アメリカで実際にあったスキャンダルを題材にした話。
上っ面を描いているだけで、人物の内面にまで踏み込めていないという印象。
サスペンス調の音楽で盛り上げようとするも、内容がそれに伴わず。
「で、>>続きを読む
ひたむきに漫画づくりを続ける2人の少女の話。
噂に違わぬ傑作。
漫画をそのままアニメにしたような作画、そして感情表現の殆どを絵で表現している点が白眉。
人生に“もしも”は無い。
ただ、その“も>>続きを読む
人類初の月面着陸にまつわる噂をモチーフに描いたドラマ。
アナログをデジタルで表現する面白さ。
加えて、人間ドラマ、ロマンス、SFなど、脚本のバランスが良い。
本物にせよ嘘にせよ、誠意を尽くすこと>>続きを読む
フェラーリ社の創業者エンツォ・フェラーリを描いたドラマ。
仕事とプライベートが“乖離して”描かれているため、話に纏まりの無さを感じた。
レースシーン等の画作りも、新鮮さに欠ける印象。
テンポの良>>続きを読む
第3次世界大戦に伴う人類滅亡の危機に立ち向かう男達の話。
4年ぶりの劇場鑑賞。
やっぱり分かるような分からないような。
それでも退屈することなく、前のめりになって観てしまう魅力があるのも事実。>>続きを読む
25年ぶりの劇場鑑賞。
脚本がアッサリしている印象は否めないが、映像全般、音楽など今観ても全く遜色無い出来栄え。
特にライトセーバー戦は激熱。
4DXで鑑賞したが、事ある毎に揺れ過ぎで、正直相性>>続きを読む
精鋭パイロットから成る飛行隊ブルーエンジェルズを追ったドキュメンタリー。
全編の殆どを戦闘機の飛行シーンが占めるが、臨場感・爽快感がこの上なく、日本語字幕無しの上映でも問題無く楽しめた。
IMAX>>続きを読む
シリーズ第3弾は、舞台をNYに。
主人公が余命僅かであることや、其処彼処に音が発生する要素が散りばめられていることなど、設定が上手い。
ストーリー展開の緩急の付け方が絶妙で、最初から最後まで緊張感>>続きを読む
小説家の瀧井孝作が、自身の青年期を描いた同名私小説の映画化。
言葉少なに、役者の表情や間合いで伝える緻密な演出。
我々現代人が失いつつある、日本人の奥ゆかしさが丁寧に描けている秀作。
飛騨高山の>>続きを読む
芸術家アンゼルム・キーファーを追ったドキュメンタリー。
彼が生み出した作品同様、本作も意図して抽象的な映画にしようと腐心している印象。
作品が強調された3D演出は適材適所だと思う。
歴史や彼の創>>続きを読む
ガラス張りの部屋で、何者かに監視される女性達の話。
導入が甘いことと、映画『サイン』とやや酷似している点が気になるが、意外な人物が現れるところからは俄然盛り上がる。
“ファンタジーな”終わり方は賛>>続きを読む
ラブコメの名手、ノーラ・エフロンの生涯をたどるドキュメンタリー。
自分が経験したことを作品に投影させる主義。
また、私小説から脚本に携わり、映画監督にまでなった経緯がユニーク。
発言の一つ一つに>>続きを読む
ホスピスにいる死期の近い旧友に、徒歩で会いに行く老人の話。
使命感からサバイバル、そして贖罪へと転調していく展開。
誰しもが後悔を抱えながら、何事も無いかのように振る舞っている世界。
“これでい>>続きを読む
MV制作に没頭する男子高校生と、音楽の道を諦めた女性教師の話。
音楽を通したBOY meets GIRL。
程良い距離感の人間関係と、サッパリとした作画が私好み。
“作品の完成度云々ではなく、生>>続きを読む
アウシュビッツ強制収容所の隣で平和な生活を送る一家の話。
大いなる実験映画と解釈。
キューブリック的演出に加えて、BGMを流さず、敢えて“退屈な”構図で見せ続けることで、客観性を維持。
ラスト、>>続きを読む
劇場版第3弾は、食べ残しがテーマ。
様式美とも言える“大いなるマンネリ”な演出に加え、劇中劇や無音など随所に責めの姿勢が伺える。
1989年を舞台にした特有な笑いをとりつつも、“黙食”について言及>>続きを読む
MMFRに登場した女戦士フュリオサの若き日を描く。
少女が戦士へと変貌していく様を、MMFRの世界観を拡張させつつ、“クソダサカッコよく”魅せる。
老若男女が皆、なりふり構わず生きることに固執して>>続きを読む
ロシアによるウクライナ侵攻開始からマリウポリ壊滅までの20日間を記録したドキュメンタリー。
悲惨な映像の連続に、胸がいっぱいになって言葉にならない。
何故ここまで酷いことができるのか?、と。
命>>続きを読む
後編は、爆発寸前の宇宙船と日本の運命を描く。
キャラの立った登場人物、テンポの良い展開と意外性のある物語、絶妙に挿入されるギャグ。
パラレルワールドやラブストーリー的な要素を絡め、前編で広げた大風>>続きを読む
伝説のレゲエミュージシャンの人生を映画化。
全般的に広く浅くという印象。
鑑賞中は人物造形や社会的背景などもう少し深掘りしても良いのでは?とも思ったが、シンプルにメッセージを伝えるという趣旨ならば>>続きを読む
シリーズ第4弾は、猿たちが新たな支配者となっている地球が舞台。
抑揚の無いストーリーに、こぢんまりとした世界観。
どこに向かっているのかも分からず、多くの謎を残したまま「続く…」な終わり方。
せ>>続きを読む
教師と教え子、そして寄宿舎の料理長の話。
誰かのために少しでも尽くし、そして感謝されること。
それだけで、生きる活力が生まれる。
そして、若者が現実と向き合うことに助力し、ここぞというタイミングで>>続きを読む
続編は、“新世界”の脅威と対峙する人類と怪獣達の話。
怪獣バトルありきの設定や物語。
ラスボスにゴジラやコング程の魅力や牽引力が無い等、ツッコミどころは数知れず。
それでも、映像は迫力満点で退屈は>>続きを読む
出版業界や黒人作家の作品の扱われ方を風刺的に描いたコメディ。
相手にステレオタイプを求めることもまた、偏見や差別に繋がるのでは?と。
作中、小説の映画化という展開を通して、リアリティの表現の難しさ>>続きを読む
本日スターウォーズの日とのことで鑑賞。
常に追われている展開。
「“やってみる”のではない。やるのだ。」
「I love you.」「I know.」などの名ゼリフ。
勧善懲悪の話にあって、正義>>続きを読む
『オーメン』の前日譚で、ダミアン誕生にまつわる秘密を明かすホラー映画。
本題からズレているストーリー、CG丸出しの演出、“不適切な”モザイクなど。
総じて、観たかったのは“コレじゃない感ハンパない>>続きを読む
悪魔の子“ダミアン”に翻弄される人々の恐怖を描く。
意外にも今回が初見。
ストーリー以上に、登場人物そのものから恐怖を感じる(犬も含めて笑)。
加えて、70年代の混沌とした雰囲気がそれに拍車をか>>続きを読む
エルビス・プレスリーと恋に落ちた少女の話。
2人の出会いから別れまでを、淡々と描く。
少女から母へと変貌を遂げる様を、ケイリー・スピーニーが好演。
ソフィア・コッポラの、特別なポジションにいる女>>続きを読む
他人の尾行を繰り返す男が思わぬ事件に巻き込まれていく話。
モノクロ映像と仰々しい音楽が、低予算を感じさせない効果を齎している。
時間軸を変化させたり、意外な展開を見せるあたりは、既にノーランっぽさ>>続きを読む
精神科医と現代オペラ作曲家の夫婦の話。
時折誰に焦点を当てているのか分からなかったり、説明不足で何をしているのか分からなかったり。
ただ、人物設定とストーリー展開がユニークなお陰で、それらを補って>>続きを読む
人間が生まれる前の「ソウル(魂)」たちの世界を舞台に描いたアニメ。
抽象画のようなデザインの“魂の世界”が魅力的。
演奏シーンが印象的なミュージシャンの物語も良い。
“大成することも良いけれど、>>続きを読む
集団失踪事件の謎を追って、地下世界に足を踏み入れる私立探偵の話。
『クラメルカガリ』同様のレトロな世界観(同一キャラも登場)は好きだが、ストーリーがイマイチ。
というか、最後まで分かるような分から>>続きを読む
日々迷宮のように変化する炭鉱の町で、地図屋を営む少女の話。
独特な大正ロマンの世界を、紙芝居のような質感のアニメーション映像で。
(メカニックデザインには、『サクラ大戦』を彷彿とさせるものがある)>>続きを読む
写真家ナン・ゴールディンの半生と社会活動を追ったドキュメンタリー。
姉の死に色濃く影響を受けた半生と、医療用麻薬オピオイド蔓延の責任を追求する活動の模様とを並行して描く構成。
前者と後者を別々の作>>続きを読む
プロレスの道を歩むことになった兄弟の話。
不幸の連鎖を通して、運命とどう向き合うかを描く。
親父が元凶のようにも思えるが、決してそう結論付けない。
終盤の“再会”のシーンが、本作唯一の救い。>>続きを読む
「シー・モンスター」と呼ばれる種族の少年が、人間の世界に足を踏み入れる話。
異文化交流がテーマだが、それ以上に“ベスパ愛”が強調されている印象(笑)
終盤の自転車レースは迫力満点。
『受け入れて>>続きを読む