カイリエイガさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

神々の山嶺(2021年製作の映画)

3.2

山岳コミックの傑作をフランスでアニメ化。
映像が素晴らしい。
山に挑むという精神性のお話なんだけれど、ミステリー部分が物足りず、乗り切れなかった。登場人物が全員日本人なので今作に関しては吹替で見るべき
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天国にちがいない(2019年製作の映画)

2.0

奇妙な光景、やり取りを眼鏡のオジサンがただ見てるだけの映画。
シュールなんだけど、笑うまではいかない感じでした。文化の差なのか、センスの好みなのか全くハマらず…。
パレスチナについてもっと詳しければ楽
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ペルシャン・レッスン 戦場の教室(2020年製作の映画)

4.0

ナチスに捕らえられたユダヤ人の主人公が、とっさについたペルシャ人だという嘘から、生き延びるために創作のペルシャ語レッスンを将校に行い続けることになる。
なんという設定!しかも実話ベース!
緊張感が凄ま
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.0

前作よりもさらに日常にフォーカスしたイメージ。主演2人のやり取りは本当に自然で微笑ましい。会場は笑いに包まれておりました。次回作にも期待…!

ビートルズ/イエロー・サブマリン(1968年製作の映画)

5.0

ビートルズの公式アニメ映画。
もうね…全員ヤク中で作ったんじゃねーかというぐらいの圧倒的なカオス。
ぶっ飛んでるけれど明るくてピースな世界。
全カットで衝撃を受ける。
曲のパワーも合わさり、とんでもな
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.6

少女が森で出会ったのは8歳の母親だった。
ファンタジーな設定ながら、物語は一切の余分な描写を排除したミニマルな構成。
ここまで削ぎ落とした作品だと観る人とタイミングを選ぶかもしれない。作品分数の短さも
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ロシアン・ドールズ(2005年製作の映画)

3.8

スパニッシュ・アパートメントの5年後を描く続編。
タイトルの意味が最後に分かって
深いな〜って思った。
真実の愛を見つけるのって難しいよねっていうのをこんなにオシャレに撮るの凄いね。

スパニッシュ・アパートメント(2002年製作の映画)

4.6

バラバラの国籍の仲間との共同生活!
いいいいなー楽しそうすぎる。
お洒落で甘酸っぱい青春映画。
映像の展開、キャラクター、ストーリー
素晴らしいー!

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.2

原作未読ですが、ちゃんと泣いた。
時間の都合上めちゃくちゃストーリーを省いているはずなのに、各キャラのファンになれたのが凄いなあ。
演奏シーンは圧巻の一言。
魂揺さぶられるので映画館で是非…!

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

5.0

大大大傑作。
設定が奇抜で終わらずに、しっかり全てをエンターテイメントに昇華してる。
何回クライマックス迎えるの!?
ってぐらい次々に展開するストーリーに圧倒された。興奮して、笑って、泣けて、、
その
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地下室のヘンな穴(2022年製作の映画)

3.7

その穴に入ると12時間後にタイムリープするが、身体は3日間若返るという
設定が素晴らしい!!
なるほど、こうなるよなっていうシニカルな展開。なかなかブラックで好みでした。
作品時間短いのもいいね。

フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

3.7

断片的なのに奥行きがあるカットの数々が印象的!映像美とシニカルな会話劇に惹きつけられた。
わりと唯一無二のバランス感。

1秒先の彼女(2020年製作の映画)

3.8

時間系でまだ新しい設定があったのに驚き!
これは見たことない〜!
ゆるくて優しいラブコメなのもいいですね。
音楽とか映像もオシャレで見やすいです。
台湾映画の独特の浮遊感が不思議さを増してる。

サッドティー(2013年製作の映画)

4.0

今泉監督はこじらせ恋愛模様を描くのが本当に上手いなぁー
会話のノリとか雰囲気がハマらなくても
是非ラストまで見て欲しい作品
シニカルで爽快でした

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

4.5

食人×ロードムービー×ラブストーリー
これは物議を醸す作品なのも頷ける…
ティモシーに釣られて観た人は大ダメージを受けるのではないか。
食人と言うタブーなテーマを美しく切なく描いている。(ちゃんとショ
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.6

量子世界のビジュアルが面白かった!!
でもコレって「宇宙って設定でも変わらなくね?」てなってしまう。
量子世界の唯一無二さ、前提、ルールなど
もっと欲しかったなあ。

こちらあみ子(2022年製作の映画)

4.0

あみ子のような「変わった子」が生きやすい世界を望む…。
それがどんなに難しいことかも分かる。
明るさと反比例するように胸が痛む。
この映画の感想をちゃんと言葉にする文才が自分には無い。
何周も何周も頭
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クロニクル(2012年製作の映画)

4.6

平凡な高校生3人が突然、超能力を手に入れてしまったら…?
モキュメンタリー調の
映像構成が素晴らしい臨場感!
自分だったら能力を何に使うだろうと考えずにはいられない。作品分数が短いのに関わらず超濃密で
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サイダーハウス・ルール(1999年製作の映画)

3.8

人生の酸いも甘いも
全て作品に込められてる。
コントラストがあるからこその美しさ。
説明的じゃないのに伝わる本質的な温かさ。
素晴らしい。

最高に素晴らしいこと(2020年製作の映画)

3.3

心の痛み、2人の惹かれ合う描写
とてもイマっぽい!刺さる人も多いのではないのかな。
一方でどこかファッショナブルな作品にも思えた。Netflixっぽいなーと。
そこを評価するか、しないかは好み。

ピンク・クラウド(2021年製作の映画)

3.5

2017年に脚本、2019年に撮影、時代を先読みしてしまったブラジル映画。触れれば10秒で死ぬピンク色の雲によりロックダウン生活を余儀なくされるお話。
静かに淡々と狂っていく様子が胸にささる。個人的に
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あるラブソング(2022年製作の映画)

3.7

なぜかピッタリな曲が流れるラジオ、
雄大な自然、ボロいキャンピングカー
かつて愛した人、ザリガニ、スコップ
こういう静かーな映画は
たまに見たくなる
めちゃ大人な作品

恋人たちの予感(1989年製作の映画)

3.9

笑えるところはとことん笑える
素敵なラブコメ作品
じれったくてロマンチックで
良かった〜
間に挟まる老夫婦の馴れ初めエピソードがステキな演出!

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.4

自然と時代背景とで
美しいミステリーに仕上がっていた。
シリアスになりすぎない感じ良き。
全体の雰囲気は好きだけどもっと知りたかった部分が沢山あったのが残念。

さよなら、私のロンリー(2020年製作の映画)

4.3

詐欺や窃盗で生計を立てる家族、ひょんなことから訪れる変化。コメディ仕立てで観やすい!そして思わぬ展開に涙した。
これは傑作。。
表現のユニークさ、多彩さが圧倒的にオリジナル…素晴らしい感覚。
主人公の
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いまを生きる(1989年製作の映画)

3.8

綺麗事だけじゃなくて
人生の厳しさと美しさの両面を
描いているからこその傑作。
ロビンウィリアムズは間違いないし
イーサンホークわっけええ!

ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

4.0

レビュー1000本目
子供の頃見て以来、久々の鑑賞!
大人になって観るとエモさが違う。
父が話す嘘みたいな冒険話。
その軌跡を辿りながら、父と子が絆を取り戻していく物語。胸があったけえ…!
ティムバー
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レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

3.5

全員が超長いリーゼント+尖り靴という
架空のバンドの珍道中
ゆっるーいコメディ
観て何も残らない(褒めてる)のに、多分この映画のことは忘れないだろうなっていう作品

ホモ・サピエンスの涙(2019年製作の映画)

3.6

相変わらず顔色悪い小太りのハゲたおじさんばかり出てくるし、今回は33の短編に脈略がなく、全てワンカットというコンテンポラリーさ。人物以外の全ての時間が静止しているような映像は唯一無二、芸術すぎ。
暗い
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

3.7

ウェス・アンダーソンは少しおかしくて愛らしい人々を描くのがうますぎる。
可愛いらしい色彩と合わさって
ぼーっと見てられた。
カラフルな列車で旅したいなー

RRR(2022年製作の映画)

5.0

歌にダンスにアクションに盛り沢山。
全てのクオリティが高すぎて拍手が止まらない。圧倒的スケールの超エンターテイメント作品。宗教や文化的側面“インドならでは”を全面に出しながら、ここまで人の心を鷲掴みに
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君を想い、バスに乗る(2021年製作の映画)

3.7

妻との約束を果たすため、バスを乗り継ぎ旅をする老人。当然親切な人だけじゃなくて、ロクでもない奴もいる。それでも見知らぬ人が泣いてたら、理由が分からなくても肩を抱き寄せてあげたり。人間っていいよな。
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ブルックリン(2015年製作の映画)

3.8

ブルックリンとアイルランド
2つの国と、人間模様で揺れ動く心。
とっても映像が美しい。
「画質が」とかじゃなくそこに映る人々が美しく見える映像。目が幸せでした。

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

みみず、閉じ師、要石
主要な3つの設定が追求していくと
ガバガバ(描ききれていない)のが
気になってしまった…

サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)(2021年製作の映画)

4.0

完全に劇場で大音量で観るべきだった。
ウッドストックの裏側で開催されていた伝説の黒人音楽フェス。超貴重映像ドキュメンタリー。豪華すぎるアーティストの演奏シーン。当時の時代情勢を語るインタビュー。
魂揺
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ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

3.8

数々のロードムービーに影響を与えたであろう作品。徐々に心を開き合いていく2人が微笑ましい。コンプラ的に今じゃ撮れない喫煙シーンも良かった!