yumikoさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)

3.0

カナダ発ワンシチュエーションミステリー映画を公式リメイク。
本家があまりにB級展開だったので期待なしに鑑賞も、現代日本らしい味付けと登場人物のクセが強すぎるキャラのおかげで意外に没入。
杏さんの抑えた
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

社会保障の限界と闇に心抉られた原作に比べ、全ての元凶が震災のせいにされたのは、映画化に当たり多方面への気配りか。
小さな絆が揺るぎないものに変わる過程や、けいさんの壮絶な最期など、もう少し掘り下げられ
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.0

長い…
壮大な世界観、幾多ものエピソードが余すことなく詰め込まれるも、かえってフォーカスポイントがボヤけた印象。
続編含め結末まで見届けるまで、評価しがたい作品。

メインストリーム(2021年製作の映画)

2.5

加速する承認要求に並走する様に増幅する狂気。
SNS版ジョーカーとの声もあるが、バックボーンの薄さに同情の余地は無し。
ただ、ラストのセリフにはハッとさせられた。怪物を生み出すのは、自分も含め影に隠れ
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

碧眼ボンドの登場からはや15余年。
急激な時代の変化も手伝い、女性の描き方や多様性に富む登場人物など、歴代の作品に比べ、より人間ドラマにシフトしたようなシリーズだったと思う。
そして、フィナーレを迎え
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

4.0

魂を削るかのように撮影された写真の凄みに息を呑む。この映画が日本ではない国で作られた意味。語り継ぐことの大切さ。
きっかけはジョニデでもいい。
一人でも多くの人に鑑賞されますように。

テーラー 人生の仕立て屋(2020年製作の映画)

3.0

店舗から移動販売。
そしてスーツからウェディングドレスへ…
柔らかい発想は新しい世界を生むが、それが必ずしも正解とは限らない。
登場人物の佇まいから感じられる感情がどんなセリフより雄弁で、並走する音楽
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レミニセンス(2021年製作の映画)

2.5

記憶潜入という設定の大風呂敷はやはり畳めず。
予算の問題か脚本、演出の問題かはわからないけど、装置のチープさや都合良すぎる視点など冷める要素がありすぎて、メインであろうラブストーリーが響かなかったのが
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マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

あの原作をどう映像化するのか興味深く鑑賞も、そこは難なくクリア。
しかし、前作に比べ登場人物の内面に触れられる場面が少なく、通り一遍原作を準えただけの印象は否めず。
印象に残ったのはさんまさんだけって
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.7

村上ワールドを映像で堪能。
多言語劇中劇やカセットテープに残る妻の声など独特の演出の中、やるせなさを抱えながらも前に進む男と、心から血を流しながら淡々と生きる女の、魂が共鳴するようなサンルーフのシーン
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オールド(2021年製作の映画)

3.5

人を急速に老いさせるビーチ。
脱出不能な中、時折垣間見える高所からのカメラワークは、神の視点と思いきやまさかの顛末に息を飲む。
過去に囚われる妻。
未来のみを信じる夫。
今現在を生きることの大切さを痛
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シンデレラ(2021年製作の映画)

4.0

新旧取り入れた楽曲に乗せて進むストーリーは、最近のディズニー作品をもう一歩進化させたイマドキ感。
国王のアタマの硬さが返ってチャーミングに見えるぐらいステキなキャスト。
そして圧巻の群舞シーン。個人的
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.0

オリエンタル感たっぷりな演出は、不思議な生き物も含め、marvelというよりディズニーファンタジー寄り?
ミシェル・ヨーとオークワフィナのクレイジーリッチコンビがまた良い!
ミッドクレジットで、いきな
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ブラッド・レッド・スカイ(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ヴァンパイアの本能と母性のせめぎ合いが辛く、ラストのあの行動は、子供に起爆装置を押させるためと信じたい。

カット/オフ(2018年製作の映画)

2.5

解剖シーンのグロさよ!
伏線やミスリードがたっぷりで難解な展開も、確認の再鑑賞はちょっとムリかも。

スペース・プレイヤーズ(2021年製作の映画)

3.0

お子様向けと思いきや、実写とアニメ、3Dの融合、バーチャル空間の未来感に思わず没入。
DCキャラをはじめ、キングコング、アイアンジャイアントからハリポタにグレムリンと、ワーナーキャラの層の厚さに唸らさ
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サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

3.1

現代版(とはいえ80年代だけど)スタンド・バイ・ミーを想像するも、思わぬラストに戦慄。
大人になるための通過儀礼と言うには、あまりに酷い顛末に、続編を切に期待する母心…

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.5

夢の国に隣接した貧困。
やるせなさを吹き飛ばす、子供たちの笑い声。
この子らの笑顔を、誰が奪うことができるだろうか。

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.0

ゲームの中のみに存在するモブキャラに
ひょんなことから自我が芽生え…
バーチャル世界の登場人物が、ガイと関わり合うことで覚醒していくさまににんまりするも、はて、どこかで見た光景。
現実を生きてるつもり
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.5

素晴らしい視覚効果と音楽に終始鳥肌が止まらない。美しく煌びやかなバーチャル空間と厳しくむごい現実との対比は一見両局にあるように見えて、実は簡単に入れ替わる背中合わせの世界。

すずの最後の選択や、現実
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ドント・ヘルプ(2017年製作の映画)

2.5

悪魔に抉られる傷ついた心。
彼女たちの境遇の方が、悪魔の何倍も恐ろしい。

イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

3.5

NY の片隅にある移民の町ワシントンハイツ。極上の音楽とラップ、ダンスで綴られるビターな物語は、ラ・ラ・ランドというよりは、RENT やヘヤースプレー の味わい。500人が集うダンスは圧巻ながら、個人>>続きを読む

クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.0

「破られた沈黙」の副題どおり、前作よりも音多目。座席から飛び上がり率も多目。
今作は子供たちの成長物語として楽しめたけど、そろそろヤツらの正体が知りたいわ。
次作で明かされるのかしら。

Arc アーク(2021年製作の映画)

1.9

近未来な前半から真逆の後半にあんぐり。
不老不死を扱うなら、前半の世界観だけでよかったのでは…
役者の演技力頼みにも限界があるでしょう。

アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン(2018年製作の映画)

3.0

アレサ・フランクリンの幻のライブ!
教会に響き渡る圧巻の歌声は、生活と地続きの天使の祈り。

街の上で(2019年製作の映画)

2.8

ぐだぐたな間の悪さや、選ぶ道の危うさとか、妙にリアルで身に染みる。
いつか年を経て振り返ってみた時に、痛みと懐かしさが込み上げるような、大人になれない大人の青春。

ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.0

ゴジラとコング、ふたつの物語が集結、宿命の対決へ。過去からの因縁か先祖代々対立する2体のバトルは人類そっちのけの大迫力!そして共通の敵が現れた時の共闘にお約束どおり胸が熱くなりました。
お互いをリスペ
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アオラレ(2020年製作の映画)

3.0

これ、主人公も悪いよね。
脇見やケイタイ、いくら追い詰められてるとはいえ、悲惨な出来事も自業自得と言いたくなるわ。
余裕がない時ほど深呼吸。
自戒を込めて。
犠牲になるのは子供なんだから。
免許講習で
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.0

覚醒前後の顔つきの変化たるや!
世のダンナ様の中にも、こんな人間が潜んでるかも…