yumikoさんの映画レビュー・感想・評価 - 20ページ目

  • List view
  • Grid view

パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

3.0

パンクミーツ宇宙人!原作短編にかなりの脚色が加えられているらしく、タイトルからかなり離れた印象のストーリーながら、シュールで不思議な世界観をぐいぐい引っ張っていくエルの可愛さと言ったらもう!おかげでN>>続きを読む

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.5

2017版ポアロはスタイリッシュでダンディ!そしてシンメトリー!何度も映像化され、経緯も結末も知り尽くしている筈なのに、こんなにも胸が締め付けられるのはメリハリの効いた映像効果プラス役者陣の素晴らしさ>>続きを読む

ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

3.5

チーム集結の顔見せ的作品かとあなどるなかれ!見応えたっぷりでキャラ立ち感も満載。WWの記憶も新しいのでダイアナのセリフにうるっとくるシーンも。ただ、まさかの禁じ手に唖然。シリーズ存続には仕方ないっちゃ>>続きを読む

マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ(2015年製作の映画)

2.5

元妻、現妻、ダメ夫。元サヤに戻すべく奮闘するも、事態は予想通りヘンな方向に。元妻と夫を復縁させようとする主人公には全く共感できないけど、反発しながらも友情が芽生える女子2人が対照的にして魅力的。イーサ>>続きを読む

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.2

どれだけ怖いか覚悟の観賞もピエロにさほど恐怖を感じなかったのは国民性かな。大人になるほど怖いものがなくなるけど思春期の子供たちが恐怖に立ち向かう様にまさかの感涙。まさにホラー版スタンドバイミー。続編は>>続きを読む

マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

2.8

久しぶりの3D観賞は慣れないせいかチープな映像が随所に見られ、イマイチ乗り切れず。シリーズの幕間的作品なのかコメディ要素満載で、肩肘張らず気楽に観賞でき、次作への期待が高まる一方ちょっと置いてきぼり感>>続きを読む

パッセンジャー(2016年製作の映画)

3.4

惑星移住の行程中に人工冬眠から目覚めてしまった2人の男女。斬新な宇宙船のビジュアルや映像技術の素晴らしさに比べ、突っ込みどころ満載なストーリーながら、ほぼ宇宙船内だけのシーンで出会い、愛し合い、憎み合>>続きを読む

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.0

前作に比べ、映像、音響の進化が退廃未来を耽美的に。たった4つの数字でできたレプリカントを支える2つの数字でできたホログラム。シンプルであるほど本物らしく作品全体に漂う悲しみを誘う。作り物だらけの世界の>>続きを読む

ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

2.7

分かりにくいとか、カルト的だとかのイメージが先行して食指が動かなかった作品だったけど、35年を経た続編のため予習観賞。2019年のロスの東洋カオス化にドン引き…ラストもなんだか置いてかれた感満載だけど>>続きを読む

ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜(2011年製作の映画)

4.0

60年代、人種差別が根強く残るアメリカ南部。白人家庭で働く黒人メイドの実情を伝えるべく奔走する女性ジャーナリスト。あまりにステレオタイプな白人奥様と迫害される黒人メイドという構図に苦笑い。しかしハッピ>>続きを読む

つぐない(2007年製作の映画)

3.0

幼い嫉妬と小さな嘘がもたらした悲劇。西洋絵画を見るような美しい映像と上品なのにエロティックなキーラに前半は終始ドキドキ。ダンケルクを境に一生かかってもつぐないきれない罪を背負ったブライオニーの晩年の姿>>続きを読む

ドリーム(2016年製作の映画)

4.3

60年代アメリカ。NASAマーキュリー計画に尽力した3人の天才黒人女性。露骨な差別を跳ね返すのは、真の実力としなやかな忍耐力。そしてチャンスをものにする豊かな発想力。いつの時代も年齢性別関係なく、ホン>>続きを読む

エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

2.5

過去作に比べ、幼体から成体に至るまでエイリアンのキモグロが半端なく直視できず。タンクトップ女子の活躍、顛末はリプリーを彷彿させるもエイリアンの前日譚というより、プロメテウスの続編感が否めず、次作がある>>続きを読む

ダンケルク(2017年製作の映画)

3.0

陸海空それぞれ異なる視点と時間軸で描かれる救出劇は点が繋がり線になり、やがて面に変容。セリフや状況説明、敵の姿もほとんど皆無な中しばしば登場人物を見失い、意外な人がヒーローになるなど、個々ではなく作戦>>続きを読む

散歩する侵略者(2017年製作の映画)

3.5

身体だけでなく家族、仕事、所有など、人間の根底「概念」を奪っていく宇宙人。なんともシュールな設定ながら、被害者のある意味解放されたような姿に、現代人のがんじがらめの閉塞感を見る。松田龍平の宇宙人感が半>>続きを読む

クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

2.4

原作とはもはや別物。しかし、香川照之の怪演、藤野涼子の好演が映像作品ならではの不気味さと心地悪さを掻き立てる。原作に漂う悲しみとほのかな希望は皆無でストーリーも破綻気味ながら、精神的ホラー映画として観>>続きを読む

とらわれて夏(2013年製作の映画)

3.0

心を病んだシングルマザーと思春期の息子の元に転がり込んだ犯罪者がぎこちなく心を通わせていく過程がじんわり沁みる。母の女の部分を垣間見、それでもそれを乗り越えて成長していく少年はたった五日間で大人になり>>続きを読む

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

3.5

女性ばかりの島で生まれ育ったヒロインの無垢さと神々しさ、出生の秘密。ジャスティスリーグ集結の布石ながら、よく似た設定のスパイダーマンよりも単作として何倍も楽しめた。覚醒のきっかけに涙腺崩壊。ヒーローも>>続きを読む

エル ELLE(2016年製作の映画)

3.0

侵入者に暴行されるも何事もなかったように淡々と生活する主人公にある意味戦慄。随所に織り込まれる暴行シーンの凄まじさと徐々に明かされる彼女の背負ってきたものと築き上げたもの、圧倒的な孤独。共感は出来ない>>続きを読む

関ヶ原(2017年製作の映画)

2.8

テンポよく進む物語と文句なしの大迫力合戦シーンにドキドキしながらの2時間半は息つく暇も無し。しかし、早口訛りありのセリフが聞き取りにくく、置いてきぼりになりそうな場面も。三成の大義がが今ひとつ伝わらな>>続きを読む

ブランカとギター弾き(2015年製作の映画)

3.0

フィリピンの片田舎、いつか母親を「買う」ために盗みで金を稼ぐストリートチルドレンの少女と盲目老人のギター弾き。通わせた心を踏み躙られ降りかかる幾多の災難。老人の見えないはずの目ヂカラに圧倒され、この映>>続きを読む

夜明けの祈り(2016年製作の映画)

3.0

あまりにも惨い出来事に遭遇したとき、宗教は救いになるのか足枷になるのか。レイプされ身籠った修道女達の声にならない叫びとうらはらに主を讃える透明な歌声が心を締め付ける。それは決して過去の遺物ではなく今尚>>続きを読む

食べて、祈って、恋をして(2010年製作の映画)

3.0

離婚と失恋をきっかけにイタリア、インド、バリを旅する主人公の自分探しロードムービー。現実逃避しながら異国をめぐる経済力と時間的余裕が非現実的で、斜に構えて鑑賞するもいつの間にか前のめりに。美味しい食事>>続きを読む

箱入り息子の恋(2013年製作の映画)

3.0

星野源が演じるちょっと情けない男性キャラが以前から気になってたんだけど、この主人公は逃げ恥の原型になった?と思えるぐらいにはまり役。二人が泣きながら牛丼を食べるシーンは笑えるのに泣けます。シーツの中の>>続きを読む

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.0

いけ好かないゲス男に見える主人公の機微をスパイダーマンでも怪演を見せたM・キートンが好演。勧善懲悪に偏らずどちらの気持ちにも寄り添えるような演出が見事。名前を奪われるという耐え難い屈辱。それでも兄弟ス>>続きを読む

スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

3.0

過去作品と違い、背負う暗さが無いちょっと中二なスパイダーマンの青春?シビルウォーを観てないせいか不明点多し。悪役、ストーリー共にスピンオフっぽさが拭えず、単独作としては前のがいいな。ヒロイン始め、周囲>>続きを読む

ウィッチ(2015年製作の映画)

4.0

仄暗い映像に不協和音溢れる不穏な音楽、エグさもグロさも皆無にもかかわらず内なる恐怖を掻き立てられる所は、ジャパニーズホラーに通じるものが。タイトルのVVが様々な場面で彷彿され、その度恐ろしさも倍増。内>>続きを読む

犬に名前をつける日(2015年製作の映画)

2.5

殺処分のため保護センターに送られたり原発事故現場に取り残された動物を救うべく奔走する人々の姿を追う4年間。売買される命の陰にゴミのように扱われる命。酷い現実。全ての命に記号以外の名前が付けられ尊ばれる>>続きを読む

美女と野獣(2014年製作の映画)

3.0

ディズニーアニメや実写と違い、レア・セドゥの仏版は甘みが殆どないビターテイスト。ストーリーもかなり違うのでまったく別作品を観ているよう。歌がないのは寂しいけど、時折折り込まれるイラストにうっとり。しか>>続きを読む

LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

3.0

人類の脳が最終進化を遂げたらエスパーに?…覚醒シーンでのものものしい映像効果に負けないスカヨハの目力たるや、もはや全知全能。しかし時間だけは操れないのは生物が遺伝子の入れ物である故か。それにしても最後>>続きを読む

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

4.0

現代過去の切り替えカメラワークが絶妙でどちらのパートにも自然に馴染めるところが見事!ただ、どちらの世界も詰め込みすぎで、クライマックスの衝撃がぼやけてしまったかも。現代パートを入れた為13年も待たされ>>続きを読む

怪盗グルーのミニオン大脱走(2017年製作の映画)

3.0

一作毎に家族が増え、今や最強最悪のご主人様からは程遠いグルー。ミニオンとの関係性も主従から家族に変化?あれだけ多才ならご主人様いらんでしょう…バルタザールのお子ちゃまおじさんっぷりとバブリーなBGMに>>続きを読む