だからメキシコ映画じゃないそうだ"

間違えて副音声字幕で見たからかかなり楽しめた。世界への真理を極めることは芸術家だからというわけでなく大事だし、それを表現できて
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Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

3.6

安藤政信を発掘した功績がデカすぎる

多くの人の人生を支えられる作品

野いちご(1957年製作の映画)

4.5

主人公と思考回路が似ているせいか
未来の自分を観ているようで涙がでた

そういう考え方と生き方しかできないんだけど、きっとノスタルジーに苛まれて、それでもノスタルジーに縋って死ぬしかないんだ

女性上位時代(1968年製作の映画)

4.5

超ハッピーエンドじゃん

主人公も家具も衣装も全部可愛くて、
主人公の奔放さも好き
可愛いから許されている奔放さではある

レントゲン医者の家が赤血球イスだらけなのいい

あの夏、いちばん静かな海。(1991年製作の映画)

4.1

人間の不完全さを埋めるのもまた人間
欠けた人間を埋めるのもまた人間
それでも、埋められないものもある

人間の不完全さをこまめに挟んでくるのは、そういう結末のためだったのかと納得
北野武は天才なんだと
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落下の王国(2006年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

主役の女の子と同じくらい物語を楽しんでいたせいで、物語の終盤に同様にガッカリさせられてしまった

ラストは人それぞれの解釈ができるようなやつで、自分の場合は結構悲しくなってしまった。でも、自分がロイだ
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エル・トポ(1970年製作の映画)

3.7

何を見せられているんだ…からの
まぁ、そういうこともあるよねになっている不思議

ボスが4人出てきたところで完全にRPGゲーム的なものとして受け取ったのが功を奏した感覚が強い

時の支配者(1982年製作の映画)

3.4

「シンプルにまとめていたら面白い」VS「ルネラルーが生み出した謎の生命体が観たい」が交錯する

ストーリーがところどころ強引で、時代的な風刺を織り交ぜてるんだろうなというのはわかる。だが、それを混ぜた
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ああ爆弾(1964年製作の映画)

4.2

面白すぎる
オチで何度でも笑える。最後の5分あたり定期的に観たい。始まり方もやべ〜のが始まったぞ感あって良い

肉弾もすごく好きだったから、岡本喜八監督の映画は好きなのかもしれない。観れるやつは観てい
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A2(2001年製作の映画)

4.0

1999年7月、地球は滅ばなかった
終末無き後のオウム信者たちは…

日本各地にいる信者たちの生活を追った映像。やはり信者たちはちょっと狂っているが、それでも普通の人間としても存在していてその対比が面
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東京物語(1953年製作の映画)

4.0

この映画には神が宿っている
私のような、ただの人間が観るには恐ろしすぎる。

この作品に映しだされる世界は、完璧で逃げ場がない。
人が常に重なり合うことはなく、無駄な構図というものが一度たりともない。
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消えた画 クメール・ルージュの真実(2013年製作の映画)

4.1

誰かのために、祈りを込めて鶴を折るように、虐殺による犠牲者たちが眠っている土で人形を作る。
とてつもなく、強い祈りだ。

鮮明な記憶をその人形で表すこと、それは癒しであり、思想への抵抗でもある。思想は
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.7

この映画、観る人によって誰が嫌いか分かれそう。

嫌なものを2時間半かけて観させられる苦痛と、よくできた脚本に板挟みにされた。

自分は事件とは関係ない、一般大衆+マスコミがキツかった。全員悪人だと言
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THE GUILTY/ギルティ(2021年製作の映画)

2.2

1番に予算が知りたい
表現方法的に無理なのはわかっていても、30分くらいでまとめて欲しい内容だった。

野火(2014年製作の映画)

-

ダイレクトに精神的ダメージがくる
半年前に開始3分でリタイアして覚悟ができたので観た。それでもやはりダメージがデカイ

直接的な表現の反戦映画として良いものだからこそ、ラストシーンはもう少し良い表現の
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月曜日のユカ(1964年製作の映画)

3.6

加賀まりこの顔もスタイルも衣装も良すぎる。何よりも表情の演技が絶妙。とはいえ、内容は加賀まりこじゃなかったら観ていられなかったと思う。

人を選ぶ映画だというのが明確な作品で自分も十年前に観ていたら嫌
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劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト(2021年製作の映画)

4.0

テレビアニメの時も思ったけど、理屈とか世界の構造とか説明せずともなぜか見てる側に伝わっているのがすごい。

真矢とクロディーヌのレヴューが良かった

映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021年製作の映画)

4.5

脚本と構成、伝えたいメッセージの伝わり方が見事すぎる。ここ近年のしんちゃん映画でダントツと言い切れる

まず、クレヨンしんちゃんというおバカアニメで推理ものを完璧にやりきっているのがすごい。伏線や記号
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.6

ナンバーワントラウマ映画が更新された
これは怖すぎる

自分の中にある"この場所から(自分の意思で)どこへも行くことができないことに対する恐怖"がモロに表現された作品で、最初っから最後まで恐怖がおさま
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.8

途中までロバートハンセン的な猟奇殺人犯話かと見ていたら、社会の闇的な話だった

人魚伝説(1984年製作の映画)

3.6

最初から最後までフェチズムを感じる
見ている側に伝わってくるくらいやりたいことが明確だと、それは流石にないだろ!って部分もどうでもよくなる

人魚伝説って題名もこの作品をうまくまとめる大きな要因だと思
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

2.8

人間はわからないものに理由をつけて納得したがってしまうものだが、しなくてもいいものがある。たとえばこの映画だ

最初から最後まで酷さを貫いたのはよかった。貫いた上で、あの終わり方は流石に爆笑しちゃった
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電子頭脳おばあさん(1962年製作の映画)

3.8

不思議の国のアリスならぬ、SFの国アリスと名付け、ぜ〜んぶ夢でした🤗と一言で片付けたくなるほどの展開の読めなさ。コンピューターおばあちゃんを想定してみたら痛い目にあった

散りばめられた特徴的なデザイ
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