insomniaさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

迷子の警察音楽隊(2007年製作の映画)

3.7

シュールなコメディかと思いきや、それで留まらず。メンバーは一人のナンパ癖のあるイケメン以外、完全なるコミュ障で、迷子になり他人に世話になりつつも、気の利いた一言も言えず気まずい空気。ディナの寂しい故の>>続きを読む

ひつじのショーン スペシャル クリスマスがやってきた!(2021年製作の映画)

3.7

ひつじのショーン、本当に可愛いよね、、。ただクリスマス版というだけで無く、ネットの世界で満足気に生きる人々や、サンタを信じなくなってきた世界も描かれていて、可愛いとハッピーの中に現代風刺。それも引っく>>続きを読む

スノーベイビー(2019年製作の映画)

3.4

エベレストがいつもニコニコしていて愛らしい。優しい仲間との冒険。
この手のアニメーションは必ずハッピーエンドで、展開も分かり切ってしまうけどやっぱり観たい。

アワ ~私は私の道を行く~(2022年製作の映画)

3.3

アワの独特な感性や、周囲がそれを優しく包む環境がとても良い。
ミシェルオバマに会い、必ず養子にして貰う。そんな突飛な考え、ストーリーは面白いのに、何だか山場が無いままのエンドロールでぽかん。

蝋人形の館(2005年製作の映画)

3.5

何でこういうホラーに出てくる彼氏って頭悪いの(じゃないと先に進まないのは知っていても)と思ってしまう。
何でも触り、危ない道しか選ばないのでハラハラしながら彼氏にキレてました。戦闘シーンは意外にも大活
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ニューヨーク東8番街の奇跡(1987年製作の映画)

3.6

かなり思っていたのと違う展開になっていたけど、チャーミングな登場人物たちと突然の手作りUFOにほっこり。認知症のおばあちゃんと、心の優しい恥ずかしがり屋なUFO。
街が以前の様に活気を取り戻し一件落着
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アタック・オブ・ザ・キラートマト(1978年製作の映画)

3.6

トマトが襲ってくるという設定だけで面白いのに、登場人物も皆様子が可笑しくて、めちゃくちゃ狭い部屋での会議がとにかく最高だった。
笑いっぱなしで癒される映画としてオススメ。

DEATH DAYS(2021年製作の映画)

3.7

48分間強制的に死について考えさせられる謎映画。
大切な人を失って、死にたくても死ねなくて、デスデイでもやっぱり死ねなくて、結局死ぬって何なんだっけ?
蕎麦を不味そうに食べて生きていく。

リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

3.9

この作品は雰囲気重視や、
よくあるロードムービーものでは無い。
高速も乗れず引き返し、ホテルではゴキブリと格闘し、恋愛に発展する訳でもなくクサクサしている。何かになりたくても、何者にもなれない虚無感が
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さよなら、私のロンリー(2020年製作の映画)

3.4

理解不能だからこそ、映画は良い、とも思う。がしかし、誰にも全く共感出来ず、何が?と常に疑問を持ってしまっては負け。もうよく分からないけどこの作品は楽しい、に辿り着けなかった。金は人、親も狂わすという事>>続きを読む

チィファの手紙(2018年製作の映画)

3.6

最初のラストレター。
日本版から先に観ましたが、ストーリーは殆ど同じ。同じ故に楽しめる、日本と中国の異なる部分が良かった。
感情の変化のスピード感が日本とは全然違うんだな、と再認識。
ジョウシュンはい
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ファーザー・クリスマス(1991年製作の映画)

3.7

何て優しいタッチなのか。サンタさんのダメダメ振りも可愛い。
美味しいものを沢山食べ、カジノにも行き、散財しまくるサンタさん。
温かいお茶が大好きで、お酒でベロベロになる。一年に一度の大切な日のために、
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あなたの、私のクリスマス?(2022年製作の映画)

3.1

ハッピーで何も考えずに見れるクリスマス映画かな、と思い鑑賞。
全然考えさせられた。無遠慮な彼女が繰り広げるドタバタコメディーでハッピーになれませんでした。
ワンちゃんの扱いも酷く、不快。

路上のソリスト(2009年製作の映画)

3.4

実話ベースなドラマ作品。
内容うんぬん、ではなくて、ロバート・ダウニー・Jrが役に合っていない様な気がしまくっていた2時間でした。
その所為か中々中身が頭に入ってこなくて、感情的過ぎる様に見えるスティ
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ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

3.7

深く考えずに観ていれば、愛溢れる優しいお話とも見えて、深く考え過ぎたのか私にはナイトメアアリーと同じ結末の様にも見えた。大人や子供関係なく、ただただデルトロらしい。
やっぱりユアンマクレガーの声良いよ
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くるみ割り人形(1979年製作の映画)

3.6

可愛いとカオスが融合している奇妙なアニメーション映画。途中で普通の人間(バレリーナとか)も登場して色々凄い。
夢の中でまた夢を見て、、クララがいつまでも可愛く育つことを祈って。

シスター 夏のわかれ道(2021年製作の映画)

3.5

一人っ子政策の背景や、テーマとしていること、家族は絶対に面倒を見なければいけない、という気持ち悪いくらいの国民の意識が分かりやすく良かった。弟を育てると決意するまでの時間がやたら長く、泣かせようとする>>続きを読む

窓辺にて(2022年製作の映画)

3.8

人物描写が格段に上手くなっている今泉監督。きっとこうなっていくんだな、と予想が出来てしまっても、もっと知りたい欲が出てのめり込んでしまう面白さ。
市川のゆったりとした素敵とも言え、腹も立てられる様な性
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ビーチ・バム まじめに不真面目(2019年製作の映画)

3.4

このビカビカした感じ、スプリングブレイカーズを思い出す。
ダラダラ過ごし、いつも楽しむ事を忘れない。
ムーンドックは多分、一人でも大丈夫なんだろう
マシューマコノヒーのビール腹ぶりが素晴らしい。よくこ
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ホリック xxxHOLiC(2022年製作の映画)

3.5

原作大好きだったので、キャラクターにぴたりな配役で正に眼福とはこの事、状態。内容はギュッと纏められていてもう少し捻りも欲しいとこだけど、文句なし。凄く忠実でテンション上がりまくりの2時間でした。

バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

3.5

序盤はドキュメンタリーの様で、これは2時間は長いかな、と思っていた矢先の急展開。
急展開までは長いけど理由があるのでしっかり楽しい。
差別や偏見、変に力を持つことで孤立する恐ろしさ。
不思議な雰囲気の
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アンビュランス(2022年製作の映画)

3.5

話題のドローンは迫力満点、臨場感たっぷり、ではあるのだけど、という感じ。
俳優陣は良いが、ずっと同じものを見させられている様な感覚でやたらと長く感じてしまった。あれだけ一日に罪を犯しておいて、命の恩人
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SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

3.9

1は吹替で観たので2は字幕で。
信じられないくらい感動しちゃった。
皆自身が無い中で励まし合って夢を実現していく。絶対に諦めないムーンに感動。あとミスクローリー大好き。
子供向け、だけでは留まらない良
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リザとキツネと恋する死者たち(2014年製作の映画)

3.6

シュール過ぎる展開と、絶妙な歌が擽ぐる可愛いファンタジー。
次々と被害に遭う男性たちと、何故か死なないゾルタン。何度も感電しているところがハマる。
お菓子をつまみながら観たい作品。
リザがあんまり可愛
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猫が教えてくれたこと(2016年製作の映画)

3.9

イスタンブールの人々と、猫の距離は近い。当たり前に我が物顔で闊歩する猫ちゃんたちがメロメロにさせてくれる。
猫は幸せをくれると皆が言い、街全体で育てている。勿論そうではない者もいるだろうけど、優しい世
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ニンゲン合格(1999年製作の映画)

4.0

これ好きだったな。
何か諦めている様な自暴自棄な2人と、そのバラバラになった微妙な関係の家族。少しずつ昔、理想を取り戻したかった少年。ユタカが大人になっていく、ならざるを得ない過程が切ない。
折角作っ
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Seventh Code(2013年製作の映画)

3.3

この頃のあっちゃんは完成系だったな、と振り返るファンの為でしかない映画。
あっちゃんの良さが詰め込まれていて、こういうとこあるよな、の連続。
最後のPVまでの流れは笑っちゃうんだけど、何か好き。

ふたりの人魚(2000年製作の映画)

3.6

冷たそうな街並みを歩くメイメイと、追いかける2人の俺。
戻らなかったら探してくれる?と何度も聞く彼女の目には何の感情も無い。
空想は現実に、痛々しくも美しい終わり。愛って結局何だっけ。

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.5

富豪の見栄とシェフに対する尊敬がある故の抵抗の無さ。
それにしても、追っかけっこは特に意味を持たないし、シェフたちのプライドも大した理由が無い。
マーゴが予約していない女性で気に入らないのであれば最初
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今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

3.5

カイロの紫のバラ、男女逆転バージョン、と思っていたらそう単純ではありませんでした。
優しいキャラばかりで、愛についての映画だった。最期まで一緒にいるって、どういう事、だったのか。自分だけ年を重ねられな
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ジュディーを探して(2017年製作の映画)

3.3

二人が全くお似合いではないが、素朴なデートを楽しむ優しいカップルではあった。テレビで放送している事全てを鵜呑みにする視聴者の闇。
誰かの人生を壊していたりするんだよな。

ある男(2022年製作の映画)

4.1

一人一人のキャラクターが丁寧に描かれていて、序盤は退屈に感じる人も多いのでは、と思う程細かい。
多分一番気持ち悪い奴は城戸だ、と気がつくまでに時間はかからない。
人生を幾つも手に入れてきた、普通に生き
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コララインとボタンの魔女(2009年製作の映画)

3.5

現実世界では与えられなかった愛や、美味しい食事、理想とした庭があるボタンの国。
暫くは楽しんでいたが罠がある、という展開。地味で不満のある生活が実は一番ということかな。不満が無ければ怠惰な日々を過ごし
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ロラックスおじさんの秘密の種(2012年製作の映画)

3.6

可愛い作画で、ほんわか観てしまいそうになるが、世界の環境問題をそのままに描いている。
見て見ぬフリをし続けると、それが本当の世界になってしまう。
空気が汚れていけば、新鮮な空気を販売する者が生まれる悪
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少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録(1999年製作の映画)

4.0

何が?の連続から、何か良い!に変わり、ずっと意味不明な感動と爆笑に変換される名作。
ずっとエッチで、これが薔薇の楽園!となって、最後は本物のドライブマイカーで大興奮で、めちゃくちゃ面白いです。説明出来
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キャメラを止めるな!(2022年製作の映画)

3.3

何だろう、、こっちの方が好きだった。
低予算と、低予算風は違うと誰かのコメントにしっくり。
お金をかければ良いという訳ではなくて、綺麗に仕上がっているかどうか。
無茶感が面白いという不思議さ。