佐々木さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

佐々木

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ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方(2018年製作の映画)

3.7

うーん。そうか、そうだよな。冒頭から涙が止まんない。こんな全てが和となす世界があるなら俺もここに殉じたいと思う。死んだコヨーテを抱きしめたいと思った。でもどこかに信じがたい自分がいる。エマの子供達の行>>続きを読む

ゆがんだ月(1959年製作の映画)

-

貧乏長屋に芦川いづみ。それだけでオッケー。長門裕之も夫婦で良い。

人間狩り(1962年製作の映画)

5.0

文芸坐の紹介文通りの傑作。大坂志郎、渡辺美佐子、中原早苗、小沢栄太郎、長門裕之。実力派揃いのキャスティングも堪能。この時代の絶対ハズレの無いやつやん。げ、あのお母さんは北林谷栄?はあー。

続・荒野の用心棒(1966年製作の映画)

3.4

マカロニウエスタン初級編って感じだな。本日、三本立ての出だしにぴったり。いや、今日の三本立て、面白かった2020.8.30文芸坐

豹/ジャガー(1968年製作の映画)

3.8

タイトルがよくわからないけど痛快なバディ物。どんだけ脱線しても戻ってくるのが凄いよな。大概の映画戻って来ないもんな。ヒロインがまた良い女で効いてる。これ若い時見たら相当来ると思う。2020.8.30文>>続きを読む

殺しが静かにやって来る(1968年製作の映画)

4.5

メチャメチャオモロイやん。最後は娯楽で終わって欲しかったけど。ちょっとトラウマ。ヘイトフル8が観たくなる。いや本当に凄い。2020.8.30文芸坐

サウダーヂ(2011年製作の映画)

5.0

圧巻のわがままジュリエット。よくわからないシーンもあるけど、成立したシーンの質がものすごく高い。会話の旨さ、定番と言っていい、ヤンキー上がりのギャルのキレっぷり。21世紀以降重要な映画の一つだと思う

国道20号線(2007年製作の映画)

5.0

山手通りにはない世界。会話とキャラがとにかく残る。

典座 -TENZO-(2019年製作の映画)

-

気持ち悪い。曹洞宗のプロパガンダ。幸福の科学が作る映画と大差ないじゃん。百円引きのコンビニ弁当が唯一のユーモア。

クスクス粒の秘密(2007年製作の映画)

4.4

何度観ても後半手に汗握る。伏線の回収とリムのベリーダンスが見事なグルーブを生む。ジアドの嫁のキレっぷりは確実に寿命を縮める。大好きな作品です。

読まれなかった小説(2018年製作の映画)

-

率直に長い。後半の息子と牧師二人の会話劇は全部カット。地元の小説家との会話も3分の2カット。二時間に縮めて数段面白くなる。だって後は素晴らしい。キスシーンと井戸絡み。

ある女優の不在(2018年製作の映画)

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うーん。乗り切れなかった。掴みが安易で本題が入ってこない。女優と監督、二人の目線も中途半端。人生タクシーは大好きです。

家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.2

前作の、わたしはダニエルブレイク、で鼻についた説教臭さを恐れ敬遠してたけど、それは全くなかった。家族という有機体、運命共同体の駆け抜ける様に固唾を飲んだ。

ケス(1969年製作の映画)

4.5

瑞々しい!エヴァグリーンという言葉がぴったり。体育の授業がこんなにも面白いなんて。そう、教師なんて最低なガキで子どもは大変なんだよ。ていうか、ある意味馬券を買わず鷹のエサ代に回す少年が誰より大人に見え>>続きを読む

ミュンヘンへの夜行列車(1940年製作の映画)

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ドイツ人が全員英語を喋ってる安易な本作から『第三の男』へのキャロルリード監督の道のり。2020.8.15シネマヴェーラ

豚と軍艦(1961年製作の映画)

3.6

ああ、なるほど。何度目かだけど今回吉村実子の目線からに絞って観たら一番納得がいった。ちなみに吉村実子は芳村真理の妹。そう言えば似てるわ。2020.8.13文芸座

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.3

なるほどね。まあまあ。でもなんか鬱陶しい。悪に同情要らん!公開当初俺にこれ褒めたVシネマの監督いたけど、やっぱクソだった。2020.8.8ギンレイホール

去年マリエンバートで(1961年製作の映画)

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うーーん。乗れない。映画エリートつうの?そういうの前面に出てるけど映画観てる間、他のことが頭をもたげる。すんません。
※追記ですが金持ちの余興というのがぴったりな感想です。
2020.7.27早稲田松
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

5.0

うん。スゲえな。話はどうでも良いけど、生きることの美しさと残酷さを子供達に伝える為に命がけの宮崎駿。

もののけ姫(1997年製作の映画)

4.0

・ナウシカの劣化版
・ナウシカに比べキャラにカリスマ性がない
・タイトルと主役が違う
ーーーー以上が公開当初の感想。
で改めて今回みると、確かにその通りだが、面白かった。
一周回って自然と人間の共存と
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君が世界のはじまり(2020年製作の映画)

3.1

キャラが男女ともかぶりすぎ。群像劇の意味が無い。それは良いとしても、松本穂香が濡れ場NGなのは解ったが、主人公はロストヴァージンで終わって欲しかった。一つの空気は作り出してるが、抜けた点が無いのでは。

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

5.0

コナンのNHK再放送の影響で「カリオストロの城」をAmazon primeで観て、その流れで今回三十年ぶりぐらいに劇場でナウシカ。でもびっくり。何度も観てるけど、今回が一番感情を揺り動かされた。何と言>>続きを読む

サンダーロード(2018年製作の映画)

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冒頭葬式のシーン、寝落ち。ああ。それ以降は観たけど、親不孝の俺としては痛すぎる。きっと寝たのも自分と向き合うのが怖かったんだと思う。母ちゃんすまん。アップリンク吉祥寺

はちどり(2018年製作の映画)

3.7

女子たちがとにかく自然。あと父親、教師、文具店のオヤジ達も。塾の先生がも少し魅力的ならなおよろし。冒頭の9階と10階の帰宅の下りは何だったんだろう?未回収だよね

炎と女(1967年製作の映画)

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やっぱ苦手だなこの監督。妻が子供を産んだ時点で終わってる話。それを延々と振り返されても机上の空論。そんなに童貞でいたいんですか?

暖春(1965年製作の映画)

4.0

いや凄えな。途中まで本当どうでも良いんだけど、この後半一気に畳み掛ける斬れ味!原作は小津。晩年の小津の自意識が充満した話だけど、それを中村登が戦前からの脱却する話に塗り替えた。誰の子か?戦後はそんなこ>>続きを読む

わが闘争(1968年製作の映画)

4.3

佐久間良子に尽きる。出産シーンも本当に凄いけど、包丁を持って葛藤する1カットにこの女の人生が詰まってた。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト(1968年製作の映画)

4.8

参りました。冒頭のつかみも凄いがトータルでも凄い。女もしっかり描くしユーモアもある。脚本は破綻するけど人間は裏切らないから最後までエモい。2020.7.13早稲田松竹

凱里ブルース(2015年製作の映画)

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前半全く頭に入らず。ヒロインがバイクに乗るあたりからやっと集中。スケールのでかい長回し。

バルカン超特急(1938年製作の映画)

3.7

キャラの説明が長い。ただ事件が起きてからはあっという間。あとヒッチコックにしては女優が綺麗どころが揃ってる。何よりフロイおばさんが素敵!

海外特派員(1940年製作の映画)

5.0

うーん。キャラが全員活きいきしていて、グイグイ前に来る。映画が弾んでる。忍び寄る大戦の影にも、全く怖れていない。若いアメリカ。若いヒッチコック。「カリオストロの城」の時計塔内部の決闘はこの映画の影響だ>>続きを読む

山羊座のもとに(1949年製作の映画)

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前に観てた。そこそこの失敗作品。ヒッチコックのサスペンスが邪魔してる。バーグマンやジョゼフコットンはやりたがると思うけど、こういう没落貴族の再生みたいな文芸作品はヒッチコックというより、ワイラーとか吉>>続きを読む

三十九夜(1935年製作の映画)

3.6

巻き込まれエンタメのヒッチコックスタイルの元祖、という触れ込みで観た。結果、その通りでした。特に秀逸なのが、手錠に繋がれたホテルのシーン。一晩の男女の心理劇で、あーなんか中学生に戻っちゃうぞ。それがラ>>続きを読む

蜘蛛女のキス(1985年製作の映画)

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最初の方、演劇くさくて作品に乗り切れなかったが、ウイリアムハートの事情がわかり始めてからグッと作品に入れた。イヤーしんどい。終わり方が堪えた。

楽園(2019年製作の映画)

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杉咲花の芝居を観るのは楽しい。それだけだなあ。2020/6/1早稲田松竹