aiさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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オペレーション・フォーチュン(2023年製作の映画)

3.5

BGMがメチャクチャ良い。とにかく仕事ができるフォーチュンが、仕事のできる仲間と一緒に謎の「何か」を追いかけて悪者をを捕まえる…という王道のスパイアクションなんだけど、終盤のグレッグとダニーに全部持っ>>続きを読む

死霊館のシスター 呪いの秘密(2023年製作の映画)

3.5

安定して面白いホラーシリーズなんだけど、今回は敵の行動原理を特定しようとしたばかりにかえって非合理的になってる感じがする。ミステリーっぽくする必要はなかったかもしれない。謎のシスターは序盤から姿を現し>>続きを読む

コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.5

設定がアホだし低予算感も強いけど、クマのCGは効果的に使っていて、脚本もかなりよくできていた。反抗期の子供、どうしようもないチンピラ、ドラッグを回収したい売人、売人を捕まえたい刑事…色んな思惑が交差す>>続きを読む

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

3.5

前作もそうだったけど、ますます怪異的な存在感が増している。マッコールの怒りを買ってしまったら、惨たらしい祟りがふりかかる。即死させてくれるのはまだ優しいほう…。もうホラー映画と見分けがつかない。敵がヘ>>続きを読む

ガールズ&パンツァー 最終章 第4話(2023年製作の映画)

4.0

今まで見たガルパン映画の中で一番好きな戦車戦かもしれない。「戦車でこんなこともあんなこともできるの!?」という驚き。無限軌道には無限のロマンがある…!地形を活かした戦略や、ゴリゴリに響く音は、映画館の>>続きを読む

僕と幽霊が家族になった件(2023年製作の映画)

3.5

マオマオがオネエっぽく描かれてるのがちょっと違和感あったけど、それ以外はとてもよくできた脚本だった。ところどころ「おかしいな?」と感じたさりげない部分がしっかり伏線になっている。紅包の拾わせ方も上手い>>続きを読む

ハント(2022年製作の映画)

3.5

身内にスパイが潜んでいるせいで職場環境が最悪に…。迷惑すぎる!誰だ!?と思ったら意外な真相…スパイものでこういう展開は珍しい気がする。それにしても人が死にすぎるし、相変わらず韓国映画の拷問シーンはエグ>>続きを読む

狎鴎亭(アックジョン)スターダム(2022年製作の映画)

3.5

コメディだからマドンソクの腕力の出番は無いかな…と思ったらちゃんとあったので嬉しかった。そりゃそうだよね、腕力使わなきゃもったいないよね。世界まる見えとがで見たことある整形番組とか、日本と同じようなト>>続きを読む

ストールンプリンセス キーウの王女とルスラン(2018年製作の映画)

4.0

かなり王道のラブコメファンタジー。キャラ造形やストーリーがディズニーのラプンツェルに似てるが、独自の世界観と魅力的なサブキャラを揃えて楽しませてくれる。ベタな話でも多彩なアイデアでハラハラドキドキさせ>>続きを読む

ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

4.0

手描きの味が強いのに3Dでもある、ユニークな画風。タートルズの誕生から地上で活躍するまでを描いているが、怪物と恐れられる存在がどのようにして人々に受け入れられていくかを丁寧に描いていて良かった。特にラ>>続きを読む

ロスト・キング 500年越しの運命(2022年製作の映画)

3.5

感情的で、直感的で、専門家ではない。多くの人はそこで尻込みして持論を強く主張できない。ましてや、公的な場所を掘り返すことを実行しようとは思わない。結末を知っているはずの観客の目から見ても、フィリッパの>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.5

シリーズ通しての感想だけど…殺し屋多すぎない!?アクション盛り盛りで楽しいし、闘いが続いて疲れてくる主人公も相変わらずだけど、今回はちょっと盛りすぎではないかと思う。もう少しテンポ良くカットしてほしか>>続きを読む

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

3.5

想像以上にエグい話だった。性暴力で壊れた心は、これほどまでに修復しがたいという例。自分に起きたことは暴力ではなく自分で選んだ仕事なのだと思い込むことで逃げようとしたけれど、それすら耐えがたい苦しみで、>>続きを読む

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.5

「何の背景も無いのにやたら意地悪なライバル」ていうのが苦手なんですけど、ここにも出てきた…。そしていつの間にか改心してる…。あと、ダニーは実在する人なんですか?野心が強すぎてちょっとどうかと思うシーン>>続きを読む

ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

3.5

デコボコなメンバーが集まってそれぞれ得意分野を活かして共闘するのはアツいが、ギャビーの「医者」という設定だけ特に意味無かったのはむしろ不自然に感じた。亡霊たちの様子がなんかちょっとおかしいので、これは>>続きを読む

マシュー・ボーン IN CINEMA/眠れる森の美女(2023年製作の映画)

3.5

バレエは特に触れたことないんだけど、予告編で見た身体表現がCGかと思うほどすごくて、動きが少ないはずの原作をどう演出するのかも気になって観てみた。凄かった!動かすことで「眠り」を表現するアイデア、セリ>>続きを読む

ヒンターラント(2021年製作の映画)

3.5

話の筋はノワール的な犯罪ミステリー。常に歪んだ背景と傾いた大地が、戦争で心を病んだ主人公の心象風景のようで、その効果が面白い。冒頭に出てきたキャラたちの顔と名前を覚えていられるかが、けっこう重大。典型>>続きを読む

6月0日 アイヒマンが処刑された日(2022年製作の映画)

3.5

アラブ人の子ども、元兵士の工場長、そして世紀の大罪人の護衛係…。ルーツもホロコーストに対する姿勢もバラバラな彼らが、それぞれの立場でアイヒマンの処刑に向き合う。自然な流れで視点が変わる脚本が上手い。宗>>続きを読む

PATHAAN/パターン(2023年製作の映画)

4.0

もしかするとこれはインド映画版アベンジャーズの始まりなのか?まさかあのキャラが出てくるなんて…!スペクタクルな娯楽スパイ映画として満点の出来。回想シーンが長すぎるとかなんでそこで生き残るんだとかモヤっ>>続きを読む

オオカミの家(2018年製作の映画)

4.0

目の前で何が起きているのか、このアニメはいったい何をキャンバスにしているのか理解した時、途方な労力と、次から次へと変化する不定形のアイデアの膨大さにめまいがする。あまりに自由で、あまりに不穏。「狂った>>続きを読む

エリザベート 1878(2022年製作の映画)

3.5

衣食住は保証され、権力の頂点にいるはずの皇后。けれど、国民や伴侶が期待する完璧なお飾りになりきることができない。発言権が無く、本当に欲しいものは得られない。自分を受け入れてくれる居場所を求め、さまよう>>続きを読む

ラストファーマー -最後の農夫/ラストファーマー(2021年製作の映画)

3.0

欲にまみれた地上げ屋、カーストにこだわる司祭、適当な仕事ばかりの警察…自己中心で自然への感謝が無い彼らのせいで、純粋な老農夫が拘禁されてしまう。農業への深い想いは、その行為こそが祈りに近い。大荷物を持>>続きを読む

MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

3.0

全体を通して「人間…愚か…」となる話だった。人間同士足を引っ張り合うんじゃねー!大人が愚かなのは餌要員として納得できるけど、子どもが言うこと聞かないのすごくイライラする…。おとなしくしてて!ステイサム>>続きを読む

君は行く先を知らない(2021年製作の映画)

3.5

前情報無しで臨んだので、ここはどこの国か、家族はなぜ旅をしているのか、想像しながら観ていて、情報開示の上手さに感心した。冒頭、死んだように眠る両親に不吉な予感がよぎる。明るく振る舞いながらも時折不安定>>続きを読む

ブギーマン(2023年製作の映画)

3.5

暗がりに現れ、ターゲットをストレスで弱らせてから食う…。ひたすらビビらせターンが続くので、ちょっと疲れてきたな…と思ったら、いきなり物理で攻防しだすのでめっちゃ上がった。やっぱり怪異はシバいてナンボで>>続きを読む

SAND LAND(2023年製作の映画)

4.0

原作を読んだ時に、スケール感もボリュームも映画向きだと思っていたので、実現して嬉しい。初掲載から23年経っても色褪せない、普遍的な名作。やはり動画にすると戦車戦の臨場感が増して良い。映画用に脚色したエ>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

3.5

女の子の夢を体現するために生まれたバービー。何にでもなれるし、パワフルで美しくて皆の憧れ…と思ったら、現実世界ではエロい目で見られたりキツいことを言われたり…。マテル社幹部会議のあるあるな光景に笑う。>>続きを読む

猫と、とうさん(2022年製作の映画)

3.5

アメリカでは男性が猫を飼うのは一般的ではないというのが前提の映画だけど、それはほとんど説明されないので、日本人からすると普通に猫が男性と一緒に生活しているという光景にしか見えない。ただ、その前提を踏ま>>続きを読む

イビルアイ(2022年製作の映画)

3.0

魔女の話がちょっと分かりにくい。あと、大音量でドッキリさせるけど大したことない…ていう演出が続いて飽きてくるのが残念だった。ナラ役の子の恐怖演技とキマった目が上手すぎて、この子一人で持ってるような映画>>続きを読む

658km、陽子の旅(2023年製作の映画)

3.0

SAではぐれてしまった時の対応に「それはないやろ」とモヤモヤしてしまったけれど、人間は常に最善の行動を取れるワケではないと無理やり飲み込んだ。あと、性暴力シーンがあるって知ってたら観なかったと思う…。>>続きを読む

さまよえ記憶(2023年製作の映画)

3.5

何よりも大事な息子の行方を知るために、大事な記憶を差し出せるか。短いけれど、丁寧な演技と演出の積み重ねを感じた。記憶質屋の不思議な店主を演じたどんぐりさんがハマり役。説明がほとんどなく、観客の解釈に委>>続きを読む

トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

3.5

トランスフォーマーシリーズは一応全部観てるけど、主人公や話がコロコロ変わるから把握できていない…。今回、人間とバディを組むミラージュ、最初はちょっとウザいけどだんだんイイ奴になる。今作はロボットが多す>>続きを読む

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.0

水と土をメインに作られたエレメントシティ。火が暮らしにくいのは街のシステムからも明らかで、移民の生きづらさをこうやって表現するのは新しい。火と水、絶対に相容れない属性で、しかも階級格差もある二人がどう>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

2.5

SCREENXで鑑賞。今回は個人的に受け入れられない展開があり、ショックで呆然としてしまった。イーサンのそばにいる女性に特別な意味を持たせようとするのはちょっと強引すぎて困る。足手まといになる要素がア>>続きを読む

DASHCAM ダッシュカム(2021年製作の映画)

3.0

メチャクチャ面白そうなことが起きてるのにブレが酷すぎて何が何やらよく分からないのが残念だった。そこが売りなのかもしれないけど…。結局、何が起きていたのか分からないところは「クローバーフィールド」っぽい>>続きを読む

Pearl パール(2022年製作の映画)

3.5

「X」は未見。パールの特異な性質は抜きにしても、家事と介護と仕事に追われた末の鬱屈した不満が爆発する瞬間は、ケア労働で自尊心を削られる女性なら納得できるのではないかと思う。積もり積もった感情を吐露する>>続きを読む