Inagaquilalaさんの映画レビュー・感想・評価

Inagaquilala

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念願だった「冒険者たち」の舞台、Fort Boyardに出かけた。プロフィール画像はそのときのもの。観賞記録は、自らの備忘録として書いているので、参考程度に。基準値は3.5、それより上なら◯、それより下ならX、4.0以上はお薦めです。
ベストムービーは2017年公開作品からセレクト。

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デッドプール2(2018年製作の映画)

4.0

「デッドプール」の魅力はなんといっても、主人公が観客に直接語りかける、「第4の壁」を突破することにある。しかも彼が放つ言葉は、さすがの「R15指定」で、下ネタとジョークがてんこ盛り。しかも、マーベルの>>続きを読む

I AM THE BLUES アイ・アム・ザ・ブルース(2015年製作の映画)

3.8

アメリカ音楽のルーツともいえる「ブルース」のミュージシャンを、その発祥の地でもあるアメリカのディープサウスで追ったドキュメンタリー。伝説のミュージヤンばかり登場するので、「ブエナ・ビスタ・ソシアル・ク>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

4.1

是枝裕和監督が10年間、あたためてきた作品ということで、さすがによくできている。カンヌ国際映画祭でパルムドールに選出されたのも頷ける。今回のカンヌの審査委員長であるケイト・ブランシェットは、ともすれば>>続きを読む

友罪(2017年製作の映画)

3.5

原作が未読なので、そちらではどのような扱いになっているのか承知していないのだが、どうも佐藤浩市が演じているタクシー運転手と、主人公格の2人、元ジャーナリストであるのに工場で働き始めた益田(生田斗真)と>>続きを読む

寝ても覚めても(2017年製作の映画)

4.1

「万引き家族」がカンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞したことで話題を集めているが、こちらの濱口竜介監督にとっては、初めての商業映画作品も、同じコンペティション部門に出品されていた。濱口監督は、>>続きを読む

いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち(2017年製作の映画)

3.8

前作「いつだってやめられる 7人の危ない教授たち」の存在も知らずに観賞したが、初めてでも充分楽しめる作品だ。前作では大学を追われた研究者たちが、合法ドラッグの製造に手を染め、一発逆転を狙う物語だったら>>続きを読む

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.3

監督の永井聡は、1作ごとに出来不出来が交互に現われる不思議な監督だ。自らが身を置いてきた広告業界を舞台にした「ジャッジ!」では、見事に笑える成功物語をつくりあげたのに、次作の「世界から猫が消えたなら」>>続きを読む

羊と鋼の森(2018年製作の映画)

3.4

上映時間の134分がひどく長く感じた。たびたびインサートされる森の映像、説明的な人物描写、そして無意味な調律や演奏のシーンなど、もう少しシェイプアップできるような気がした。きっと100分くらいの作品に>>続きを読む

男と女、モントーク岬で(2017年製作の映画)

4.0

ニューヨークとロングアイランドが舞台であるのに、監督のフォルカー・シュレンドルフはドイツ、主人公を演じるステラン・スカルスガルドはスゥエーデン、ヒロイン役のニーナ・ホスもドイツ、しかも製作国はドイツ、>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.1

正直言って、あのウェス・アンダーソン監督が、これほど日本の政治的状況に精通していたとは、驚きだった。「グランド・ブダペスト・ホテル」や「ダージリン急行」のウェス・アンダーソン監督が近未来の日本を舞台に>>続きを読む

ダリダ~あまい囁き~(2016年製作の映画)

3.8

ダリダと言えば、日本ではアラン・ドロンとデュエットした「あまい囁き」(Paroles Paroles) という曲が有名だが、邦題はもちろん、その有名な曲名からいただいている。とはいえ、本国フランスの人>>続きを読む

チャーリー・ウィルソンズ・ウォー(2007年製作の映画)

4.0

「モリーズ・ゲーム」で初監督に挑んだ脚本家アーロン・ソーキンが脚色した政治コメディ。監督は「卒業」や「キャッチ=22」などでコメディには定評のあるマイク・ニコルズ。1979年のソ連軍によるアフガン侵攻>>続きを読む

四月の永い夢(2017年製作の映画)

3.4

恋人の死から3年、いまだにそれを引きずり、音楽教師の身分を捨て、近所のそば店でアルバイトをして毎日を過ごしているヒロイン。彼女の前に、ひとりの青年が現われ、好意を寄せてくるのだが、なぜか彼との付き合い>>続きを読む

ホース・ソルジャー(2018年製作の映画)

3.9

戦争アクションを観るのは、あまり気がすすまないのだが、予告編で見た、馬に乗ってアフガニスタンでタリバンと戦うアメリカ兵というシチュエーションに惹かれて観賞。これはまるで西部劇のカウボーイではないかと思>>続きを読む

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

4.0

「少年は残酷な弓を射る」のリン・ラムジー監督の新作。原題は「You Were Never Really Here」だが、ヒロインの少女が劇中で呟くセリフ、「It’s a beautiful day」か>>続きを読む

グッバイ・ゴダール!(2017年製作の映画)

4.2

この作品の主人公は、ジャン=リュック・ゴダール監督の2番目の妻、アンヌ・ヴィアゼムスキー。彼女の自伝的小説を原作にしてつくられた作品だ。アンヌ・ヴィアゼムスキーは、ゴダールの監督作品「中国女」で主演を>>続きを読む

マルクス・エンゲルス(2017年製作の映画)

3.4

歴史上の人物であるカール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルスの若き日の交流を描いた作品。ふたりは協同して、のちに「共産党宣言」を執筆するのだが、それに至るまでの軌跡がたどられる。過激な言動でドイツ政府>>続きを読む

ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

3.8

迂闊なことに、最初「ケネディ家の身代金」と読んでしまった。はて、そんな誘拐事件はあったかなと頭をひねっていたが、よく見れば「ゲティ家の身代金」。そうか、あの石油王ポール・ゲティのことかと膝を叩いた。写>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.1

冒頭に深作欣二監督の「仁義なき戦い」の如きナレーションが入り、しかも舞台は広島。かのヤクザ映画の名作をリスペトクした作品かと思いきや、実は観応えとしてはまったく質の異なる作品だった。「仁義なき戦い」が>>続きを読む

ロンドン、人生はじめます(2017年製作の映画)

3.4

邦題には「ロンドン」と入っているのだが、原題は「Hampstead」(ハムステッド)。ハムステッドは、ロンドン北部にある広大な公園ハムステッド・ヒースを擁する、緑の多い高級住宅地だ。物語はほとんど、こ>>続きを読む

OVER DRIVE(2018年製作の映画)

3.9

日本で自動車レースを扱った作品は、あまり記憶がない。たぶん、それは実際の自動車レースの映像に比べて、どうしても作品中のレース描写が迫力に欠けるからにちがいないと、つねづね思っていた。この作品は、F1な>>続きを読む

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.9

全編iPhoneで撮影した「タンジェリン」で話題を集めたショーン・ベイカー監督が、今回は35mmフイルムで撮影に臨んだ、6歳の少女ムーニーの日常生活の冒険を描いた作品。カメラワークや役者の捉え方など、>>続きを読む

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2016年製作の映画)

3.8

これまで近くのシネマート新宿で公開されていたのだが、新宿ピカデリーでも上映が始まり、どうやら拡大公開となっているようだ。韓国でも1200万人の観客動員を果たしたという大ヒット作品。前半は、ややコメディ>>続きを読む

パパ:ヘミングウェイの真実(2015年製作の映画)

3.8

キューバのハバナには一度だけ出かけたことがある。この作品では、そのとき見たあの街の風景や店や住居などがそのまま映し出されている。それというのも、1959年のキューバ革命後、アメリカ資本でハリウッド俳優>>続きを読む

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

3.5

アメコミ・ヒーロー物はあまり得意ではないので、この作品で第19作目に当たるという「マーベル・シネマティック・ユニバース」の半分も観ていないため、冒頭からキャラクターたちが入り混じり、営々と引き継いでき>>続きを読む

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

4.3

リューベン・オストルンド監督の作品、好きだな。前作の「フレンチアルプスで起きたこと」(2014年)もそうだったけれど、日常生活のなかで起きたちょっとした「ひび割れ」が、どんどん大きな人間関係の「亀裂」>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.1

昔読んだフランスの女性作家シドニー=ガブリエル・コレットの「青い麦」という小説を思い出した。避暑地での少年と年上の女性との恋を描いたものだが、こちらの作品は北イタリアの美しい村が舞台。しかも恋に落ちる>>続きを読む

サバービコン 仮面を被った街(2017年製作の映画)

3.8

俳優出身の監督として、クリント・イーストウッドの後を継ぐのは、この作品で監督を務めたジョージ・クルーニーだろうか。そのジョージ・クルーニーが、かつてジョエルとイーサンのコーエン兄弟が手がけた脚本を基に>>続きを読む

リアル(2016年製作の映画)

3.0

韓国の作品には、概ねいつもその絶妙なストーリーテリングに感心させられるのだが、残念ながらこの作品にそれはまったく感じられなかった。主人公に解離性障害があることが、冒頭で語られるのだが、どうやらこのエク>>続きを読む

さすらいのレコード・コレクター 10セントの宝物(2003年製作の映画)

3.9

よくぞこんな作品を上映してくれたと拍手したくなった。2003年のオーストラリアでつくられた作品だが、舞台はアメリカのメリーランド州。2万5000枚の78回転SPレコードと暮らす、超マニアのレコードコレ>>続きを読む

となりの怪物くん(2018年製作の映画)

4.0

「君の膵臓をたべたい」で非凡な才能を見せた月川翔が監督。絵づくりにこだわりを見せる月川監督らしく、主人公のふたり、春(菅田将暉)と雫(土屋太鳳)が互いに思いを通わせる重要な場所に、神戸の絶景デートスポ>>続きを読む

モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

4.1

ジェシカ・チャステインは、いまいちばん好きな女優さんのひとりだ。出世作である「ゼロ・ダーク・サーティ」(2012年)の頃から気になっていたのだが、去年公開されたジョン・マッデン監督の「女神の見えざる手>>続きを読む

アンロック/陰謀のコード(2017年製作の映画)

3.4

スパイ物は気をつけて観なければいけない。とくに組織内部に裏切り者がいて、主人公が真犯人を追い詰める場合は、キャスティングなどに気を配ってはいけない。この作品は半ば第一線を退いた女性のCIA取調官が主人>>続きを読む

マネーボール(2011年製作の映画)

3.8

このところ連日、大谷選手が所属するロサンゼルス・エンゼルスの試合を観ることが多く、映画観賞の本数も減っていた。そんななか、このメジャーリーグのオークランド・アスレチックスのGMビリー・ビーンを主人公と>>続きを読む

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.6

劇場で2回観たのだが、登場するすべてのキャラクターは追い切れなかった。スティーヴン・スピルバーグ監督が、アーネスト・クラインによる小説「ゲームウォーズ」を映画化したSFアクション作品。舞台は2045年>>続きを読む

心と体と(2017年製作の映画)

4.3

去年は年間500本の作品を観たのだが、1日約1.3本見当の映画館通いはさすがに物理的にハードだった。今年はその反動か、まだ劇場での観賞本数は100本にも満たないが、この作品はそのなかでも、3本の指には>>続きを読む

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