てぃださんの映画レビュー・感想・評価 - 124ページ目

ギルガメッシュ/小さなほうき(1985年製作の映画)

2.0

だから「ギルガメッシュ」ってそもそも何なの笑。相変わらず自分の教養のなさに絶望するしかない一ミリも楽しくないクエイブラザーズのアニメ。たぶんもう彼らのアニメは一生見ません笑

ヤン・シュヴァンクマイエルの部屋(1984年製作の映画)

2.0

シュヴァンクマイエルってそもそも誰?キャプチャー分けする意味がそもそも全く分からなくて魅力が全く謎すぎるクエイブラザーズのアニメ。

人工の夜景(1979年製作の映画)

2.0

クリストファー・ノーランが魅了されたというクエイ兄弟作品。あぁ、確かにノーランが好きそうな世界だなぁという印象笑。良くも悪くも。暗いし。鬱々としたアニメ。つら。

モンパルナスの灯(1958年製作の映画)

2.8

画家モディリアーニをテーマにした作品。自分には退屈でした。酒を奢ってくれる女としか寝ないって最低かお前笑。しかしこういう男に女は弱かったりするんだよなぁ。画家なのにキャンバスに向かう画面がほとんどな>>続きを読む

ズームアップ 聖子の太股(1982年製作の映画)

3.3

主人公の盗撮青年が菅田将暉にしか見えなくてほんとに困った困った。盗撮場面はどことなく「愛のむきだし」を彷彿とさせて思わずニンマリ。しかし自分が童貞を捧げるミューズをこの人と決めてそれを頑なに守る姿勢は>>続きを読む

世界中がアイ・ラヴ・ユー(1996年製作の映画)

3.8

ウディ・アレン流ミュージカル。皮肉屋のアレンにしては結構本格的ど直球なミュージカルで、いつものアレン流の無駄話(失礼)というか哲学的インテリ会話も軽やかな歌と踊りののおかげか嫌な気分にならないのでと>>続きを読む

昭和おんなみち 裸性門(1973年製作の映画)

2.8

このタイトルなのでてっきり「羅生門」のパロディと思ったら全然違った。曽根監督、神代辰巳や田中登と並んでこのジャンルの代表みたいに語られがちだけど、どうも僕とは馬が合わないみたいで今回もどうもダメだっ>>続きを読む

HUNGER ハンガー(2008年製作の映画)

3.3

国家から「こんな人たち」扱いされた囚人たちに対する暴力の嵐が半端ない。容赦ない。もしかしたら明日はわが身かもと震えるのは流石に考えすぎか。でファス様が相変わらずガチすぎて怖い。「マシニスト」のクリス>>続きを読む

アリス(1988年製作の映画)

4.5

「ウディ・アレン映画がこんなに面白いはずはない」(←失礼)とビックリしていたら、案の定アレンの同名タイトルとは全く別物だった。うーむこれはU-NEXTのスタッフさんが悪いよ映画解説間違ってるよでもそ>>続きを読む

ファウスト(2011年製作の映画)

4.6

『エルミタージュ幻想』も凄まじいパワーいっぱいで圧倒されっぱなしでしたが今回も凄まじかったですAソクーロフ監督。『エルミタージュ~』みたいにもっとじっくりゆっくり見せてよという気もしないでもないんで>>続きを読む

壇の浦夜枕合戦記(1977年製作の映画)

4.1

「祇園精舎の鐘の声~」でお馴染みのあの物語がロマンポルノになるとこうなる。神代辰巳の集大成的な感じでとにかく大笑いwwww。本当はこういう平家物語がみんな見たかったんでしょ?とばかりに、生き残った平>>続きを読む

わらの犬(1971年製作の映画)

3.2

そういえばまだ見てなかったなこれ第78弾。ふ、不愉快である。英国の田舎モンの冗談ではすませたくない前半のやっかみやいたずらが完全に不愉快。自分の成功を自分の育った田舎の人間どもに見せびらかすようにして>>続きを読む

ハートストーン(2016年製作の映画)

3.5

 昨日まで普通に会えたはずの君に、明日から会えなくなるだなんてとても辛い。子供が異性やセックスを意識し始める瞬間って、いつなんだろうな。誰にでも確実にあったはずなんだけど、それがいつだったかを覚えてな>>続きを読む

ヒトラーを欺いた黄色い星(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

 生き残った本人たちのコメントと劇映画が並行して進む、どっかのTV番組みたいな作りなので最初は面食らったものの、面白い。僕は映画館好き人間なので、不謹慎?というか全く的外れな感想だと思いながらも映画館>>続きを読む

セラヴィ!(2017年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

『最強のふたり』も合わなかったですが、こっちは更に輪をかけてつまんなかったです。結婚式準備のドタバタ。別にドタバタコメディが嫌いなわけではない(はず)なんだが、なんだろうな。狙いすぎ感がですぎちゃった>>続きを読む

DOOR III(1996年製作の映画)

3.2

 黒沢清はやっぱり不穏な空気を撮らせたら滅茶苦茶うまい。保険の販売さんは大変だー契約とるために客と寝てまで身体張らなきゃいけないなんて・・という単純な感想を抱かせない不穏演出がたまらない。寄生虫だとか>>続きを読む

ゲッタウェイ(1972年製作の映画)

3.6

 そういえばまだ見てなかったなこれ第77弾。高校の英語の授業でしたでしょうか「get away」を「ゲッタウェイ」なんてダサイタイトルにしたアメリカ映画があるってワタクシの英語の教師がバカにしてました>>続きを読む

何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)

4.4

そういえばまだ見てなかったなこれ第76弾。『サンセット大通り』や『イヴのすべて』あたりと比較されて語られがちですがいやー、僕は圧倒的にこっち派。とにかく二人の老女優の顔がどっちも強烈。アップになるたび>>続きを読む

ピカソ-天才の秘密/ミステリアス・ピカソ(1956年製作の映画)

4.0

あのパブロ・ピカソが絵を描くさまを時系列を追って体験できるというとっても貴重なドキュメンタリー映画。普通芸術家という方々の作られた完成品を見ることはできても、その作成過程を1から見れることはないので>>続きを読む

女地獄 森は濡れた(1973年製作の映画)

3.0

マルキドサド原作を日本で映画化。サドというと、『クイルズ』のJラッシュの演技が強烈だったんですが、うーん後半の狂乱ぶりなんかこういうのが好きな人はもうたまらず好きなんじゃなかろうか。しっかしダイナマイ>>続きを読む

武士道残酷物語(1963年製作の映画)

3.0

そういえばまだ見てなかったなこれ第75弾。日本人のDNAに根付く「忠義」という名の侍スピリットが現代にまで延々と受け継がれていく壮大な大河ドラマ・・らしいんだけど、ちょっと無理やりな気もする笑。特に>>続きを読む

ヴィオレッタ(2011年製作の映画)

3.7

 「子供は親の所有物ではない」とは思いつつ、「女の身体が賞味期限付きの商品」とまでは言わないまでも確かにその年齢、その瞬間にしかその存在しないかつ残せないものはあるんだろうなと思う(個人的な)身として>>続きを読む

第3逃亡者(1937年製作の映画)

3.1

 久々のヒッチコック先生。いくら何でも「まばたき」だけを頼りに人探しって無理がありすぎwwと思いつつ前半の退屈さを吹っ飛ばす後半の犯人捜し(?というより客にはもうまるわかりなんだが)が何だか楽しい。あ>>続きを読む

恋恋風塵(れんれんふうじん)(1987年製作の映画)

3.0

あたしこのヒロインが志田未来にしか見えない笑。電車?がガタンガタンと行くシーンは何だか『ペパーミント・キャンディ』を思い出した。何となくこの映画を意識して撮ったんじゃないかなあの映画のガタンゴトン場>>続きを読む

アメリカの影(1959年製作の映画)

3.5

 アメリカ映画界のアウトロー=カサヴェテスの監督デビュー作。意図的な演出なのかワタクシの映像再生機器の調子が悪いのか何なのか、どうも流れてるセリフや音声と画像が合っていなくて何秒か、いや、随分とずれて>>続きを読む

アスファルト(2015年製作の映画)

3.7

 日本映画で最近やたら多い「田舎」や「団地」を舞台にしたタイプの映画。そういう映画を見る度に、田舎という場所が「閉塞感」や「不満感」「生きづらさ」「日本という国の抱える矛盾の行き詰まり」の象徴のように>>続きを読む

天使の入江(1963年製作の映画)

3.6

 正直後半ちょっと寝てしまったんだけど笑。前半のあの雰囲気だけでもう満足。ジャンヌ・モローは『死刑台のエレベーター』みたいな感じの方がどっちかというと好みなんだけど、これはこれで魅力的だった。天使とい>>続きを読む

オーシャンズ8(2017年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

 女性版『ゴーストバスターズ』がやけに社会のはみ出し者たちの描き方が結構シリアスで全く笑えなかったのだけど女性版『オーシャンズ』は何だか色々テキトーだった。「女性が狙うなら現ナマよりダイヤでしょ」って>>続きを読む

恋人たち(2015年製作の映画)

2.8

そういえばまだ見てなかったなこれ第74弾。あぁ確かにキネマ旬報や批評家が年間ベスト1位に選びそうな映画だなぁという印象。「恋人たち」という甘い言葉で括るにはあまりにも窮屈すぎる映画で、もはや映画の中>>続きを読む

青い体験(1973年製作の映画)

3.5

フランスが『エマニュエル夫人』と『О嬢の物語』で日本がロマンポルノならばイタリア映画はラウラ・アントネッリだ!ということで?元気のよいエロコメディ。パッケージにもなっているパンチラ場面よりも、ごみを>>続きを読む

夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)

4.1

何故にこれ公開時twitterぐらいでしか話題になってなかったのかが分かんない。水害の描写があるからか。とっても面白い。匿名性が確保されてしまってから、「憎悪やら嫌い」やら、人間が誰かを貶めたり中傷し>>続きを読む

檻の中の妖精(1977年製作の映画)

2.8

戦時中を舞台にエロされても逆に萎えるのって僕だけでしょうか。相手は日本兵だし憲兵だしね。時代が時代だけに?褌の巻き方が上手だなぁと思った(←どうでもいい)笑。痒いのって確かに耐えるの辛いよねぇほんと。>>続きを読む

ボディ・ダブル(1984年製作の映画)

2.8

デパルマがヒッチコック好きなのはよく分かったんだけど、自分の「好き!」な映画を自分の映画スタイルに落とし込むことにかけてはデパルマは下手な職人だと思う(その辺りがとっても巧いのはたぶんタランティーノ>>続きを読む

イップ・マン 序章(2008年製作の映画)

2.8

ネトウヨが反日映画とわめきそうなだなこれ。まぁそこは時代背景がてら仕方ないとは思うんだけども、格闘技に特に詳しくない僕でも「空手」ってのはこんな飛んだりする戦い方をする武道ではないのではないのではと>>続きを読む

フェイシズ(1968年製作の映画)

3.1

 そういえばまだ見てなかったなこれ第73弾。カサベテス映画やっぱ難しいな。アメリカ映画なのにどことなくヨーロッパ映画ぽい不思議な雰囲気。「離婚しよう」の一言から始まるたった数時間。とにかく夫婦二人が数>>続きを読む

トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

3.2

 「アメリカよ。お前にはもうウンザリだ」なるエンドロールの主題歌とOPの歌がとっても印象的だった。ストーリーどーのこーのよりもやっぱり圧倒的に映像というか色彩のセンスに見入る。でいつの間にかドラン監督>>続きを読む