繁殖能力を失った人類の中で、唯一妊娠したのが、違法移民の女性だったという設定のSF映画。
本作を見ていると、日本の人権を無視した技能実習生制度や、子どもを産もうと思わせない社会保障の現状などを見てい>>続きを読む
馬って間近でみるとこんな形してるんだと思う程馬を間近でみる作品。
さらっと落馬や骨折の回数を書いていたが、ただひたすら、出来るまでやり続けた結果なのだろうと思う。彼女の姿勢には尊敬の念を抱いた。
この頃の青春イメージは、いまも続いている部分があると思うが、こうした青春イメージはちょっと理解できないなぁと思いつつ、ベトナム戦争への徴兵などこうした馬鹿騒ぎの背景には、死生観の時代的な変化ぎあるのだ>>続きを読む
少年たちの成長譚
いつものほのぼの系とは少し違って、忍者アクションが見所
人にはクズの一面もあれば、良い奴の一面もあり、多面的であるが、それはその人との関係の中で出てくるモノをテーマにしたのかもしれない。
しかし、まぁ自分勝手とはまさにこの事だろうと思う。
人種や性別、国籍、言語など様々な差別があるが、その差別の本質とは何かを描いた作品。
そして、人の認知におけるバイアス、優生思想の裏返しにある劣等感についても。
1人のカレーライスの思い出という視点から、いまの日本社会の構造的な問題がそれとなく示されるのは、やるせなくなる。
バースの違いとは、私たちの社会に対する見え方の違いを表しているのではないだろうか。
他人から見たらみんな同じような人生を送っているかもしれない。しかし、それはそれぞれが人生を生きた結果に過ぎなく、そ>>続きを読む
トップガン人気にあやかり作られた作品。
オマージュが散りばめられているが、特に胸熱展開があるわけでも無い。
これがB級という鏡のような作品。
ナイフ・ゲームやチキンレースなど、決闘というフォーマットが持っているマチヅモ的張り合いの先に待っているモノを描いた作品。
名誉というモノは社会がやコミュニティが与えるモノだから、その社会/コミュニテ>>続きを読む
日本の性教育の問題点を扱った作品。
自民党を中心に性教育に反対している議員が多い&ヘテロセクシャルで男尊女卑肯定の現在の日本を思うと、こうした映画を通して少しずつ議論を始めないといけないのが現実なん>>続きを読む
楽曲の読み解きが、奏者自身の読み解きとなり、物語が進んでいくので、吹奏楽映画における本番で成功して良かったというカタルシスではなく、楽曲の読み解きがカタルシスになる所がスゴい!
劣等感の描き方も良い>>続きを読む
舞台設定を70年代にする事で、フィクションとしての恋愛ドラマと昔の良きアメリカ感を同時に満たし、多くの人が絶賛しているのかなと思ったけど、自分としては消化不良。
死刑囚を集めて行われる殺人ゲームを通して、死刑囚に人権はあるのか、人間が裁く以上そこに誤謬は存在すると言った事がテーマの作品。
そして、人々はテレビなどのメディアを通して、それらを娯楽として消費する>>続きを読む
おばあさんがたまたま買ったBLをきっかけに、同じ趣味を持つ友達ができる話。
おばあさんのカルチャー度数が高い事で、同人誌がいまに始まった事ではなく、夏目漱石など文豪たちから本作の主人公までが同列で語>>続きを読む
孤高のベーシストであるジャコ・パストリアスを描いたドキュメンタリー。
彼がいかに大きな影響を与えているかを今やレジェンドになっている複数のミュージシャンの証言により浮き彫りにする。本作を見ていると>>続きを読む
過去の事件の回顧録、宜野座監視官と父親の確執が主題。第1期は話数が多かったので、捜査に時間がかけられたので、話がどんどん話が深くなっていって面白かったんだなと、さらっと解決していく、この映画シリーズを>>続きを読む
霜月監視官はシビュラ・システムが完璧であるという前提に立っているセリフがあったり、シビュラ・システムの実態を知らないはずなのに、なぜあの国会議員がシビュラ・システムであると気づいたのか。60分に収めた>>続きを読む
本作はエンドロールの映像に映る人たちのために作られた作品。物語は、それに添える副菜と言ってもいいかもしれない。
自分を信じる事は大切だろうけど、這い上がれないのは自分の勢にするマッチョイズムを垂れ流>>続きを読む
シビュラ・システムの根本問題ではなく、外伝的な扱いの作品。
でも、民主的に決める事が大事と常守朱のセリフがあるが、一度シビュラ・システムに全権を委任した国家に民主主義は成立しないのではないだろうか。>>続きを読む
大きな事件が起きない事が、このシリーズの魅力なので、劇場版だからと言ってこれといったハラハラドキドキ展開がないというのがよかった。
でも、いつもと違いカメラワークが凝っていたりスケールが大っきくなっ>>続きを読む
ここまでくると、もう闘う理由を無理矢理にでも作り出している印象でしかない。
ロッキーよ、あんた1の時に、最後の試合や言うてたやないか!
さらに2の時は、子供が生まれ、失業もしてファイトマネーのために闘っていたのに、本作では金ではないだと…
これまでのアメリカにおけるイタリア>>続きを読む
ロッキー史上初のボクシングの試合を主軸においた作品。
これまで同様、格差社会の現状と、そこからくる差別意識も描かれている。いまはマネーを手にしているロッキーだが、持たざるモノであった彼はそこに昔の自>>続きを読む
前作のまとめも兼ねたオープニングから、タレントとしての失敗、就職活動や失業などイタリア系移民で英語が堪能でない事や中卒である事でブルーカラーの労働しかできないと言われる所など、チャンピオンになった事で>>続きを読む
持たざるモノたちのリベンジの話。
または、ボクシングは、アメリカンドリームというハリボテの夢を看板に掲げた見せ物であるをテーマにした作品とも受け取れる。金を持っている者が高みの見物をして、白人/黒人>>続きを読む
こういうB級ラブコメは、その時々のその社会におけるOKラインがどこに引かれているのかが分かりやすく描かれているので、そうした視点で見ると発見があり面白い。
本作では、アジア系の看護師が、俳優に無理矢>>続きを読む
エルヴィスの超有名な楽曲を軸にした映画。
ここでは、Gジャンを着て監獄ロックを歌っていた。革ジャンへ移行する手前なのだろうか。
この頃のエルヴィス映画は、なぜ歌手であり、レーサーなのだろうか。
でも、この設定は、70年代から80年代の学園モノへ引き継がれて、チキンレースとして描かれていくことになるのだろうなぁ。
追記:ジェ>>続きを読む
さっきみた映画『グリース』は、主人公の髪型、物語の進み方、ミュージカル・タッチな所など、本作を学園モノに置き換えた作りになっているように思った。
京都アニメーションの劇場版は面白くない訳ではないのに、なぜかアニメ版の方が面白いんだよなぁと思ってしまう。なぜだろうか。
次の劇場版のため?アニメを時系列に並べて話を分かりやすくした編集版。時系列に並べた事で登場人物たちの葛藤はセリフで分かりやすくなったけど、本作の肝である仲の良い日常シーンの魅力が無くなってしまったのは>>続きを読む