いしやまさんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

いしやま

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世界の果てまでヒャッハー!(2015年製作の映画)

3.9

構成は前作を踏襲。前作より、自業自得感が薄めな分入り込みやすい。不謹慎なとこもあるけど。
何回か声出して笑った。
引き続き撮影と映像の技術が高い。

真夜中のパリでヒャッハー!(2014年製作の映画)

3.8

邦題は意味不明だが、ちょっとハングオーバーを思い出させる構成が面白い。
しかも、意外と撮影や映像の技術が高い。遊園地でのシーンにはカタルシス的なものがある。

シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

4.1

コンパクトかつライトな良作。ポイントが絞れてるからダレない。
ここぞというところでのJETはちょい古ダサイが、それも良い。
ラストで例の曲が流れると、なぜかちょい感動。

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.8

生き延びる気ある?と思うほど、色々とツッコミどころはあるけど、それを含めてエンターテインメントとして楽しめる。
ゾンビものだが(だから?)、エモいドラマ性がちゃんとある。
途中、ベジータ風になるドンソ
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麗しのサブリナ(1954年製作の映画)

3.2

ヘップバーンにボギー、ホールデンと豪華共演だが、他のワイルダー作品に比べるとだいぶユルい。キャラクターにも深みがないし。

オアシス:スーパーソニック(2016年製作の映画)

4.2

リスナーは兄弟の愛に空想を抱き、同時に兄弟の確執に空想を抱く。そして、その音楽を愛す。それは変わらない。
兄弟の生い立ちから家族、ネブワースでのライブまでを丁寧に追ったドキュメンタリー。なぜ自分がオア
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.7

デルトロの本領発揮的な作品。
登場人物それぞれを駆り立てるものがごく個人的だからこそ、それぞれが必死になる。
サントラやアレクサンドル・デスプラのスコアがこれまた良い。
マイケル・スタールバーグはどの
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映画に愛をこめて アメリカの夜(1973年製作の映画)

3.6

アメリカの夜とはいってもフランスの映画作りの話。
トリュフォー自身が演じる監督のそれらしさが良い。

シャザム!(2019年製作の映画)

3.1

軽いノリの楽しい作品ということでいいんだろうが、キャラクター描写適当じゃない?全員。
ビリーとシャザムの中身が同じ人間だとあんまり思えないし、ビリーの気持ちの移り変わりも完全に予定調和で感情移入しづら
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あなただけ今晩は(1963年製作の映画)

4.0

ワイルダー、レモン、マクレーンと「アパートの鍵貸します」のメンツが再び揃った秀作。バリバリ英語だが舞台はパリ。
2時間半弱はロマコメとしてはちと長いが、脚本が優秀でレモンのコミカルな演技も相まって飽き
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.7

高尚でついてけない映画かと勝手に構えていたが、とんでもない。題名は「テキサス州パリ」。
最高にロマンチック。
キンスキーがバーで振り返るシーンは絶品。ラストの駐車場のシーンにも痺れる。ライ・クーダーの
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グレート・ハック SNS史上最悪のスキャンダル(2019年製作の映画)

3.8

はじめは、SNSの情報を取られてある陣営に有利な宣伝を打たれたって、投票に行くのは自己責任では?(まさにタイでカイザーが言っていたこと)と思う。
だが見進めていくと、どうやらそう簡単なことでもないとわ
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

なんとなく手を出さずにいたが、かなり良くできた作品だった。無駄がなく見入ってしまう。
色んなネタバラシもわざとらしくなくサラッと。監督はコメディアンらしく、そのへんも忘れない。
その点で、パラサイトに
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俺たちは天使じゃない(1989年製作の映画)

3.4

デニーロとペンのW主演。デニーロは製作総指揮も兼ねている。
冒頭のワクワク感はいいが、あとの展開はちょっと地味かも。
デニーロのいわゆるな感じのフェイスは嫌というほど見られるので、モノマネしたい人はこ
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スネーク・アイズ(1998年製作の映画)

3.6

最初の14分のワンカット長回しが山場。
あとは一人称視点とか、お馴染みの2分割カットとか、ホテルの部屋のぶちぬき俯瞰カットとかデパルマらしいギミックはちょくちょく楽しめる。
ラストはまったく蛇足。

マイ・ブックショップ(2017年製作の映画)

3.5

思っていたよりよほどしんどい作品だった。
はじめから問題の火種が示され、ゆっくりと終盤に向かっていく。お目当のビル・ナイは良いが、全体に田舎町の閉塞感が満ちた作品だった。

ピーナッツ(2005年製作の映画)

3.0

どうしても『メジャーリーグ』あたりと比べてしまうが、風呂敷広げすぎて全部中途半端な感じが否めない。
大竹はこういうとこでも良い味出す。

椿三十郎(1962年製作の映画)

4.2

ラストシーンは衝撃的。三十郎のセリフに痺れる。
田中邦衛ばかりどうしても目立つ若い衆、9人もいるか?とは思いつつ、『用心棒』の戦略要素とコメディ色に重きを置いてシンプルにしたイメージ。仲代の役柄もこっ
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用心棒(1961年製作の映画)

3.8

確かに西部劇の要素を取り入れた作風ではあるが、単に斬って斬られてだけではなく、三十郎による戦略ゲー的なところが強い。
拳銃を振り回す仲代の役柄は薄っぺらくてあんまり迫力がないのがちょっと残念。

女は二度生まれる(1961年製作の映画)

3.7

川島雄三監督作で若尾文子主演。
光と影の使い方や、空間をうまく使った奥行きのあるカットが印象的。
身寄りがなく芸者として暮らし、あちこちに救いの糸口を見つけては裏切られたり手放したりする姿や、終盤はな
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人生はシネマティック!(2016年製作の映画)

3.6

大好きなジェマとビル・ナイの出演作。ふたりとも良い。何気にジェレミー・アイアンズなんかも出ている。
第二次大戦中イギリスの男社会で活躍した女性が主人公で、映画作りのゴタゴタを描きながら主人公の成長や幸
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ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち(2015年製作の映画)

3.6

Xメン、アバウト・タイム、ストレンジャー・シングス、ミスター・ガラス(サミュエルのキャラだけ)、シャイニング(シーンのオマージュ)、セックス・エデュケーション(オーティス)とか色々な要素が感じられて面>>続きを読む

ボウリング・フォー・コロンバイン(2002年製作の映画)

4.0

皮肉に乗せて少しずつ核心に迫っていくマイケル・ムーアの手腕に感心した。
アメリカ人の抱く恐怖の最終的な原因は歴史でも文化でもなくメディアなのだとしたら、不倫問題ばかり扱っている日本はまだいいのかなとも
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.8

ジェシカ・チャステイン主演で情報量についていくのが結構必死という点は「ゼロ・ダーク・サーティ」をみた感覚と似ていた。
評価が高いのは「ラストにどんでん返しで騙された」系の映画に根強い人気があるのも大き
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困った時のロジャー・ストーン(2017年製作の映画)

4.3

3年4ヶ月の禁錮系を言い渡されたばかりの旬なロジャー・ストーン。

自分は(たぶん他の多くの日本人も)アメリカのこうした政治的動きに明るくないので、非常に興味深くみられる。こりゃストーンが収監されてし
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ブラジル -消えゆく民主主義-(2019年製作の映画)

3.9

軍事政権の独裁から左派労働党の手で民主化したブラジルに、民主主義と逆行する現ボルソナロ政権が生まれるまでを、あくまで左派の視点から写したドキュメンタリー。
ルラはカリスマ的人気を保ちながら、汚職にかこ
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FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー(2019年製作の映画)

3.7

ネトフリのドキュメンタリー。
大風呂敷広げまくって全く実現できなかった豪華フェスの話。
まあインフルエンサーがあれだけ宣伝したらちゃんとした企画だと信じるのもわかるが、「ブリンク182観るのに何千ドル
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巴里のアメリカ人(1951年製作の映画)

3.2

ラストのダンスシーンは壮大だが、パリも絵画もピアニストの友達も、設定の活かし方がことごとく中途半端に思う。

ザ・コミットメンツ(1991年製作の映画)

4.0

俳優としてはアマチュアくらいのミュージシャンを多く起用して作られた映画。
特に大人数のバンドをやることのあるあるがユーモラスに描かれつつ、演奏シーンはしっかり見せてもらえるし歌にも力がある。
荒くれ者
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

3.9

昔見て泣いたと思ったとこで泣かず、別のとこで泣いた。
オープニングから型にはまらない斬新な構成。マサオ面白すぎる。

シャーロック・ホームズの冒険(1970年製作の映画)

3.7

ビリー・ワイルダー監督作で、女性関係や兄マイクロフトとの関係などシャーロックのパーソナルな部分や人間味に焦点を当てている。
しょっぱなからやけにハイテンションなシャーロックとワトソンのやりとりに一瞬圧
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2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

3.9

『GoT』でも聖職者を演じていたジョナサン・プライスだが、キャラクターが違うので重なりはしない。
枢機卿たちの間でもこうした政治的な内部対立があることは不勉強で知らなかったし、信仰と互いへの尊敬を橋渡
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.8

大人になった主人公が12歳の出来事を振り返る構成が、物語に深みを持たせている。
リバー・フェニックスはもちろん、若いキーファー・サザラーランドとジョン・キューザックがいい味。

第十七捕虜収容所(1953年製作の映画)

4.4

アニマルとハリーのふたりを中心に第二次大戦中の捕虜収容所の様子を快活に描いた作品…としても十分楽しめるところ、そこへウィリアム・ホールデンを中心にしたサスペンスも加わる。
ビリー・ワイルダーほどシビれ
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ヤング・フランケンシュタイン(1974年製作の映画)

3.3

要所のズームの仕方とかジーン・ワイルダーの狂気性の出し方とかは面白かったが、独特な笑いにほぼついていけず眠くなってしまった。

Dearダニー 君へのうた(2015年製作の映画)

3.1

良い俳優が揃っている。特に安定感のあるボビー・カナヴェイルと、クリストファー・プラマーがよい。
ただ、展開に性急さがあって、なかなかドラマとして感情移入できないところが惜しい。レノンからの手紙、という
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