「エンド・オブ・キングダム」から観たので、ややスケールダウン。こちらのほうが先なので、仕方はないか。大統領役が主役のシークレットサービスより情けないのは、「キングダム」と一緒。ホワイトハウスへの襲撃シ>>続きを読む
英首相の急死で、葬儀のため、各国首脳がロンドンに集まる。それを狙って大規模テロが炸裂する。ビッグベンもウエストミンスター教会も標的となって半壊する。最初から度肝を抜かれる。しかし、テロリストたちの目的>>続きを読む
NYトライベッカの人気イタリア・レストランに会した人々の、一夜を描いたグランド・ホテル形式の作品。顔を揃えるのは、人気シェフ、その父親であるオーナー、店を強請る2人組マフィア、NY市警の刑事、料理評論>>続きを読む
「突破口!」という、趣のない邦題のため、ずっと縁のなかったドン・シーゲルの監督作品。原題は「Charley Varrick」で、主人公の名前をそのまま。どうしてこんな邦題となってしまったのか理解に苦し>>続きを読む
「全編140分ワンカットの衝撃」のキャッチがずっと気になっていて、ようやく劇場に足を運ぶ。「全編ワンカット」というと、最近では監督アレハンドロ・イニャリトゥ&撮影エマニュエル・ルベツキの「バードマン >>続きを読む
出演者には、梅宮辰夫、緑魔子、大原麗子、それに若き日の世界のニナガワ、蜷川幸雄も名を連ねている。梅宮辰夫のジゴロ役も良いのだが、緑魔子の無垢な女性がしたたかな女へと変わっていく、その自然体の演技が素晴>>続きを読む
マーベル、もうやりたい放題。とにかく愉快、痛快、眠気も吹き飛ぶ。R指定のため、過激な表現もあるが、見事にブラック・コメディへと昇華しているので、気にならない。第四の壁への主人公の語りかけが、一瞬にして>>続きを読む
アベンジャーズ内紛。空港での5対5の超人たちの対決シーン、誰と誰が味方で、誰と誰が敵か、観ているうちにわからなくなってくる。
すっかりコメディだと思っていたが、さにあらず。結構きちんとした時代劇。あの「ズートピア」に続く興行成績も、本編を観ると、なるほど納得できる。中村義洋監督らしいギミックも効いていて、少しホロリとさせると>>続きを読む
まだ「新鋭」と呼ばれていた、若き日の深作欣二、監督作品。スピーディーな展開はすでにこの頃から。梅宮辰夫も千葉真一も途中で拳銃で撃たれて死ぬ。
最後のアイスランドへの「侵略」が象徴的だった。反マッチョ的世界、マイケル・ムーア、首尾一貫してるな。それに今回はやけに建設的だった。次回はぜひ「落とし物係」のドキュメンタリーを。
自分の中では「小さな恋のメロディ」とセットになっている作品だが、ひさしぶりに観て、結構衝撃的な内容だったのだなと思った。「小さな恋のメロディ」の音楽がビージーズなら、こちらはデビュー間もないエルトン・>>続きを読む
1980年代のバブルな雰囲気が映像から溢れてくるように満ち満ちている。最初に驚かされる拳銃の仕掛けは、物語の最後で見事に収斂され、軽やかなラストシーンにつながっている。柴田恭平とジョニー大倉のバディぶ>>続きを読む
ある小説家の方から強く奨められていた作品。ロードショーのとき見逃していたのが悔やまれる。信念とは何か、真実とは何かを深く考えさせられた。ちょうど同時期にアイヒマン裁判のドキュメンタリーも観ていたので、>>続きを読む
ロバート・アルトマンの作品の中で、何故か見逃していた。たぶんずっとナッシュビルを舞台にした音楽映画だと思っていたからだろう。実際観ると、これもアルトマン監督お得意の群像劇、癖のある人物が入り乱れて最後>>続きを読む
「クラッシュ」のポール・ハギスの監督作品ということで観賞。平穏に暮らしていた大学教授のラッセル・クロウが、殺人事件の犯人として収監された妻を、銀行強盗までして救け出すというストーリー。
予想をはるか>>続きを読む
「アバター」や「スターウォーズ」にも感じるのだが、自分は戦闘シーンが長い映画は苦手なのかもしれない。ドンパチやチャンバラが始まると、すぐに早く終わらないかと気も漫ろになる。それらのシーンが始まると物語>>続きを読む
新作映画のプロモーション的ニオイもしないではないが、やはり素材が当代きっての鬼才、たいへん面白く観た。なかでも園子温監督がもうすぐ取り壊される実家に帰るシーンは、彼のルーツを見事に映像に収めてており、>>続きを読む
東京では、この劇場だけでひっそりと封切られたこの作品、「ウォール街」でのゲッコー役を上回る悪役ぶりを、マイケル・ダグラスが演じている。長くて覚えきれないフランス人監督の映像感覚も、砂漠を舞台に展開され>>続きを読む
不覚にも最後まで渡辺謙の正体に気づかなかった。途中、どうしてマシュー・マコノヒーのバックボーンばかりが語られ、渡辺謙のそれはほとんど触れられないかという疑問は抱いていて、渡辺謙の奥さんの名前も日本人と>>続きを読む
コーエン兄弟の作品で、舞台は1950年代のハリウッドということで、とるものもとりあえず劇場に駆けつけた。自分たちの業界話を映画化すると、どうしてもそうなってしまうのか、コメディタッチの演出に少し違和感>>続きを読む
1969年、日本中に吹き荒れた学園紛争の最中、制服廃止運動に立ち上がった女子高校生の話と思いきや、物語はあらぬ方向へと向かっていく。主人公たちが知り合う喫茶店の雰囲気は悪くないのだが、学園紛争の場面に>>続きを読む
後編を観て、そもそも何故この作品をひとつにしなかったのかなと疑問を持った。それほど「後編」は冗長だ。
原作にはないエピソードも付け加えて、無理矢理「後編」に仕立て上げた感は否めない。「前編」のスピー>>続きを読む
「スモーク」のウェイン・ワンの新作ということで、劇場に駆けつけたが、まったくの期待はずれに終わってしまった。
それは「スモーク」にはポール・オースターという作家が後ろに控えていたのに、この作品にはい>>続きを読む
ダイアン・キートンはニューヨークがよく似合う。ウディ・アレンの「マンハッタン」からもう何年たったかわからないが、あいかわらずこの知性を感じさせる女優さんがこの街を歩くと実に絵になる。
夫婦役のモーガ>>続きを読む
映画はスペクタクルであるを実践している作品。もはやここまでくればストーリーなど邪魔なだけだ。
自分の観賞動機もたまたま予告編で見た崖からのジャンプ・シーン。すべてスタントなしがウリなのだそうだが、あ>>続きを読む
たぶん「TED」の成功に触発されてつくられた作品かもしれない。とはいえ、「TED」ほどブラックではなく、むしろ完璧なファミリー向けだ。
パディントンそのものはよくできていて、実写のなかにはいっても違>>続きを読む
館ひろし&柴田恭兵の「あぶデカ」コンビが、定年退職まであと5日のところから始まるタイムリミット活劇。10年ぶりの新作ということで、中身も少しバージョンアップ。
物語もテンポよく進み、アクションシーン>>続きを読む
映画雑誌等のベスト10ではかなり評価の高い作品だが、正直その良さはわからなかった。ひたすら暗い登場人物たちの半径500メートルくらいの出来事が描かれ、技術的にも目を瞠るものはない。
かといって最後に>>続きを読む
3部構成、5時間17分もあると、さすがに人間の奥の奥までたどり着くことができるのだなと、観終わった後に思った。まあ、同じ時間を使っても、まったくそういった領域には行かない作品もあるだろうが、これは見事>>続きを読む
ふつう、このタイトルだとおよそ映画館に足を運ぶことはないのだが、ショーン・ペンが出演する映画だから、間違いはないだろうと思って観たが、その通りだった。
これはこのポスターからは想像もできないくらいの>>続きを読む
ジョニー・デップはなかなか素顔でスクリーンに登場しない俳優だが、この作品でも髪をアップにして、サングラスをかけ、素顔で画面には登場しない。
実録映画らしいのだが、政治家とマフィアのつながりを、なかな>>続きを読む
映画はスペクタクルだ、を再認識させる作品。地上411メートルの綱渡りは、かつてスクリーンの中の走る列車に驚いた映画黎明期の観客のように、ただただ「見世物」として魅力的だ。しかも実話だ。
この作品の前>>続きを読む
フアンタジーだ。原作をどのように映像化するのかととても興味があったが。王道のファンタジーとして、真正面から取り組んでいるのが、素晴らしい。
後半、少しアリバイづくりのようなシーンもあるが、そこは徹底>>続きを読む
エヴェレストのロケシーンはさすがに迫力があった。まさかこの原作が映像化されるとは夢にも思っていなかったのだが、なかなか見どころのある作品になっていた。
エヴェレストの身を捧げる登山家役の阿部寛が素晴>>続きを読む
この邦題には騙された。元々のタイトルには「エッフェル塔」の「エ」の字も入ってない。どうも自分は「パリ物」に弱い。
物語は回想形式で進むが、いろいろひねりもあり、途中で居眠りでもしようものならとんでも>>続きを読む