あっちには『ジョン・ウィック』だの『フロム・ダスク・ティル・ドーン』だの、いろいろありますが、日本にはこの映画があるでよ、っていう映画。とてもよい。
それらに共通するのは、純粋にアクション映画を楽し>>続きを読む
え、ポランスキーなの?!というレベルの駄作。びっくりしちゃうよ、、
映画監督って時々破壊的な衝動に駆られるのかもしれないけど、彼ほどの悲惨を生き抜いた人が作る映画とはとても思えない。
プロットはど>>続きを読む
ブレードランナー2049に続くリメイク映画として危ぶんでいたけれど、こちらは別次元で良い映画だった。映画たる映画であり、以前の映画に対して「違う違う、こうだろ、こう!」という監督の姿勢が一貫している傑>>続きを読む
WOWOWで何となく最後まで見てしまったけれど、ニコラス・ケイジの「リーヴィング・ラスヴェガス」の劣化版。ラスヴェガスはダメ人間が本当にダメになってしまいました、と言う話だけど、こちらはダメ人間が本当>>続きを読む
マ・ドンソク目当てで見たけど、映画全体として素晴らしくまとまった作品だった。他のコメントを見るとアクション映画として期待してたみたいなのが目立つけど、そういうのがないまま見られてとても良かった。個人的>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
何を言いたいのかよくわからない映画だった。
例えば悪役とヒーローにまつわる話で言えば、現実世界において我々は明らかにヒーローではなく、常に誰かにとっての悪役である。
ジョーカーと我々の間の違いは、ジョ>>続きを読む
BLMが盛り上がっている最中、WOWOWで偶然みた。
差別の歴史を、「過去にあったことだから」と相対化することは決してできない、と言う宣告をしている映画。
この映画を見て、改めてかの国ににおける黒人差>>続きを読む
実験映画ってよりは、コマーシャルな映画の文脈だと思うけど、ふと思い出したし思い出したら観たくなる、映画です。
1950年代の古き良き日本映画に観られる独特の演技は、歌舞伎などの色合いが感じられて、自然>>続きを読む
WOWOWで久しぶりに見た。ポー・ダメロンがイヤなヤツで出ていたんだった、そうだった!という発見が新鮮だったけど、この映画は歴史を考える上では絶対見なきゃあかんヤツであります。
焚書、という行為が人類>>続きを読む
クライマックスだけWOWOWで見ただけなので、フェアな評価でないけれど。
「ドラマはドラマの中にしかない」、「ドラマは所詮ドラマ」、「ドラマこそドラマ」っていう思想が、日本映画全般にある様な気持ちにな>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
悪い人、悪い怨霊というより、悪い場所、って言った方がちょっとぞわぞわしませんか。
前作、キューブリックのシャイニングはそういう描写が優れていて、その場所の悪さに浮かされるように人々が暴走する感じがよい>>続きを読む
ヤバイ、wowowで見かけたけどゴリゴリのフレンチギャグ映画だ!多分ウィルスミスのやつはこれ見て作ろうと思ったに違いない、いつか全編見るぞ!
映画冒頭に描かれるのは、アメリカという国における底辺生活。主人公もまた、なるようになって死んじまってもまあ、しょうがないねとしか思えないような人物として描かれるのが、まわりまわってストーリーが展開して>>続きを読む
オススメされて見てみた、からこそここでは忌憚のない意見をします。
多分ね、俳優はお笑いのあの人を除いては優れた演技のある映画でした。
でも脚本はどうしようも無く薄っぺらで、私が俳優だったら全く信用しな>>続きを読む
リュック・ベッソンはバカ映画にこそその真価があると思ってるんですよ。で、トランスポーターは3つある中でも最初のヤツが一番面白くて、
いや、脚本はべたべた、ギャグはつまらん、音楽は安っぽいし、ステイサ>>続きを読む
いい映画だろうなあ、と思う映画って、そのまま見ずじまいであることがよくある。アン・リーの映画は全部そうなんだけど、そういう映画を見てみると、あ、この映画素晴らしいな、もっと早く見てもよかったのにな、と>>続きを読む
ずいぶん昔に見たのに、最近いくつかの点で思い出したので記入。
ひとつは、トイレのシーン。貝殻のような造形物が優れているなーと思い返していたのは、「どう使うのかは誰にも想像がつかない」というものとして>>続きを読む
PIXAR やっぱりスゴイ、と言う作品。
とりあえず、"Monsters' Inc."と"Ratatouille"に並ぶ名作。
言葉もろくに聞き取れないような老婆と、まだ第二次性徴を迎える前のような少>>続きを読む
ローリー寺西とマーティ・フリードマンが出てきたところのボーナスとして0.2点ついてます。でもさ、そこも含めて全部学芸会だね。映画ってやっぱり、懐の深さがスゴイ。
自由と孤独の後先とは。
それはおそらく、
どんな最期にも「しょうがないよね」って言う事なのかもしれない。
善良な人々がいかに残忍かという点を告発している映画。
こういう観点って最近の日本の人たちには無くなってる気がする。
欧米の自由に対する感覚には、おそらくこうした影がつきまとっていて、それは「イントゥザ>>続きを読む
実在の事件を下敷きにした映画。陳腐なドキュメンタリーとしてではなく、実際の事件当時の報道に伴う音声を歌詞として展開されていくミュージカル。
映画の結末にはこれといったカタルシスはなく、複数の視点が積層>>続きを読む
以前見て、家族で観に行って楽しかったんだけど、折に触れて思い出すのでメモすると、
フレディがかつての恋人とランプでやりとりしながら小躍りするシーンがとっても印象的なんですわ。この点でレミ・マレックはす>>続きを読む
原題は"demolition"、「破壊」とか「取り壊し」、「解体」とかそういう意味。さて、この乾いた題名は中々にいかしていると思うのだけど、なんぜこういう邦題にするのか。すごくウェットでいやらしい。こ>>続きを読む
こどもの日ということで一家で鑑賞。「自分で決める」っていうのは、やはり勇気がいることなんだけど、それを着実に着実に肯定していく話運びは素敵。
若かりしマット・デイモンの色気に気を取られつつも、こいつら>>続きを読む
「ジュラシックパーク」、「ロストワールド」というマイケル・クライトンの功績を丁寧になぞった良作。
これら2つの映画では、現代の科学の延長上にある技術をモチーフとすることで、そこにありえたかも知れない未>>続きを読む
寄生者と宿主の社会的立場が似通ってるという設定の描かれ方がなんか微妙ではあるけれど、アメコミ映画だからいっか、という割り切りができる程度には痛快に展開する映画。やっぱりアメコミ映画は単体で完結してた方>>続きを読む
資金が潤沢ともっぱらの噂のネットフリックス映画ではあったが、うーん、キャスティング側の勇み足が過ぎてる印象。つまりプロットが生煮えだし、従って演出も陳腐。暴力描写が色々あるのも、ネット配信だからこその>>続きを読む
地球のあちこちの驚異、というものも、どこか見慣れたような感覚を覚える昨今において、それが実在することの重みを知らしめてくれる映画。さすがは天下のナショナル・ジオグラフィック、特に前半、言葉少なに提示さ>>続きを読む
完全版と題されているこちらは、実はやむにやまれず観たのだけど、なーんだ、こっちが本物じゃないですか。上映版もとにかく人気を博したけれど、ノスタルジーを主題とする映画を観たいのであれば「クリクリの夏休み>>続きを読む
悪くないドキュメンタリー映画。フィンランドの人たちの、カラッとしたペシミズムがよく出ている。原発に対する指摘はシンプルで、時折それがモチーフとして立ち上がりかける危うさをうまくコントロールしていた。