観たかったんだ
ありがとうアマプラ
台風の目の中から世界を眺めているような感覚にさせられるドキュメンタリーだった。嵐の壁に囲まれて、もう逃げられないし、だれも助けてくれないんだから、上に今まで通り存在する、届かない空に縋るしかない
こんなにもたくさんの人がいる中で、団体に残された人間の気持ちを慮って接してくれたのが、オウム真理教被害者の会のおじちゃんくらいだったのが切なかったな…
ある学生の「修行をしたいとか、理想に近づきたいとか、欲求から解放されたいっていうのは欲求に入らないんですか?」って質問がよかった。なんて答えたのか知りたい。
信者の一人が、「結婚して子供ができて、大切な人ができたとして将来必ず離ればなれになる、自分はそれに耐えられるのか」というようなことを言っていた。
自分もほぼ同じ考えを持っているため、こんなにも時代と出会いによって答えの求める場所が変わるのかと。時代が違えば自分もまたここにいたのかも知れないと思わされた。
でも、自分はその考えに対して修行して乗り越えようと思うほどのストイックさを持ち合わせていないので大丈夫そう。