ウディ・アレン監督作は全部見てきたと豪語していましたが、これは抜けていました。
パッケージと邦題だけ見ると、スマートなスパイ映画的な風に見えなくもないが、実態は冷戦中の在ソ連アメリカ大使館で展開される>>続きを読む
オチありきの映画は評価が難しい。
最後のまで退屈でもオチが良ければ高評価なのか、最後までハラハラ面白くてもオチに納得感がなければ低評価なのか。
そういう意味で本作はどっちでもなく、中身も面白いしオチも>>続きを読む
てっきりモキュメンタリーなのかと思っていたら違った。予想以上にぶっ飛んだ展開になるコメディ。
意外と青春要素もあり。映画を通して見る北欧の社会って閉塞感が強いイメージしかない。
ドタバタ感が強いワイルダーの比較的後期のコメディ。結構下ネタも多くてびっくり。
全然、フォードvsフェラーリじゃない。敵は内にあり。
2時間半の長さは全く感じさせず。
映画館で観たかったけど、ホームシアターで音上げて観て満足でした。
ベイルのBellのメットがクラシックで最高にク>>続きを読む
数人しか見ているひとがいなかった頃は凄まじいスコアで、それはもう面白い映画なんだと思った覚えがある。
みなさん言っているように「ブレイキングバッド」×「オーシャンズ」的な風情。
サラッと観られて好感触>>続きを読む
CSN&Yの全員に頭下げて和解するくらいまですれば良いドキュメンタリーだったんだろうが、作り手が何を目指したのかよくわからない。
捻くれたジジイに人生を回顧させて、常に最低野郎だったし今もそうだ、と言>>続きを読む
キューザックはハマり役だと思う。「影と霧」にも出てるが、当時のアレン作品でもっと見たかったと思う。
ラストは少々強引だが、人物が多いのに各キャラクターがしっかり立っているし脚本もよく出来ている。
約10年前、これを見たのをきっかけにウディ・アレンの監督作を全部見た覚えがある。
アレンが元恋人のダイアン・キートンと久々のタッグを組んだ作品で、ふたりの息はぴったり。
前半は鬱陶しいキートンの感じと>>続きを読む
「スコルピオンの恋まじない」と本作は、老いたウディ・アレンがロマンスを演じていたりドタバタ劇的であったりと本国では酷評されているが、どちらも好きな作品。
過去の人として落ちぶれた映画監督はまさに当時の>>続きを読む
観るのは4度目くらいかな。ハリー・ジェームズのビッグバンド・ジャズなど音楽がいい。
結局元サヤに戻るウディ・アレンのドラマは多くあるが、本作はさらにそこにひと捻りありつつ、章立てしたような構成が面白い>>続きを読む
前2作のことはだいぶ忘れたけど、「とりあえず続編を作った」感じの2と比べて内容も新鮮味あり、しっかり次のステージに進んでる感じ。幕切れとして納得感高い。
レベル・ウィルソンが最高なのでそれだけでも楽し>>続きを読む
どうしたってオリジナルとの比較になるが、人数減らしたりディテールを削って話をシンプルにした工夫はよい。
山本舞香は常に力ある。あえてのオザケンもよいね。
時間を自由に行き来できるのは映画のすばらしさ。最初の時間の戻り方なんて、「Once Upon A Time In America」かと思った。
主人公は高校時代も現在も、役者の顔に人柄が出てて良い。>>続きを読む
2日連続でファン・ジョンミン先生。
日本にもよくある痛快刑事アクション系。かなり骨のある悪役で胸糞悪くなるが、その分見応えあり。アクションも本格的。
ドンソク先輩もカメオで出演。
構成がうまい。
最後の最後までなんとなくモヤモヤしてたものが、ラストでスッキリ。鳥肌ゾワリでした。
なかなか手が出なかったドゥニ監督作。ディーキンス撮影、音楽はヨハン・ヨハンソンと裏方も豪華。ドゥーンっていう音が耳に残る。
画は壮大なところも多いがしっかり人物の内面を描いてある。こりゃフアレスの町の>>続きを読む
鍵をめぐる一連の演出はスリリングで見応え十分。
あとはグラント×バーグマンの共演作としてはちょっと地味かな。
ポン・ジュノらしさが詰まってる気がする。個人的には「パラサイト」より「殺人の追憶」よりこれかな。
伏線というか、話のキーになるものをうまく印象づける描き方が上手い。
ウォンビンもよい。
まさにシュールって感じかな。それは現実味に欠けるってことじゃなく、逆に相当現実的だという意味で。
両親の狂気性にはリンチ作品的なものも感じた。ラストの「燃える朝焼け」のシークエンスは見もの。
この頃の>>続きを読む
マフィア映画のランキングではわりと上位にランクされる本作。
男女関係に焦点を当てたせいか少々テンポは悪いが、バグジーに扮したベイティのクレイジーかつ純真な演技は面白い。
マフィア映画ではロマンスよりド>>続きを読む
話はシンプルかつコンパクト、歌は良いし映像も良い。それで十分でしょう。
有名な主題歌はさることながら、巨大ヤシガニのブリットポップ風の曲なんかも良い。
アナケンもサムロク(言わないか)も普通の人感とクレイジー感を兼ね備えていてハマり役。アナケンのイタイやつ感はなかなか。
悪役も含めて良い具合にキャラが立ってる。ティム・ロスも活き活きしてる。
布陣も渋めだがこれは良作。
ジュエル自身は観てる側が共感できるキャラクターではなくて、特に後半までは弁護士を通して感情移入していくイメージ。これがサム・ロックウェル(どの映画でも最高)なので見応えあり>>続きを読む
メンバーに第四の壁を壊させて語り部の役割をさせているのが印象的。何かメッセージ性があったりというより、淡々と出来事を描いていく。
もちろん歌はいいが、フランキー・ヴァリのことに詳しくなったという以上の>>続きを読む
色々中途半端かな。
続編としても、リブート的なものとしても、ミュージカルとしても、ドラマとしても。メッセージ性も、メリー・ポピンズというキャラクターの使い方も。
インド発のサスペンス。
主演の女優さんが綺麗でそれだけでも観られてしまう。引っ張った割にオチが弱い気もしなくないが楽しめる。
人の変化というものを気持ちよく描いた作品だと思う。嫌な人間が出てこないのも良い。
ロケ地が馴染み深い場所で、だいぶ見方がブレた感はあった。
コロナで亡くなったアダム・シュレシンジャーを偲んで。彼の書いた「that thing you do」は名曲で、それだけで映画が一本持つんだから間違いない。
映画自体はトム・ハンクスの監督・脚本。
同曲>>続きを読む
みんな背高くて男前でスーツ似合う。
話自体は正直とっ散らかってるが、ビジュアルと音楽だけで見られる。バンドで飲むっていいよね。
試合シーンは臨場感満点。アーミル・カーンの肉体もバキバキ。
親子の絆には胸を打たれるが、これだけわかりやすく、みみっちい悪を用意されてしまうとちょっと興ざめかな。
もはやホラーではない。ふつうに青春。
良い話。途中「アバウトタイム」かと思った。泣きました。
脚本がよくて、カーターも母ちゃんも超良い言葉言う。「過去に引きずられても、未来が呼んでくれる。」良い。
前章のゲームオブスローンズ感は増し、最終的にはちょっと少林サッカー感も出ちゃう結末編。
振り返りのVTRがほとんどの時間を占めるという大胆な構成だが、それがむちゃ面白い。しかも振り返りの結末は第一章で>>続きを読む
ちょいディズニー風味のインド版ゲームオブスローンズといったところか。
思わず笑っちゃう出来のカットも随所にあるが、特にラストの大戦は見応えあり。
70年代イギリスでDJたちがアメリカのソウルのレア盤を発掘して地元のダンスフロアを沸かせていたというのがノーザン・ソウルというムーヴメントらしい。
DJが掛けた曲名を明かさない「カバー・アップ」は、>>続きを読む
日を繰り返すたび人間的な成長をしていくのは「恋はデジャ・ヴ」と同じだが、そこは作り手側ももちろん自覚的なこと。
ホラーでもあるが、サスペンスや青春といった要素が本作を面白くしていると思う。