koukiさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

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オーディション(2000年製作の映画)

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単純に相手の身体に傷をつける行為は良くないこととは分かっていたけど、その行為は想像以上に何か大きいものが乗っかかっているような気がした。

でも刻むことと切りとることではそこの意味が違うよなぁーって考
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

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アメリカ視点だとそういう風に捉えられてるんだーって気持ち。海外向けに作られているとは思うけど、国内にいるからこそ意識出来てなかった問題を目にする機会があるのは有意義。

総理の夫(2021年製作の映画)

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原作が作られて10年くらい経ったけど、政治政策や文化的価値観の更新をせずにそのまま原作からコピペした感がある。

その辺りに疎い人たちで映画作ったんだろうなぁーって。

空白(2021年製作の映画)

3.8

そのまま言葉通りの鬱映画。とてつもなく居心地が悪い。

前半部分は登場人物に共感をさせる気は無いのかちょっと不安に感じたけど、徐々に解像度が上がっていき心情の核がくっきり見えていく感覚があった。

死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

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歯車がずれ始め、それを正そうとするとまた違うところがずれていく。それを繰り返していくうちに修正不可能のところまで到達しており、まるで最初から運命が決まっているかのように。

ファーストカットで勝ち確、
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

4.2

数学は必ず正しい答えがあるもの(解無しという結果も含めて)。だが世界には答えが分からない、もはやあるのかどうかも怪しい問いに対して選択をしなければならない。そして、その瞬間は社会の繋がりを意識すればす>>続きを読む

突撃(1957年製作の映画)

3.8

反戦映画だからこそ戦場描写は一切手を抜かない姿勢。キューブリックこそ豪快で繊細な映像作家。

直接的だけど言葉で伝えない魅力がラストシーンに詰まってる。

CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

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よくないコミュニティのあれそのもの。物質が人の本性を呼び覚ますのか、物質が人を誘うのか。

ダンス、照明、カメラワーク諸々の芸術性が高いから何とか見れるけど普通に地獄ですよ。

マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

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ミステリーなので話の中身は何とも言いにくいけど、実写化した意味はあったと感じるくらい良い出来映えだと思う。

フェノミナ(1985年製作の映画)

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虫、虫、虫、そしてチンパンジー。ファンタジーホラーとサスペンスがいい感じに融合してくれているが、見れない人は一切見れないでしょう。それくらい衝撃的な虫を使ったシーンがいくつか。 気持ち悪いゴア描写もち>>続きを読む

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.1

長回しが多いけどそのテンポがいい!
一言一言が長すぎずポンポンポンって繋がる会話の感じが最近よく見るコメディ作品と違って2020年代らしさがあって良いよね。

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

4.0

はぁ…つら。死を意識するとなんでもやっちゃうっていうか、ネジがぶっ壊れて元に戻らない感覚分かるなー。そんな行動に移した経験は無いけど誰もがイメージすることが出来ると思う。

PicNic(1996年製作の映画)

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映像の快不快の緩急がすごい。ゆったりとしててキレイだなぁって思ってたら俄に不安定になる。

自分にとって自分の死は世界の終わりであるが、他者の死では世界を終わらすことが出来ない。誰かの死は乗り越えるの
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四月物語(1998年製作の映画)

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頼むからヤバイ男には引っ掛かるなよ…って願いながら観てました。

もう大学1年生だから輝いてるのか、若き松たか子が輝いてるのか、岩井俊二が輝かせているのか分からんかったけど、とにかく俺には眩しすぎてま
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静かなる叫び(2009年製作の映画)

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撃った側,撃たれた側,撃たれなかった側の3つの視点で描かれた事件。ドゥニ・ヴィルヌーヴが抱くやるせない思いがモノクロの映像にこもっている。

この事件のような危険に常に晒されていることがどれだけ恐ろし
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現金に体を張れ(1956年製作の映画)

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場面場面を時系列ちょいずらしで見せてくれるからめちゃくちゃ分かりやすいし、クライマックスのテンポの良さは凄まじい。

美術にはそんなにお金かかってないと思うけど、この頃からスタイリッシュな映像が多い。

鬼談百景(2015年製作の映画)

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心霊界にも多様性の波来てるんかってくらい色んな幽霊いるな。

『影男』と『続きをしよう』が好き。生きてる側が拷問受けてる感じほんとに意地悪で良い。笑

浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)

3.9

家族とか友達が大切で映画が好きなのは理屈じゃねえんだよなー。雇用云々の話は正論だけど、2次3次の波及を見ていけばどちらが街にとって幸せかそうそう比べることは出来ない。ただ自分にとって大切なもの支えよう>>続きを読む

華麗なる晩餐(2008年製作の映画)

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『プラットホーム』で起きたことを12分に凝縮させた感じ(順序は逆だけども)。階層という構造はしごく罪深い。

元来の自然の摂理においての食の役割から見ると、文明社会が生んだ「晩餐」とやらは情緒があり美
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打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993年製作の映画)

3.8

どこにいても同じ空の下だよ、というが実際に同じものを見ているのかは微妙なところ。じゃあ花火はどこから見ても同じものなのか、それを確かめるために下から見るか横から見るか。

子供は常にレールの上を走るこ
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駅馬車(1939年製作の映画)

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終盤の銃撃戦は30年代とは思えないほど力強く緊迫感のあるシークエンスに。絶対誰か大怪我してるだろってくらい迫力がある。

この撮影ロケまじでどうやってんの?

座頭市物語(1962年製作の映画)

4.2

真っ直ぐ、狡猾だが、ただ真っ直ぐ。施しには礼を尽くし、悪意には成敗を。とことん謙虚な座頭市に惚れてしまいました。

劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)

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ある世界的問題をピンポイントで指摘している。その問題に現代的な価値観を持つアーヤが立ち向かう点は少し誇らしくも感じた。まぁもうちょっと上手くやれるだろうとイライラもしたけども。

ただ、絵と設定のディ
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チャイルド・プレイ(1988年製作の映画)

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ちっちゃい頃観ないでよかった~。絶対トラウマもん。

13日の金曜日(1980年製作の映画)

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湖でキャンプしてー、けど殺されたくねー。

知らない間に周りで友達殺されててそれ見つけるの怖すぎ。あんなん死体大喜利っていうより死体発見大喜利じゃん。

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.8

体術系アクション見てるの楽しいなーってところに怒涛の異世界クリーチャー出現で震えた。パパがもっとやってくれたら両手を上げて喜べた。

前半はワイスピ×ラッシュアワーで、後半はハリポタ×シンエヴァってと
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.8

マッツ!、マッツ……、マッツ!!

酒がどういうものか我々は深刻に捉えないといけない気がする。合法の皮を被ったドラッグだよあれは。まぁ自覚したところでどうにも出来ないのが酒なんですけどね…

エルム街の悪夢(1984年製作の映画)

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夢オチ絶対許さないマンのフレディさん。

悪夢そのものより夢と現実の境が曖昧であることが憂鬱になりそう。

泥棒成金(1954年製作の映画)

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写真のお二方がずっと光輝いてて眩しかったですね。

うみべの女の子(2021年製作の映画)

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色んな奴がいた中学時代をこの映画で追体験させられて辛くなるかと思いきや、案外ストレートに受け止められた。

前半部分、中学生の性・セックスとの出会いとか、やべー不良の先輩とか、1人の女子を中心に起きる
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鳩の撃退法(2021年製作の映画)

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出版社がノンフィクション小説になるものをこんなにビビるとかある?

主人公が小説を書く動機も含めて登場人物みんなの取る行動が不可解過ぎて。最後までよく分かんなかったなぁ……。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.4

作中で話題にも出てくる渡利の運転の滑らかさのように、この映画での物語の紡ぎ方、カットの繋ぎ方が尋常じゃなくスムーズ。劇中劇のセリフのギミックも巧妙で、登場人物の心情によって同じセリフでも始めと最後で全>>続きを読む

ドラゴンへの道(1972年製作の映画)

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武道を極めた二人の対決とか涙なしには観れません。リスペクトのある決着だった。

裏切りと怒りが交錯するなかでの生まれる愛は美麗。ブルース・リーさんも完成なされました。

間違えられた男(1956年製作の映画)

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冤罪の作品だと逆転裁判的な見せ方が多いけど、これにはそんな気持ちいいところなんてほとんど無い。終始嫌な思いをさせる撮り方をしてるので非常に辛い。冤罪被害者ももっと辛いのだろう。