塔の上のカバンツェルさんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

提督の戦艦(2008年製作の映画)

2.8

実在の人物、ロシア海軍提督アレクサンドル・コルチャークの戦間期を描いた作品。

第一次世界大戦下でのロシア海軍の艦長、革命後には白ロシア軍最高司令官(執政官)となる彼の最期の数年間を、彼の愛する不倫相
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.0

ハートフル飯テロ映画
人生で作った料理は、まるコゲのオムライスしかない人間にとって、料理って楽しい芸術なんだなって

あとちょい役のスカヨハとダウニーjrのクセが凄すぎる映画でもある

ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

4.0

ダメな探偵と できた娘と ちょい悪オヤジのタッグっていう天下の宝刀を抜き切って、ちゃんと面白い映画☺︎

好こ

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.6

推しができすぎて身体が足りない
多次元世界分、分裂して推し続けるしかない
お布施に数万投じてきたけど、続編決定でさらに札束を投げ入れていこうと思います

好き

デトロイト(2017年製作の映画)

4.1

モーテルでの"ゲーム"の場面では、抑圧される黒人側への感情移入と同じくらい、弾圧する白人側の面々に、"自分だったらどの役割に甘んじてしまうのだろう"と、自己投射を誘導できる構成だったと思う。
例えばそ
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鋼鉄の雨(2017年製作の映画)

3.7

政治的主張を差し引いてもポリティカルサスペンスのエンタメ化とミリタリ描写のバランス感覚は流石韓国映画という感じ。
21世紀のJSA、シュリ、高知戦などの南北融和路線の系譜映画

北で始まるクーデターと
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ポイント・ブランク -この愛のために撃て-(2019年製作の映画)

3.3

ネトフリはこの手の同窓会映画を作ることに関しては本当に豆ですよね

マッドバウンド 哀しき友情(2017年製作の映画)

3.8

軽い気持ちで観た。しんどい

戦後のアメリカ南部、裕福とは言えない白人一家の妻、身を粉にして働くしかない黒人夫婦、戦地帰りの青年2人のそれぞれの目線で語られる人種問題を扱った秀作。

人種差別色濃い南
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パージ:大統領令(2016年製作の映画)

3.6

犯罪が1日だけ合法化された合衆国で、白人至上主義者、アナーキスト、保険会社、全米ライフル協会ら悪い奴らが殺しに来るけど、ワシらは言葉で勝つんや!
さぁ選挙に行こう‼︎
っていう非常に政治的なスプラ
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アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.5

アートテイストが濃いめのジョン・ウィック
ネオン調色彩+鼻血+シャーリーズセロンの配分映画

決してテンポが良いとは言えず、アートロックがBGMで挿入されるたびに場面がぶつ切りになる感あるけど…
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アルファ 帰還(かえ)りし者たち(2018年製作の映画)

3.6

"紀元前2万年版の名犬ラッシー"

傷ついた1人の少年と狼が、助け合いながら帰路を旅する、バディムービー🐕

忠狼アルファの有志をひたすら愛でる1.5時間。
猫派だけど、イッヌの健気さにやられる

バハールの涙(2018年製作の映画)

3.6

大学の卒論のテーマがクルド民族だった繋がりで、観てみた

クルド人女性部隊の部隊長バハールと仏人記者2人の目線から、IS占領下での奴隷としての過酷な生と、息子を奪還するために戦う兵士としてのバハールの
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ブレイブ・ロード~名もなき英雄~(2017年製作の映画)

3.4

朝鮮戦争下、国連軍として派遣されたトルコ軍の整備兵スレイマンと戦争孤児"アエラ"との戦地での親交を描いた実話。

ファミリー層向けの戦争映画なので、戦闘描写は至ってマイルド。
T-34に蹂躙されること
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ノー・マンズ・ランド 西部戦線(2014年製作の映画)

2.1

第一次大戦下、仏軍の外人部隊に参加するオランダ人主人公の、オランダ製作作品という珍しい一作。

低予算映画なので、編集も、描写も淡白。

ただ、主人公たちの外国人部隊やズアーブ兵の腹帯は青色。
北アフ
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ジェイコブス・ラダー(1990年製作の映画)

3.5

ベトナム帰還兵の主人公が彷徨う悪夢のシーンが中々にホラーな映画。
というかホラー映画。

戦場の刹那で兵士が彷徨う生死と天と地獄を可視化した、戦争映画です。

今度リメイクするらしい

マイル22(2018年製作の映画)

3.5

定期的に供給されるウォルバーグが早口でまくしたてるガンアクション映画…に、終わりなき対テロ戦争への皮肉を仄めかしていました系ラストで着地。

いかんせん、イコスワイスの半裸とシラットの印象強すぎてそれ
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ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)

3.9

スローペースだけど、テンポ自体は軽やかに進んでいく、アウトロー(南部の田舎者)による金庫破りモノ。

こいつらの知的さが鼻につかない、絶妙なイモっぽさが好感度高くて、普通に面白かった〜☺︎☺︎

アダ
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運び屋(2018年製作の映画)

4.1

齢90のイーストウッド御大が見事に80歳の老人を演じてた(?)

孤独なふりした世界で(2018年製作の映画)

3.7

滅んだ世界で、死体を弔う男と女。

"誰もいない町"の世界観が大好物なので、中盤までの2人が黙々と死んだ世界で生活していく静けさが好き

「侍女の物語」の監督なので、後半部のSFエッセンスは納得。
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

4.0

中性的な主人公の奔放に振るわれる暴力の数々は、時に嫉妬や恋愛事のジレンマだったり、何より盗む理由が"好きな人に物をあげると喜んでくれるから"と平然と口にする主人公が、相棒への最初のプレゼントは自分のラ>>続きを読む

ハイ・フォン: ママは元ギャング(2019年製作の映画)

3.7

娘を誘拐した奴ら絶対倒すママのノンストップ連撃映画。
王道アクションだけど、ドラマパートはほどほどに怒れる母ちゃんが敵をなぎ倒して行くベトナム作品。

ラストバトルのナイフ捌きがオーバーキルすぎて笑っ
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.8

無感情だったジレンホールが、雨上がりに駆け出していくためだけの映画で、
まぁでも、それでいいって思う

レッド・リーコン1942 ナチス侵攻阻止作戦(2015年製作の映画)

3.4

DVDパッケージは、ゴリゴリの市街地戦的な画だけど、内容は偵察小隊を狩っていく地味な索敵戦映画。

ソ連の1972年の同名映画のリメイクで、
対空砲兵大隊第5中隊第3小隊第2分隊の女性兵士部隊と鬼教官
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スモールタウン マーダー ソングズ(2010年製作の映画)

2.2

なんか映画を"観た"っていうよりも、流れていったような1時間15分

アス(2019年製作の映画)

3.5

「本当にあった怖い話」だと思って観に行ったら、「世にも奇妙な物語」だった

アド・アストラ(2019年製作の映画)

3.5

マイルドな"2001年宇宙の旅"を想像してたら、暗めの"オデッセイ"だった


トミーリーが宇宙人おらん…(しょんぼ)ってされても、
メンインブラックで宇宙人を腐るほど検挙してて、缶コーヒーのcmで宇
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

この世界の何かに怒っている人ほど、この映画により熱狂して、対して刺さんない人はとことん刺さらないんだろうなぁ… て映画

ホアキンの『ジョーカー』は、アンチヒーロー像としての側面をぶち上げてくる作品な
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.0

あんまりにも命が軽すぎて、一緒に観に行った友達と思わず笑ってしまった
今年一番のコメディ映画

相変わらず殺し屋オリンピックって感じの技術点満点の殺陣オーバーキルが炸裂してて、本当に楽しい映画

キア
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.1

仕事が忙しくて1ヶ月以上観れなかったけどやっと観れた。

「ユナイテッド93」観た後の気持ちが沈む感覚に近い…つらい。



2008年のイスラム過激派によるムンバイ同時多発テロ下で、テロリストに占拠
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ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

"それでも同じ町に生きる"ってことを強烈にぶち込んでくる強作。

黒人コリンと白人のマイルズによる2人の友情と、一方でそれぞれが苦しむ理由と視点にはズレがあって…ポップな場面構成と挿入されるアフリカン
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アナと世界の終わり(2017年製作の映画)

3.7

これ観た直後にSNSを開いてる自分…

ショーンオブザララランドは正直小粋なキャッチフレーズだなと思った

小躍りしながら世界の終わりを願っちゃう気持ち、すんごいわかりみ

アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場(2017年製作の映画)

3.5

継続戦争を描いたフィンランド映画🇫🇮

北欧の瑞々しい木々や森、雪原や水と光の描写に力を入れている中に、歩兵が点々と散開して展開する画面構成は、ロシア的とも言えるのかな(フィンランド人にぶん殴られそう
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海獣の子供(2018年製作の映画)

3.6

会社帰りにふらっと観てみた
壮大な道徳と保険の授業を受けてきた気分になったよ

結構ダイレクトに描かれる母性的表現と"母なる海=鯨"を重ね合わせた意図とか、宇宙規模の風呂敷が少女の日常レベルの深層心理
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

壮麗なオペラを期待して行ったら、オールロックスターの夏フェスだった感
最高すぎる

映画3本分の決戦シーンが1本の映画に序盤から詰め込まれているので、やはり最高

この数年間、ギャレゴジ、シンゴジ、ア
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.3

吹き替え版で観たので、ライアンレイノルズの事をすっかり忘れてた
なのでラスト ふふってなったよ☺︎