Inagaquilalaさんの映画レビュー・感想・評価

Inagaquilala

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念願だった「冒険者たち」の舞台、Fort Boyardに出かけた。プロフィール画像はそのときのもの。観賞記録は、自らの備忘録として書いているので、参考程度に。基準値は3.5、それより上なら◯、それより下ならX、4.0以上はお薦めです。
2017年は年間観賞作品500本を達成。ベストムービーはそのなかから。

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追想(2018年製作の映画)

4.0

「追想」というタイトルからは、1975年のロベール・アンリコ監督の同名作品を思い浮かべてしまうが、大胆にもその名作のタイトルを邦題に冠した作品だ。とは言っても、原作がイギリスを代表する作家イアン・マキ>>続きを読む

菊とギロチン(2016年製作の映画)

3.9

4時間38分の長編作品「ヘヴンズ ストーリー」以来、8年ぶりに瀬々敬久監督が手がけたオリジナル作品。こちらも3時間9分の長尺だ。このところ、3時間を超える作品には(とくに邦画)、あまりお目にかかること>>続きを読む

センセイ君主(2018年製作の映画)

4.1

とにかくこの作品は面白く観た。「君の膵臓をたべたい」で非凡な才能を披露した月川翔監督の作品だが、とにかく、今回は縦横無尽にその演出力を発揮、クオリティの高い学園ラブコメディをつくり上げた。映像的にもか>>続きを読む

オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.6

「オーシャンズ」シリーズを女性キャストに置き換えてつくられた作品。サンドラ・ブロックほか、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイなど、豪華女優陣が顔を揃え、盗みの舞台はニューヨークのメトロポリタン美>>続きを読む

タイタン(2018年製作の映画)

3.6

前にも書いたが、このところNetflixのSF映画は充実している。この作品もそのひとつ。2048年の地球、人口過剰の問題を解決するため、人類は土星の衛星であるタイタンへの移住計画をスタートする。その第>>続きを読む

ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

3.9

シリーズ第5作、この作品から監督をつとめる(次作)クリストファー・マッカリーとトム・クルーズの相性はかなりいいのだと察する。たぶん「アウトロー」でトムとタッグを組んだことがきっかけで、この「007」と>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

3.8

シリーズ最新作の「フォールアウト」公開を機に、「ミッション:インポッシブル」の過去作を観直してみた。この「ゴースト・プロトコル」は第4作。トム・クルーズ扮するイーサン・ハントは、アメリカ政府から追われ>>続きを読む

スティルライフオブメモリーズ(2018年製作の映画)

3.1

主要登場人物の1人が写真家のため、当然、作品は映像オリエンテッドに流れていくのだが、それにしても脚本が少々貧弱だ。写真家に自分の性器をとってくれと異様な依頼をする主人公の女性。彼女のバックストーリーが>>続きを読む

判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)

4.2

レバノン映画は、自分の記憶では初めての観賞だ。1975年から始まる内戦でレバノンは国土が戦場となり、そのイメージばかりがあったので、映画が製作されていることさえ、認識できていなかった。しかし、この作品>>続きを読む

ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男(2017年製作の映画)

3.4

アフガニスタンの最前線基地に派遣されたデンマーク兵たちの7カ月間を追ったドキュメンタリー「アルマジロ」で、2010年の第62回カンヌ国際映画祭の批評家週間でグランプリを受賞したヤヌス・メッツ監督の劇映>>続きを読む

劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-(2018年製作の映画)

3.2

もう10年以上もテレビドラマとして放送されていたというのに、まったくこれまでこのシリーズ、観たことがなかった。初めての映画化ということで、観客動員も立派な成績を上げているようだが、ドラマの体験がない自>>続きを読む

スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)

3.7

いかにもイギリスのブラックコメディという作品。戦後すぐのソ連の独裁者スターリンが死んだ後の、権力争いを、皮肉たっぷり、コミカルに描いて、なかなかに笑える作品だった。登場するのは、フルシチョフ、マレンコ>>続きを読む

2重螺旋の恋人(2017年製作の映画)

3.6

フランソワ・オゾン監督にしては、意外にわかりやすい作品かもしれない。正反対の性格の、双生児の精神科医との情事に耽溺していく女性を描いた官能的な恋愛作品。ポスターのビジュアルがなかなか思わせぶりだが、話>>続きを読む

ガザの美容室(2015年製作の映画)

3.8

女性だけが集まったパレスチナ自治区ガザの美容院を舞台にしたシチュエーションドラマ(シーンがほぼひとつの場所だけに固定された物語)だ。それぞれの事情を抱え美容院にやってきた女性客たちと、ふたりの美容師、>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.1

種々事情もあり、札幌と東京の劇場で2度観賞したが、どちらの回も満足度は高かった。2度観た理由のひとつは、結構複雑なプロットを再確認するため。このシリーズの特徴として、誰が敵で、誰が味方か、騙しと裏切り>>続きを読む

エクスティンクション 地球奪還(2018年製作の映画)

3.9

Netflixのオリジナル作品では、このところなかなかSFものが充実していて、少し前に観た「アナイアレイション -全滅領域-」も、実によくできていたが、この「エクスティンクション 地球奪還」も実に完成>>続きを読む

セイフ ヘイヴン(2013年製作の映画)

3.7

アメリカの恋愛小説のベストセラー作家ニコラス・スパークス原作の作品。彼はこれまで18作の長編小説を書いているが、そのうち11作品が映画化され、映画化率はかなり高い。映像化作品も、初期の「君に読む物語」>>続きを読む

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.2

これは重厚で観応えのある作品。自分としてはお薦めだ。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の「ポーダーライン」や、Netflixオリジナル作品でありながらアカデミー賞作品賞にノミネートされた傑作「最後の追跡」の脚本>>続きを読む

SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

3.9

「モテキ」や「バクマン。」、「SCOOP!」などの大根仁監督が、2011年に製作された韓国映画「サニー 永遠の仲間たち」をリメイクした作品。1990年代とその20年後の時代が交互に描かれていく、少し変>>続きを読む

DJにフォーリンラブ(2018年製作の映画)

3.2

なんともストレートな邦題だが、もともとのタイトルはシンプルに「Ibiza」。ニューヨークからバルセロナに出張で訪れた主人公が、一緒についてきたルームメイトたちと出かけた現地のクラブでDJとに胸ときめか>>続きを読む

未来のミライ(2018年製作の映画)

3.1

細田守監督の作品を初めて観たのは、2009年の「サマーウォーズ」だ。山間の村から始まって、壮大な空間へと広がっていく、その世界観のスケールに驚かされたものだ。その後、「おおかみこどもの雨と雪」、「バケ>>続きを読む

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス(2016年製作の映画)

4.2

ヴィム・ヴェンダースが監督を務めた1999年製作の音楽ドキュメンタリー「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」の「続編」という形をとってはいるが、実は、前作よりもはるかに対象を深掘りしており、もはや完全に>>続きを読む

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

4.1

「フランシス・ハ」(原題Frances Ha)という奇妙なタイトルについては、最後の場面でわかる。今年のアカデミー賞で作品賞他6部門にノミネートされた作品「レディ・バード」で、初の単独監督に挑戦したグ>>続きを読む

セットアップ: ウソつきは恋のはじまり(2018年製作の映画)

3.5

Netflixのオリジナル作品。何をセットアップするかというと、独身でハードワーカーの互いの上司をくっつけて、自分たちの仕事を少し軽くしようという目論見。あの手この手でふたりを結びつけようとする男女に>>続きを読む

すべての終わり(2018年製作の映画)

3.7

Netflixのオリジナル作品。脚本は2010年にブラックリスト(評価は高いが映画化されていない作品)入りしていたもので、8年の月日をかけて、ついに映像化が実現したというところか。まず、物語の設定に興>>続きを読む

インポッシブル(2012年製作の映画)

3.9

「ジュラシック・ワールド 炎の王国」の監督に大抜擢されたスペインの映画監督J・A・バヨナが、2012年にスペインとアメリカの合作としてメガホンをとった作品。2004年のスマトラ島沖地震を題材に、プーケ>>続きを読む

アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

4.1

「エクス・マキナ」の監督であるアレックス・ガーランドが監督と脚本をつとめた作品。前作の「エクス・マキナ」で発揮されたこの監督独特の美意識は、この作品でも生かされており、不思議な空気感が流れるSF作品と>>続きを読む

ベイルート(2018年製作の映画)

3.9

タイトルからも想像できるように、レバノン内戦を舞台にしたサスペンス作品。アメリカでは劇場公開もされたようだが、日本ではNetflixでの配信。このところ、Netflix作品のオリジナル映画は、かなりク>>続きを読む

ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.8

1993年の「ジュラシック・パーク」から25年、ジュラシックシリーズ全5作のなかでは、第1作と並ぶ素晴らしい出来かもしれない。そもそも第1作では、原作者のマイクル・クライトン自身が脚本執筆に参加してお>>続きを読む

マネー・スキャンダル 破滅への欲望(2016年製作の映画)

3.7

なんとも安易な邦題がつけられてはいるが、原題は「Equity」。要するに、あるIT企業のエクイティファイナンス(新株発行による資金調達)をめぐって、それを取り仕切るウォール街のやり手の証券ウーマンと対>>続きを読む

ザ・ビッグハウス(2018年製作の映画)

4.0

自らのドキュメンタリーを「観察映画」と呼ぶ、想田和弘監督の作品を初めて観た。「観察映画」に関しては、監督自らがHPで披露している「観察映画の十戒」を参照してもらえば、わかりやすいが、要するに撮影は予断>>続きを読む

月面に立った最後の男(2014年製作の映画)

3.9

いまごろ観ることとなったが、このドキュメンタリーは2014年にリリースされている。アポロ17号で月に行き、月面を歩いたユージン・サーナン宇宙飛行士の半生を描いたものだが、彼は2017年1月、82歳で死>>続きを読む

フォックスキャッチャー事件の裏側(2016年製作の映画)

3.8

このドキュメンタリーと映画「フォックスキャッチャー」を合わせて観ることで、大富豪ジョン・デュポンの起こした射殺事件の本質がわかってくるような気がする。映画では人間関係などがかなり脚色されているが、こち>>続きを読む

パンク侍、斬られて候(2018年製作の映画)

3.6

脚本が宮藤官九郎とは知らず観ていたのだが、やはり前半は圧倒的に登場人物どうしのセリフのやり取りが面白い。町田康の原作にそのような言葉が出てくるのかとも思ったが、それにしても役者の口をついてでてくるセリ>>続きを読む

虹色デイズ(2018年製作の映画)

4.0

この作品、いきなり冒頭のプールのシーンでやられる。予告編などでも流れている映像だが、季節外れのプールに制服のまま浮かぶ4人の高校生。この不思議かつ、大胆な導入シーンですっかりこの青春恋愛ドラマに引き込>>続きを読む

フォックスキャッチャー(2014年製作の映画)

4.0

「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」でキング夫人に挑戦状を叩きつけるかつての世界チャンピオンを演じているスティーヴ・カレルの代表作で、これまでまったくノーマークだった作品だが、カンヌ国際映画祭で監督賞を獲>>続きを読む

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