けんいちさんの映画レビュー・感想・評価

けんいち

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死霊館 悪魔のせいなら、無罪。(2021年製作の映画)

5.0

悪魔に取り憑かれていたことを理由に殺人の無罪を主張する青年と、それを調査する夫妻の話。

ホラーは苦手だが、このシリーズは好き。

悪魔をビジュアルで表現しつつ(名作『エクソシスト』へのオマージュが良
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明日に向かって笑え!(2019年製作の映画)

3.0

金融危機で夢も財産も奪われた人々の奇想天外な復讐計画を描いた話。

テンポが良くないのと、復讐計画がパッとせずスリルが感じられないこともあって、正直楽しめなかった。

「そこまでする必要ある?」ってツ
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カダラムの征服者(2019年製作の映画)

5.0

誘拐犯から、妻と引き換えに重体患者を院外に運び出す事を要求される医師の話。

誘拐犯、医師、警察それぞれに仲間内で対立関係があり、敵味方が複雑に絡んできて、最後まで目が離せない。

歌や踊りは控えめだ
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いまはむかし 父・ジャワ・幻のフィルム(2021年製作の映画)

3.5

伊勢真一監督が、父・伊勢長之助の足跡と、その幻のフィルムを行方を追ったドキュメンタリー。

どんな内容でどんな評価をされた作品であれ、それが世に残っているというだけで価値があることだと思った。

「努
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ルーペ カメラマン瀬川順一の眼(1997年製作の映画)

4.0

カメラマン:瀬川順一氏の足跡を追った長編ドキュメンタリー。

とにかく意気揚々と話している時の人間的魅力に惹かれた。

「ラッシュを作るのが、カメラマンの仕事。編集を加えられたら、僕の存在はなくなる。
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森と人の対話(1972年製作の映画)

3.5

静岡県井川山林を舞台にした東海パルプのPR映画。

伊勢長之助監督の遺作。

学校の社会科見学の際に、初めに鑑賞するような映像ではなく、立派な記録映画として成立している。

昭和40年代の作品だが、
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ルパンは今も燃えているか?(2018年製作の映画)

3.5

『ルパン三世 カリオストロの城』と同時上映。
原作誕生50周年を記念して制作された短編。

タイムトリップにより、過去作に登場した悪役とルパンが対決。

ファン向けの映像特典のようだが、十分に楽しめた
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ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

4.5

アニメ化50周年を記念して4K映像+7.1chサラウンドの特別仕様で公開。

劇場鑑賞は、コレが初めて。

活劇の中に見え隠れする義理と人情、そして粋。

40年以上前の作品とは思えないストーリー展開
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NGK(2019年製作の映画)

4.5

高学歴・高収入を捨てた有機栽培農家の男の話。

政界に殴り込みをかけ、ありとあらゆる手段を講じて世に訴えかけていく。

華美な歌やダンス、荒唐無稽なアクションを挟んでも尚、国を良くしようというメッセー
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人と仕事(2021年製作の映画)

4.0

コロナ禍の日本で様々な仕事に従事する人たちの現状をレポートするドキュメンタリー。

尺の都合上、“広く浅く”なってしまうのは仕方がないと思うが、それでも“今”を映像作品として残すことには意義があると思
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光を追いかけて(2021年製作の映画)

4.5

両親の離婚を機に、父の故郷である秋田県に引っ越してきた中3男子の話。

いじめ、不登校、廃校、過疎化などの問題が、陰鬱な映像で浮き彫りに。

そこに差し込む物理的な光と、希望の光。

堰を切ったように
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ブータン 山の教室(2019年製作の映画)

4.0

都会から来た若い教師と村の子どもたちの交流を描いた話。

いやいやながら僻地に来た若者が、村人との触れ合いを通して、教師としての任を全うしていく。

雄大な自然と、純朴な人々。

ゆったりとした時の流
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

4.0

現金輸送車の警備員に採用された謎の男の話。

男の卓越した戦闘スキルを見せると共に、何故警備員になったのかがその素性と併せて、時間を遡って語られていく。

構成は面白いが、もっと派手に魅せてほしかった
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3(2012年製作の映画)

4.0

新婚生活の裏で、恐るべき悲劇を抱え苦悩する男の話。

若者の甘酸っぱい恋愛物語から、訳ありの結婚へ。

コメディ映画かと思っていたら、何とメンタルヘルスの方向へ展開。

“歌って踊って”しても、暗くな
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恋愛準々決勝戦(2019年製作の映画)

3.5

ひとりの男とふたりの女の“不思議な”三角関係。

浮気の話から、夢か幻かという展開に。

なんだか時間まで巻き戻っているような、言葉では言い表せない感覚。

男の嫌なところ、女の嫌なところが、よく描け
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ココ・シャネル 時代と闘った女(2019年製作の映画)

4.0

ココ・シャネルの人生に迫ったドキュメンタリー。

誕生からから他界するまでを、当時の写真や動画で振り返る構成。

晩年シャネルが口にした「退屈することが怖い」という言葉には、ある意味共感。

個人的に
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白頭山大噴火(2019年製作の映画)

3.5

火山の大噴火によるパニックを描いたディザスタームービー。

映画『ザ・ロック』等のハリウッドアクションの韓国版といったところ。

正直、途中の人間ドラマはやや古臭くて間伸びしている印象だが、派手で分か
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ダイ・ハード(1988年製作の映画)

5.0

テロリストによる高層ビル占拠事件に運悪く巻き込まれた刑事の話。

ビル内という限定空間がもたらす緊張感。

敵味方全員が聞こえる無線での遣り取りと、それでも互いのビジュアルは分からないという設定が活き
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ソニはご機嫌ななめ(2013年製作の映画)

3.5

1人の女子大生と3人の男たちが繰り広げるラブストーリー。

殆どカメラは固定で、人物達もその場で喋っているだけ。

セリフも俳優のアドリブなのではないかと思わせるくらい、自然そのもの。

ホン・サンス
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ヘウォンの恋愛日記(2013年製作の映画)

3.5

教授と秘密の恋人関係にある女子大生の話。

ごく普通の女子大生かと思いきや、ストーリーが進むに連れて、その自由奔放さが明るみになっていくのが面白い。

会話の途中で感情の起伏が激しくなったり、突然カメ
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シンプルな情熱(2020年製作の映画)

4.0

大学で文学を教えるシングルマザーと、ロシア大使館に勤める既婚年下男性との関係を描いた話。

色んな意味で、ライトな『愛のコリーダ』。

ある意味、タイトル通りの内容だが、正直それ以上の感想が浮かばない
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サムジンカンパニー1995(2020年製作の映画)

4.0

3人の女性社員たちが、会社の不正に立ち向かっていく話。

90年代の韓国を舞台にしているが、テイストは80年代の邦画に近い。

『エリン・ブロコビッチ』『スパイ大作戦』的な内容を、明るく力強く展開。
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犬部!(2021年製作の映画)

3.5

実在した動物保護サークル「犬部」を題材にした物語。

「命を守ろう」「殺処分を無くそう」というメッセージには共感。

ただ、主人公のワンマンで譲歩しない姿勢が、鼻についた。

途中から「良い事を言って
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海辺の家族たち(2017年製作の映画)

3.5

父が突然倒れたことをキッカケに集まった3人兄妹の話。

微妙な距離感、過去の出来事に縛られた関係性など、高齢の家族がよく描けている。

話としては何も解決していない気もするけれど、「まあ現実ってそうい
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バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

4.5

博士を救出するために、100年前にタイムスリップする青年の話。

PART1とやっていることは然程変わりないのだけれど、西部劇と大人のロマンスを加えることで、全くの別物に仕上げている。

汽車で車を押
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バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

4.5

吹替版で鑑賞。

未来の家族を救うために30年後にタイムスリップする青年の話。

本作に限らず、80年代の映画で描かれる未来像が、堪らなく好き。

それにしても、本作で描かれる未来(2015年)も、既
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

5.0

吹替版で鑑賞。

タイムマシンで30年前の世界に行く青年の話。

若い頃はアクションなど派手なシーンに夢中だったが、歳のせいか、父親の境遇に同情したり、博士宛に未来の悲劇を手紙にしたためるシーンにグッ
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.5

シリーズ25作目は、「悪の上には悪がいる」という話。

リアルとSFの絶妙なバランス。

シリーズの御約束を守りつつ、“タブー”を犯す大胆な脚本と、見せ方に工夫を凝らしたアクション。

ラスボスの造形
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オールド(2021年製作の映画)

5.0

急速に年老いていくという不可解な現象に見舞われた一家を描いた話。

「光陰矢のごとし」

観る者の年齢や性別、人生経験で受け取り方が異なるであろう作品。

東洋的宗教観に基づく真理の探求は、まさにシャ
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The Public Image Is Rotten ザ・パブリック・イメージ・イズ・ロットン(2017年製作の映画)

4.0

ロックバンドPiLのフロントマン、ジョン・ライドンの半生を描いたドキュメンタリー。

「人に歴史あり」

紆余曲折を経ても尚、信念を持って音楽パフォーマンスを続けるミュージシャンの言動は、観ていて刺激
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

5.0

聴覚を失ったドラマーの青年の葛藤を描いた話。

“聴こえなくなっていくこと”を観客に疑似体験させる演出と、青年の苦悩を表現した演技が素晴らしい。

全般的に悲壮感は無く、何とかして現状を打破しようとす
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(2018年製作の映画)

4.0

認知症の祖父と2人で暮らす美大生の1年間を描いた短編作品。

祖父と孫の日常が、認知症によって変化していく過程が、よく描かれている。

虐げられている同級生の「10年後に笑うのは、私だから」という台詞
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リッちゃん、健ちゃんの夏。(2019年製作の映画)

4.0

女子中学生と教師の淡い恋を描いた短編作品。

教師と生徒から、男女の関係になる過程が、とても自然に描かれている。

どこか寂しげな海の風景、そして郷愁を誘う主題歌が印象に残った。

長編で観てみたい作
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リベリオン(2002年製作の映画)

4.0

個人の感情を管理する警察国家に、感情に目覚めた男が戦いを挑む話。

ガンカタ(銃の形)、エクストリームアルプス一万尺、チャンベールアクション等でネタにされている本作。

しかし、低予算ながら世界観の構
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007 スペクター(2015年製作の映画)

4.0

シリーズ第24作は、悪の組織スペクターとの対決。

ストーリーは凝っているものの、アクションが大味で、登場人物もイマイチ印象に残らない。

公開中の新作にラスボスとヒロインの連投を認めることから、本作
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GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスター版(1995年製作の映画)

4.5

IMAXで観る「我思う、故に我あり」の物語。

アクセスできる世界は、全て自分そのものという発想。

ネットにダイブするシーンや、マシンガンによって足元が圧されるシーンの臨場感は、大画面による恩恵。
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