松村文彦さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

松村文彦

松村文彦

映画(362)
ドラマ(0)
アニメ(0)

アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.6

心が温まり、ほっこり癒される映画でした。前半部分は主役の二人の登場場面が少なく、どうなることかと思いましたが、ちゃんと最後にはみんなが幸せになるストーリーはやっぱりいいですね。色々な出会いと人の10年>>続きを読む

ブルーノート・レコード ジャズを超えて(2018年製作の映画)

3.7

ジャズ名門レーベルのブルーノートに関するドキュメンタリー・フィルム。レコードの1500、4000シリーズを聞いて育った者にとって格別の贈り物でした。インタビューが少々多いですが、織り込まれている往年の>>続きを読む

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.1

2時間画面に釘付けでした。2008年インドで起きた同時多発テロの実話をベースにしたとはいえ、冷徹なテロリスト、顧客を守ろうとする従業員、逃げ回る宿泊客が迫力満点で描かれています。映画というより再現ドキ>>続きを読む

任侠学園(2019年製作の映画)

3.4

社会貢献を目指したヤクザの活躍を描いたヤクザ・コメディー。結構笑えて楽しかったです。ありえないシチュエーションですが、立て直す高校の先生、生徒、父兄、まっとうなヤクザが入り乱れてやってくれます。西田さ>>続きを読む

やっぱり契約破棄していいですか!?(2018年製作の映画)

3.3

いい線行っているのだけど、何か決定打がなく、少々期待外れでした。自殺願望の小説家とノルマが達成できない殺し屋の物語。ブラック・ユーモアで面白いんだけど、やるならもっと徹底的にやって欲しかった。その中で>>続きを読む

見えない目撃者(2019年製作の映画)

4.0

最初から最後まで緊張感がこれほど持続され、本当に面白かった。最後に種明かしするパターンでなく、徐々に事実が明らかになっていくプロセスが非常にうまく表現されてます。その都度緊張感が高まっていきます。吉岡>>続きを読む

メランコリック(2018年製作の映画)

3.8

よくこんな奇抜なアイディアとストーリを考え付くものと感心させられました。はじめは暗い映画かと心配しましたが、テンポよく進んでいき一安心。主人公と両親の夕食シーンにほっとさせられます。役者さんはほとんど>>続きを読む

記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.8

いやぁ文句なしに楽しめました。監督の三谷幸喜もさすがですが、主役の中井貴一さんがいい味出してました。脇を固める役者陣にも驚かされました。ストーリーは色んなところで書かれてますので、そちらを参照してくだ>>続きを読む

台風家族(2019年製作の映画)

3.5

ちょっと奇想天外なストーリー展開で楽しませてくれます。
やっぱり家族をテーマにすると落ち着くところの落ち着きますね。
金に汚い長男、成功している次男、男のだらしない長女、遅れてきた三男に加えて、親父役
>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.9

流石のお二人、十分に楽しませていただきました。
昔売れっ子だった役者とそのスタントマン、テレビ俳優としては落ち目で映画へ転換を模索する姿が良く描かれてました。
160分を長いと感じさせないところが凄い
>>続きを読む

鉄道運転士の花束(2016年製作の映画)

3.4

私にとってはちょっと微妙なブラックユーモアな映画でした。
父親として自分と同じ鉄道運転士の仕事を息子に継がせたくない気持ちは理解できます。反対を押し切って運転士になった息子に対して、いろいろと支援の手
>>続きを読む

ガーンジー島の読書会の秘密(2018年製作の映画)

3.6

ストーリーが凝った構成になっており、戦争の悲惨さを背景に色々な秘密が解き明かされてくる展開にわくわくしました。現代を自由奔放に生きる作家ジュリエットと読書会創設のエリザベスの生き方が重なって見えます。>>続きを読む

シークレット・スーパースター(2017年製作の映画)

4.0

またしてもインド映画にしてやられた印象。
最初のうちは主人公のわがままさが鼻につきましたが、母親や弟、同級生からの想いを知るたび成長していく様、良く描けてました。
物語はよくあるサクセスストーリーで、
>>続きを読む

ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

3.7

いやぁ豪快に魅せてくれますツルツルおじさん達。超楽しかった。
最後のサモアが舞台のシーンは素晴らしかった。

感染家族(2018年製作の映画)

3.8

これほどユニークなゾンビ映画は初めてだ。ゾンビをここまでコメディタッチで描くとは素晴らしい。ゾンビを使って一儲けする展開が面白い。
キャベツばかり食べさされて、人の腕に噛みつくこと強要されるゾンビが悲
>>続きを読む

隣の影(2017年製作の映画)

3.7

ダークなコメディ映画でした。
自責でなく他責で物事を考え、親子そろって自己中心だと当然の結果としてこうなっていく展開。
兎に角向かって左側の家のおばさんが半端なくえげつない。そのおばさんから逃げ込むた
>>続きを読む

イソップの思うツボ(2019年製作の映画)

3.3

「カメ止め」が衝撃的過ぎたので、やっぱり二番煎じは否めなくちょっと
無理がある印象。それでも最後にどんでん返しがあり、楽しむことは出来ました。

ライオン・キング(2019年製作の映画)

3.6

昔劇団四季のミュージカルで観ました。とにかく実写レベルのリアルさが
ずば抜けている。さすがディズニー映画ですね。シンバが可愛かった。

工作 黒金星と呼ばれた男(2018年製作の映画)

4.0

久々に面白いスパイ映画を観ました。スパイ映画と言えば派手なアクションや銃撃戦が付き物ですが、当作品にはそれが無いにも関わらず、人同士の
駆け引きでグイグイと引っ張っていくストーリーはさすがの一言。
>>続きを読む

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.7

いくら100年に一人の数学の天才といっても、一晩で図面を引いたり、造船の知識を一夜漬けで習得するなど突っ込みどころは満載ですが、話の展開は
素晴らしく面白かった。
菅田さんをはじめ達者な役者さん揃いで
>>続きを読む

こはく(2019年製作の映画)

3.3

幼い時に父親と別れた息子が自ら父親になる時、父親としてどのように振る舞い、子供を育てれば良いのか模索する中で、兄と一緒に父親を探し求める物語。
兄弟で協力して父親を探すうちに、少しづつ父親像がわかり始
>>続きを読む

さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

3.4

ロバート・レッドフォードの引退作ですが、カッコよく渋いです。
イーストウッドの「運び屋」とどうしても比較したくなります。
両者実話をベースにした映画なのは偶然の一致ですかね。
イーストウッドは不本意な
>>続きを読む

よこがお(2019年製作の映画)

3.5

見応えのある映画でした。主役の筒井真理子さんの演技が素晴らしく、普段は献身的な看護師ですが、ある事件を境にして豹変していく様は迫力がありました。
相手役の市川実日子がだんだん攻撃的になっていき、愛情が
>>続きを読む

ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(2016年製作の映画)

3.6

今年1月に観た「ナチス第三の男」で興味を持ち、本作を鑑賞。
一言でいえば胸くそが悪くなる戦争映画。ナチスをテーマに映画はみんなこうなるが。戦争のもたらす不幸、残忍さ、地獄絵がすべて詰まった内容。
それ
>>続きを読む

ワイルドライフ(2018年製作の映画)

3.6

ズッシリ手ごたえのある家族の物語。この手の映画は役者の演技力が
成否を分けますが、父親、母親、ひとり息子の演技力は素晴らしかった。
父親の失業と山火事消火対入隊による別居、母親の浮気、両親の間を
戸惑
>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

4.0

前作に続いて同日の鑑賞。2番煎じでなく、より凝った作りになっている。
前作よりSF的味付けが加わり、パターンは同じだがちゃんと楽しめるようになっているところが凄い。これはお勧めです。

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

4.2

ループ物を初めて見ましたが、大変面白かったです。
主人公であるビッチで尻軽な女子大生がやってくれます。
どのようにしてタイムループから抜け出すのかなと思い、観ていると微笑ましくなる。主人公がちゃんと学
>>続きを読む

ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

3.4

前半は少々ダラダラ感があり退屈しましたが、後半は兄弟のキャラクターや
物語の展開もあり、楽しめました。4人の登場人物はそれぞれ特徴があり、
強者ぞろいでユニークです。古き良き時代のロードムービーでした
>>続きを読む

凪待ち(2019年製作の映画)

3.8

競輪にうつつを抜かし、どん底まで落ちた男が血の繋がらない父親と娘に助けられるお話です。主人公の郁男の生きざまは反吐が出るほど情けない。それでいて、血の繋がらない家族に助けられ、最後に自分の存在価値を考>>続きを読む

デリバリー(2019年製作の映画)

3.4

期待通りのB級映画でした。ピザのデリバリーをベースに、特注ピザに絡む4つのストーリー仕立て。原作・脚本を考えた方に感服です。突っ込みどころは満載ですが、最後にはすべてを認め、受け入れてしまうラストシー>>続きを読む

ある町の高い煙突(2019年製作の映画)

3.3

日立鉱山煙害事件を取り扱った新田次郎の同名作品の映画化。地元住民と企業が相反する立場でありながら、両者協力して煙害を解決していくストーリー。それぞれの立場の登場人物が上手く描かれてます。エンドロールを>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

3.4

日本におけるメディアの存在意義や人間としての生き方を考えされられる良作です。乗りに乗ってる松坂桃李やシム・ウンギョンの好演が光る。ただこれだけのネタを暴くなら、もっと新聞社内で葛藤があるだろうし、ギリ>>続きを読む

特捜部Q Pからのメッセージ(2016年製作の映画)

4.0

順番は相前後したが、これで特捜部Q全4作をすべて見終えた。どの作品も重厚な仕上がりで見ごたえがあり、十分に楽しめました。猟奇的な事件をリアルな描写で表現し、そこまでやらなくてもと思いますが、やっぱり手>>続きを読む

小さな恋のうた(2019年製作の映画)

3.0

口コミ期待で観ましたが、自分は入り込めずいま一つでした。高校生活、友達、家族、バンド応援者、そして基地の恋人と良く出来たストーリーですが、少々てんこ盛りの感がぬぐえない。やっぱり年取ったオッサンには荷>>続きを読む

長いお別れ(2019年製作の映画)

4.0

いやぁ心温まる良い映画でした。私自身還暦過ぎて認知症は他人事ではなくなりつつありますが。それにしても山崎努さんと松原智恵子さんの夫婦役は素晴らしかった。山崎さんは本当に認知症になったのかと思わせる渾身>>続きを読む

僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

3.9

第二次世界大戦後、ソ連占領下の東ドイツの高校生の実話に基づいたヒューマンドラマ。登場人物である高校生とその家族の葛藤の様が凄くリアルに描写されており、展開に思わず引き込まれていく。時代背景をしっかりと>>続きを読む