いたみさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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マルタイの女(1997年製作の映画)

5.0

素晴らしい。
全体的な流れは正直他の伊丹作品よりは弱い部分もあり、この人はもっともっと素晴らしいものを撮れる人なんだよな、と思ってしまった。
けど、抜きん出て素晴らしいシーンがある。それだけで、もうこ
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スーパーの女(1996年製作の映画)

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過去に見た覚えだともっともっと隣店が直接的な意地悪をしてる印象だったんだけど、思ったよりは悪いことしてなかった。ただただあぐらをかいてた。
伊丹映画は、宮本信子七変化を楽しむためのもの。ストーリーやパ
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大病人(1993年製作の映画)

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はっ蓮コラ注意!!めっちゃくちゃ面白いけどほんの一瞬の蓮コラにより別の心が痛手を負った!蓮コラ注意って言っといてくれないと!それこそ夢に出る!
あーー!面白かった…………。全ての力で工夫された傑作。も
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ミンボーの女(1992年製作の映画)

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伊丹十三の死を招いた大傑作。やっぱり何度見ても面白いし、ヤクザ側の名優による狡猾さがお見事。宮本信子最高。

あげまん(1990年製作の映画)

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私の好きな伊丹十三はあまり感じられなくて、最後までモヤモヤしていた。
私はあの時代に女が格好良く立ち回る伊丹作品の魅力が好きなわけで、こんな、男に振り回されてるだけの賢い女は違う、と思ってしまった。全
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マルサの女2(1988年製作の映画)

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ずいぶん昔に見たから、見直した。
正直『マルサの女』の方がエンタメ性強く見やすいし面白いんだけど、やっぱ普通にすげ〜映画だ。
面白い工夫が溢れながら、ちゃんと書きたいこと書いてる。

お葬式(1984年製作の映画)

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やっと見られた!
伊丹十三のこと好きすぎるから贔屓目だけど、とてもよい映画だった。
かつては葬式あるあるだったんだけど、もはや記録映画になってしまったんだろうなあ。
病院で33600円(だっけかな)払
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

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唖者、黒人、同性愛、掃除婦と、あからさまな差別対象を主軸に白人男性悪役が「異形との愛」を意味不明な固執で邪魔する物語。めちゃくちゃポリコレではあるんだけど、でもそれぞれ個性がちゃんとしてるし納得感があ>>続きを読む

ガーデンパーティー(2017年製作の映画)

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CG技術はもちろんなんだけど、単純に録音技術が良すぎない?あれって生音?これも作られた音?なんにせよ綺麗すぎるしちゃんと場面に合うし丁寧な仕事。
舐めてたらストーリーもしっかりしてるし、褒められて当然
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ウィッチ(2015年製作の映画)

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世の中にはまだまだこんなに面白い作品があるんだな。見ても見ても見切れないぜ。
最後の10分だけ急にテンポ悪くなって、マダー?と思っちゃったけど。仕方ない、魅せたい部分なんだろうから。
ガキは悪魔の手先
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スパイダーマン2(2004年製作の映画)

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ガチイライラするな、MJもピーターも……
言いたいことは言う!

スパイダーマン(2002年製作の映画)

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今見るとそりゃ古典的だけど、確実に面白いたくさんの工夫があり、鏡も仮面もCGも駆使して、ともかく面白いものを作ろうと言う素晴らしい気概のようなものを感じて嬉しかった。ストーリーもスッキリしていてみやす>>続きを読む

映像研には手を出すな!(2020年製作の映画)

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予備知識なしに見たから把握するまで時間かかった。(途中で一般パートいくかと思いきやそのまま進んだので)
ところどころ滑ってるけど(漫画だと良いパロだったとしても実写映画だと滑る例だと思う)、まあ全体的
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ボクのスーパーチーム(2015年製作の映画)

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え?ん〜!親の宗教を信じるべきだってわけ?とか野暮な考えが邪魔して素直には楽しめない。これが実話だってことが救い。まあ自分の中の神様、ってのは本来そういうものだと思うので。自分用の、自分の守護神たるヒ>>続きを読む

こちらあみ子(2022年製作の映画)

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全編「おばけなんてないさ」的なあみ子の頭ん中が見られて、時々ふと現実が見える、みたいなのを想像して見てしまったら割合が真逆で驚いた。こういうダマは好きじゃない。それで当てたんだか知らないけどそういうプ>>続きを読む

ちいさな英雄 カニとタマゴと透明人間(2018年製作の映画)

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アニメーションならではの工夫は、まず現実重力をしっかり理解した上で作るからこそ面白くなる。ということを良くも悪くも理解する。
ドワンゴにブチギレた事件を思い出す。

透明人間(2018年製作の映画)

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透明人間に重さがない、という新しい解釈を加えることでかなり見える景色が変わる。よい発想だ!

サムライエッグ(2018年製作の映画)

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ちょっと泣けた。躍動に関する工夫、アニメーションならでは。
下の歯を屋根の上になげる→現代っ子の解釈めちゃくちゃ良かった。

カニーニとカニーノ(2018年製作の映画)

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ん〜。水陸両用呼吸器官の不思議とか、布は良いけどおしめはマジで意味わかんなくない?とか、重箱の隅で申し訳ないけど、生態のこともちょっと配慮したらたぶんめちゃくちゃ良くなるのにー…と勝手に思ってしまった>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

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テンポ感が合わなくて、好きになれなかった。意図的に落とされたテンポと、途中かかるさまざまな音楽が一致していなくて、そこに意図があるのは分かるんだけど単純に映画として良いとは思わなかった。私は決して道徳>>続きを読む

ライフ・アフター・ベス(2014年製作の映画)

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結構良かったんだけど、まずゾンビの前提が文化の違いなのか映画独自なのか分からないちょっと認識とズレたものだったので、入るのに時間がかかり。それと、物語上仕方がないんだけど、ヒステリックに暴走する主人公>>続きを読む

愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

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勝手にもっと抽象的で心情的な作品かと思っていたら、かなり直接的な表現が使われていてちょっときつかった。もう少しどうにかできたんじゃないかと思ってしまう。

複製された男(2013年製作の映画)

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まず、なんでそんな深刻になるんだよ、ってのがずっとひっかかっちゃった。自分とそっくりの俳優いたら、まずちょっとウケると思うんだけどな。登場人物みんなはじめから深刻ぶってるのがすごく気になる。一人くらい>>続きを読む

JUNK HEAD(2017年製作の映画)

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本当に偉い。本当にとてつもなく偉くて、少人数でこれを作り上げたこと、その事実だけで拍手。
しかし「たった一人で」に若干の違和感があり、ほぼ一人なのは本当に偉いしそれを腐すつもりは全くないんだけれど、エ
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

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内容関係なく、映画のテンポ感が個人的に合わなかった。ゆったりしっかりやる感じが怠惰に感じられてしまう。
胸糞悪かったー……ほんと最悪な気分。死んだらなんにもなんないよ、スカッとなんかしない。
それと、
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アラジン(2019年製作の映画)

5.0

すごく良かった……
「実写化」問題について凄く辛い事件があったけれども、やはりアニメや漫画を実写化する時まるまんまそのままというのは絶対にできないんだよな、ということを昨日『マイ・ブロークン・マリコ』
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

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なかなか悪くないんだけど、根本的なことを言ってしまえば、結果死んじゃった人を美化の道具に使っちゃってるやん、という気持ちが常にひっかかってしまう。脚本も映像も悪くないしなんなら漫画原作もたぶん悪くない>>続きを読む

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

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とんでもない事件は起きない、ちょっとの冒険。しかし小さな少年たちには刺激的な旅。
友達の死体かと思っていたら、全然友達とかではないんだな。みんなとずっと仲良しで終わらないところが良かった。
子供相手に
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

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はじめの解体をするとき、ちゃんと人間越しのショットがあったのがえらいと思った。無駄もないし簡潔でハラハラするし、オチも結構整っている、こんなトンチキ映画なのに。とてもえらい。