insomniaさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.8

映像の美しさは想像していた何倍ものそれで、劇場で見る価値が充分過ぎる程あった。
重たく暗いテーマを、高校生の視点から知る私たち。死を恐れないのは何故か、執着しているものは何か、震災で苦しんだ過去が全て
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スクリーム(2022年製作の映画)

3.4

どのスクリームも基本同じ展開なので、過去作がどうだったか大分忘れてしまった。犯人当てるのはここまで観ると、最早プロになりますね。
何であんなに刺されても死なないのかいつも謎。でも楽しい。

桜色の風が咲く(2022年製作の映画)

3.4

福島智さんには常に絶望が付き纏っていただろうに、こんな風に生き、努力を辞めずにいて。
母も凄いが家族皆凄い。
愛は何より強いのだなと尊敬でしかない。
実話と言うのだから、ご本人はとんでもない人である。
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天気の子(2019年製作の映画)

3.2

映像の美しさと音楽が本当に素敵。
ただ内容が好みじゃないのと、矛盾があり過ぎる気が。感動させようと空回っている様で。そしていつも登場人物の服装がダサい。

ドランク・ペアレンツ 〜崖っぷち夫婦狂騒曲〜(2019年製作の映画)

3.1

ドタバタの中にヒステリーも含まれていて、個人的にはかなり苦手コメディでした。女性がギャーギャーずっと言っていても我慢出来るのはドラン作品くらいかも(内容がしっかりある故の)。

殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

3.8

とても面白かった。
キャピ子と地味子ちゃんのやり取りが切なくて、ゆっくりと見守ってる小坂に泣けてくる。鹿野ちゃんが悲しい時に肉まんで励ましてくれたり、食べ物で釣ったりして、動物をあやしている感じが可愛
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数多の波に埋もれる声(2015年製作の映画)

2.7

演技に関しては期待していたより良くて見ていられたのだけど、どんどん設定がはちゃめちゃになっていくのが、無理あり過ぎて冷めていくパターン。

サイゴン・クチュール(2017年製作の映画)

3.4

よく居そうなおバカ娘がタイムスリップし、過去の自分を反省するお話。
アオザイがテーマで、ベトナムの街並みとよく合っていて美しかった。
急な展開も多いが目で楽しませてくれる煌びやかなファッション達が良い
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デンジャラス・ビューティー2(2005年製作の映画)

3.5

2もしっかりキュートでコメディ。
1よりもグレイシーを美人に仕立ててくれる取巻き達が楽しくて良い。
結局恋の行方は分からずだけど、彼女なら強く生きていくはず、多分。

デンジャラス・ビューティー(2001年製作の映画)

3.7

ザアメリカの王道ラブロマンスコメディ。何てキュートなのかサンドラブロック。イマイチな役も、垢抜けて美しく変身した様も素敵に演じていて本当に観ていて目が楽しい。
笑顔一つ、食べ方一つで女性らしさ、美しさ
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ゾンビーバー(2014年製作の映画)

3.3

エロとギャグとB級ホラーのオンパレード。噛まれると皆ビーバーになるところが意味不明で最高。
エンディングの曲も終始おバカで良いんです。唐突にグロさも出ていて気が抜けないね。

線は、僕を描く(2022年製作の映画)

3.3

良いテーマとストーリーで、力強い水墨画の美しさにうるっとしてしまう。
然し、皆よく喋る喋る。全てを説明しないと気に食わないのかと疑いたくなる程よく喋る。言葉ではなく、絵で語る様な、繊細な作品と期待して
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貞子DX(2022年製作の映画)

3.0

殆どギャグなので怖くはないです。
笑いたくて観にきたものの、王子キャラの人の声の大きさで驚かせようとしたり、着信音のバカデカさも、不快過ぎて苛つかせる天才映画でした。(ホラー映画特有の音でびっくりさせ
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ミッドナイト・ミート・トレイン(2008年製作の映画)

3.4

こういうオチ?と度肝抜かれたグロホラー。終盤までは、B級感漂う微妙なホラー、と思っていたら、最後が凄い。
ナイトメアアリーのラストを思い出すサイコなブラッドリークーパー。

レディ・ガイ(2016年製作の映画)

2.9

なんちゅー微妙な映画なんだ。
女性になっちゃった、な設定でもっとコメディに吹っ切れるかかんかしないと何の面白味もない様な。
本当にただ女性になっただけ。
盛り上がる場面もなく終了。

ウェンデルとワイルド(2022年製作の映画)

3.5

夢の世界を現代に落とし込んだ様な。
気味の悪さとリアルさ。
誰も悪になりたくて、落ちていくわけではないよね。
悪魔たちのポップさが可愛いので、深く考えなければ万人向き。

カジノ(1995年製作の映画)

3.9

サムが一番まともに見えて、この中で生き残っているのだから一番侮れないやばい奴。がしかし、情もある故のジンジャーで大失敗。彼女の苛つかせる演技、演出素晴らしかった。
最後まで愛されなかったサムは一途で本
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オルガの翼(2021年製作の映画)

3.9

自由を求めて戦うウクライナの人々。
親友や母は現場で戦っているのに、自分はスイスの整った環境にいる疎外感。
母の愛を何度も確認するオルガ。心配事は尽きない中で猛烈に練習を繰り返し、選手権で披露した後に
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アムステルダム(2022年製作の映画)

3.4

自由奔放な3人、という設定を強調し過ぎて大分冷めた目で観てしまった。
俺ら変わってるでしょ?変人でしょ、と言われた心境。1時間程にまとめられる内容を薄く伸ばした感。
これは苦手作。クリスチャンベイルは
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震える舌(1980年製作の映画)

3.6

ドキュメンタリーの様。
家族が狂っていき、娘に生きて欲しいのか分からなくなる。産まなければ良かったと呟くぐらい、全てが嫌になった母。
クラシックが流れながらの悲痛な映像は夢に出てきそうな恐怖を与えられ
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ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

3.7

孤独と不安故の苛つき。
仕事を求めて向かう道中では、悪いことと良いことが交互に起こるが主人公は気が付かず、悪いこと、ばかりを考えて苛々し続ける。
この虚無感と、人の優しさと、別れ。
人は一人では生きて
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RRR(2022年製作の映画)

4.2

全ての要素てんこ盛りで、何とかまとめ切っているのに納得な仕上がり。
とにかく無駄に金をかけたド派手アクションと、そこに!と突っ込みたくなる時間のかけ方に笑わせてもらった。
感動し涙する場面もあり、差別
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ミッドナイト・ファミリー(2019年製作の映画)

3.7

報酬もまともに無いのに、人助けをやめない彼ら。
結局は医療に関するものが好きなのさ、仕事はそういうもの、と笑いながら語った青年。
他の救急車との争いを不思議な目で観ていた。いち早く到着し、人を助け、報
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ザ・ドア 交差する世界(2009年製作の映画)

3.4

世界が2つあるとすれば。
世界の住人同士で守り合おうとすれば、他の世界を殺すことになる。
どちらもの妻と子を助ける手段を考えた夫。血生臭くもあり、愛を考えさせられるSF。

花様年華(2000年製作の映画)

4.1

いじらしい2人。
お互いを意識しながらも距離を取る。
ワンタンスープとお揃いの鞄やネクタイ。言葉は要らない美しさで切なくて大分エロスです。

サーミの血(2016年製作の映画)

3.8

美しい北欧民族衣装と、大自然。
その美しさと相反して差別を受け続け、それは最早人ではなく実験材料と化した彼女たち。
少数民族と呼ばれ、研究の為に丸裸にする知らない大人たちは、同じ心を持っている様には見
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ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)

3.7

大人たちの所為で、人を信じられなくなる、笑えなくなる、顔を隠して生きている。
ずっと一緒なんて有り得ない、誰かと一緒にいるといつか裏切られると、不安になったことはありますか?
この子たちの優しさを守る
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アンチャーテッド(2022年製作の映画)

3.3

主役たちの俳優陣の相性が宜しくない気がする。味方も敵も今ひとつ魅力に欠けていて、終始微妙な雰囲気。
アドベンチャー映画はあり得ないことの連続だけど、設定の甘さみたいなところがこれは目立って、また気にな
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テリファー(2016年製作の映画)

3.4

サイコパスピエロ、何度やられても立ち上がり全く喋らないので人形の様。
グロと言えばグロだけど、あり得ない死に方のオンパレードなのでB級感あり笑えます。
あんなに色々な武器で殺人を楽しんでいたのに、銃使
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TOKYO!(2008年製作の映画)

3.6

レオスカラックス大好きだけど、これは圧勝のポンジュノ。
日本人より日本人を知った様な短編。
蒼井優の演技にまた震えた。
外に出たあとのあの恍惚感、エモいです。

このくらいの時代、みんな加瀬亮好きだよ
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

4.1

佐々木みたいな、あんな奴いたかもなっていう主役顔のクラスメイト。
学校では人気者でも、それ以外には無くて。今頃どうしてるんだろうとふと思う存在。人を惹きつける何かがあって、本当は人並みに孤独で一番口が
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ハリガン氏の電話(2022年製作の映画)

3.4

まずまず楽しめる軽めなホラー。
ハリガンの魅力がたっぷりだけど、一瞬であの世へ。もっと深掘りして欲しかった感。
結局は意図がよく読めないオチだったので、何かひっかかる。彼もこれで納得しているのが不思議
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呪い返し師―塩子誕生(2022年製作の映画)

3.5

塩子、結構口悪くてノリツッコミ出来るしギャグセンス高い。敵達はいつも通り意味不明。周りの人たちにどれだけ気遣えるか、愛を与えられるかを考えろと教えてくれる説教キャラが良い。うどんを美味しそうに食べるの>>続きを読む

セブン・サイコパス(2012年製作の映画)

3.7

イギリスのブラックコメディですねって感じで好き。俳優陣皆最高に狂っていて、魅力出まくり。
お酒片手に楽しく観るのが正解。
サイコパスはサイコパスと気がつかないからサイコパスなのよ。
コリンファレルって
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