じょーさんの映画レビュー・感想・評価

じょー

じょー

C.R.A.Z.Y.(2005年製作の映画)

4.0

男ばかり、5人兄弟の話。4男が主人公ではある。

厳格な家庭で育った兄弟たちの成長と葛藤を、丹念に描写していて面白い。家族の“業”について思いを馳せる。ラストのハグでグッときたのと、その先、最後の最後
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無職の大卒(2014年製作の映画)

4.0

大卒で無職の男の話。

前半と後半で様相がガラリと変わる。前半のふにゃふにゃニートくんな感じもいいけど、後半の“半沢直樹”的なテイストも好き。劇中特に理由の説明はなかったはずだけど、この男、やけに格闘
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トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦(2024年製作の映画)

4.5

『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』を目撃ィ!!!

九龍城砦で香港マフィアが暴れる話。

いやいやいや、こりゃあ凄い。凄まじい。九龍城砦のディテールにビビる。先の読めなさ、サイコー。そして
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ブルーベルベット(1986年製作の映画)

4.5

極めて個人的にデヴィッド・リンチ追悼企画、ということで『ブルーベルベット』を鑑賞。

「こんなんなんぼ観てもいいですからね」的に、何度目か。

いやもうそりゃあ、やっぱいいです。素朴な田舎町で起きるド
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阿修羅のごとく(2003年製作の映画)

4.3

4姉妹とその周辺の人々の話。

4者4様の人生模様を丁寧に大胆に活写。その甘み苦み深みに、マジでくらくらした。ホンが素晴らしい。そして、キャスト陣もすげえ。鉄壁です。心に残る名シーン、名演技がたくさん
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はなしかわって(2011年製作の映画)

4.0

NY在住のある男の話。

ある日の彼の様子を丹念にスケッチ。

うむ!小気味よいなあ。主人公がどんな人かだんだん分かってくるんだけど、とてもいいヤツなんすよ。あと、いろんな所に出向くので、NY観光的側
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パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

4.0

姉が紹介してくれた女性と恋におちる男性の話。

シンプルなマンミーツウーマン話に、詐欺師の厄介なサブクエストと「突然キレる」という主人公の特性が絡んできて、面白みたっぷり。ヒヤヒヤするし、実際やべえ目
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ディア・ライフ(2016年製作の映画)

4.0

いろいろ煮詰まってセラピーを受ける撮影技師の話。

ラブロマンスかな、という展開が続くのだけど、振り返ってみるとラブより大きい枠、“ライフ”の話だったな、と思い至る。月並みだけど、ホント、いろいろあり
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I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ(2022年製作の映画)

4.0

映画オタクな高校生の話。

嗚呼。刺さる。刺さるよ。いろんな角度からグサグサ来るよ。苦み甘みからみしょっぱみ、いろんなお味が混ざって、結果美味しくなってるよ。ボーイがいろいろを経て成長する様を堪能。派
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ビーキーパー(2024年製作の映画)

4.5

とある養蜂家がキレ散らかす話。

過剰防衛ならぬ過剰“仇討ち”でしょ、これは。

やりすぎステイサム。ステイサ無双。ステイサムがキラーを演じるホラー映画ともとれる。

事態が斜め上に斜め上にエスカレー
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伯爵(2023年製作の映画)

4.2

吸血鬼とその子供たちが、遺産相続でわちゃわちゃする話。

実在した政治家を吸血鬼設定にしている点や、各人のキャラ、いい感じの先の読めなさなど、おもしろポイント多し。中でも、ある人の飛行シーンが強烈に印
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怪奇温泉旅館(2018年製作の映画)

3.0

祖父母が経営する旅館を訪れる青年の話。

あれ。期待してたんのと違う。ひっかかりなくさらさら進むし、全く怖くもないし、コテコテギトギトのB級でもないし、何ならいい話でまとめようとするし。

「こういう
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カルキ 2898-AD(2024年製作の映画)

4.2

今年の映画館初め。

未来の世界で妊婦が追われる話。

きっと細かい設定があって、こちらにも伝わりきってなくて、「?」というキャラやシーンはあったけど、SFのそういうとこ、好き。圧倒的な画作りと後半ギ
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トリプルX:再起動(2017年製作の映画)

4.0

前2作は未鑑賞。

軍事兵器を奪還するために東奔西走するチームの話。

さすがに過去作観てないとわからない要素はあるけど、ドンパチドッカン定食としては十分に楽しめる内容だった。車上アクションのスピード
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ハッピー・ニュー・イヤー(2014年製作の映画)

4.3

復讐のためにダイヤを強奪するためにダンス大会に出る人たちの話。

何じゃそりゃな設定だし、ツッコみ所も多いのだけど、それを凌駕してくる展開と情熱とパフォーマンスで「うおしゃー」ってなるやつ。元日に観れ
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セキュリティ・チェック(2024年製作の映画)

4.2

犯罪に巻き込まれる空港保安官の話。
うひょー。これは面白い。クリスマス×アクションといえば『ダイ・ハード』だけど、そこに新顔が登場した感。緊迫感溢れる展開、空港を活かしたアクション演出、刑事や恋人と
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ホワイトバード はじまりのワンダー(2024年製作の映画)

4.3

前作鑑賞済。

孫に昔話をする婆ちゃんの話。

WW2中の過酷な話なのだけど、空想旅行や夜の森の逢引など、かわいいシーンもあって大変良い。ヘビーなシーンもかわいいシーンも、何だか泣けてしまった。濃密で
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ライース(2017年製作の映画)

3.7

インドの禁酒法が制定されている州で、酒を密売する男の話。

前半は裏社会でのし上がっていく様を描き、後半は警察に追われたり、騙しや裏切りがあったり、で、ビターな方向に進んでいきます。私の好きなオラオラ
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勇者は再び巡り会う(2015年製作の映画)

3.6

自動車整備士の兄弟と、その2人の恋人の話。

むむっ。何だかメロドラマが過剰。いや。過剰なものは好きなのだけど、どうにも無理が通って道理がひっこんでるように思ってしまい、面白さと腑に落ちなさが同居して
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クレイヴン・ザ・ハンター(2024年製作の映画)

4.0

悪党を狩るハンターの話。

うおっ。これは面白い。ぶっちゃけ中盤まではかなりたるく感じたけど、後半はどんどんギアが入る。あと、牛がたくさん登場して盛り上げるのも何だか良い。ライノが活躍するので、アメス
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ブロウ(2001年製作の映画)

4.0

実在した麻薬密売人ジョージ・ユングの話。

私の大好きな70年代〜80年代の実録クライムもの。麻薬王パブロ・エスコバルも登場し、ギアがぐいっと入る。オラオラからボコボコに至るテンプレみたいな展開だった
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.6

『インターステラー』IMAXレーザーGT版を体感。

通常版は10年前に鑑賞済み。

これはまじで素晴らしい映像体験。画と音の良さが作品価値を押し上げているッ…!

話知ってると序盤から泣きポイントが
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コール・ミー・ダンサー(2023年製作の映画)

4.0

プロのダンサーになりたい青年の姿を追うドキュメンタリー作品。

彼と周囲の人にかなり長い年月カメラが寄り添った結果の産物として、見所多し。師匠がいて、ライバルがいて、血の滲むような訓練があって、様々な
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バイオレント・サタデー(1983年製作の映画)

3.3

CIA長官からある任務を依頼されるTVキャスターの話。

サム・ペキンパー監督の遺作。

むむっ。何だこれは。話が飲み込みづらい。腑に落ちる部分、落ちない部分があって、もやもや。アクションシーンはさす
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メシア・オブ・ザ・デッド/メサイア・オブ・デッド(1973年製作の映画)

3.2

父に会うためにアメリカ西海岸の街を訪れる女性の話。

ちょっとぉ!おれの知ってるオブザデッドとなんか違う!ゾンビらしき存在は出てくるけど、何っかシュールでふわっふわしてるんすよ。人物も展開も着地点も謎
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JAWAN/ジャワーン(2023年製作の映画)

4.5

国を憂う人たちが蜂起する話。

おもしれええええぇ。あれ、この人誰?って途中何度かなるんだけど、多分意図的で、後半解消する。アクション、ダンス、ロマンス、家族愛、友情、社会的なメッセージなど、いろんな
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マーク・アントニー(2023年製作の映画)

4.7

『マーク・アントニー』を全身で被弾。

いやもう、わけわからんす。何なんすかこれ。映画なんすか。映画ですけど。何を観てるのか、何を観せられてるのか、ホントもう、よくわからなかったです。とにかくサイコー
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アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師(2024年製作の映画)

4.0

脱税王に挑む詐欺師集団の話。

うおお。おんもすろい。中盤まではテンポややまったりに感じたけど、話のギアが入ってからは俄然面白くなった。詐欺師の話だから、観客を騙しにかかるんだろ、と構えてたけど、ちゃ
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トランス・ワールド(2011年製作の映画)

4.0

とある森から外界に出られなくなる、1人の男と2人の女の話。

ひょえ〜。そう来たか〜。ざっくり言えば“世にも奇妙”系。3人の素性が徐々に顕になっていき、つながっていくのが、たまらない。終盤、若干謎展開
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フェイシズ(1968年製作の映画)

4.0

20数年ぶり2度目。

とある熟年夫婦とその周辺の人たちの話。

大人の男女の感情、欲望、事情などなどが交差し、ぶつかり合う様子をリアルに描写。あまりの身も蓋もなさに、ひいたり笑ったり。着地点も大人感
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ドント・ムーブ(2024年製作の映画)

3.8

やべーやつに筋弛緩剤を打たれて、体が徐々に動かなくなる女性の話。

そんなん助からねーだろ、からの、あれやこれや。サスペンス要素、胸糞悪い要素などが、いい感じで配置されていて、ワンアイデアふくらまし系
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ヴェノム:ザ・ラストダンス(2024年製作の映画)

3.6

敵クリーチャーにあまり魅力を感じなかったのが残念。宇宙人オタク家族も何だか微妙。

エディとシンビオートのもはやカップルとも言えるバディな関係は良かった。何にでも乗り移る本作独特のヴェノムアクションも
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ブラックベリー(2023年製作の映画)

4.3

元祖スマホの話。

はい来た好きなやつー。

前半オラオラ、後半ボコボコの栄枯盛衰もの。そんで実話ベースでスマホの話なもんだから、こりゃあ刺さります。iPhoneの登場がいかに衝撃的だったか。ついこな
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スマイル(2022年製作の映画)

3.6

患者が自死する様子を目撃した精神科医の話。

主人公の精神が徐々に追い込まれ、蝕まれていくサイコスリラーで、割とよくある設定ではある。随所に既視感があり、終盤も想定の範囲内ではあったかな。“笑顔”が怖
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ルート29(2024年製作の映画)

3.6

事情があって姫路から鳥取まで車で向かう2人の女性の話。

車だと片道3、4時間だけど、道中色々あって、しっかりロードムービー。かなりシュールでクセが強い面があって飲み込みづらい場面もあるけど、面白みや
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シティーハンター(2024年製作の映画)

4.5

現代設定で蘇る冴羽獠!

鈴木亮平さんの獠、完成度高すぎる。もっこりもハードボイルド要素もアクションも存分に楽しめた。そしてマンガならではのあのハンマーを違和感なく現実世界に登場させる演出…!満足度高
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