おひるねさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

4.3

フェミニンな可愛いお家とおしゃれ家族。
そんななかで、純粋さゆえの残酷さが深ーく広がっていく感じが堪らない...

お母さん、主人公の女の子がそれぞれ持つ
不完全な母性が更に状況を狂わせていって、
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パリ13区(2021年製作の映画)

4.0

人と人が引かれあったり、離れたり、また出会ったり...
その遠回りが堪らなく良い。

パリ舞台映画あるあるの小洒落た街並みや雰囲気はクローズアップされてないのに、
それでいてしっかりロマンチックで、
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名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

3.5

サブキャラメインでここまで楽しくなるのは素晴らしいね。
そろそろ安室さんにも正体教えてあげていいんじゃないかしら。

サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

3.5

思いがけず、涙。

言葉遊びができる日本語の美しさ、奥ゆかしさが良いアクセントになっていて、お互いのコンプレックスが、あえて語ることによってプラスに変わっていく。

心弾むシーンがいっぱいあって、「か
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ひらいて(2021年製作の映画)

3.5

ああ、執念という厄介なものにどんどん飲み込まれていき、自分でも止められなくなる自己中心的なあの感情は、まさしくこれです。

ハロウィン KILLS(2021年製作の映画)

3.5

最強マイケルお兄ちゃん。
今どき木材で戦いに行くのどうなのよ、1人で行くのかい、などのつっこみどころは堪えつつ、
マイケルの暴れっぷりがこれでもかという感じで良かった。
恐怖心や行きすぎた正義感が生み
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1秒先の彼女(2020年製作の映画)

4.0

ほのぼの系かあ〜と思って見ていてたら、やられた。号泣ものだった。
自分が知らないところで、自分の存在が誰かの救いになっていたり、愛されていたり。中々自分に優しくできず、ただせっかちに生きてしまう私たち
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.0

見たかったのに見そびれていた。
映画史に残る映画が多数出てきて、今まで視覚的要素ばかりを意識していたけど、これからは聴覚的要素も意識できそう。
それにしても、天才が地道な作業の積み重ねをすると、こんな
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.5

個人的にはとても楽しんだので、評価つけづらいなこれは...
つっこみどころ多すぎて、妹とつっこみ大会をして大いに盛り上がってしまったほど(笑)
ファンタビの良さはある程度の「緩さ」でもあると思うけど、
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やがて海へと届く(2022年製作の映画)

3.0

浜辺美波ちゃんの髪型七変化が良き。

ふわっと浮かび上がる悲しみや痛みとの向き合い方に正解なんてなくて、ただひたすら切ない。

そして愛するがゆえのふたりの表情、すれ違いがもどかしい...気付いて..
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胸が鳴るのは君のせい(2021年製作の映画)

2.5

家事をやりながら見たのだけど、純粋まっすぐな主人公の女の子がふたりの男の子と関わり、かつライバルの女の子出現というザ王道の少女マンガで安心して見られた。少し長い。

ロスト・ドーター(2021年製作の映画)

4.0

子どもがいる人生はわたしには想像もつかないけれど、こうあるべきだという形になろうとしすぎて壊れてしまった彼女の、高揚感と罪悪感から抜け出せない様子が苦しくて苦しくて。
よく頑張ったねってただ甘えさせて
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グランド・マスター(2013年製作の映画)

3.0

チャンツィイーの無表情のなかに感じられる情熱、意志、色気がたまらなくて、チャンツィイー視点だけでも良かったな。
カット数が細かくアップが多くて、少し動きや展開がわからなくなるけど、雨粒ひとつひとつなど
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ピーターラビット2/バーナバスの誘惑(2020年製作の映画)

3.5

悪に染まるピーター、その悪事自体も可愛いのだけど、ピーターとビアがそれぞれ自分がやりたい事や大事なものに気付く流れがぴったりはまっていて面白い。
マグレガーとピーターもやっと...!で良かった。
細か
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.0

紛争のことを知らないわたしたちこそ見るべき映画。
重い内容かと思いきや、短く、わかりやすいのがとても良いね。
そして恐怖と温かみのバランス、台詞がとても良く、身構えずに見られた。
純粋な子どもだからこ
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ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

3.5

配信でいつでも見られると思って後回しにしてたら授賞式までに見るの忘れてた。
自分や他人に厳しすぎていっぱいいっぱいになって、本当に大事なものが見えなくなってしまう私たちだけど、肩の力を抜いて理想を押し
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

4.0

想像してたものと全然違ったのだけど、ものすごく好きなやつで最後まで目が離せなかった。
人間の欲望、優越感、醜さ、小ささといったダークな部分がいっぱい、わかりやすいストーリー、映像美...余韻がすごい。
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余命10年(2022年製作の映画)

4.0

ロケーション日暮里やスカイツリー周辺多めで良き。
好きな気持ちが隠せない視線やにやけ顔が可愛かったー。
それでも傷つくのも傷つけるのも怖くて明確にできない関係性と、周囲からの悪意の無い言葉に切なくなっ
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SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

3.5

SINGは字幕も吹替もどちらも楽しめたので、今回は特にバージョン気にせず、時間の都合がよかった吹替で。
歌が良すぎるのでノリノリで見られる。
サントラも良かった。
吹替は客層子どもたちが多くて、イルミ
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時をかける少女(2010年製作の映画)

4.0

桜が綺麗な映画ベスト。
この季節に見たくなるのよね。
切なくてノスタルジックで
こたつで寝るシーンとか、銭湯のシーンとか大好きだ。

桜のような僕の恋人(2022年製作の映画)

2.5

書くことがなにも思い浮かばないほどなにも残らず困っている。
題材の割に内容が薄くて、何にも共感できず終わってしまった。
出演者はとても良かった。

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.5

わちゃわちゃファンタビもダーク路線に進むのねと少しがっかりしつつ、この先が楽しみになりつつ。
ダンブルドアの過去、知りたい。

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.5

アメリカに魔法を持ってくるとこうも雰囲気が変わるのかと最初思ったかな。
魔法のトランクと魔法どうぶつのおかげで楽しんで見られるけど、ハリポタファンはあの緊張感や高揚が無いので物足りないかも。アトラクシ
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年製作の映画)

4.0

真実と団結の回。
愛情って目に見えないものだけど、それでも、こんなにも美しくて苦しくて切ない愛情ってあるのね...と涙止まらなくなる。
見返せば見返すほど今までのシーンが意味を持つから何度でも見たくな
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1(2010年製作の映画)

3.5

分霊箱探しで旅に出るパート。
懐かしいキャラクターも出てくるなど見せ場もありつつ、どんどん笑顔が消えていく展開に。
ヴォルデモートがどんどん表に出てくるので、恐ろしさが弱まってくるのが難点。

ハリー・ポッターと謎のプリンス(2008年製作の映画)

3.8

ファンタビに向けての復習。
どんどんシリアスになってきて苦しいけど、ハーマイオニーとかジニーのロマンスもあるので少し、救われる。
結末を知っているからこその切なさが堪らない。

ハイスクール・ミュージカル2(2007年製作の映画)

4.0

あれから年を重ねてどんなに良い映画をたくさん観たって、学生のとき感じたときめき、憧れは変わらない。
きらきらカラフルでちょっとダサい、夢のようなハッピー世界、永遠に大好きよ。
シャーペイ推しなので2作
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あの頃、君を追いかけた(2018年製作の映画)

3.0

台湾のオリジナルと比べてもどかしさレベルが低めなのでフラットに楽しめた。
人生って「あのときこうしていれば」の連続で、でもきっと何度やっても私たちはこの道を選んでしまう、その切なさがまた良いから困って
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

なるほど...みんなが絶賛する理由がわかった、そして映画館で見たかった。
その場の空気の描き方がとても良くて、気まずさも不穏さも緊張感も、途中で見ることを躊躇うほどリアルで、でもそれが故に目が離せない
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.5

ガルガドット美し過ぎてじたばたしそうだった...
この世界観とキラキラが好きすぎて
永遠に解決しなくてもいいよという気持ちになる。

愛による濁った部分にたくさん触れられていたけど、愛の救いの部分もあ
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彼女が好きなものは(2021年製作の映画)

3.8

彼らのことをわかっている、理解しているつもりの私たちは、そもそも「彼ら」としている時点で何もわかっていないし、
自分の知識や考えのなかで理解しようとしている、その壁を気づかず立てていたことに気付いてし
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シラノ(2021年製作の映画)

3.0

絶対好きだと思ったのに、乗り切れなかったのが悔しい。
ミュージカルは大丈夫だったのに、ロクサーヌの魅力がわからずで入り込めなかったな。
光と空間の演出、よかった。
手紙のシーンやシラノの表情は見応えあ
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アンチャーテッド(2022年製作の映画)

3.0

アンチャを知っているひとは吹替で見るべきだったかしら。
トムホランドの運動神経に愕然とする。
謎解き含め、とんとん拍子でストーリーが進んでいくのが心地良い。
ポップコーンムービー。

ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)

4.0

こういうゆるい雰囲気をまといつつ、終盤は計算されたように全部がぴったりはまって泣けちゃう映画に弱い。

主人公自身が、ちゃんとした、喜劇だったね。
音楽もとてもよかった。

見て見ぬふりの世の中が、
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鋼の錬金術師(2017年製作の映画)

2.5

公開時に酷評ばかり耳にしていたこともあり、期待値低めで見たからかもしれないけど、あり得ない設定、衣装、髪型、動き含めてちょっと楽しんでしまった。

ビルとテッドの大冒険(1989年製作の映画)

4.0

歴史レポートを完成させるために時空旅行をして多数の偉人を連れてくるという最高のおバカ映画。
ものすごく笑ったおっもしろかった...
これくらい愛すべきおバカさんたちがたくさん出てくる映画も必要。
ソク
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