Joeさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

17歳は止まらない(2023年製作の映画)

3.5

中島歩に振り回される作品。

テクニックに走らない。シンプルでキャラたちの応酬が楽しい。17歳らしさ、身近さの中に面白さがある。とても日本の作品性のひとつを感じました。

真面目にやってるのに笑いが起
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イノセンツ(2021年製作の映画)

2.7

能力者は子供。

「わたしは最悪。」の脚本家が監督・脚本を手がける本作。「念力」「気」みたいなものが使える子供たちのイザコザで、映画の作り手には評価が高そうな作品。

子供たちは、不思議な能力が使える
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.8

期待を裏切らない。

劇場で見るか、リッチなモニタや音響で見ると嬉しい作品。お話のスケールを大きく見せてくれて満足です。

目新しいシーンは少ないのですが、やっぱりこういうアクション見たい。壮大な自然
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.0

巧を凝縮した作品。

スゴイアニメーション表現がてんこ盛りです。アニメーションに関わる人なら大きなスクリーンで何度でも体験しておきたいシーンの数々なことでしょう。特に作画したり演出したりする方には言葉
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アイスクリームフィーバー(2023年製作の映画)

3.5

90年代渋谷な作品。

撮りたいシーンが詰め込まれています。監督のセンスで溢れてます。広い心で受け入れたい、女性キャッキャうふふなムービー。

スクリーンの左右がタイトでカドが丸いフレームですが、なん
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1秒先の彼(2023年製作の映画)

4.8

好きな嘘です。

山下敦弘監督と宮藤官九郎脚本という組み合わせ、いやでも期待が高まります。そこに時間いじりSFです。ユルいSFの作りに可愛らしさを感じます。この嘘を嘘だと見せるのは視聴者を共犯者に仕立
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小説家の映画(2022年製作の映画)

2.9

楽しめるかはアナタ次第。

フィルムで撮影したことのある人は心の中から鬼が出てくるかもしれませんが、ビデオで撮影したことのある人には「あるある」「撮ったな」と思わされることでしょう。

約束された面白
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大名倒産(2023年製作の映画)

3.4

全年齢対象コメディ。

広瀬すず主演「水は海に向かって流れる」と同じタイミングでロードショーされる前田哲監督フィーバーの1作。

あと味が残らない潔さがある時代劇コメディ。とにかくウソをつくのが上手い
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探偵マリコの生涯で一番悲惨な日(2023年製作の映画)

3.0

雑が楽しい。

まったくもって見る必要もなければ人にススメる気も起きないけど、嫌いにはなれない作品。

笑っていいのか悩むところが多々あります。雑なFBIは笑って良かった。そもそもオープニングシーンで
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.9

ハリソンフォード若い。

生きた伝説を現世で見られる、嬉しい新作です。劇場で、あんなシーンやこんなシーン。昔、喜んだ感覚を思い起こしてくれて、なんだかジーンとします。

主要キャラの扱いの手慣れてるこ
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遺灰は語る(2022年製作の映画)

2.7

欧州の歴史や教養を問われる一作。

構成を武器に、思いつきのようなシーンの積み重ねで時間を埋めています。

直接的な表現が少なく、事前にストーリー背景に触れてから見ないと楽しめません。

やけに映像や
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君は放課後インソムニア(2023年製作の映画)

3.3

森七菜作品。

悩ましいです。原作読んでいませんけれど、作風の良さを崩さないように実写映画化したら、こうなるのでしょう。面白いかは別となってしまいますが、こうした作品もあって欲しいと思えました。

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鉄男 TETSUO(1989年製作の映画)

4.4

田口トモロヲの災難。

何年も前に観た作品です。劇場で上映されるとのことで、改めて楽しみました。

リマスターされているのか、映像はとてもキレイな仕上がりで、音響もメリハリの効いた低音が迫ってきます。
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.7

世にも奇妙な物語。

面白い。なにより絵になるシーンが多いです。恐ろしくシリアスなシーンなのに、結構笑えることが多いです。

「やりおった!」
何度も心の中で歓喜しました。
見たい画の期待に応えてくれ
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逃げきれた夢(2023年製作の映画)

3.9

光石研作品。

おおよそ「光石研ひとり芝居」です。少ないキャストが、その味をさらに照らし返します。

ストーリーは、長年教師として勤めた教頭先生が、定年間際で記憶力に影響がある病気をきっかけに、日頃の
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水は海に向かって流れる(2023年製作の映画)

4.2

広瀬すず作品。

1.広瀬すず。2.広瀬すず。3.広瀬すず。そんな作品でした。
原作マンガは読んでいないのですが、キャラクターが生き生きしているお話です。

恐らく広瀬すずさんは、妹系や美少女キャラの
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.4

脚本の手腕が光る、時間ループ作品。

このアイデアを実際に撮るのはシンドイだろうと思います。芝居で何度も一緒に演じてきたキャスト陣だからこそ挑めた、ヨーロッパ企画の集大成のひとつと感じました。恐ろしく
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最後まで行く(2023年製作の映画)

2.9

予備知識どおりの作品で、セオリーを知っていると逆に楽しめない作品。

とにかく不運が不運を呼び込む。畳み掛けるスリルと偶然のすり抜けに、結構声を出して笑います。

前半は、まさにオーソドックスなハリウ
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

2.9

ハードルを上げたのに下げないといけなくなって、自ら首を絞めてしまった作品。
映画について語る本まで出されている原作者。その実写映画化は果てしない徒労に追われていることでしょう。
作り手の悔しさが漂って
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怪物(2023年製作の映画)

4.6

スゴイと言わざるを得ない作品。映像表現のプロトコルを自在に操る。脚本と編集で、すでに出来上がっている。そこに、映像美が添えられる。たまたま撮れたんじゃないかというシーンを、仕掛けて撮っちゃう監督。どう>>続きを読む

宇宙人のあいつ(2023年製作の映画)

3.9

良い嘘(フィクション)は、これだ!という作品。

好きかどうか「明確に好き」、
楽しいかどうか「楽しい」、
面白いかどうか「よく作ってある」、
そして必見かどうかで言えば「必見ではないかな」という感想
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ヴィレッジ(2023年製作の映画)

2.8

嫌な現実を見せつけられるフィクション。正直、もう少しドキュメントタッチで見たかったです。

ストーリーは、ブラウン管がギリギリ存在する時代の日本の田舎で展開されます。少ない人間関係で成立している村。主
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.6

数十年にわたって伏線を仕込まれていたCGアクション大作。世代には涙モノです。

既視感だらけのキャラクターとアクションに泣けてきます。正直、ストーリーもキャラクターも面白いわけではないのです。子供の頃
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ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

3.4

空気を収録することに成功しています。

ナイーブが自然と集まる「ぬいサー」(ぬいぐるみサークル)の話。
大学に入学したばかりの垢抜けない学生たちの脆い部分を描く。

映像としての、ぬいぐるみ視点が面白
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雑魚どもよ、大志を抱け!(2023年製作の映画)

3.3

とーっても、とーっても、良い作品。
ですが、とーっても、とーっても、長いです。

「昭和の小学生あるある」が、そこかしこにあって、ノスタルジーに浸れます。
新作ゲームの発売日に学校休むとか、定番すぎて
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朝が来る(2020年製作の映画)

3.3

去年1度見ようとして寝落ちして、ようやくリベンジで最後まで見ました。
メイン3名の役者さんが魅力的。原作の辻村深月さん、いろんな作品をお作りになっているのを実感しました。
カットできそうな、なんとでも
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わたしの幸せな結婚(2023年製作の映画)

3.2

今田美桜。とにかく「今田美桜」作品。

言われなくても分かってる。でも、カワイイんです、今田美桜さん。ひたすら今田美桜さんがカワイイ。何度でも今田美桜さんがカワイイと言う。そういう映画です。
目黒蓮さ
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.4

作るの大変そうな作品でした。
面白いか?→ビジュアルは面白い
楽しいか?→ライダー好きならね
余計なコメントが増えてしまいます。
「もっと面白いの作れたやろ?」

ビジュアルはメッチャ良い…んー。凝っ
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

3.7

若さてんこもり作品。
人を選ぶと思いますけど、私好みの作品でした。
いろんな人が主人公で、群像劇と言うよりは同じ時間、同じ学舎で過ごした人達が交差する。

ひとつだけ気に入らないのは、不幸な事件を婉曲
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仕掛人・藤枝梅安(2023年製作の映画)

4.6

面白い。話も一級(当然ですよね笑)、役者も画づくりもバッチリです。

東映京都撮影所制作。レジェンドアンドバタフライで派手に攻める一方で、玄人志向も仕込んでました的な時代劇。でも配給は東映じゃないので
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茶飲友達(2022年製作の映画)

4.3

めっちゃ良い作品でした。ビビりました。
なににビビるって、エンタメでこんなにメッセージ性ある作品だとは思ってなかったのです。舐めてました。脱帽です。

なにより面白い。テーマがテーマなんで、楽しいわけ
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.5

お題「ラブストーリー」という脚本賞に対して「答えはこれだ」と言わんばかりの快作。作品の扱いが一過性の消費とされてしまうことを、あらかじめわかってて作ってそうなあたりが切ないです。

独白が多い作品は、
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(2020年製作の映画)

3.5

何度となく見るのを先延ばししていた菅田将暉さん小松奈々さんおめでとう作品。いや揶揄とかじゃなくてストレートな祝福です。

こんなに「ちゃんとしてる」作品が作れる本邦に喜びました。面白いし。楽しいし。見
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.6

これが映画です。そういう作品でした。
原作が良いのだろうとは思うのですけども。それをアニメ化した人達の、まあ手練手管の素晴らしさ。
見よ、これがアニメだ。映像表現だ。
魅せたい画がある。原作?良い原作
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

1.0

見なくて良い作品でした。ヒドい。

まず、面白くない。楽しくない。
楽しませようとする姿勢が感じられない。
本邦には卓越したアーティストが居られることを有り難く感じます。
これはダメ。

映像表現を分
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ちひろさん(2023年製作の映画)

4.2

とにかくおなかがすく作品。今泉監督作で、こんなに腹が減るとは思いませんでした。
冒頭からネコ化する有村架純さん。ストーキングされる有村架純さん。卑怯すぎる…。有村架純パワーで魅せつける2時間。
大切な
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