yumikoさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

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丑三つの村(1983年製作の映画)

2.5

津山30人殺しを美化しすぎでは?
しかし昭和の女優さんの艶っぽさ!
あの湿り気は、再現不可能ですね。

ウェイトレス 〜おいしい人生のつくりかた(2006年製作の映画)

2.5

登場人物誰にも共感できないまま観了。
ミュージカル版はもちょっと楽しめるのかしら。

パピチャ 未来へのランウェイ(2019年製作の映画)

3.0

女子大で学びナイトクラブで遊ぶ。アルジェリアでは恵まれた環境にいると思われる主人公が西洋的な思想を持つのは当然の事ながら、常に死が隣にある環境で夢を追い続けることの危うさに胸がつまる。明るい冒頭と対照>>続きを読む

罪の声(2020年製作の映画)

3.0

日本中を震撼させた未解決事件と巻き込まれた子供達の顛末を丁寧に描いた原作も素晴らしかったがそれを2時間強のドラマに仕立てた野木亜紀子の脚本が見事!時代の空気や息遣いまで当時の記憶が蘇る。罪の声を一生背>>続きを読む

朝が来る(2020年製作の映画)

3.5


特別養子縁組で子供を授かる夫婦と生みの母。それぞれの視点で時間を前後しながら描かれる子供を巡る物語は、やがて子供の視点に。東京、奈良、広島の風景に寄り添う自然の音と陽の光はまさに河瀬組!そしてエンド
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博士と狂人(2018年製作の映画)

3.0

世界最高峰の辞書を作るという壮大な使命に挑む異端の学者と殺人者。”言葉”という捉えどころのない魔物の持つ力と美しさに囚われた二人の男の、時にどちらが博士か狂人か曖昧になるほど圧倒的な情熱に息を飲む。一>>続きを読む

靴ひも(2018年製作の映画)

3.5

家族を捨てた父と発達障がいを抱える息子。期間限定の同居生活がやがて離れがたくなり…
障がい、親子問題、人種差別に臓器提供と重くなりがちなテーマが時折りユーモアをおり混ぜながら丁寧に描かれる。絶望からの
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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.5

正義に駆り立てられる夫。
愛に駆り立てられる妻。大戦前夜、時代に翻弄された夫婦が辿り着く結末は戦争やそれにまつわるタブーが背景にあるにもかかわらず、どこまでも美しい。無垢さゆえの狂気。海辺の慟哭が胸に
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.5

冒頭から続くあまりの既視感に悶絶!私は82年生まれでも韓国人でもないけど、国の枠を超えて多くの女性が陥る幸せの地獄が、次の世代のジヨンたちに受け継がれないように願うばかり。そう、かつての母親が娘にして>>続きを読む

フェアウェル(2019年製作の映画)

3.5

これはいい嘘…祖母への余命宣告をめぐり、対立する 二つの祖国。風習と文化の違いこそあれ、根底にある祖母への想いは根無草として生きてきた主人公の今後の指針に。ラスト背筋を伸ばして「ハァ!」今や世界は狭い>>続きを読む

真夜中の五分前(2014年製作の映画)

3.0

上海の風景、美しい双子の女性。

時計を五分遅らせたら、日々見えないものが見えてくる。
生き残ったのはだれ?
彼女たちは二人でひとつ。
どちらが欠けても元には戻れない。

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.0

社会の片隅にひっそり生きる弱者ふたり。もがき苦しみ傷つけあいながらようやく掴んだ安息も束の間、思わぬ悲劇に絶句。醜く朽ち果てながらも愛を注ぎ続けるナギサの溢れる母性は、醜いアヒルの子を美しく羽ばたく白>>続きを読む

悪魔はいつもそこに(2020年製作の映画)

2.5

大戦からベトナム戦争にかけての時代、
止まらない暴力の連鎖と腐った宗教。
弱者が犠牲になるのはいつの時代も。
ナレーションは神の視点?

エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

3.0

事件簿というほどの事件ではなかったけど、エノーラと母親、ヤバイです。
マイクロソフトとホームズ兄弟もかなりだけど。
ミリーちゃん、大人になりましたね。

窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

3.0

好きで、好きで、苦しくて、幸せ。もうこのキャッチコピーが全てじゃないかな。相手がどんな立場であれ、落ちてしまった恋は全てを焼き尽くす。エロくて生々しくてあまりにも哀しい成田凌の表情。年齢性別関係なく恋>>続きを読む

アダムス・ファミリー(2019年製作の映画)

2.5

実写版の毒々しさが薄まりマイルドになった分ファミリー感増量。まさかあの家族に大切なことを教わるとは…。短尺で薄味ながらツボを抑えたストーリーとキャラは肩肘張らず楽しめるものの、欲を言えばアニメならでは>>続きを読む

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.0

思春期の少年の通過儀礼。年上のスケボー仲間を通して危なっかしく成長していく少年にハラハラと母親目線。車に挟まれた車線をぎこちなく進むスケボー。ジャンプしたその先に見える景色。全力で少年できる季節はあっ>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.0

こじらせ女子高生二人が卒業式前日に思い知る現実。
忍び込んだパーティー、初めて知る当たり前の世界。高校生活最初で最後の大冒険は一夜にして彼女たちを少し大人に。硬い殻を破った後に迎える野外の卒業式シーン
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.6

噂どおり難解でした。頭の中の?を追うのに必死な151分。もう脳味噌溶けそう!ネタバレサイトでおさらいしてもなお?が。当然映像を堪能する余裕もなく、じっくり勉強してから来週IMAX参戦


9/26 I
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ミッドウェイ(2019年製作の映画)

3.5

日米双方の視点で描かれる大戦の明暗。コクピット目線からの戦闘シーンの迫力と臨場感に震え、赤城の被弾炎上シーンでは涙が止まらず、米軍捕虜の殺害シーンで息を飲む。それぞれの大義がもたらしたものは、なるほど>>続きを読む

青くて痛くて脆い(2020年製作の映画)

2.6

大切なもの、大切な居場所。それを「亡くす」事の意味。ミスリードにすっかり騙され、気づかなかった目の前の狂気。自分もまた、誰かの復讐の的になり得る恐怖に冷たい汗が。

思い、思われ、ふり、ふられ(2020年製作の映画)

2.5

親の再婚で姉弟になってしまった惹かれ合う男女とそれぞれの友人、4人の高校生の恋愛模様とくれば、まあ結末はアレよねと、昭和の女子高生は遠い目で観ていたのが、意外な展開に目から大量の鱗!大人がとうに無くし>>続きを読む

ジェクシー! スマホを変えただけなのに(2019年製作の映画)

3.5

人工知能の大暴走。吹き替え版での花澤香菜さんの過激なセリフに目が点…ジェクシーに翻弄される主人公に爆笑しながら、ある意味ホラーな展開に自分のスマホをマジマジ見つめる。私のところにはこないでね。うちのア>>続きを読む

2分の1の魔法(2020年製作の映画)

3.0

亡くなった父親を蘇らせるために旅に出るエルフの兄弟。半人前の魔法は兄弟の絆と共に半分では無くなり、半分だけ生き返った父親はやがて兄弟にかけがえのない物を託す。2分の1+2分の1は無限の力。二人を支える>>続きを読む

コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

3.5

ドラマ、映画と視聴者のハードルがどんどん高まる中、前作とは違った切り口でまたしてもやられました。もう、何を見ても仕込みとしか見えない観客を手玉に取る手腕、今作のスタッフさんこそ最高のコンフィデンスマン>>続きを読む

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.0

勝ち組アフリカ系アメリカ人であり続けることのプレッシャーに蝕まれる父と息子。思わず目を背けたくなる兄パートと祈りと救済の妹パート。対になりながら回転し、広がり狭まる映像が漆黒の荒波を光と極彩の凪に変え>>続きを読む

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.0

雨のNY、しっとり流れるジャズ…胸ときめくシチュエーションにドギマギ。真夏の西海岸では決して起こらないあれやこれやを堪能。現実のあれやこれやはひとまず置いて、大人のお伽話をじんわり。

透明人間(2019年製作の映画)

2.5

見えないものに対する恐怖が増幅される前半。時折フォーカスされる何もない空間に何かが見えた気が。主人公と一緒に狂っていく刹那、突きつけられる真実に思わず拳を握りしめる。居ようが居まいが関係ない!理不尽に>>続きを読む

パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

3.5

極寒の夜、暖を求めて図書館に籠城するホームレスと理解を示す図書館員。公共の真の意味を考えあぐね結局正解にたどり着けず迎える終焉。笑えばいいのか泣けばいいのか。もっと悲惨な結末もあったはず。どんな人にも>>続きを読む

ブリット=マリーの幸せなひとりだち(2019年製作の映画)

3.5

40年の専業主婦生活が一瞬で砕け散る夫の裏切り。しかしプロの主婦は何にだってなれる!もちろんサッカーコーチにだって。あの手捌きとタスク処理は本物。長年のトラウマを克服してたどり着いた念願の地。1日ずつ>>続きを読む