Inagaquilalaさんの映画レビュー・感想・評価

Inagaquilala

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念願だった「冒険者たち」の舞台、Fort Boyardに出かけた。プロフィール画像はそのときのもの。観賞記録は、自らの備忘録として書いているので、参考程度に。基準値は3.5、それより上なら◯、それより下ならX、4.0以上はお薦めです。
ベストムービーは2017年公開作品からセレクト。

映画(826)
ドラマ(0)

ダンガル きっと、つよくなる(2016年製作の映画)

3.9

冒頭に「日本レスリング協会」の推薦というクレジットが出るのだが、いろいろ騒がれている昨今の状況と考え合わせると、ややブラックジョーク的内容だなと錯覚してしまうほど、いろいろなことをリンクさせながら観て>>続きを読む

レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.8

実は「ハンガーゲーム」にはまったく食指が動かなかったのだが、この作品でもコンビを組むフランシス・ローレン監督とジェニファー・ローレンスと、ふたりの「ローレンス」でつくられた作品がどんなものか、観てみた>>続きを読む

フライト・ゲーム(2014年製作の映画)

3.8

直近で観て感心した「トレイン・ミッション」の監督であるジャウム・コレット=セラの2014年の作品。これも直近で観てその表情の演技に目を奪われた「ザ・シークレットマン」のリーアム・ニーソンが主演だ。リー>>続きを読む

ワンダーストラック(2017年製作の映画)

4.0

物語は1977年のミネソタと1927年のニュージャージーのふたつの「場所」で進行していく。前者はカラー、後者はモノクロ、それぞれ主人公も異なるが、やがてニューヨークの自然史博物館で交わることになる。ま>>続きを読む

時間回廊の殺人(2016年製作の映画)

3.4

かなりホラーを狙った演出が目立つ作品。これでもかというほどに、恐怖感を煽るシーンが入るのだが、その実、あまりそれを感じないのは、殺人事件を中心に置いた、物語の流れからなのだろうか。家にまつわる因縁も、>>続きを読む

ラブレス(2017年製作の映画)

4.0

全体的に暗く冷たく、観た後も凍てつくような思いに囚われる作品。だが、嫌いではないな、この作品。互いにすでに新しいパトナーを得て、離婚を決意した夫婦。ふたりには12歳になる息子がいて、彼をどちらが引き取>>続きを読む

悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

3.8

まず、冒頭のアクションシーンが印象的だ。優秀なスナイパーである主人公の女性スクヒが、ギャングのアジトに独りで乗り込み、次々に降りかかる敵を片付けていく。背後からスクヒを追っていくカメラワークにまず魅了>>続きを読む

名探偵コナン ゼロの執行人(2018年製作の映画)

3.8

調べてみると、本シリーズの劇場版第1作「時計じかけの摩天楼」の興行収入はたったの11億円だった。「たった」と書いたのは、いまこのシリーズは、第20作目の「純黒の悪夢」(2016年4月公開)が63.3億>>続きを読む

きみへの距離、1万キロ(2017年製作の映画)

4.0

そうか、こんな手段があったのかと思うほど、これは素敵なラブストーリーだ。男性はアメリカのデトロイトの警備会社で、遠隔操作の6足ロボットを操り、遠く離れた北アフリカ(ロケ地はモロッコらしいが)にある石油>>続きを読む

のみとり侍(2018年製作の映画)

3.6

物語の舞台は、田沼意次が老中として権勢を振るっていた時代。タイトルの「のみとり」とは、文字通り猫の蚤とりを生業とする人たちを指すが、その仕事の実は、猫の飼い主である女性たちにサービスをする、いまで言え>>続きを読む

スローガン(1968年製作の映画)

4.0

いきなり列車の洗面所でヒゲを剃る男の映像で始まるが、これが劇中でCMディレクターの役を演じるセルジュ・ゲンスブールがつくった作品のフィルム。男は愛用のアフターシェーブローションが手元にないことに気づき>>続きを読む

いぬやしき(2018年製作の映画)

3.7

予想に反して、なかなか楽しめる作品だった。コミックはほとんど読まないので、「GANTZ」はおろか、この原作の存在もまったく知らなかったのだが、このタイトルで、この作品とは、正直、驚きを禁じ得なかった。>>続きを読む

ラプラスの魔女(2018年製作の映画)

3.3

やはり映画監督には得意不得意のジャンルがあるように思う。東野圭吾のミステリー小説を映像化したこの作品だが、残念ながら監督はあまりこのジャンルの作品は得意ではないと見られる。原作は著者にとっては、なかな>>続きを読む

女は二度決断する(2017年製作の映画)

4.1

物語は3部構成で語られていく。第1部は仕掛けられた爆弾で夫と息子を殺された主人公の悲嘆。第2部は容疑者が逮捕され、裁判で裁かれる法廷ドラマ。第3部はタトゥーを入れ直して何事かを決意した主人公の行動。邦>>続きを読む

修道士は沈黙する(2016年製作の映画)

4.0

「グレート・ビューティー 追憶のローマ」のトニ・セルビッロ扮する修道士が、ドイツのリゾート地ハイリゲンダムで開催されたG8財相会議に招かれ、そこで起きた国際通貨基金の専務理事の不可解な死に関わるという>>続きを読む

トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

3.9

その日に観に出かけた作品とちょうどタイミングが合ったので、こちらも観賞。それほど期待していたわけではなかったのだが、これが存外面白かった。ほとんどのシーンがニューヨーク・マンハッタンから郊外へと向かう>>続きを読む

ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

3.7

リュック・ベッソン監督のSF作品。28世紀の宇宙を舞台に、壮大なスケールの物語が展開する。まず人類が宇宙に進出し、異星人と出会い、共存していくという「未来史」の映像が流れる。この導入部の後に、メインス>>続きを読む

曇天に笑う(2018年製作の映画)

3.6

この作品の主人公・曇天火は、どうやら福士蒼汰の当たり役になりそうだ。それくらい、彼の持つ雰囲気が、この主人公には合っている。最後まで剣では闘うことのない主人公。笑顔を絶やさず、常にポジティブ。特別な扇>>続きを読む

トゥームレイダーファースト・ミッション(2018年製作の映画)

3.7

「トゥームレイダー」は映画も観たことがないし、もちろんゲームもプレイしたことがない。「エクス・マキナ」や「ジェイソン・ボーン」などの演技が印象的だったアリシア・ヴィキャンデルが主演するということで、初>>続きを読む

素敵なダイナマイトスキャンダル(2017年製作の映画)

3.6

「南瓜とマヨネーズ」の冨永昌敬監督が映像化を熱望して実現した作品だということだ。冨永監督は前作の「南瓜とマヨネーズ」もそうだったが、猥雑さのなかにリアルな人間関係を描き出すのが得意技の監督とみたが、こ>>続きを読む

ヒトラー(1977年製作の映画)

3.6

1977年に当時の西ドイツでつくられたアドルフ・ヒトラーのドキュメンタリーだが、印象的なのは、彼が演説やパレードをする際に、いつも多くのカメラが配置されていたということ。その状況を俯瞰した映像が、この>>続きを読む

ジョン・マカフィー: 危険な大物(2016年製作の映画)

3.9

ジョン・マカフィーはアンチウイルスソフトの「マカフィー」の創業者。IT長者となった彼は、会社を売却してコロラドでヨガのインストラクターに。その後、中央アメリカのベリーズに移り住み、そこで殺人容疑に問わ>>続きを読む

フェリーニに恋して(2016年製作の映画)

3.3

てっきりイタリアの作品かと思っていたが、まぎれもないメイド・イン・アメリカ。オハイオ州の田舎町に住む20歳の女性ルーシーは、少し特殊な育て方をされ、男子とつきあったこともなく、働いたこともない、友人も>>続きを読む

イカロス(2017年製作の映画)

4.2

今年度のアカデミー賞(第90回)で、長編ドキュメンタリー映画賞に輝いた作品。スポーツ選手のドーピングにメスを入れた作品で、特筆すべき点は、アマチュア自転車競技の選手でもある監督のブライアン・フォーゲル>>続きを読む

恋するシェフの最強レシピ(2017年製作の映画)

3.9

この作品を観ると、日清食品の「出前一丁」が食べたくなると聞いていたが、まさにその通りだった。冒頭から分厚い但馬牛のステーキを焼く映像が飛び込んでくる。なかなか美味しそうだ。その焼き具合を、音で判断して>>続きを読む

去年の冬、きみと別れ(2018年製作の映画)

4.0

ちょっと面食らうのは、この作品が「第二章」から始まることだ。なぜそこから始まるかは、観ていての楽しみなのだが、これに続く「第三章」の後に、「序章」と「第一章」が置かれていく。つまり短的に言えば、物語は>>続きを読む

坂道のアポロン(2017年製作の映画)

3.6

この作品の舞台となっている街は何度も訪れたことがある。見慣れた風景や懐かしい言葉が登場する。原作のコミックも少し読んでいるので、物語にも馴染みがある。それだけに作中の登場人物には、多少の違和感を感じる>>続きを読む

ロープ/戦場の生命線(2015年製作の映画)

4.1

これは素晴らしい作品。舞台は1995年のバルカン半島の紛争地帯。住民たちの水と衛生を確保するために働く国際援助活動家の2日間を、絶妙の脚本と映像で濃密に描いた人間ドラマだ。戦争そのものを描くのではなく>>続きを読む

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.8

これはウィンストン・チャーチルの伝記作品ではない。描かれるのは、首相就任からダンケルクの戦いまでの4週間。原題は「Darkest Hour」で、もしかしたら、この4週間をそのように表現しているのかもし>>続きを読む

ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

4.2

ポール・トーマス・アンダーソン(Paul Thomas Anderson)監督、愛称PTAの待望の新作。PTAと言えば、カンヌ、ベネチア、ベルリンの世界三大映画祭で、いずれも監督賞を受賞しているギネス>>続きを読む

ハッピーエンド(2017年製作の映画)

4.1

イザベル・ユペールが出演している作品に外れはないというのが、自分のひとつの指標になっている。このところ観た「3人のアンヌ」、「アスファルト」、「未来よ こんにちは」、「エル ELLE」と、いずれもなか>>続きを読む

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.8

「ロブスター」のヨルゴス・ランティモス監督の新作。共演はコリン・ファレルとニコール・キッドマンで、これはソフィア・コッポラ監督の最新作「The Beguiled ビガイルド 欲望のめざめ」と同じ顔ぶれ>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.7

自分的には作品賞は「スリー・ビルボード」だったのだが、この作品がアカデミー賞の栄誉に輝くのはわからないでもない。声を失った女性とアマゾンで捕獲されてきた水棲の生物とのラブロマンス。「怪物」といってもい>>続きを読む

ブラックパンサー(2018年製作の映画)

4.0

マーベル・スタジオ作品の熱心なファンではないのだが、この「ブラックパンサー」には感心した。なによりも監督に、「フルートベール駅で」(2014年)、「クリード チャンプを継ぐ男」(2015年)のライアン>>続きを読む

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.9

事前の予備知識なく観たクリント・イーストウッド監督の新作だったが、メインキャストの3人を演じる人物については、見慣れぬ顔だなと思いながらも、最後までプロの俳優だと思い込んでいた。2015年、オランダの>>続きを読む

殺人者の記憶法(2017年製作の映画)

3.8

迂闊にも、この作品にふたつのバージョンがあることを知らなかった。しかも、その両作品とも同じ劇場で同時期(「第2」バージョンのほうが少し遅れて公開)に上映されていたため、自分の観たものがどちらか若干戸惑>>続きを読む

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