といけさんの映画レビュー・感想・評価

といけ

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さらば青春の光(1979年製作の映画)

4.0

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仲間と共にドラックやナンパに明け暮れ、スクーターを乗り回すそんな毎日を過ごす青年が、
モッズとロッカーズの派閥闘争へと進んでゆく。
普通とは何か。自分とは何者なのか。アイデンティティが定まらない中、ジ
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.0

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24年間もの間すれ違い続けるも、イニョン(縁)によって巡り合い続ける男女2人の物語。

決められた運命に従うのではなく、自ら選択し運命を決めていく大人の強さを感じる作品だった。

ノラが泣いている側に
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

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上映時間3時間を思わせない作品。一瞬だった。
物語は着実に日本にとって最悪の結果へと進む。しかし、ロスアラモスの人やアメリカ人の目はどこか輝き、希望に満ちているように見えた。
原爆投下後オッペンハイマ
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.6

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陪審員十二人の判断で1人の青年が有罪か無罪か、もっと言えば正か死が決まる。
多すぎる証拠は一見十分で、青年は明らかに有罪に見えた。
陪審員の大多数は有罪だと信じて疑わない。
そんな中1人待ったをかける
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犯罪都市(2017年製作の映画)

4.0

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強い男ってやっぱ良いな。
マ・ドンソクに頭乱暴に撫でられてぇ。

映画自体は典型的な勧善懲悪で、最後にはスカッとした気持ちで終われるし、所々のコメディっぽいところでクスッともできる。

武器が斧ってい
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.3

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PMSとパニック障害に悩む男女が、互いに分かり合いそれぞれの道を見つけてゆく。

「何者」かにならなければ、集団の中の1人にならなければ、目立ちすぎてしまう世の中。
そんな世の中は、2人にとってまさに
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ターミネーター(1984年製作の映画)

3.9

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見ていたつもりになっていたものの、しっかりは見れてなかった作品。

面白い。
ところどころセットがチープだったり、シュワちゃんが眼球を取り出した途端にめちゃくちゃ人形っぽくなったりしたけど、当時、時代
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

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性別や年齢、あらゆる区別を超えた1人の人間の成長冒険譚。

自殺した妊娠している女性の子どもをお腹から取り出して、その子どもの脳を女性に移植させて蘇生させるなんてトンデモ設定よく思いつくな。
赤ちゃん
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セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.2

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盲目の元軍人フランクと週末に世話をしにバイトにやってきた名門校の高校生チャーリー。
はじめはフランクの傍若無人っぷりにドン引きまくりのチャーリーだったが、徐々に2人の間に絆が芽生えてゆく。

アル・パ
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

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試写にて鑑賞。
面白かった。
映画における法廷シーンはどうしても単調になりがちだが、本作はどのシーンも作品の大きなピースになり得るような気がして、退屈せず目が離せなかった。あっという間の152分だった
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ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

4.1

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世界中の誰もが知る名曲"We Are the World"が
いかにして誕生したかというドキュメンタリー。

あらゆるテクノロジーが発達して、境界という境界があまりにも鮮明に見えて、明確に区分けできて
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

4.0

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狂っている。しかし彼の中の正しさは一貫してブレない。

人間関係が不得意でバイトもろくに続かない、ツチヤタカユキ。
彼は何かに取り憑かれたかのように、大喜利やラジオのハガキ投稿をし続ける。

劇中、ツ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.6

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この映画を観た時、心にぐっと残るものがあったけど、それはとても抽象的で言葉にするには難しかった。
少し時間が経ってから、徐々に具現化できるようになった。それはこの作品が自分の中で、自分だけの形にするこ
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アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

3.9

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シリーズ最終章。
一見色々と複雑に入り組んでいるようにも見えるが、簡単に解けてしまうほど単純明快なストーリー。
しかし今作はシリーズ史上最も大きなお金が動く回だった。詫びで10億とか、お金の価値下がり
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アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)

4.0

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シリーズ第二作。
こういう任侠ものは起承転結が分かりやすくてとても観やすい。
やっぱりヤクザには仁義があるから、なにか理由がない限りは手を出さない。

花菱会怖ぇ。会長の脇を固める西田敏行と塩見三省の
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アウトレイジ(2010年製作の映画)

3.8

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三部作の一作目。『首』が戦国版アウトレイジだと言われていたので結構血みどろかと思ったけど、思ったほどではなかった。
正直なところを言えばもっとドンパチして欲しい感はあった。

まさに、やられたらやり返
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ソナチネ(1993年製作の映画)

4.5

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村川は笑ったり怒ったり表面的な感情は見えるものの、常に心はそこには無く何か消失感を感じているようだった。

浜辺でケンと良二とゲームをする。
3人でじゃんけんをして、負けたら一つだけ弾が入った拳銃の引
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.8

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命を賭けて守ろうとした国が、こんなにも根っこが腐っているとは。水木は絶望しただろうな。
だがその事実は戦争以後からのことではなく、
それよりずっと前から腐敗しており皆それを見てみぬフリをして過ごしてい
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その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

4.4

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『首』に続いて、北野武作品2作目鑑賞。
これが初監督作品。恐れ入った。
めちゃくちゃ面白い。2時間に満たない上映時間も相まってとても観やすい。あっという間だった。

序盤、署内で新聞を読みながらタバコ
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

〈英雄〉と崇められた皇帝ナポレオンの栄枯盛衰の物語。
作品は優雅でありながら、時に殺伐とした空気が漂う。

冒頭、軽快な音楽と共にマリーアントワネットが断頭台で首を落とされる。音楽と映像のギャップに一
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(2023年製作の映画)

4.6

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これが世界のキタノ、これが巨匠北野武か。

終始圧倒されっぱなし。血飛沫飛び交い、欲望のぶつかり合い。
命が軽々しく失われる分、生きている人の正気が尖っていく。

家康に土下座し草履を持つ秀吉。生きる
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永い言い訳(2016年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

完全に夫婦関係が冷め切った衣笠夫婦。
旦那の幸夫の不倫中、旅行に行った妻夏子が事故死。
直後警察に向った幸夫だが、妻のことを警察官に聞かれても何も分からない、昨日着ていた服さえも。なんなら話を聞いてい
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.0

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全編ワンカット風のカメラワークは圧巻。
カットがない分、息つく暇もなくひりつく緊張感が終始続く。

一歩一歩の足音、水溜りの音、話し声、物音、
ウィルたちが立てるすべての音が敵軍に聞かれていそうでヒヤ
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