はなればなれのマチルダさんの映画レビュー・感想・評価

はなればなれのマチルダ

はなればなれのマチルダ

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少女ムシェット(1967年製作の映画)

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Tomorrow we moveのアケルマンみたいな、Mouchetteのブレッソン
あれは血なんかじゃないただのペンキだというカラックスみたいな、涙なんかじゃないただの糊だというようなブレッソン

親愛なる日記(1993年製作の映画)

4.8

モレッティは本当に良い。確かに、カフェでの踊りとか、新聞読み上げるところとか傑作すぎて100万回観たい

エンジェリック・カンヴァセーション(1985年製作の映画)

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デレクジャーマンに出逢った時、骨髄を触れられた感じがあったけれど、最近なんだか少し遠ざかっていっている気がする。翻って、近づいているのかもしれないとも思う。

私たちが光と想うすべて(2024年製作の映画)

4.8

私は今、身体の中で泣いて、頭の中で微笑んでいる気がする。圧倒されたのとはまた違うような、奇妙な静寂に包まれていて今は言葉が出てこないけど、これはちゃんと文章に書きたいなと思う。

BAUS 映画から船出した映画館(2024年製作の映画)

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昨日とか明日とか過去とか未来とか後とか先とか生きるとか死ぬとか夢とか現実とか、なんか時間だなって思って観ていたけれどそうだね、光の話だった。

MEMORIA メモリア(2021年製作の映画)

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アピチャッポンって面白いのになんかハマれない今更だけど

未完成の映画(2024年製作の映画)

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ロウイエ好きだから期待していたけど、これは恐らく今年最悪の映画だった。

ロウイエの良さって、映画を他のメディウムに変換しながらもあくまでシネマを作っていて、その不思議マジックが魅力だったのに、今回は
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メガロポリス(2024年製作の映画)

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割とアイディア良さそうなのに、あまりにも下馬評悪いから冷やかしがてらに観に行ったけど、そんなに悪くなかった。でもやっぱり、父コッポラの才能はどこにあるってワイン作りにあるから、ワイナリーは一部でも売却>>続きを読む

突然、君がいなくなって(2024年製作の映画)

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なんだか不思議な感覚で映画館をあとにした。あれもできたこれもできた、というよりあれもこれも要らなかった、というように不必要なミザンセンが多く、80分あればラストも違う落とし所があるはずだし、作品の完成>>続きを読む

季節はこのまま(2024年製作の映画)

4.8

ロックダウンを理由に愛する人と物と場所の中に閉じこもりながらも、過去と未来と世界が能動的に関わってくる感じ。幸福を感じながらも心が微かに揺らされる感じ。
時間に疲れて、世界に疲れて、愛するものの中に閉
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豚小屋(1969年製作の映画)

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やはりニネット・ダボリは時空を翔ける目撃者であり天使だった。

イン・ザ・シャドウ・オブ・ザ・サン(1970年製作の映画)

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---- Derek Jarman
The Super Programme vo 1•2 ----

- In the Shadow of the Sun (1974-81)
ヴェンダースの短編2作目
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遺灰は語る(2022年製作の映画)

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遡ること3年前、渋谷TSUTAYAのタヴィアーニ新作コーナーでこれのトレーラーに釘付けとなり、隣のシャラメには目もくれず独り8周回したあの日から長い歳月を経て遂に観れました。
ちょくちょく出てきた、キ
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NYC 3/94(1994年製作の映画)

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「ゴゥ アロラウンド、ゴゥ アロラウンド」とあと、飛行機ビュンッ、ヒャーってところ好きだよ

赤いシュート(1989年製作の映画)

4.9

素晴らしい素晴らしい素晴らしい素晴らしい素晴らしい素晴らしい素晴らしいあまりにも素晴らしい。人生を変える大映画に出会った気がする…。

リンダとイリナ(2023年製作の映画)

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10代って、一定の人種にとっては本当に地獄のような日々だけれど、イリナが言ったようにそれからたかが数年で「この世は素晴らしい」なんて言えないけれど、ただ取り敢えずバカンスに出れば良いのだと思う、私たち>>続きを読む

宝島(2018年製作の映画)

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良かった、とても良かった。仏的バカンスに加えてちょくちょく私的北欧映画バカンスショットが加わっていたのが刺さった。

ホモ・サピエンスの涙(2019年製作の映画)

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アピチャッポンに私がやりたかった「夢」をやられていたと思っていたら、ロイアンダーソンにもやられてしまっていた、ストラクチャーもプロットも良かった

ボルドーに囚われた女(2024年製作の映画)

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ブルジョアパーティのブルジョア側のブロッキングで墓泥棒のフライヤーを思い出した

見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

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今回のヒッチコックは、激動メリーゴーランドよりも何よりもテニスの観客の中に動かぬ人を入れたシーンを撮りたいためだけに、この映画を制作したとみる。

コロンバス(2017年製作の映画)

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ゲームは集中力がない人のためにデザインされているっていう台詞以外覚えていなかったからもう一回観た。

ベルイマン島にて(2021年製作の映画)

4.8

私のここ1,2年があまりにも詰まっていて、私情を挟んでは泣いて、挟んでは泣いて…
私にとって大切な作品に、またひとつ出逢ったのだと思う。

僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

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イカとクジラの下位互換みたいな映画だった。お父さんもうちょい掘ってくれてたらもうちょい好きになってたと思う

来し方 行く末/耳をかたむけて(2023年製作の映画)

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ずっとフレームの端っこで揺れながら落ちそうになっていたのが、徐々に軸を捉えて動じなくなっていく。前半のフレームの超不完全さは、私たちに居心地が悪く心許ない感覚を与え、同時に主人公の居場所や心情を共有す>>続きを読む

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

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フィルムスクール時代に照明がすごいから見ろと言われ続けてようやく見たけど、それよりもグレーディングに肝を抜かれた。あとラストショット、どんなレンズを使えばあれ撮れるんですか…シネマトグラファーが宙に吊>>続きを読む