ふたりの中年男は、妙にウマが合う。オレグの集めた極秘情報をグレヴィルが英国へ持ち帰る。それが彼らに課された任務だが、スパイとて四六時中ぴりぴりしているわけではない。
彼らは酒席で談笑する。ロシアバレ>>続きを読む
ニューヨークでジャズミュージシャンを夢見る音楽教師のジョーはひょんなことから人間として生まれる前の魂たちが集う世界に迷い込んでしまう……。幼い魂との交流を通じて、ジョーは生きるのに意味は必要か、生きる>>続きを読む
敗戦後、シベリアの強制収容所に抑留された日本人たちの物語。辺見じゅんのノンフィクション「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」を瀬々敬久監督が映画化した。厳寒の地での抑留生活の苛酷さのみならず、旧日本軍の階>>続きを読む
ロバート・オッペンハイマー(キリアン・マーフィー)は、カリフォルニア大学で教鞭(きょうべん)をとる世界最高の理論物理学者のひとり。第2次世界大戦のなか、陸軍のグローヴス准将(マット・デイモン)から、ナ>>続きを読む
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主人公は、売れっ子ファッションモデルのヤヤと、その恋人で盛りを過ぎた男性モデルのカールというカップル。
人気インフルエンサーでもあるヤヤが超豪華客船でのクルーズ旅行に招待され、カールもお供をすること>>続きを読む
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ヒプノティックのままでよくない?
何故邦題がドミノ?
公園で目を離した隙に娘が行方不明となった刑事のダニー(ベン・アフレック)。銀行強盗の容疑者が娘の事件にも関わっているらしいと気づき、追い詰めようと>>続きを読む
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「ヘレディタリー/継承」「ミッドサマー」などのアリ・アスター監督が「ジョーカー」「ナポレオン」などの俳優ホアキン・フェニックスを主演に描くスリラー映画。一人暮らしの中年男ボー(ホアキン・フェニックス)>>続きを読む
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韓国の2大スター、ソン・ガンホとイ・ビョンホンの共演作。韓国発ハワイ行きの飛行機内でバイオテロが発生。機内にいる元パイロットのジェヒョク(ビョンホン)と地上からテロを解決しようとする刑事のイノ(ガンホ>>続きを読む
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タイ・ウェスト監督「X エックス」のいわば始まりを描いたホラー映画。田舎町の農場で暮らす娘パール(ミア・ゴス)の夢は銀幕のスターになること。だが、現実は厳格な母に抑えつけられ、病で体が不自由な父の世話>>続きを読む
イノセント〈無垢(むく)、無知〉なままに欲求にしたがうこどもたちの行動は、ときに不道徳で残酷になる。そこに超常的な能力がくわわった。ホラーのジャンルからではなく、自然なこどもの日常描写から出発して、じ>>続きを読む
トルコのリゾート地で父と過ごした20年前の夏休みを、大人になった娘の視点で描く。当時11歳のソフィ(フランキー・コリオ)は滞在するリゾートホテルで同世代の少年とゲームに興じ、年上の若者たちと交流する中>>続きを読む
前作「女王陛下のお気に入り」で世界の巨匠に化けたヨルゴス・ランティモス監督だが、本作はあの傑作をも凌(しの)ぐ出来栄え。ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞(最高賞)を受賞したのも頷(うなず)ける。
舞台>>続きを読む
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トランポリンのくだりは、本当に素晴らしい。ボーイスカウトが世界を救うと言いながら、最後の20分前まで、もっとボーイスカウト力を駆使したほうが面白いのに。って思ってた。降参です。
捕虜を拷問した罪で服役し、ギャンブラーとして人生をやり直しはじめた元兵士のウィリアム・テル(オスカー・アイザック)は、米東海岸にあるカジノで自分の人生を狂わせた元上司(ウィレム・デフォー)を見かける。>>続きを読む
舞台は中世の北欧。王である父(イーサン・ホーク)を叔父に殺され、母(ニコール・キッドマン)を連れ去られた王子・アムレートの復讐(ふくしゅう)の物語が描かれる。
といっても、アムレートに「王子」という>>続きを読む
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監督が映画を見た中で唯一涙を流したと語るロベール・ブレッソン監督の1966年の「バルタザールどこへ行く」からインスパイアされたというように、一頭のロバが人間社会に翻弄されてさまよう姿を描いている。>>続きを読む
幼い子がママになった気分で遊ぶ人形もあるが、少女が一緒におしゃれを楽しみ、憧れながら遊ぶ着せ替え人形がバービーだ。
そのバービーの映画化権を取得して製作を担当、バービー役で主演したマーゴット・ロビー>>続きを読む
相当グロいが、現代映画のリアルさとはまた違う当時のリアルさと40年前の作品だということを鑑みると、かなり面白い作品だといえる。
音で視聴者を脅かす映画は、好みではありません。。夜なら電気点けるだろ。意図が恣意的すぎて冷める。
役所広司がカンヌ国際映画祭で男優賞を受賞したことが話題だが、ヴィム・ヴェンダース監督にとっても、「ベルリン・天使の詩」以来、久々に本領を発揮する、清冽(せいれつ)な美しさに満ちた作品となった。
役所>>続きを読む