JunkoHayashidaさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

JunkoHayashida

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地上の星たち(2007年製作の映画)

4.0

怠け癖と言われ続け、自信を失った失読症の子供が美術教師との出会いで、自信を取り戻していく物語?眼差しがすごく優しく、静かだけどとてもいい映画。
多様性とはこういうことだと思う

あん(2015年製作の映画)

3.9

静かであたたかい空気の流れる映画。

ハンセン病施設にいる老婆と過去のあるどら焼き屋店長との心の交流を描いた作品。

物事へ真摯に取り組む姿勢、人々の偏見、守りきれなかった後悔。

樹木希林さんと永瀬
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37セカンズ(2019年製作の映画)

3.8

脳性麻痺をもつ女性が、精神的に母親から自立していくまでの物語。

主人公を演じるのは、本当に障害を持つ方。入浴シーンもあり、その体当たりの演技に圧倒される。

そして主人公ユマに外の世界を体験させる水
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.8

事実を元にした映画。誰かにパラサイトせずにはいられない自堕落な母親秋子と、学校にも通えなかった子供周平がたどり着く悲劇。

とても救いのないストーリーではあるけれど、とにかく罵声を浴びせるときのドスの
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クロース(2019年製作の映画)

3.8

サンタクロース🎅が誕生するまでのお話。
クリスマスらしい映画でもと思って見た一本は、まず絵が好き。
郵便配達員と木こりがいがみあう住人たちを変えていく。想像通りの展開ではあるけれど、ちょっとほっこりす
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.7

梨泰院クラスのキム・ダミの演技が光る。
スピーディーな展開、キレのいいアクション、終盤のどんでん返し。ラストまであっという間。

で、見終わって気付く。これパート2あるんだ。。いつ公開されるんだろう。
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西北西(2015年製作の映画)

2.7

うーん、設定は悪くないのだけれど、なんだろう。

まず演技がサヘルローズ以外は、なんかパッとせず。
抑えた抑揚もうまく機能してない。

アイ役の子、かなりメンヘラっぽい顔立ち。失礼ながら、演技なのか、
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アダムス・ファミリー(2019年製作の映画)

3.1

可愛らしいし、世界観はあるのだけれど、やはりあの時代の実写のインパクトは凄く。。
実写であれだけのことを再現したのだから、アニメならそれを超えて欲しかった。

単に作図のテイストが好みでなかったのかも
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記者たち~衝撃と畏怖の真実~(2017年製作の映画)

3.5

バイスがエンタメ的な視点だとしたら、こちらは記者の側面からブッシュ政権を描いた社会派映画。
主要新聞社が政権に阿るなか、事実を求めて、奮闘する記者の姿を追う。
たまたま立て続けにブッシュ政権の映画を見
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バイス(2018年製作の映画)

3.8

クリスチャン・ベイルさすがの怪演。
歳をとってなお、金と地位と名誉に執着し、そのためなら人の生命さえも顧みず、法さえも拡大解釈で歪曲する、あさましさと醜悪さ。
今の時期、他人事だと流せない部分が多数。
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暁に祈れ(2017年製作の映画)

3.4

お決まりだけど、大好きなボクサーのカムバックもの、と思いきや、全然違った本作。
勝つけどね、そこあまり重要じゃないというか、勝ったからといって刑務所内でのポジションが変わるだけで、ミリオネアになれるわ
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バハールの涙(2018年製作の映画)

3.8

現在と混ざりながら、親、子供、妹が奪われたシーンがインサートされていくのだけれど、それが全然ごちゃごちゃとせず、むしろバハールの苦しさがひしひしと伝わってくる。
女性戦士の強さに心打たれる。そしてバハ
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ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス(2018年製作の映画)

3.4

ヴィヴィアンのパンキッシュな魅力が伝わらず。。
コレクションの素晴らしさ、アーカイブ的映像に助けられた感が。
彼女の発言も過去のものは素晴らしいけれど、この映画で引き出されたものは何もなかった気がする
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1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

4.3

史実に基づいた物語。
あまりに重い。
どこで諦めるか、圧倒的な暴力の前に市民の声は届くのか、私たちにこれほどの覚悟ができるのだろうか。

レミゼラブルを思わせるようなラストシーン。多くの失敗や悲劇、教
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ピザ!(2014年製作の映画)

3.5

スラム街近くにオープンしたピザ屋。
どうしてもピザを食べたいと奮闘するスラムの兄弟のストーリー。
兄弟の純粋な笑顔と、利益を得ようと策を巡らす大人の嫌らしさが対比になっていて、印象的。ただしストーリー
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.0

途中から泣きっぱなし。外見ではないオギーの魅力に惹かれる同級生たちはもちろんだけど、姉の視点がいい。
弟は愛してるけど、両親がこちらを向いてくれない辛さ、葛藤。姉の友人の思春期らしい後ろめたさ。色々な
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12か月の未来図(2017年製作の映画)

3.6

いい映画だった。
貧民街の生徒を変えるというテーマはよくあるけれど、この映画では例えば音楽を学ばせるとか、スポーツで心を開くというようなドラマティックなことは何もない。
ただ、勉強をすることがどんな将
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アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

3.0

コロナで鬱屈としがちなので、ハッピーな映画を。外見なんて関係ないという、明るいプリンセスドラマ的な色調。本人にはどう見えているか、ちょっと知りたいのに、そこは見せないというのが逆に良い。

ある少年の告白(2018年製作の映画)

3.6

固定観念から自分でさえもLGBTQはおかしいことだと悩む少年たちが苦しい。
そして母の愛の深さに打たれる。

2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

3.8

すごくよかった。静かに淡々と進んでいくなかで、司祭が持つ重責、そして彼らも同じ人なんだということがひしひしと伝わってくる。ピアノの演奏、サッカー観戦、そんなことが貴重な時間だと気付かされる。

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

3.5

レネー圧巻の演技。
ただ、薬を与えたのは誰なのか、父親との関係は、など子役時代のことがものすごく分かりづらい。下調べをして見た方が、重く心に響くと思う。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.5

うーーん、評価が難しい。
ところどころ笑いがあり、格差社会についてもわかりやすかった。
ただ、ハラハラする場面については、雇い主にバレないようにというところが主軸で、心理的駆け引きはなく、ドタバタの域
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.5

アメリカのテレビ局事情に明るくないため、引き込まれるまでにやや時間がかかるものの、テンポが良くて、途中からはグイグイ引っ張られる。
実話ベースのため仕方ないところはあると思うけど、女神の見えざる手のよ
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栄光のマイヨジョーヌ(2017年製作の映画)

3.6

オーストラリア初のプロロードバイクチームが誕生と、そこからの軌跡を追ったドキュメンタリー。
ロードのルールを知らない私は、途中まで、ところどころ理解できなかったのだけど、迫力あるレース風景、選手個人個
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.8

ダウン症の人とアウトローな男とのロードムービー。
障害を持つ人々を健常者は、過剰に守ろうとする。けれども、それを個性として捉え、色々なことをやらせる男。
本人はどちらが楽しいのか、本人にとっての幸せと
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アラジン(2019年製作の映画)

3.7

ウィルスミスがハマりすぎww
アニメの良さも踏襲しつつ、これはこれですごくいい。ダンスシーンもよく、ミュージカル要素はもう少しあってもいいかな?と思いつつも、割と適度な感じで思っていた以上に良かった!
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マレフィセント2(2019年製作の映画)

3.3

オーロラ姫とマレフィセント、簡単に亀裂入りすぎでしょう、とか、色々あるけど、そこはディズニーということで、帳消しにしますw
映像はもちろん美しいけど、なかでもマレフィセントの翼の動きが本当に惚れ惚れす
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.6

1作目の方が好きだったなぁ。
テンポが早いのはいいのだけど、登場人物や因縁が整理しきれなかったり、説明不足描写不足では?というところも。次回に期待。

ダウントン・アビー(2019年製作の映画)

3.8

面白かった。
様々な事情を持つ貴族たちの色々。夫婦関係の葛藤、後継者問題、王室問題など、さまざまな事情が交差する。でも、すごく整理されていて、ところどころウィットも効いていて、思ったよりも楽しかった。

新聞記者(2019年製作の映画)

3.5

時事ネタが絡まなければ、ここまで話題にならなかったかも。
悪くはないんだけど、よくある題材だけに、フィクションなんだし、もっと陰謀感が欲しかった。
内調を探るのに、新聞記者があんな不用意に霞が関にネタ
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.5

ポケモンやらないし、思い入れもないけど、めちゃくちゃ可愛かった❤️
ストーリーはまぁありがち。でも気楽に見れます😆

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0

小さなすれ違いが離婚問題になり、そして相手を傷つける。
言い過ぎた、と気付いたときの自責の念、愛情と嫌いとの間で揺れ動く気持ち。すごく切ない。でも温かい。すごく素敵な映画

インフェルノ(2016年製作の映画)

3.3

イタリアからのイスタンブールへ。この内容をこの時間に収めるのいうのは、多分辛かったんだろうなぁ。
謎解きのステップは多いけど、ひとつひとつがあっさり解けすぎてて、歴史と謎、宗教と謎、というこのシリーズ
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.0

Netflixだと多分3時間半は見ないだろうしと思い、映画館へ。
この長さの映画を見たことがなかったので、何度か時計を見たし、いやーーこのやり取り長いよ!!!と思うけど、そこが面白みだったりして、最後
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ひとよ(2019年製作の映画)

4.2

重いテーマのなかに、ふっと気が抜けるセリフや、シーンがある。はたから見るとシリアスなんだけど、家族だからつい笑っちゃうとか、つい間が抜けるとか、そのさじ加減がすごく好き。

暴力をふるう父を、子供のた
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

とにかく疲れたーーー。
笑い声が不快、救いがないストーリー。でも引き込まれる。
ホアキン・フェニックスが怪演。
なぜジョーカーになったのか、という話なんだけど、社会的問題や、精神障害の問題なども含んで
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