けんいちさんの映画レビュー・感想・評価

けんいち

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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.0

明治末期の北海道を舞台にアイヌ埋蔵金争奪戦の行方を描く。

原作は未読。

雪山のロケーションを活かした撮影に、派手なアクションが映える。

後半、登場人物が増えてきた辺りからテンションが下がったのが
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

4.0

大事故にあったことをきっかけに、未来を予知する能力を手にした女性の話。

『マイノリティ・リポート』+『スパイダーマン』な趣。

デジャヴ表現が単なる“反復”にしか感じられないのが残念。

酷評する程
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

5.0

雪山の山荘で起きた転落事故を巡り、容疑者とされた女流作家の話。

よくできた“火サス”と言ってしまえばそれまでだが、あることをキッカケに論点が変化していくのが面白い。

「小説は事実よりも奇なり」な展
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フレディ・マーキュリーThe Show Must Go On(2023年製作の映画)

4.5

「クイーン」のボーカリスト、フレディ・マーキュリーのドキュメンタリー。

49分という短い時間の中に、ギュッと凝縮した感じ。

昔からのファンは物足りなさを感じるかもしれないが、私の様なニワカには、コ
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ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人(2023年製作の映画)

4.0

国王ルイ15世の最後の公妾の生涯を映画化。

王室の日々を丁寧に描く一方で、どこか現代劇の様なアプローチをしている点が興味深い。

また、“王に背を向けてはいけない”ことからくる“後退り”の仕草が何と
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テルマ&ルイーズ 4K(1991年製作の映画)

4.5

女性2人の友情と逃避行を描いたロードムービー。

成り行きで起きた殺人に始まり、巻き込み、巻き込まれな展開。

2人のサバサバしたキャラクターと明るい時代背景も手伝ってか、終始楽しい雰囲気。

ラスト
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Queen Rock Montreal cine sound Ver.(1982年製作の映画)

4.5

「クイーン」が、1981年11月24、25日にモントリオールで行ったコンサートの模様。

IMAXスクリーンいっぱいに広がるパフォーマンスと宇宙船のような照明に、終始釘付け!

音響も美しく、中でもド
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動乱(1980年製作の映画)

4.0

寡黙な青年将校とその妻の愛と生きざまを2部構成で。

“フィクション”と断りは入れているが、五・一五事件から二・二六事件までの激動の時代を力強く描いている。

それでいて、公開当時(1980年)の雰囲
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この森で、天使はバスを降りた(1996年製作の映画)

4.5

小さな町にやって来た前科者の女性の話。

閉鎖的な田舎で四苦八苦という有りがちな話ながら、徐々に過去を仄めかす演出で魅せる。

ネットや携帯が無い時代、全国から送られてくる手紙を通して町が一体化してい
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

5.0

PMSに悩む女性と、パニック障害に苦しむ男性の交流。

決して大袈裟に描かず、ありふれた日常の中の出来事として捉えている点に好感。

また、人を夜空の星に、人生を夜に準えている点が秀逸。

必要なのは
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

5.0

怪死した母のもとへ帰省しようとする男の話。

例えるならば、統合失調症患者の妄想をそのまま映像化したような印象。

もしくは、分かりやすいデヴィッド・リンチ作品と言うべきか。

ストーリーは有って無い
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ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ(2023年製作の映画)

3.5

同名ホラーゲームの映画化。

舞台となるレストランのレトロなデザイン、機械仕掛けのファンタジックなマスコットには興味を惹かれるが、“過去の出来事”との関連性がイマイチ判然としないために、素直に楽しめな
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サブウェイ123 激突(2009年製作の映画)

4.5

地下鉄を乗っ取った犯人グループと、地下鉄運行指令室に勤務する男の戦い。

アクションは殆ど無く、地下鉄を止めた後は、ひたすら交渉劇(会話)が続くが、最後までダレずに見られた。

スコットの演出力と、ワ
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雨あがる(1999年製作の映画)

4.5

心優しい武士と、そんな夫を理解し支える妻の絆を描いた時代劇。

森の中で1人黙々と剣術の鍛錬に精を出す男の姿が印象的。

クセは強いけれど誰も悪い人が出てこないのも良い。

ただ、映画『椿三十郎』を彷
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

4.5

米軍曹長とアフガン人通訳の絆を描いた社会派ドラマ。

助けてもらった恩義からというよりも、トラウマに近い罪悪感に突き動かされる曹長の心情が印象的。

サバイバルと救出劇という2部構成も良い。

ガイ・
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砂の器(1974年製作の映画)

5.0

東京・蒲田にある国鉄の操車場で起きた殺人事件に端を発する物語。

謎が謎を呼び、全国を渡り歩くスケールの大きな展開。

劇場、捜査本部、回想シーンで織り成すラスト1時間は、ただただ圧巻。

「無知と偏
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影の車(1970年製作の映画)

5.0

子供のいない夫婦と未亡人、そしてその息子の話。

冷えきった夫婦関係、未亡人に会いにいく意気揚々とした男の心情など、サラッと見せる演出が秀逸。

回想シーンに独特な色調を施している点も面白く、昼メロか
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白い巨塔(1966年製作の映画)

5.0

山崎豊子が「サンデー毎日」に連載した同名小説の映画化。

前半は大学医局の教授戦で、後半は誤診に纏わる裁判でスリリングに魅せる。

話の端々に自然に張られた伏線が、展開と共に回収されていく心地良さ。
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カラーパープル(2023年製作の映画)

5.0

名作映画をミュージカル映画としてリメイク。

主人公のおかれた厳しい環境は程々に、歌とダンスで逞しく生きていく様を表現することに注力しているのが、スピルバーグ版との大きな違い。

特筆すべきは、場面転
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ジャッカス FOREVER(2022年製作の映画)

4.0

歳を重ねても、悪ふざけを超えた過激なスタントを行う面々。

身体を張ったこのテの内容は、演じ手も観客も若いに限ると実感。

それでも面白いことは事実で、特に一般人相手に仕掛けるブラックなドッキリ(トイ
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クローネンバーグの ファイヤーボール(1978年製作の映画)

4.0

ドラッグレース界を舞台に描かれる、スターと悪徳スポンサーの確執。

全般的に軽いノリ。

メインは人間関係の描写で、レースシーン自体は極めて淡白。

クローネンバーグらしさは微塵も感じられない、サクッ
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ジェヴォーダンの獣 ディレクターズ・カット(2001年製作の映画)

4.5

18世紀フランスで世間を震撼させた謎の生物にまつわる伝説をモチーフにした話。

人物の掘り下げがイマイチだが、獣の正体と意外な黒幕の登場で帳消しにしている感アリ。

アクションシーンのカット割とスロー
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巡る、カカオ~神のフルーツに魅せられた日本人~(2023年製作の映画)

4.0

カカオとそれに関わる日本人の活躍を追ったドキュメンタリー。

カカオの栽培に始まり、加工、販売までが分かりやすく撮られている。

歴史を描いたアニメーションの挿入も面白い演出。

温かみのある堀ちえみ
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ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

5.0

「ゲームストップ株騒動」の実話を映画化。

個人投資家vsウォール街。

ネットを介した集団心理が生み出すマネーゲームの恐ろしさが、スリル満点に伝わってくる。

特筆すべきは、(アメリカ映画にしては珍
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攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX The Laughing Man(2005年製作の映画)

5.0

未解決の“笑い男事件”に纏わる公安9課の活躍を描く。

テレビシリーズの再編集版とは思えない面白さ。

2005年の作品であることにも驚く。

映像やアクションは勿論のこと、ミステリー仕立ての物語が秀
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羅生門(1950年製作の映画)

4.5

芥川龍之介の短編「藪の中」の映画化。

内容が食い違う山賊、貴族女性、供回りの侍の発言。

その話を語る男達も怪しく思えてくる不思議。

約90分の中に、脚本・撮影・演出など多岐に渡り色々な試みをして
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八つ墓村(1977年製作の映画)

5.0

数奇な運命に生まれた青年が、続発する殺人事件にまきこまれる話。

超有名なのに、意外にも今回が初見。

祟りを利用した殺人も、犯人が呪われた存在であったというオチが秀逸。

優れたストーリーテリングと
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

胎児の脳を移植され蘇生した女性の話。

生物としての人間と、社会に生きる者としての人間と。

未知との遭遇を魚眼レンズの撮影で、性の目覚め以降を色調の変化で表現している点が興味深い(後者は映画『カラー
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ロスト・フライト(2022年製作の映画)

5.0

ゲリラ組織が支配する島に不時着した飛行機の話。

乗務員の会話や乗客の搭乗を通して、人物設定を伝える冒頭の手際良さ。

飛行機の離着陸に妙なリアリティがあって、手に汗握る。

バトラーも強過ぎず(笑)
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カンダハル 突破せよ(2023年製作の映画)

4.5

アメリカ国防情報局の職員がアフガニスタン赴任時に体験した実話モノ。

人物描写が浅いこと、終盤ドラマチックに描き過ぎなことを除けば、終始緊張感があって実録モノとして楽しめた。

ジェラルド・バトラー主
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ラジオ・デイズ(1987年製作の映画)

4.5

第二次大戦直後のニューヨークを舞台に、華やかだったラジオの日々とある一家の生活を描く。

少年のラジオに纏わるエピソードと、全く関係無い女性のソレを並行して見せる展開。

史実をユーモアたっぷりに絡め
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ザ・ドライバー 4K レストア版(1978年製作の映画)

5.0

犯罪者を車に乗せて逃亡させる逃走専門のドライバーの話。

説明は最小限で、キャラが立った登場人物、粋な台詞、そして激しいカーアクションで魅せる。

追われる側から追う側へと立場が逆転する展開が面白く、
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サン・セバスチャンへ、ようこそ(2020年製作の映画)

4.0

妻の浮気を疑う映画学の大学教授の話。

同監督作『ミッドナイト・イン・パリ』のような手法で、名作へのオマージュをふんだんに取り入れ、人生の無常観を説く。

「無意味であって、空っぽではない」とは、如何
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もののけ姫(1997年製作の映画)

5.0

荒ぶる神々と人間との争いを描く。

独創的な人物描写とキャラクターデザインは、今観ても目を見張るものがある。

アクションを中心にテンポ良く進むストーリーテリングも申し分無し。

森繁久弥、森光子とい
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エクスペンダブルズ3 ワールドミッション(2014年製作の映画)

4.5

シリーズ第3弾は、袂を分けたかつてのチームメンバーとの戦い。

ストーリーをシンプルにして、アクションを前面に打ち出した潔さは良き。

散々銃撃戦を繰り広げた挙句、「銃はいらねぇ」と言って殴り合いを始
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エクスペンダブルズ2(2012年製作の映画)

4.5

続編は、凶悪な武装集団と謎のデータボックスを巡る話。

前作よりもアクション多めでテンポ良く進む点が良い。

アクションスター勢揃い、中でも“あの3人”が並んでマシンガンを打ちまくるシーンは胸熱。
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