じょーさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.6

相変わらずインポッシブルなミッションにイーサンが挑みます。

ミッションがインポッシブルすぎて、時折「うおおお」って呻きました。

大体そういうシーンはデカい音が出ているので問題なしです。

至福の1
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.7

実話ベースの悪魔祓い話。

ぬおっ。前評判が良かったのでヴァチクソおもしろいのを期待しちゃったけど、ミディアムおもしろ映画だったな。悪魔の名前と登場の背景を探るパートが良かった。R・クロウの圧倒的な存
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ザ・ミスフィッツ(2021年製作の映画)

3.7

とある刑務所内にある金塊の強奪を企てる義賊集団の話。

もっとパンチがほしいというか毒っ気がほしいというか…はいはいはいぃ、って進行してしまって、ちょっと物足りなかったな。

ライトなノリのクライム映
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バーバー吉野(2003年製作の映画)

3.7

“小学生男子は強制的におかっぱヘア”というしきたりがある田舎町の話。

転校生が来たことをきっかけに、5人の少年がこのしきたりに反旗を翻す。

『スタンドバイミー』みがすごい。全編を通して、何だかおち
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たまつきの夢(2022年製作の映画)

3.6

1939年の日本、片田舎のビリヤード場での出来事。

太平洋戦争前にビリヤード場があったことに驚き(戦後の輸入かと思ってた)。話はシンプルで、長回し多め、淡々と進行。ちゃんと当時の様子に見える美術、衣
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.3

生まれつき両耳が聴こえない、あるボクサーの話。

ハンデを抱えつつもトレーニングや試合に打ち込むケイコの姿を、丹念に描写。静謐かつ実存感のある演出に惹き込まれた。周囲の人々との交流が温かい。“そして人
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マッド・ハイジ(2022年製作の映画)

3.7

チーズの独占販売を行うスイスの悪徳大統領に立ち向かうハイジとその仲間達の話。

嗚呼、B級。“B級”という点においてとてもまっとうな映画。筋の粗さやラスボス戦のあっさりさが残念だったが、まあそれもB級
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.2

何を言ってもネタバレになりますね。

“パンがおいしそうだった” “おれはこれ、けっこう好き” ひとまず、以上を持って現段階の感想とさせていただきます。

スタジオにお返ししまーす(どこ)(あ、スタ
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ダーク・アンド・ウィケッド(2020年製作の映画)

3.8

父母が暮らす実家に帰ってきた姉弟の話。

冒頭から濃い目の鬱展開。悪魔系、心霊系、かな。どっちの解釈も可能な感じ。着地点があっさりで、もうちょい濃い後味を期待してしまったけど、ヒタヒタと忍び寄る恐怖が
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ハイキック・ガール!(2009年製作の映画)

2.7

空手で黒帯をとりたい高校生と、“壊し屋”という武闘派組織の話。

話のテンポがかなりゆったり。何でそうなるの…という展開がちらほら。アクション時、やたらとリプレイするのが謎。総じてかなり困惑させられた
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.2

ファッション誌の編集長のアシスタントに就いた女の話。

いわゆる“お仕事”ムービー。

ワンマン編集長、えげつない。主人公が過酷な環境で恋と仕事に向き合い、成長していく様を小気味よく描写。アン・ハサウ
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愛のこむらがえり(2023年製作の映画)

3.7

売れていない映画監督とその彼女の話。

“ダメチーム奮闘記”の文脈で、映画製作に向けて2人が東奔西走する。シーンにもよるけど、サントラがちょっと大仰かな、という印象。邦画界の内情をチクチクしつつ、映画
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ショック・ドゥ・フューチャー(2019年製作の映画)

4.0

1978年のパリ。ある作曲家のある1日の話。

電子音楽黎明期の1コマを切り取った、という感じで、淡々とリアルな描写が続く。

初めて出会ったリズムマシンに魅せられて、いきなり曲を作り出す、というムー
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TOKYOドラゴン飯店(2020年製作の映画)

3.1

元ヤクザがラーメン屋を始める話。

ぬおぉ…何だこれは…。ラーメンバトル、ミュージカル、アクション、要素が盛り盛りキャラも盛り盛りで、渋滞が起きている…。よくも悪くも全編を通して“しょーもない”感じに
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サメストーカー(2020年製作の映画)

3.2

サメの活躍を期待して観たが、蓋を開けてみたら、ストーカーの脅威を描くサスペンス映画にサメのふりかけがまぶしてある、くらいの内容だった。

ほどよいB級感ではあったけど、もっとサメを観たかったなあ。
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.8

シリーズ5作目。

キーアイテムが超常的な力を発動する、というのは毎回なのだけど、今回はその力がかなりブッ飛んでます。針振り切れすぎてて笑ってしまいました。けども、やっぱそのせいで、そのおかげで、何と
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インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989年製作の映画)

4.4

20数年ぶり、たぶん、4、5度目の鑑賞。

個人的には、アクション要素の質と量は2に軍配が上がるな。しかし、本作は冒頭のヤングインディや、話の根幹に関わる父子バディの掛け合いなど、ドラマ部分の味わい深
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インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

4.6

20数年ぶり、たぶん、4、5度目。

インディvsインドの邪教集団。インディ、ショーティ、ウィリーのチーム感の良さよ。主人公補正えぐいけど、冒険活劇としてのクオリティは前作を上回る。トロッコのシーンと
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レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

4.0

20数年ぶり、たぶん、3、4度目。

冒険活劇の真骨頂。いやもうホント面白い。狭い通路で人より大きな鉄球に追われるという描写、本作が最初かな?そんなことないか。いや、そんなことあるか。調べたけど、いま
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.2

京都の旅館を舞台に繰り広げられる、2分を延々繰り返すループもの。

延々といっても人物の記憶は消えておらず、毎回展開や行動が変わるのが面白い。CGや派手な装置がなくても、秀逸なアイデアがあれば面白いS
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タキシード(2002年製作の映画)

3.7

ジャッキー・チェン扮する冴えないタクシー運転手が、ハイテクなタキシードを着て、悪い奴らの計画を阻止しようとする話。

スパイアクション定食、ジャッキー味…。バカさ強引さも含めて、何も考えずに気楽に観れ
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マン・オブ・スティール(2013年製作の映画)

3.6

スーパーマン誕生の話。

ムムムな評判を聞いていて、ハードルを下げて観た。長いし、たるいパートはあったけど、スーパーマンのバックボーンを知れたのは良かったし、終盤のアクションは観応えがあって、これはこ
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.5

蜘蛛人間がたくさん出てくる話。

こりゃすごい。前作もそうだったけど、今作も映像表現の針が振り切れてて、メーター壊れた。ヒーローの存在意義、物語上の犠牲について豪速球で問うてくる内容もめちゃ良かった。
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.4

DC作品はまあまあ鑑賞済。ドラマ版は未鑑賞。

両親を助けるためにフラッシュがはりきり、バースがごっちゃになる話。

Mのバットマン登場も熱いけど、Nの登場が胸熱だった。マジでDC祭り。2時間半があっ
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呪詛(2022年製作の映画)

3.5

ある禁忌な場所に入ったがために、呪われてしまった母娘の話。

うーむ。モキュメンタリー形式でPOVなのだけど、これが功を奏している部分とそうでない部分があり、何だかノレなかった。観ている側をもっとうま
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怪物(2023年製作の映画)

3.8

親と先生と少年たちの話。

『羅生門』的3幕構成。

ある要素を物語内の仕掛けとして扱っている点には違和感を感じた。幕が変わる度に新たな視点が登場し、様相がガラリと変わる様は観応えあり。怪物がだれか、
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

4.0

お友達ロボットが暴走する話。

割と先が読める感はあるけど、それでもこのAIがどこまでいくのか、どこまでやるのか、その行く末が気になって、惹き込まれた。

チャッキーとかターミネーターとか、想起する過
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エージェント・マロリー(2011年製作の映画)

2.8

諜報部員マロリーが活躍する話。

うーん。うーん?何か話の筋が、とても分かりにくかった…。あと、アクションがやや緩慢…。や、きっとリアル志向でこうなってるんだろう、とは思ったけど。

総じて、何とも言
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雄獅少年/ライオン少年(2021年製作の映画)

4.0

舞台は中国。獅子舞大会に挑む少年たちの話。

弱小チーム奮闘記 of 獅子舞。数多あるスポ根を想起もするが、獅子舞という変化球で面白くなってる感あり。ベタではあるけど、終盤の太鼓の音が増えていくあたり
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ザ・インタープリター(2005年製作の映画)

3.6

国連で働く通訳の女が、マトボ共和国(架空の国)の大統領暗殺計画に巻き込まれる、社会派サスペンス映画。

長いし、長く感じた。ゆったりたっぷりしたテンポが、あまり肌に合わなかったな…。中盤から終盤の、真
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我々の父親(2022年製作の映画)

3.5

一人っ子の女性がDNA鑑定をしたところ異母兄弟が何人も見つかり…というところから始まるドキュメンタリー映画。

にわかには信じられないのだけど、実話。暗く重く、胸糞悪し、な内容です。作品内のテロップで
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スクリーム(2022年製作の映画)

3.7

映画1〜4、ドラマs1、s2は鑑賞済。

原点回帰で敢えてのナンバリングなし。

本シリーズ(特に1)をこねくり回しすぎてる。作中それに触れてもいるけど、メッタメタにメタしたらそれで気が済むの?という
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ハード・フィーリング!(2023年製作の映画)

4.0

雷に打たれて自分の性器と話せるようになった、1組の男女の話。

突飛な設定の中、ティーンの恋愛ゴタゴタが展開し、終盤には“プロム”が待っている。ベタさもあるけど、けっこう攻めてるシーンもあって、心意気
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

4.2

富豪が住む孤島に富豪の友人たちが招待され、殺人事件が起きる話。

何っかもう、絶妙!絶妙にベタだけど絶妙に変化球で、変テコだけど、ちゃんとミステリーとして面白い。皮肉がききまくっている。前作同様よくし
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

認知症になった男の話。

この主人公の視点で描かれるため、さっきはAだと言っていた人が別のシーンではBだと言っていたり、Cさんかと思った人がDさんだったりで、観ているこちらも頭に「?」が浮かび続ける。
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THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)

4.2

とある研究施設絡みの逃亡劇、追跡劇。

逃亡者も追跡者も超人的な能力の持ち主なので、本件に絡む一般の方々が犠牲になっていくのは本当に不憫…。バイオレンスアクションとして前作から正統進化。終盤の夜空の○
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