Inagaquilalaさんの映画レビュー・感想・評価

Inagaquilala

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念願だった「冒険者たち」の舞台、Fort Boyardに出かけた。プロフィール画像はそのときのもの。観賞記録は、自らの備忘録として書いているので、参考程度に。基準値は3.5、それより上なら◯、それより下ならX、4.0以上はお薦めです。
2017年は年間観賞作品500本を達成。ベストムービーはそのなかから。

映画(974)
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ハナレイ・ベイ(2018年製作の映画)

3.5

村上春樹作品の映像化は、なかなか難しいと言われている。これまでの映像化作品で記憶に残るのは、彼のデビュー作を大森一樹監督が映画化した「風の歌を聴け」(1981年)、同名の短編を市川準監督がメガホンを取>>続きを読む

華氏 119(2018年製作の映画)

3.7

冒頭の、誰もがヒラリー・クリントンの大統領当選を予想していて、いざ蓋を開けてみるとトランプ候補の優勢が伝えられていくシーン。いつものマイケル・ムーア独特のおちょくりでコラージュしているのだが、なかなか>>続きを読む

覚悟はいいかそこの女子。(2018年製作の映画)

3.5

濱口竜介監督の「寝ても覚めても」でヒロインを演じていた唐田えりかが、なんと高校生役を演じている作品。「寝ても覚めても」を観ている人間にとっては、どうにもその落差がうまく認識できない。作品は、椎葉ナナ原>>続きを読む

おかえり、ブルゴーニュへ(2017年製作の映画)

3.6

フランスのブルゴーニュ地方を舞台に、ワイナリーを経営する家に育った長男、長女、次男の3人の生き方を描いたファミリードラマ。世界を見るために家を飛び出した長男、ワイナリーを継いだ長女、近隣の有力ワイナリ>>続きを読む

日日是好日(2018年製作の映画)

3.7

タイトルは「にちにちこれこうじつ」と読むらしい。監督は大森立嗣、「さよなら渓谷」(2013年)や「光」(2017年)を撮った監督とは思えない、静かで淡々とした作品だ。エッセイストの森下典子が、半世紀に>>続きを読む

アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

3.9

観る人によって評価が真っぷたつに割れる作品だと思うが、自分は好きな作品だ。多分に幻想的な場面や夢のシーンが登場するので、それらを合理的に繋ぎ合わせようとすると困惑が広がると思う。あえて、ここは次々の繰>>続きを読む

いろとりどりの親子(2018年製作の映画)

3.7

原作は、世界24カ国で翻訳されているベストセラーのノンフィクション(「Far From The Tree: Parents, Children and the Search for Identity」>>続きを読む

タンジェリン(2015年製作の映画)

4.0

「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」(2018年)のショーン・ベイカー監督が、ひとつ前に撮った作品。全編、iPhone5Sに特殊レンズを装着して撮影した異色作。2017年の公開時に、観逃していたのだ>>続きを読む

リグレッション(2015年製作の映画)

3.3

悪魔崇拝やら退行催眠やら、観るものを惑わす要素が密度濃く詰め込まれており、事件の真相にたどり着こうとしても、主人公とともにミスリードされていく。それが最終的にきっちりとした解決感を伴えばいいのだけれど>>続きを読む

止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

3.7

「牝猫たち」(2016年)、「彼女がその名を知らない鳥たち」(2017年)、「孤狼の血」(2018年)と、このところコンスタントに印象に残る作品を発表している白石和彌監督。荒々しい手つきで人間の心理を>>続きを読む

音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!(2018年製作の映画)

2.8

まずなにより、設定のお手軽感は拭えない。人気のロックシンガーが、実は声帯のドーピングをしており、その副作用から声が出なくなってしまい、街で出会ったストリートシンガーにかつての自分を重ねながら、自己再生>>続きを読む

アジア三面鏡2016 リフレクションズ(2016年製作の映画)

3.6

一昨年の第29回東京国際映画祭でプレミア上映された、国際交流基金アジアセンターとの共同プロジェクトで製作された作品。映画祭での上映から2年、ようやく劇場公開が実現したというから、なんとも気の長い話だ。>>続きを読む

500ページの夢の束(2017年製作の映画)

3.6

自閉症の少女が、自作の「スター・トレック」の脚本を、サンフランシスコからロサンゼルスのハリウッドまで届けるというロードムービーだ。自閉症の少女を演じるのは、かつての天才子役ダコタ・ファニング。すっかり>>続きを読む

ビリオネア・ボーイズ・クラブ(2018年製作の映画)

3.8

タイミングの悪いことに、セクハラ・スキャンダルで「失脚」したケビン・スペイシーがキーポイントとなる役を演じているため、宣伝活動もままならぬのではないかと思われる作品。「ベイビー・ドライバー」のアンセル>>続きを読む

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

4.1

ドゥニ・ヴィルヌーブ監督の前作「ボーダーライン」(2015年)の続編。そもそも、前作の原題は「Sicario」で、スペイン語で「殺し屋」や「ヒットマン」を表す言葉。「ボーダーライン」という、妙にしっく>>続きを読む

ブレイン・ゲーム(2014年製作の映画)

4.0

内容に即して言えば、邦題はなんとも芸のない当たり前な感じのものになっているが、原題は「Solace」で、苦痛や悲しみをやわらげるという意味がある。この原題については、物語が進むにつれて、なるほどと納得>>続きを読む

かごの中の瞳(2016年製作の映画)

3.4

「ゴシップガール」のブレイク・ライブリーは、どうも主演作に恵まれていないような気がする。一昨年公開された「ロスト・バケーション」もイマイチだったし、オリバー・ストーン監督で期待された「野蛮なやつら S>>続きを読む

search/サーチ(2018年製作の映画)

4.1

全編がパソコンの画面上で進行していく作品。このような意匠の尖った作品は、通常、ストーリーのほうはお座なりなものになりがちだが、この27歳の若き映画作家が監督・脚本した作品は、そちらのほうもかなり練られ>>続きを読む

チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛(2017年製作の映画)

3.9

「エクス・マキナ」と「ジェイソン・ボーン」で注目していた女優、アリシア・ヴィキャンデル主演の作品。アリシアについては、「ヴィキャンデル」ではなく、「ビカンダー」と表記する場合もあり、後者だといちいちこ>>続きを読む

イコライザー2(2018年製作の映画)

3.9

前作は観ていないのだが、このシリーズ面白そうだ。オスカー俳優のデンゼル・ワシントンにしては、自らのキャリアのなかでは、初の続編への出演になるということだが、それだけこの役柄に拘りがあるのだろうな。とに>>続きを読む

ポルトの恋人たち〜時の記憶(2017年製作の映画)

3.0

去年の秋、「ポルト」というジム・ジャームッシュが製作総指揮を務めた作品を観て、ポルトガル第2の都市である、ポルトという街にすっかり魅せられた。この街にやって来た26歳のアメリカ人の青年と留学している3>>続きを読む

モアナ~南海の歓喜~(1980年製作の映画)

3.7

これは貴重な映像。ドキュメンタリー作品のパイオニアとして知られるロバート・フラハティが、いまから90年以上前の1926年に製作した「モアナ」に、新たな音楽や言葉を加え、デジタルリマスターした復刻版。南>>続きを読む

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.8

アイディアが秀逸な作品だ。近未来、人類は、音に反応して襲ってくる怪物によって、絶滅にまで追い込まれている。そんな危機のなか、「けっして音を立ててはいけない」というルールを遵守して、ひっそりと生き延びて>>続きを読む

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.1

高校生の試験というものを、これほどスリリングに見せた作品が、過去にあっただろうか。中国で実際に起こったカンニングの事件を基にして、タイでつくられた作品。もちろん舞台もタイに移されているが、かなりポップ>>続きを読む

ザ・プレデター(2018年製作の映画)

3.9

正直言って、エイリアンものはあまり得意ではなく、このシリーズもまったく観ておらず、知り合いの間で評判がよかったので、劇場に出かけたという次第。まず監督が、ライアン・ゴズリングとラッセル・クロウのバディ>>続きを読む

クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

4.0

アジア系の出演者ばかりなのに、全米の興行成績で3週連続第1位に輝いた常識破りの作品。監督もアジア系のジョン・M・チュウだが、彼は過去に「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」のような、いかにも>>続きを読む

ガンジスに還る(2016年製作の映画)

4.0

人間の「死」について描かれた作品なのだが、端々に感じられるユーモアと妙に迸る人間臭さで、観た後に静かに心を動かされる作品。インド映画だが、これ見よがしの「踊り」のシーンは出てこない。とはいえ、主人公た>>続きを読む

コードネーム エンジェル(2018年製作の映画)

3.8

ナセル大統領の娘婿でありながら、イスラエルのスパイでもあった、エジプトの政府高官のアシュラフ・マルワンを主人公とした実話に基づく作品。Netflixのオリジナル作品だが、監督は「クリミナル 2人の記憶>>続きを読む

愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

3.7

「ヒメアノ〜ル」、「犬猿」の吉田恵輔監督ということで、期待していたが、何か物足りないものが残った。主演の安田顕もいい、好きな河合青葉も珍しくキーポインとなる役で出演している、この作品ではヒールとなる伊>>続きを読む

Adrift(原題)(2018年製作の映画)

3.6

原作は20年前に出版されたノンフィクションということで、当然のように実話であるため、この本を読んでいたり、この出来事を知っていたりすれば、当然、結末はわかっているのだろうが、幸いなことなのか不幸なこと>>続きを読む

LBJ ケネディの意志を継いだ男(2016年製作の映画)

4.0

実は、アメリカでは2016年に公開された作品だ。出演者が地味なのか、はたまた題材となったリンドン・ジョンソン大統領の知名度がいまひとつなのか、その理由はわからないが、ケネディ大統領暗殺(1963年11>>続きを読む

空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)

3.7

長瀬智也の俳優としての成長ぶりに目を瞠った。テレビ化もされた池井戸潤の原作小説を、「超高速!参勤交代」の本木克英が監督。どんな作品になるだろうかと、やや不安もあったが、長瀬智也の熱演で、見事にタフなド>>続きを読む

億男(2018年製作の映画)

3.8

壮大なタイトルと宝くじで3億円が当選した男という魅力的な物語、幕開けは派手なパーティーのシーンだ。だいたい、最初に現れるパーティーシーンは、名作「ゴッドファーザー」の例に洩れず、登場人物の紹介的要素が>>続きを読む

クリムゾン・ピーク(2015年製作の映画)

3.6

お気にいりの女優であるジェシカ・チャスティンが、完全に「悪役」を演じているギレルモ・デル・トロ監督2015年の作品。ジェシカ・チャスティンにとっては「ゼロ・ダーク・サーティー」(2012年)でアカデミ>>続きを読む

スカイスクレイパー(2018年製作の映画)

3.8

「ダイ・ハード」と「タワーリング・インフェルノ」を足して、2で割ったような作品。「世界一不運な男」を演じるのは、ドウェイン・ジョンソン。ブルース・ウィリスもびっくりの、驚愕の空中アクションを演じている>>続きを読む

累 かさね(2018年製作の映画)

3.9

キスをすると顔が入れ替わるというギミックを使った作品。原作は松浦だるまのコミックだが、登場人物を整理し、なおかつドラマを強調する展開へとつくり直し、なかなかコンパクトにまとめられた作品となっている。天>>続きを読む

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