かっぱさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

蜜のあわれ(2016年製作の映画)

4.5

なんだかんだ重々しいシーンですら少しおちゃらけた雰囲気と妖艶さを忘れない今作の登場人物たち。

要は"恋をするということは愉しいことなのでございます"

加えて私の見解として言わせて貰えば、"愛すると
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進撃の巨人 ATTACK ON TITAN END OF THE WORLD(2015年製作の映画)

2.0

今作は前作と違いDVDで鑑賞したからか特に怒りなども抱かず。
前作ですでにほとんど予想がついたストーリーと寸分違わぬ展開が逆に面白かったです。
数多の巨人が出るということはなく、コストは抑えめなイメー
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トランスポーター イグニション(2015年製作の映画)

4.0

トランスポーター最新作DVDにて鑑賞。
主人公のキャスト代わっちゃったから駄目だろー、と思っていたけど全然そんなことなかった。
重みのあるハスキーボイスに紳士的でありながらダサ格好いい戦闘シーン。そし
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ザ・ブリザード(2016年製作の映画)

4.5

そういや数週間前に鑑賞してきました。海の荒波との緊迫した戦い、生き残るために難破船で繰り広げられる海と人との頭脳戦。
まさしくどれもこれもが一級品で、荒々しくもゆるりと移ろいゆく人間関係も観ていて飽き
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

4.1

映像や音楽はさることながら、前半で繰り広げられていた会話劇で何度も出てきた”正義の執行”。
彼らは死刑を法のもとで偏見なく執行することに人間としての尊厳、米国人としての誇りを持っていると語っていた。個
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こっぱみじん(2013年製作の映画)

3.0

TSUTAYAの新作コーナーにドーンと大々的に置いてあったので見てみました。
私が映画サークルに入っていた頃、予算皆無の状態で作っていた自主制作映画を彷彿とさせるカメラの性能や、ワンシーンの無駄に長い
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ガンマン大連合(1970年製作の映画)

4.5

数々のジャンゴ作品の大本になった作品。
タランティーノ監督のジャンゴは特に今作を意識して作られているためか、BGMや馬で砂漠をかけるシーン等似通った部分が散見されます。
ガトリング砲を手で持って走りな
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青天の霹靂(2013年製作の映画)

4.5

人生に悲観していた主人公が、過去に戻って若かりし父と母と出会うところから始まるわけですが、なんというかなあ…皆不器用すぎますよ!
不器用なりに子のことを考える父や母に、そして彼らと触れ合うことで人生を
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ザ・ウォーク(2015年製作の映画)

4.5

テンポのいい展開。スリリングな綱渡り。そして何より大事なのは彼ら「共犯者」の動機でしょう。
彼らは…彼は死ぬためにやるのではなく、生きるためにやっている。そして彼の綱渡りを見た人々は皆、夢や将来、生へ
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サウルの息子(2015年製作の映画)

4.5

ナチスに殺されるユダヤ人と、彼ら同胞を僅かな延命と引き換えに殺す手伝いをするゾンダーコマンドの人達。
そのうちの一人であるサウルの人間性を欠いた無表情っぷりは不気味な機械そのものだったけれど、最後の最
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オデッセイ(2015年製作の映画)

4.8

シリアスなシーンなのに、いや、だからこそジョークを交えて必死に気を紛らわそうとしているのが痛いほど伝わってきました。
生きる、何が何でも生き残ってやる。マークの決意と知恵の絞り方には圧巻です。
予告だ
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ピンクとグレー(2016年製作の映画)

4.0

死を選ぶ理由なんてそんな大層なことじゃあない。魔が差したか、ともすれば初めから決めていたこと。
私が常々思っている自殺についての考え方をまんま作中で語られたものですからびっくりです。
グレーの世界であ
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.0

いわゆるサザエさんのようにほっこりとしていて、突出して何か事件だとか殺伐とした人間関係だとかがあるわけでもなく。
当たり前の日常を必死に、そして楽しく過ごしている様が胸にクウゥンときました。
ロバート
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ピクセル(2015年製作の映画)

3.5

懐かしのあのドットたち。そしてボスが登場すると流れるあのメロディ。
B級感たっぷりのおちゃらけコメディがたまんない!

天空の蜂(2015年製作の映画)

2.5

意表を突く犯人マジック☆は素晴らしいものでしたが、国家に対する思いや考え方に偏りがあり、どうにも物語に入り込めませんでした。
風刺的作品にしようとしたのか?
詳しく調べた訳ではないので分かりませんが…
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県庁おもてなし課(2013年製作の映画)

3.0

空気を読めない…というよりも人の気持ちがいまいち汲み取れない男性の成長日録。
高知県に人を呼び込むにはどうしたらいいか、そのための考えや計画により多くの人が動き出し、主人公である男性と関わり合うことで
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日本のいちばん長い日(2015年製作の映画)

5.0

鈴木内閣と昭和天皇の男気溢れる格好良さ。
特に昭和天皇と東條の会話で出てきた「サザエ」のくだりは一番好きです。
そして「日本人は勤勉だ。軍が無くろうとも必ず復興する」という言葉に心打たれました。まさし
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味園ユニバース(2015年製作の映画)

4.0

過去を忘れた男と過去にすがりつく女の物語。
「未来を作っていくしかない」と自らブーメランを放つ女。
大阪の小汚い街並みやライブの様子、何より渋谷すばるの歌声は素晴らしかった。

少しご都合主義な場面も
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ソロモンの偽証 後篇・裁判(2015年製作の映画)

3.5

さんざ驚かされたけど裁判を通して事件に関わった人たちの心の内が整理されていったというか、自分の中で決着をつけられたんじゃないかなあ。
まあ何はともあれカツラギ君?はサイコですね。

ソロモンの偽証 前篇・事件(2015年製作の映画)

3.5

徐々に語られていく人物像、歪んだ笑みや思考、次の後編でどうなるのか…楽しみです。

エイプリルフールズ(2015年製作の映画)

3.0

冒頭やエンドロールを始め、ちょこちょこスターウォーズを意識した演出には笑った。うふふ。
それぞれの人間たちが微妙に絡み合い、影響し合い、互いに成長していく。もしくは新たな発見をしたり、過去に踏ん切りが
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近キョリ恋愛(2014年製作の映画)

3.0

まさかのシリアス展開。
生徒と先生の恋愛を通じて生徒(ヒロイン)が成長する姿は青春そのもので、見ていて眩しかったです笑

イニシエーション・ラブ(2015年製作の映画)

3.0

確かに驚かされました。イニシエーション・ラブ。初めての恋愛は通過儀礼。
それと共に女のしたたかさ、策士っぷりを拝めました。南無南無。

予告犯(2015年製作の映画)

3.0

「小さなことでも人は動く」
予告犯の真の目的を知った時、私は心の中で涙しました。
冒頭部分は「しょうもない事してるなあ」と思ったりしちゃうのですが…最後まで見ることをお勧めします!
良い意味で裏切られ
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ダメ男に復讐する方法(2014年製作の映画)

3.5

ダメ男への仕打ちがとても爽快だけれど可哀想…。いや、あそこまでしなくても、とね。
それよりも注目すべきはダメ男に騙されていた女三人の成長っぷり。
悩んだり悔やんだり過去にしがみついたりしながらも前へと
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ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)

4.5

久々にスピルバーグ監督作品で良作に巡り会えた気がします。
弁護士として、一アメリカ人として政府と個人の考えの違いに苦悩する姿。そして敵国ながら一切情報を漏らさず国に捧げるその心意気。
アメリカとソ連で
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さよなら歌舞伎町(2015年製作の映画)

3.5

歌舞伎町の人たちの人間らしくてドロドロとした生き様。タフボーイ&タフガールの潔さは圧巻。

ビリギャル(2015年製作の映画)

3.0

主人公であるギャルの女子高生成長物語であると同時に、父親の成長物語でもある。
青春時代の多感な子供の影響力って凄いですよね。
まさしく「子は大人の父なり」(ワーズワース『虹』より引用)だなあ、と。

恋人まで1%(2014年製作の映画)

3.5

ときめきは無いです。
それよりも女性を軽視して遊んでなんぼと考えていた男たち三人の成長具合に注目して見るととても良い。
大切なものに気付くのはいつだって失ってから。
彼らの幸運なところは失ったものをも
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イット・フォローズ(2014年製作の映画)

4.0

「あいつはずっとつけてくる。何かを伝えたがっているんだ」
これは冒頭のセリフ(うろ覚えなので正確ではありませんが)です。
作中に出てくる映画のセリフや小説、講義の内容など、そして映像から分かることはず
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駆込み女と駆出し男(2015年製作の映画)

4.0

スルスルと出てくる言い回しが特徴的。そして芯の強い女達。
やり合い斬り合い罵り合い、すべからくテンポ大事に場の魅せ合い。劇場で見たかったなあ、とちょっぴし後悔。

スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

『スターウォーズⅦ フォースの覚醒』

(。ŏ﹏ŏ)<私の中では映像美☆5のストーリー☆1ですすん。


さて、以下詳細。

人生初、4DXでの鑑賞。
スターウォーズといえば、当時世界を賑わせた驚天動
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バックドラフト(1991年製作の映画)

3.5

実はまだ観ていなかった懐かしの映画。
炎の描き方がイカすぅ!
作中で何度も語られたように本当に生き物みたいですね。そして兄貴!大好きだぜ!

SEXテープ(2014年製作の映画)

3.5

意外と考えさせられるテーマ。子を成す以外で"なぜSEXをするのか?"
発想が飛躍した夫婦のドタバタも面白かったです。

コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

3.7

ロシアとアメリカのスパイもの。険悪な仲の国の二人がぎくしゃくしながらタッグを組むのは面白かったです。ちょいちょい互いの武器自慢とか技術自慢とかするのも微笑ましい。大好きなガイ・リッチー監督の作品という>>続きを読む

ホーンズ 容疑者と告白の角(2013年製作の映画)

3.5

角が見える人は何かしらトラウマや悪意を持った人で、イグが側にいるとイグに対しての思いを吐露しちゃうわけですが…。
​嘘を見抜くというよりもそういった人の心の闇の部分を見せてくれて、見ていて辛くなりなが
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