ピカルさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

スパイダーマン(2002年製作の映画)

3.8

スパイダーマンの愛する女性を演じた方は、アイアンマンの秘書の女優さんと同じ人だと長らく勘違いしていた。それは私だけなのだろうなぁ。トビーマグワイアも、キルスティンダンストも、キレイなブルーアイだった。>>続きを読む

愛なのに(2021年製作の映画)

3.8

生き物の本能としては、上手い下手より、生活力のあるオスを選んだのか。しかし、究極の快楽を与えてくれるオスには、心は動かなかったのか。あの女優さんは快楽をむさぼりすいつくすような、どうしようもなく欲望だ>>続きを読む

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.8

ネットで意味を調べるとか、あれが象徴だとか、伏線だとか、背景にある社会問題とか、考えさせられる映画なのかもしれないが、私は断崖と海、網目のような石積みの塀、月明かりなのか蝋人形のような警官の裸体、うま>>続きを読む

さかなのこ(2022年製作の映画)

4.0

好きなことが、仕事を生み、有名になり、経済的にも豊かになる。きっと思い出したくもない数々の嫌なこともあったのだろうけど、幸福な生き方には違いない。ちょうどあまちゃんの再放送を見ていた。ここでもやっぱり>>続きを読む

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.7

そんな理由で、アメリカの大統領の参戦への決断が遅れたのだとしたら、戦死した若者達はまことに気の毒だ。あの息子は、戦地ではじめて、お父さんの言葉に、従えば良かったと言っていた。そういうわけでキングスマン>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.8

草太もいいが、芹澤のキャラも良かった。ドライブが楽しそう。廃墟の画像に心ひかれる。また、一般人が、何にも気づかないうちに、存亡の危機から、救われてしまった。猫の意味とか、要石の象徴的意味とか、いろいろ>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.1

それは自己防衛の暴力だから殺人にも罪悪感は、正直ない。日本刀を奪わなければ、自分が死んでた。出所後、正義の怒りによる暴力は、一般人が引くほど常軌を超える。正業を維持するには、それを抑えなければならない>>続きを読む

ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

3.7

自閉症を抱えて生きる道として、軍人の父親が選んだ教育方針が正しかったのだろう。生き抜く力は、授かった。見飽きない映画だった。

インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)

3.6

心拍数200はなかなかだせない。200というと1秒に3回だから、相当なものだ。だから、怒りを抑える修行をしていた。この種の映画には珍しく恋人と事におよびそうなシーンがあったが、心拍数の高鳴りに、断念し>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.5

鈴木亮平のする事が、グロすぎてものすごく怖かった。松坂桃李も頬がこけすぎて、役者魂を感じる。日岡が、不死身すぎる。もちろん眠くなるヒマはなく、むしろ目を覆う場面ばかり。映画館で見た人は、根性がある。

アイアンマン2(2010年製作の映画)

3.8

圧倒的な力を持つ平和主義者は世界を平和に導く。スタークが、アイアンマンによって世界平和を維持する。アイアンマンを模造する国々の未熟を笑い、当分誰もアイアンマンを完成できず、世界の平和は、しばらく保たれ>>続きを読む

アイアンマン(2008年製作の映画)

4.0

出だしが、衝撃的。冗談いいあっていた、次の瞬間は死地にいるかもしれない、戦争のリアルを感じた。自社製品が敵にも渡って同胞を殺し、自らを窮地に追いやる捕虜体験が、主人公を世界平和維持理念に変えて行くとこ>>続きを読む

キル・ボクスン(2023年製作の映画)

4.1

ただの殺し屋の話でもなかった。親しき中にも、利害あり、殺意あり、という展開が、面白かった。結末の描き方、も良かった。韓ドラによくある手法だけど、あそこまで入り乱れてやられると、血で血を洗う舞踏会みたい>>続きを読む

セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.1

面白かった。最後は正論すぎて、そもそもなぜ目撃者が、責められるのか、意味がわからない。兄の家の感謝祭だったかに突然訪れて、ぶち壊して、帰る時、アニキだけが玄関先で名残り感、出しているのが、寅さんとさく>>続きを読む

キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

4.0

面白かった。ストーリー展開に意表を突かれた。猫にあんな使い方があるとは知らなかった。ジュードロウを初めて見たのはA Iの時でアメリカンビューティの時もすごく印象的だった。主人公のブリーラーソンは初めて>>続きを読む

インクレディブル・ファミリー(2018年製作の映画)

4.1

イラスティガールが、チャーミング。三人目が、孫と重なる。あんな孫を預けられたら、子守も命懸けだけど、かわいい。

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.5

きっとうまくいくんだろうな。ちょっと揉めたら海辺でラグビー、皆んな仲良し。考えるより感じるという教え。期待通りというか、予想通りの展開。核燃料貯蔵地を攻撃して、放射能漏れはないのだろうか。でもそんなの>>続きを読む

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.0

死んだ女よりもっと哀れなのは忘れられた女です、で終わる詩があった。孫までだろうな覚えていてくれるのは。承認欲求の根源は、私を覚えていて欲しいなのかもしれない。

ちひろさん(2023年製作の映画)

3.7

他人の中に家族的な絆を求める。その絆を同じ星って言っていた。彼らには、それを、求めたくなった過去がある。しかしその絆はどんなに楽しそうでも、決して手に入らない事をちひろは知っている。だから孤独が、ちひ>>続きを読む

クルエラ(2021年製作の映画)

4.0

すごく面白かった。絵本のクルエラは痩せたアゴの先でキセルから煙をくゆらせて子供心にも怖かったが、こんな過去があったのか。意表をつく展開だった。女優はエマストーンで、なんか見たことがあるってわめいてたら>>続きを読む

楽園の瑕(きず)(1994年製作の映画)

3.9

鳥籠がクルクル回って、その影が、人物の顔に映ったり、馬賊との戦いも人物が近くで大写しで入り乱れ、荒い抽象画を、見ている感じがした。ストーリーは会いたい女がいたり、殺して欲しい男がいたり、戻らない男を待>>続きを読む

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

3.8

茜色に焼かれながら、土手を走る二人乗りの母子のシーンに刹那の幸福感を感じて、ジーンとした。ところどころおとずれる、人生の節目に、感動と共に忘れられない景色が心にやきつけらることは、平凡極まりない私の人>>続きを読む

Mr.インクレディブル(2004年製作の映画)

4.0

ヒーローは、マントをつけちゃいけないとか、ヒーローゆえの賠償問題とか、こういう描写が、リアル。ゴムみたいな身体とか、超人的能力は、非現実でも、素直に愉快に受け入れる。しかし、こういうリアルは面白さを肉>>続きを読む

地獄の花園(2021年製作の映画)

3.5

主人公が、ありがちなストーリー展開を予想しながら話が流れて行くところが面白い。

シンプルな情熱(2020年製作の映画)

3.2

ただの肉欲では無く、愛しさゆえに我彼の境を失わせ、一体になる快楽を感じさせる演技だった。男の方は、女性ほど気持ちがこもっているのかわからない。曖昧な雰囲気や、謎めいて緑がかった瞳がいかにも女性の心を射>>続きを読む

この世に私の居場所なんてない(2017年製作の映画)

3.4

正義を貫き、心安らぐ居場所を見つけるために、随分犠牲を払ったな。悪意が無いのが恐ろしい。大きな正義のためには、小さな悪は許されるからね。

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.8

ダニエルクレイグの服装が、登場した時も、ビルのベランダで話をしている時もカッコよかった。プールに入った時の水色のストライプの服もイケてた。水着だったのだろうな。服のまま入ったのかと思った。有りがちな展>>続きを読む

喜劇 大安旅行(1968年製作の映画)

3.6

新珠三千代に、かなわぬ恋をするのは、フランキー堺でもギリだと思ったのに、ましてそのお父さん役の伴淳三郎が、大真面目に迫ろうとするなんて、感服した。おまけに勘違いに気付いたのに、そのまま笠置シヅ子と結ば>>続きを読む

ウォンテッド(2008年製作の映画)

3.1

曲がった鉄砲玉のように、病室を飛び出して行く宮沢賢治の詩を昔習った。本当にそんな弾があったんだ。映画は、もちろんあり得ない話の連続だけど、まあ、仕方がない。曲芸のような、カーチェイスまでは、我慢できた>>続きを読む

ミナリ(2020年製作の映画)

3.6

水源探しが面白かった。北の国から、とか同胞はらからっていう昔の映画が思い浮かんだ。細かな展開はまるで違うけど。花札は、日韓共通なのかな。どっちからどっちに伝わったのだろう。おばあちゃんが木漏れ日の川べ>>続きを読む

街のあかり(2006年製作の映画)

3.5

小津安二郎だって、もっと速く次の画像に移る。故障を疑うくらい長い。しかし、差し挟まれる北欧の見慣れないが、なんだか懐かしい景色がいい。マフィアの高すぎる鼻梁と、目力はあるのだけれど、これも何故か怖くな>>続きを読む

バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

4.1

王国へ帰る帆船、巨象の拝礼、あふれる人々の踊り、すべてが巨大。木造ギアを駆使した土木重機、城壁を越えて投擲される盾で包んだ兵士玉、斬新で初めて見た。理系国家、人口世界一国家、インドの力を感じた。世界の>>続きを読む

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.1

海の色や断崖や砂浜が、明るくて絵のようだった。画家の本当の動機は対象への愛や、投影される自分の熱情の描出なのだろう。注文通りの肖像画にはそれが表れていない。もう語ることも、触れることも、見つめ合うこと>>続きを読む

チンチン55号ぶっ飛ばせ!出発進行(1969年製作の映画)

3.4

1969年、私が小学生の頃はあんな時代だったのだなあ。頬を平手打ちされた女性が、そこに男らしさを感じてしまうなんて、その男が、坂上二郎さんで、おそらく観客も当然のごとく見ていたとはね。ピンキーとキラー>>続きを読む