Nakaoさんの映画レビュー・感想・評価 - 17ページ目

英雄は嘘がお好き(2018年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

封切り時に観に行けなかったので..
19世紀のフランスを舞台にした、フランス版スクリューボール・コメディ。

冒頭15分の怒涛の説明と展開に置いてかれそうになりながらも最後まで楽しめました。フランス映
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サマーウォーズ(2009年製作の映画)

4.2

夏の始まりにはもってこいの一作。
花札覚えてから観ると夏希が鬼強すぎて笑えてくる。

ヒズ・ガール・フライデー(1940年製作の映画)

3.8

みんな大好きハワード・ホークス。
早口で捲し立てる会話劇、「テンポが良い」なんてレベルじゃない怒涛の展開。まさに”スクリューボールコメディ”のお手本のような一作。ハワード・ホークスらしい男勝りで有能な
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.8

怖い怖い怖い怖い。久しぶりに本気で怖いサイコ映画を観ました。ラストはええ…鳥肌。狂気。

おそらく下敷きは、2015年に起きた「ディーディー・ブランチャード殺害事件」という嘘のよう実在の事件だと思う。
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大統領の料理人(2012年製作の映画)

3.3

1980年代に大統領専属料理人を務めたダニエル・デルプシュの活躍を描いた一作。

冒頭は南極料理人?と思ってしまうが、エリゼ宮時代とクローゼー諸島での賄い料理人時代を交互に描き彼女の胸の内を描く。
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摩天楼はバラ色に(1986年製作の映画)

3.5

ハーバート・ロス監督作。
前作「フットルース」に続き今作もゴリゴリの80年代感。当然だけど…

マンハッタンの摩天楼、汚くて物騒なNYの街角、サクセスストーリー、音楽、ファッション、お色気、勢いで突っ
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シャーロック・ホームズの冒険(1970年製作の映画)

3.3

ビリー・ワイルダー監督によるオリジナルストーリーのシャーロック・ホームズ。

事実上ホームズの推理が破れるという珍しい展開、ネス湖のネッシーが登場するなど中々の異色作。ワトスン君が完全にコメディリリー
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第十七捕虜収容所(1953年製作の映画)

4.0

ビリー・ワイルダー監督作。
第二次世界大戦最中のドイツ、第十七捕虜収容所に収監された連合軍下士官達。ある者が脱走を試みるが、何故か計画がバレてしまい無惨に殺されてしまう。次第に捕虜内にスパイが潜んでい
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トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)

3.3

「スターシップ・トゥルーパーズ」や「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のような対エイリアンSF戦争物だと思いきや、局地戦のオンパレード。

ラジオでも言及されてた映画史上最も雑なタイムリープ描写は見も
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サンセット大通り(1950年製作の映画)

4.3

古き良きハリウッドのダークサイド。

過去に縋り付くかつての大女優と若き脚本家の悲劇を描いた傑作。サスペンスともホラーとも言い切れない。わかってることは、恐ろしく”怖い”映画である事。殺された脚本家、
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

3.8

流石にスカーレット・ヨハンソンもお肌に年齢が感じられて…今後は高画質に耐えれなそう。勿論、そんな事置いといて美人です!最高です!CGは結構雑…というかCGだと分かり易い感じなので映像的にはそこまで目に>>続きを読む

トラック野郎 故郷特急便(1979年製作の映画)

3.5

シリーズ最終作にしてダブルマドンナ体制。もちろん恋は成就しないがカッコいいぜ一番星。

結局ジョナサン夫婦が1番好きなキャラになりました。

クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.5

前作のラストからそのまま続くかようにスタート。

終末世界

音に反応する怪物

生き残りの人間さえ信じれない

家族を失った中年親父と世界を救える少女
の旅と擬似親子ぽさ

「ラストオブアスじゃん!
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トラック野郎 熱風5000キロ(1979年製作の映画)

2.8

大人気シリーズの9作目。
これまでの作品と比べて少しばかりパワーダウンのような感覚。ノサップこと地井武男はカッコ良かったけど、これまでに登場したライバル達よりは地味め。もっと濃ゆいキャラを求めてました
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お熱い夜をあなたに(1972年製作の映画)

3.8

ビリー・ワイルダー監督後期の良作。

もう..ため息が出るくらい脚本が素晴らしい。特にラストのまとめ方の巧い。ジャックレモンの名演、ラブコメでは少し珍しい?デブで醜女設定(もちろん普通に美人)のヒロイ
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ニッケルオデオン(1976年製作の映画)

3.1

ピーター・ボグダノヴィッチ監督作。
「ニッケルオデオン」とは1本5セントで観れる格安大衆映画館の事。

映画産業黎明期、大手映画会社(に雇われた特許会社)と弱小独立映画会社のドタバタ抗争劇を描いた1作
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いとみち(2020年製作の映画)

4.0

津軽弁×メイド喫茶×三味線。
ただのご当地振興映画だと舐めてたらやられた。2021年上半期のダークホース。
気を抜くとうまく聴き取れない程、津軽弁もしっかりしてました。

主演の駒井蓮さんはこれでしっ
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サウスバウンド(2007年製作の映画)

3.0

原作未読。森田芳光監督作。

アナーキストで元活動家の父とその家族の物語。東京ではろくに働かず「ナンセンスだ」と喚き、息子に正論を吐かれる父親は醜いエセ左翼できな臭い。とても子供の事を考えてるような行
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深夜の告白(1944年製作の映画)

3.7

ビリー・ワイルダー作。これまためちゃくちゃ面白かった。火曜サスペンスミスの源流のようなミステリーの傑作。

金持ちの後妻と間男が保険金殺人を犯し大金せしめようとするストーリー。人間の欲の深さ醜さの描き
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失われた週末(1945年製作の映画)

3.5

「今夜、すべてのバーで」を思い出した。個人的には「アル中×作家=中島らも」の公式だが、古今東西、海と大陸を超えてもアル中は存在するもの。

ビリー・ワイルダー作、アル中に苦しむ売れない作家の悲劇もまた
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情婦(1957年製作の映画)

4.5

久しぶりに観たがいつ観ても面白い。

法廷劇、どんでん返しとは斯くあるべしとも言わんばかりの金字塔。核となるクリスチーネを演じたマレーネディートリッヒが当時60歳近いと言うのもびっくり。若いというか.
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