塔の上のカバンツェルさんの映画レビュー・感想・評価 - 18ページ目

ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.6

スピのパークで恐竜たちがイキイキと人間たちを八つ裂きにしていたのと比べたら、だいぶ真面目な科学倫理作品な印象
終盤のある展開もその延長線上だと思う〜

アクション的には、ラプトル姐御ブルーさんのダイハ
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

4.0

この一年、アーサー王やバーフバリなど、数々の"我らの王"が誕生したわけですが、ここにまた正統派清楚系イケメンヒーロー王子が仲間入りするわけです…

ヴィランも他のmarvel作品より感情移入できるし、
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.3

ララランドみたいに色にそれぞれを意味を持たせてカラフルに彩るのもいいけど、統一された色調の深度を深めて多色的に魅せるの、心地いいなぁ…

ありふれたある愛のお話

うん好き…

LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.2

Googleの感動的プロパガンダ映画

冒頭20分の幼い少年がカルカッタを彷徨う、少年少女たちの惨すぎる現実と画作り、音楽とフレームワーク内の光源の絶妙さは素晴らしいと思うの。

あの20分が本編

父を探して(2013年製作の映画)

4.1

ユルふわ系のタッチとは裏腹に、ブラジルが抱える工業化と失業、貧困、森林破壊、都市の人口集中とW杯への批判…と風刺がかなり効いてた作品となってました。

アート系アニメが好きな人には推したい一作☺︎

ダークタワー(2017年製作の映画)

3.5

製作陣の「イドリスエルバがカッコよくリボルバーを撃つ以外に何か必要?」っていう力技にねじ伏せられる聖エルバ映画だった〜

あとビタミン剤と抗生物質は最強

ウィッチ(2015年製作の映画)

4.0

噂通り、キリスト教的カルトホラーになること間違いなしの妖艶さだった

この作品は、監督も仰ってるけど中世的価値観で生きた当時の人々の常識を描いてる作品なわけで、そういう意味では風土史、民謡史的な歴史考
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とうもろこしの島(2014年製作の映画)

3.8

中州に植えられたトウモロコシ畑と老人のDIY…画がとても映えわたる作品だった。

農民の繰り返される生涯に対する達観、言語は川のせせらぎと水面に映る風景…自然と素朴な生の美しさの切り取り方は、ロシア的
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20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

3.8

この監督の『人生はビギナーズ』がとっても好きで、痛々しくて、どこかもどかしい人間を描かせるのはピカイチだと思うの。

エルファニングとかいう将来のアカデミー賞を約束された女優

草原の実験(2014年製作の映画)

4.0

世界の果てで暮らす女子の儚さと、父と青年たちの群像劇がどこまでも美しいの…
ロシア的自然と人間の素朴な営みの切り取り方が心地よく、それらを押し倒す人類の圧倒的暴力が惨い。

最期、太陽が昇り、直ぐに沈
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マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

4.0

正直、友達に連れて行かれたときは全く期待してなかったけど…ッ!!
素晴らしみに溢れるお祭り映画だった…!

marvelは基本疎い自分でも、暖かく迎えてくれるおバカなクリスとその筋肉…

全二作を観て
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

劇中で攻撃を取りやめたシェン将軍に、奥さんが遺した言葉。

"「In war there are no winners, only widows.」(戦争には勝者はいない。ただ未亡人だけが残される)"
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ザ・ロード(2009年製作の映画)

3.7

どんな地獄でも、生きることを諦めてはいけないよ、

そうヴィゴ・モーテンセンが訴えてくる、世紀末父子放浪映画。

同じく、キリスト教的世紀末論の逃避行映画でも、奪われる者として隠れ息を潜めながら生き延
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ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

4.3

Blu-ray届きました。

ただ"故郷に帰りたい"と願うドイツの少年たちと、"赦すこと"に葛藤するデンマーク人指揮官のお話。

地雷で吹き飛ばされる少年たちと、
どこまでも続く、白い砂浜と淡い空が、
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今日、キミに会えたら(2011年製作の映画)

3.5

フェリちゃんとアントンくんの愛の話…

アントンくん、死んじゃったの哀しい…

PAN ネバーランド、夢のはじまり(2015年製作の映画)

3.8

『つぐない』のジョーライト監督作品

色彩がとてもカラフルで可愛い気のある美しさ!

ピーターパンの前日譚という位置付けなので、ディズニーファンにはとっても妄想が進む燃料映画☺︎

好きぃ…

空軍大戦略(1969年製作の映画)

4.1

ノーランの『ダンケルク』の予習で観た☀︎

ノーランが苦節してやっと3機のスピットファイアを揃えたのに対して、数十機の英独の実機が画面全体を覆い尽くす大空戦を惜しげもなく魅せてくれる今作、この時代の贅
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.0

品川のimaxの爆音で観た☀︎
炸裂する爆撃音とシュトゥーカのヴァァァァァで耳鳴りが止まらない

ジョーライトの『つぐない』のダンケルクとは密度の違うダンケルクで、大変ダンケルクなダンケルク映画だった
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ヒットマンズ・ボディガード(2017年製作の映画)

4.0

無駄に暖かみのある映像の質感は、彼らの熱いブロマンスを演出し、サミュエルから繰り出されるマザーファッカー、吹き飛ぶレイノルズ、テンポの良い音楽と銃撃音が、彼らの愛を祝福するー… おすすめ!

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

3.7

箱入り娘のスーパー脳筋映画☺︎

予習で『西部戦線異常なし』と『突撃』観直してたから、サンドバッグにされるドイツ人に少し同情を隠し得ない…

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.4

いつもの寡黙な國村さん
微笑む國村さん
裸でたたずむ國村さん
肉を食らう國村さん

惜しげもない國村節が、詰め込まれた今作❤︎

韓流の伝統芸能とまで言える、見る側をどん底に叩き落とす血も涙もない結末
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ビースト・オブ・ノー・ネーション(2015年製作の映画)

4.3

親がいて、友達がいて…普通の少年がある日銃を取らされ、殺戮者となる。

弩級作品も出せるネトフリ、力ある。
イドリスエルバも出てます。

ズール戦争(1963年製作の映画)

4.0

圧倒的な人海戦術を展開するズールー族の前に、包囲されたレッドコート。
戦史映画の教科書にして、若かかりしマイケルケインのケイン成分を存分に堪能できる!(光芒の表情)

ハイ・ライズ(2015年製作の映画)

3.8

行きすぎた物欲主義も、社会闘争も、最終的にはトムヒの裸体に帰結する。

ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

3.2

つまりあのラスボスは、ベネと一生 戦い愛できたってことだよね?
うらやらしい… うらやましい

ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

4.0

キアヌにヘッドショットされたい人生だった…




【追記】
定期的に観たくなる映画

笑っちゃうくらいキアヌが強すぎて、ニッコニコになれる

コンティネンタル・ローマの支配人ジュリアスが、ジョンに「
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怪物はささやく(2016年製作の映画)

4.0

「パンズラビリンス」以来のスペイン原産ファンタジー、「テラビシアにかける橋」以来の傑作。
ほんのり苦味が残る優しいお話…

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