いしやまさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

いしやま

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影武者(1980年製作の映画)

3.8

引きの壮観攻め。ラストは圧巻。
大きく分ければ、時代劇パート、コメディパート、悲哀パートの3部立てという感じ。
すごい映像を観ている感はあるが、面白い、好きという感じではなかったか。

LETO -レト-(2018年製作の映画)

3.9

ソ連のバンド、KINOの起源に関する実話ベースの作品。
主演の韓国人俳優ユ・テオが格好いい。ヒロインも含めビジュアルは強め。
ほぼ全編モノクロで、光の使い方とかカメラワークが丁寧。
前半の海辺でのシー
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ロスト・イン・ラ・マンチャ(2001年製作の映画)

3.7

下手なコメディ映画よりよほどコメディ。
うまくいかないのは運のせいもあるけど、ギリアムが無茶言うしそれについていけない人も相当数いるから、というのもあるだろう。そもそも地に足ついた企画じゃなかったんで
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テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

3.5

ようやく完成に漕ぎ着けた呪われし企画の最終形がこれかと思うと物足りない。
ギリアム節は物語からはバシバシ感じるが、映像からはあまり感じない、という感じ。
プライスは歳月を経て適役になっているし、エロ全
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何かいいことないか子猫チャン(1965年製作の映画)

3.7

確かウディ・アレンが脚本と出演で初めて映画に進出した作品。ピーター・セラーズにピーター・オトゥールと出演陣も豪華。
お色気ありのドタバタ劇だが、意外と話はまとまっている。ラストは大団円。
女優さんはみ
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くたばれ!ユナイテッド -サッカー万歳!-(2009年製作の映画)

3.6

ブライアン・クラフのことはよく知らず観た。クラフがリーズを変えていく話かと思うと間違い。
どちらかといえばリーズに至るまでの話が中心。素朴で地味だがうまくまとめられていると思う。あんまり評価が高くない
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ラビッド・ドッグス(1974年製作の映画)

3.4

途中の中弛みはあるし、終わりに向けての展開は読めてしまうが、ある程度コメディ要素も含んだものとして見れば面白いかな。

ジャック・ドゥミの少年期(1991年製作の映画)

3.6

夫ジャック・ドゥミの少年〜青年時代を描いただけでなく、ドゥミ監督作のシーンが間に差し挟まったり、本人のコメントが入ったりと企画としても斬新。
戦時中のナントの生活を描いた作品としてもシンプルに興味深い
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3年目のデビュー(2020年製作の映画)

3.5

映画というより、テレビの2時間もののドキュメントという感じ。ナレーションベースで進んで、ドキュメンタリー映画という感覚ではない。
けやき坂の頃から日向坂になって一年の2019年の終わりまでを丁寧に追っ
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リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ(2019年製作の映画)

4.1

オヤジになってから素直に弱さを認めて再出発するのは難しい。が、それを真正面からやったリアムはすごい。
これはドキュメンタリーじゃないと描けないと思う。本人の活き活きした姿を見ないと。自分の曲をプレイバ
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死刑執行人もまた死す(1943年製作の映画)

3.6

戦時中に作られたフリッツ・ラングの反ナチ作。
展開は面白いが、多少テンポ感が悪いのか少し長く感じた。戦争映画が好みじゃないのもあるかも。

華氏 119(2018年製作の映画)

3.7

多少話が散らかった印象もあるが、今のアメリカ政治を知るには十分。フリントの汚水問題には憤りを感じる。
トランプ政権は一期で終わったことで、こうした問題意識を国民が広くもつきっかけになったという意味では
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ロジャー&ミー(1989年製作の映画)

3.7

企業はある程度の規模になったら、利益と社会福祉のバランスをうまく取らないといけない。
ESGも何もなかった時代にパーソナルな観点から皮肉を交えて迫っていく。
ウサギの屠殺シーンがあるので注意。

モンスターハンター(2019年製作の映画)

3.1

観て数日経ってほとんど記憶にない。
モンハンなのに、モンハンを描くことを避け続けたような感じ。時空?を超えるとかそんなのなしに、ハンターの世界を描けばいいのに。
ただ、うちの嫁の強いとこ見てくださいや
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マルタの鷹(1941年製作の映画)

3.8

ボギーがひたすらにクール。
話自体は意外とコンパクトでわかりやすい。

第三の男(1949年製作の映画)

3.7

光と影をうまく使った演出、特にオーソン・ウェルズ登場シーンの一連は抜群にクール。
一方で物語は個人的に今ひとつだったかな。あとはヒロインが人物としてあまり魅力的に映らなかった。

あの頃。(2021年製作の映画)

3.3

元ハロオタの端くれとして観た。ハロオタだからってプラスで楽しめるところは、前半の一部だけかも。
終始、雨が降りそうな曇り、みたいな空気感。太賀はほんとにうまい。
ちょいちょい挟まる主人公のナレーション
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なんだかおかしな物語/ボクの人生を変えた5日間(2010年製作の映画)

4.1

エマ・ロバーツ目当てで、その点は言うことなし。めちゃかわいい。
メンタル弱めの主人公の独白で始まる映画には基本的にハズレがないと思っているが、これも然り。
演出はアレクサンダー・ペインぽさとミシェル・
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アリバイ・ドット・コム カンヌの不倫旅行がヒャッハー!な大騒動になった件(2017年製作の映画)

3.7

中盤までかなり良いが、終盤がかなり雑。無理矢理終わらせたみたいなレベル。
中盤までの小ボケとかスターウォーズのネタなんかは結構笑えたし、そもそものアイデアも面白い。終盤だけ残念。

ラスベガスをやっつけろ(1998年製作の映画)

3.6

所謂ギリアムワールドとも少し違うトリップムービーで、筋書きもあるようでない。もっともロードムービーとはそういうものなのかもしれない。
デップには、ジャック・スパロウの片鱗を感じる。原題の通り、恐怖と嫌
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ラーヤと龍の王国(2020年製作の映画)

3.8

コロナや多様性尊重など、時代に合ったコンセプトがしっかり含まれた作品と感じた。
製作国のアメリカだけでみれば、トランプ政権で分断された国内を今一度ひとつにしようというメッセージともとれる。
とはいえテ
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12人の優しい日本人(1991年製作の映画)

3.2

終始展開が乏しい上にうるさいばっかりであんまり楽しめず。

ダイナマイトどんどん(1978年製作の映画)

3.4

喜八映画にありがちな気がするが、前半は良いけど後半は筋があってないような祭り状態で収集がつかない。ピッチャー田中邦衛のあたりまで楽しかったけど。
欣也もちょっとシリアスすぎる気がするし、ロマンス要素が
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ラヂオの時間(1997年製作の映画)

3.6

無茶苦茶な話だが、唐沢寿明カッケーとなる。
最初の長回しは意外と見どころ。トラック運転手は最後の最後まで誰だかわからなかった。

彼岸花(1958年製作の映画)

3.8

佐分利信の演じる父は、変わろうとする時代を象徴するような存在として描かれる。頭でわかっているここと、自分の娘に対する想いの間で矛盾を抱えながら少しずつ渋々考えを変えていく様は可愛らしく思える。

オペラ座 血の喝采 完全版(1988年製作の映画)

3.4

前半はよかったが途中からはネムイ。冒頭の一人称視点がピークか。主人公が美人なので見られてしまう。
謎に散りばめられた伏線もどきや、混乱を極めた音楽も相まって無駄だらけの印象。それを含めてカオスぶりを楽
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お早よう(1959年製作の映画)

3.9

昭和の集合住宅の日常やゴタゴタをユーモア交えて描く。単なる群像劇ではなく、しっかりしたプロットがある。
杉村春子は敵に回すとイヤーな感じが出ていてうまい。

ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

3.7

ありがちな雰囲気だけど映像も良いしワクワクできる。ふざけてるのか何なのかよく分からない節もあるけど、、
あと、ロマンスが絡むシーンは笑うほどダサい。ベッソンってノリが良いけど古くさくてちょい雑というイ
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BLACKPINK ライトアップ・ザ・スカイ(2020年製作の映画)

4.0

短い時間でよく出来てると思う。
何年に何のシングルをリリース、とかファクトで固めたようなドキュメンタリーも多いが、こちらはファクト最小限。
K-Popグループとして成功するとは何たるか、メンバーの内面
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コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

4.0

(アーミーは私生活でトラブってるらしいが、、)全体的にかわいい。
最初は説明クサくてちょっとな、と思ったが、真面目とコメディのバランスがよい。
ヒュー・グラントは本作のそのへんのバランスを象徴する存在
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恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

3.8

タイムループモノの代表作。
試行錯誤期と絶望期を繰り返しながらビル・マーレイが成長する。
アンディ・マクダウェルがめちゃ綺麗。いい人感が漂ってる。

アラジン(2019年製作の映画)

3.9

CG偏重でだいぶスケールがデカくなる終盤はどうかと思ったが、初っ端から名曲を含む音楽中心に進んで行くのは良い。
ウィル・スミスのジーニーも思ったより良かったし。「ホール・ニュー・ワールド」はもっと聴い
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.1

シアーシャ・ローナンが最高なのと、若草物語がいかに面白いコンテンツかを再認識させられる。
怒涛のラストは最高。グレタはまとめ方がうまいね。

いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46(2019年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

章立てして字幕でストーリーを語らせるのは、限られた素材で無理矢理ストーリーを作ろうとする場合の手法だと思う。
ドキュメンタリーとしてまとめるためには、飛鳥ちゃんの同窓会とかスコットランド旅行についてく
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