koukiさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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17歳(2013年製作の映画)

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普通に人が経ていく心情を彼女らしく通過しているだけだと思ったから、どちらかというと母親がなぜああいう言動に至ったのかの方に関心がいった。性に寛容な家庭ではあるのにあそこまで拒否反応を示すのはどうしてな>>続きを読む

座頭市と用心棒(1970年製作の映画)

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まぁ用心棒は完全に別物なのでいいとして、座頭市さんはこんな感じのキャラでしたっけ?笑
どっちも人間臭いから好きだけど、所々の行動がダサいのでちょっとショックを受けてしまった。

あともうちょっと二人で
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

4.0

80年代を代表するといっても過言ではないゴーストバスターズの続編が、80年代を席巻したジュブナイルに回帰するのが感慨深い。当時、熱狂してた人たちが大人になって精神を受け継ぐってやつかな。

80年代は
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ゴーストバスターズ2(1989年製作の映画)

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皆ゆるゆるでポップコーン片手に観るのにはちょうど良い。1は有名で印象にも残っているが、2はあんまり覚えていなかった。しかも公開は意外と遅く89年。緩さが受け入れられる時代にギリギリ滑り込んだんだな。

お嬢さん(2016年製作の映画)

3.8

ガッツポーズしたくなる展開大好き。

でもこっそり観た方がいいよ!

西部戦線異状なし(1930年製作の映画)

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映っている群衆の規模がすごい。全員が漏れなく戦時下の人々を体現している。その上で、なんでこの反戦的価値観を持ってしても第二次世界大戦、それ以降の戦争が起こってしまったのか。

アメリカは、アメリカの敵
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大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

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予告を含めて徹底的に肩透かし展開を続けたら世の中は炎上するんですね。新たな知見が得られたと前を向こう!

前科者(2022年製作の映画)

3.9

侮辱する意味ではなくて、眉間に力が入りっぱなしでずっと苦痛をどこかに感じる映画だった。傷部分をペンで押し付けるシーン、あれは俺らにも痛みを与えて目覚めさせようとしてるんじゃないかな。

対して有村さん
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

4.0

久しぶりに観て、何が起こっていたんだと考えていく内に、普遍的な人間の苦悩をSF世界で思考実験していると気づいた。恐ろしいほど視座が高い。教養とクリエイティブの塊。

ノイズ(2022年製作の映画)

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ヒッチコックが演出を俳優側に全部任せたらこんな映画になりそう。地方小規模コミュニティあるあるは一周回って笑っちゃった。

花とアリス(2004年製作の映画)

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ある人は記憶喪失で仮想的に死んで、ある人は演技で仮想的に生きて。いったい何が人間、そして自分をたらしめるんだろう。

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.2

これはズルい笑。タイトル設定の時点で勝ちが決まってる。もし全然まとまってなくても、雑誌って言えばこっちが解釈して共通項みつけちゃうもん笑。でもアタマからケツまで遊び心がいっぱいで、ニヤニヤしながらしゃ>>続きを読む

真夜中乙女戦争(2021年製作の映画)

3.8

黒沢清の言葉を借りると「警察がうごいていない」のがおかしい。黒服がやったことに対して庶民レベルのリアクションはあっても、国家権力側は何もしてこないのでそこに違和感はある。ただ、そこに何かの理由はありそ>>続きを読む

アングスト/不安(1983年製作の映画)

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キモい。だけどダークナイトのジョーカーも動機は似たようなもんか。でもジョーカーよりは計画性がないからさらにイライラする。

アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行!(2021年製作の映画)

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めちゃくちゃウェンズデーの悩みがHIPHOPなんよ。自分の出自の葛藤シーンとかセリフが叙情的でかっこいいもん。

『アダムズ・ファミリー』が人間社会のアンチテーゼだと分かってるので、俺はこの不謹慎さが
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パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

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NYのアウトサイダーとは言うものの人物からは暴力性はそんなに感じず、ただの個性なんじゃないかと。それよりも耳を傾ける主人公の姿に温かみを感じる。

デビュー作は作り手の本質を捉えているらしいけど、ジャ
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ 完全版(1984年製作の映画)

4.0

当たり前だけど、映画の時間は長ければ長いほどキャラクターへの愛着が強くなる。さらに、幼少期から大人まで描かれると自分の子供みたいに見守り続けたくなる。本作はその両方をやってきた。しかし、彼らが迎える結>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.4

言語というのは厄介でアイデンティティの構築の役割もあるが、コミュニティはそれぞれで断絶されてしまう。これに対して「音楽」で融和を起こす取り組みはよく見かける(音楽は国境を越える、的な)。では音楽が万能>>続きを読む

ホモ・サピエンスの涙(2019年製作の映画)

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美術館に掛けられてる絵画を見て前後の文脈を妄想する、あの時間をそのまま映像に拡張した感じ。

定点だからか、定点なのにか分からんけど奥行きが不思議と面白い。

いますぐ抱きしめたい(1988年製作の映画)

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もう今の時代には出せない色味が堪らんな。街の外観も今はたぶん違ってるだろう。こういうの見ると映画界にとっては街そのものも立派な資源だとつくづく思う。

泳ぐひと(1968年製作の映画)

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いつの時代のお金持ちも憐れで困ったもんだね~

欲望の翼(1990年製作の映画)

3.8

登場人物の感情がよく分かんなくて、一通り観た後に巻き戻してまた観るって言うのを繰り返した。結果的に3回くらい観たことになったタイミングで気づいた。すでにこの映画の沼にはまっている……

さがす(2022年製作の映画)

4.2

語り口が多過ぎて困ってる。貧困、人権喪失、エゴ、怠惰、性欲、暴力。それっぽい要素を挙げたらキリがないけど、これら全ての行き着く先は「西成」なんだと。ただ、そんなことは当たり前で、みんな知っているはず。>>続きを読む

明け方の若者たち(2021年製作の映画)

4.0

理想と現実が乖離してることにいつ気づくのか。意外とすでに分かってるけど自分が目を逸らしてるんじゃないか。理想を言葉にする(させる)だけで誤魔化してるんじゃないか。

俺も夜から明け方まで誰かと外歩きた
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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

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水戸黄門の印籠を待ちわびる感覚で結末まで過ごすのが、コンフィデンスマンJPシリーズの正しい鑑賞スタイルなのかもしれん。

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

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マッチョイズムという言葉が広く流布された背景には、そもそも力で評価・支配することへの批判が高まっていたことが挙げられる。そして、その「力」のあるべき姿は何なのか、改めてイーストウッドが向き合ったんだ。>>続きを読む

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

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要はグッチのブランドに取りつかれていたのは買い物客だけでなく、売り手側の一族も同じだったということ。個々人の本性を増長させる、この「ブランド」という概念がいかに厄介なものなのか。

リドリー・スコット
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.9

言ってしまえば全体的にプロパガンダな手触りだけど、展開は面白いし、多少なりとも科学と向き合ってる身にとっては色々わかる~ってなるからオッケーです。ワンハリみたいなお茶目なレオ様のお芝居が観れて嬉しいし>>続きを読む

地獄(1960年製作の映画)

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これを作ってるときの心の内を知りたい。モノみたいに男も女も破壊したり低俗な扱いを受けてるところとか含めて絶対に人間のこと見下してたはず。笑

ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ(2022年製作の映画)

4.0

確かにこうやって振り返ってみると『ハリー・ポッター』ってすごい奇跡的な映画シリーズだよな。

扱いづらい子役時代から孤独が深まる思春期に入り、苦楽を経た大人としてスタジオから巣立っていく。メタ的に見て
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.8

タクシーの持つ魅力は別れが約束されているところ。十数分で別れる相手だからこそ、その時間は踏み込んだ関係になれる。俺らが金を出していたのはこの空間に対してだったんだってことを思い出した。

人物からはか
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ずっと独身でいるつもり?(2021年製作の映画)

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なんでこんなに周りが見えてないんだろう?ってくらいトンデモ発言ばかり。良くも悪くも脚色が強くてそんな発言をしている人が本当に存在するのか疑ってしまう。まぁいるんでしょうね。

ただ悪より救いたまえ(2019年製作の映画)

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ほんとに作中の台詞通り「どうしてここまでやる必要が?」と思いつつ、逆に観客としてはここまでアクションやってくれてありがとうって気持ちで過ごさせていただきました。

韓国ノワールすげぇなぁ~ってなってた
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血まみれスケバンチェーンソーRED 後編 ギーコの覚醒(2019年製作の映画)

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分かりやすいエロが消えてグロ多めになった後編。これはめちゃめちゃ加虐心が高まっているときに観ればいいのか?

正直、きれいにまとめようとしてる意図が伝わってきたので、どうせやるんだったらもっとくだらな
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血まみれスケバンチェーンソーRED 前編 ネロの復讐(2019年製作の映画)

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低予算スプラッター映画の撮影技法はアイデアの宝庫なので決して侮ってはいけないなと思いました。

ただ、こういうのって疲れているときに観るのが良いと思ったのですが、疲れていてもそんなに乗れませんでした。
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