けんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

3.3

監督 トム・ゴーミカン

ニコラス・ケイジと言えば、90年代はスターだったのに、4回離婚して5回結婚。4日で離婚申請したこともあった。

しかも浪費家で、莫大な借金をかかえたけど、プライドを捨ててB級
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ロストケア(2023年製作の映画)

4.0

監督 前田哲(そんな夜更けにバナナかよ)

とにかく演者の演技が凄まじい。
特に柄本明は怪物級なんだ。

松山ケンイチ演じる斯波が犯した罪を、責めるこは出来ないよね。

介護地獄という穴に実際に落ちて
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.3

監督
ダニエル・クワン
ダニエル・シャイナート

作品を観るというより体験すると言った方が良いかもしれない。

なんでこの作品が、アカデミー作品賞なのかは、よくわからない。

攻めまくってる作品だし、
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.3

監督・脚本 庵野秀明

庵野節全開なんで、好きではある。

敢えて棒読みの小難しいセリフ、カットがそれぞれ写真のような構図で、インパクト重視の独特のカメラワーク。そして仮面ライダーとサイクロンの造形。
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横浜F・マリノス クラブ創設30周年記念ドキュメンタリー Beyond Together(2023年製作の映画)

3.7

宮市選手のくだりは、グッときたんだ。
ケガでいつも泣かされているけど、代表レベルの才能のある選手なんで、これからまだまだ頑張って欲しいんだ。

この前の代表ウルグアイ戦での西村選手の一発は、マリノスに
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バニシング・ポイント 4Kデジタルリマスター版(1971年製作の映画)

3.5

監督
リチャードCサラフィアン(バグジー)

リマスター版がロードショーになったんで、50年前の空気を感じてみたくて観たんだ。

全く古臭さを感じなかった。

デンバーからサンフランシスコまでの200
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

4.0

監督・脚本 
サム・メンデス(アメリカンビューティ)

全てのカットがずっしりとした構図で、光と影を絶妙に使って、絵画のように美しい。演者が絵画の中で動いているみたいなんだ。

映画館は闇の中で観客が
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Winny(2023年製作の映画)

3.6

監督 松本優作

35歳以上の人なら名前は聞いたことあるwinnyの話なんだけど、それより下の世代の人のほうが観た方がいいかもね。

日本にもwinnyってものがあって、金子勇という天才エンジニアがい
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別れる決心(2022年製作の映画)

3.5

監督 パク・チャヌク(オールドボーイ)

観終わった直後よりも、さあfilmarksでも書こうかと作品を回想した時に、脚本の緻密さをまざまざと見せつけられたんだ。

バイオレンスやエロスを描かせたら天
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

監督 立川譲

またアニメ映画の名作が生まれたな。

熱いスポコンストーリーに上原ひろみの音楽が相まって、バイブスぶち上がりだわ。

原作漫画が無茶苦茶評判良いのは知っている。きっともっと細かなエピソ
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エゴイスト(2023年製作の映画)

3.5

監督 松永大司

エゴと愛はイコールではないけど、同質ではあるんだよね。

与えるのもエゴだし、求めるのもエゴだし、尽くすのもエゴ。

エゴをぶつけ合って、受け止め合えるのが愛のある関係って言うんだよ
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湯道(2023年製作の映画)

2.7

監督 鈴木雅之(マスカレードナイト)

体調が悪ければ悪い程、疲れていれば疲れている程、観ると良いと思う。

だって癒しの風呂のシーンの連続だから。

でも、10時間寝て元気過ぎた僕には物足りなかった
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シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

3.0

監督 本木克英(鴨川ホルモー)

あっさり味の池井戸潤作品。
本木監督らしいテンポの良さで、とっても見やすいんだ。

タイトル名と詐欺師と詐欺師の騙し合いの話と聞いて、ガッツリこってり作品かと思ったら
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バビロン(2021年製作の映画)

4.5

監督 デイミアン・チャゼル

こんなコンプラに唾ぶっかける作品に100億円ぶっ込むハリウッドには、日本の映画界は太刀打ちできる訳がない。

良いか悪いかじゃない。好きか嫌いかで評価が分かれる作品なんだ
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「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ(2023年製作の映画)

2.9

監督 外崎春雄

鬼滅は、アニメに触れたこともなく、無限列車の映画版しか観たことないんだ。

今回のって、テレビでやったやつを3本流すだけなのね。でも、1本流す度にエンドロールついてくるのはウザいから
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パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.4

監督 パク・デミン

原題は、特送。
コッチのほうが、しっくりくるなぁ。

ストーリーは定番モノだけど、アイデア溢れるカーチェイスと、なんといっても一重の瞳がチャーミングなパク・ソダムのたたずまいが良
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金の国 水の国(2023年製作の映画)

3.4

監督 渡邉こと乃

絵が好みじゃないなぁと思ってたけど、評判がよいので観てみたんだ。

いやぁ、優しさに溢れている良作だったよ。俗にまみれている作品が好きな僕でも心が洗われたわ。夏休みの課題図書にして
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イチケイのカラス(2023年製作の映画)

3.0

監督 田中亮(コンフィデンスマンjp )

ドラマ未見でも大丈夫。
冒頭の大なり小なりの事件が、実はこの町なりの間違った正義が起因していたという流れは、良いと思う。

だけど、フジテレビのサガなのか、
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レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.5

監督 大友啓司(るろうに剣心)
脚本 古沢亮太(コンフィデンスマンjp )

legendは信長。
butterflyは濃姫。

キムタクの信長は、想像していた通りだったけど良かったよ。本能寺のシーン
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.5

監督 マリア・シュラーダー
制作総指揮 ブラッド・ピット

実話だ。全部実名。
まるでドキュメンタリーを観たような気がするんだ。

実際にセクハラを受けた女優が出演しているのも、スゴイな。

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そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)

3.0

監督・脚本 三浦大輔

それにしても、前田敦子は恋愛依存症でクズ男の彼女専門女優になったんか?

三浦大輔の作品は、目の付け所が面白くて舞台は良いんだけど、映画としては毎回納得がいかないんだ。だけど、
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.5

監督 原恵一

1人でも多くの学校に行けない生徒たちに届いて欲しい作品なんだ。

子育て世代の親も観た方がいいな。

でも劇場で、観客は僕ともうひとりだけ。

まあ、この映画は劇場じゃなくても、配信で
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非常宣言(2020年製作の映画)

4.0

監督 ハン・ジェリム

一筋縄ではいかないストーリー。
ド級のエンタメ作品だったんだ。

韓国映画の力をまた見せつけられたよ。もう邦画で、これくらいの作品はでてこないんかな?

観客の恐怖心を煽りすぎ
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恋のいばら(2023年製作の映画)

3.0

監督 城定秀夫(女子高生に殺されたい)

渡邉圭佑が演じる健太朗が、悪いヤツとは思えないんだよな。さわやかで、おばあちゃんや女性に対して優しいし、リベンジポルノといっても、そこまでヤバいヤツではない。
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.5

監督 ジェームスキャメロン

14年前に前作を観た時、当時最先端のCGのクオリティのハンパなさと、人間のクリエイティブの無限の可能性を感じたんだ。

今作も同じような感想ではあるんだけど、前回ほどの衝
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.5

監督・脚本・原作 新海誠

日本には新海誠や宮崎駿、庵野秀明のような、映画原作でヒットさせるクリエイターが少ないよね。

小説、漫画、TVドラマ原作が圧倒的に多くて、様子見て売れそうだったら映画にする
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.3

監督 瀬々敬久(譲られなかった者達へ)

だれもが予告編観て想像した通りの展開だ。前向きに生きるニノが演じる捕虜の日本兵が、生きる希望を失った周囲の人々を前向きにしていくんだ。だけど、ニノにも不幸がき
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

原作・監督・脚本 井上雄彦

井上雄彦の才能が爆発しているんだ。

あの繊細なタッチの絵で、臨場感溢れる動き、birthdayや10feetの骨太なロックも相まって、バスケのスピード感がビンビン伝わっ
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母性(2022年製作の映画)

2.7

監督 廣木隆一 (ナミヤ雑貨店の奇蹟)

イヤミスの女王、作風と本人のキャラがかけ離れているのが、ちょっと恐い湊かなえの映画作品は全て観てきた。あの人間不信になりそうな鬱鬱した空気感は大好きだ。

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宮松と山下(2022年製作の映画)

3.3

監督・脚本 監督集団5月

すっかり露出が少なくなった香川照之が、テレビで観ていた暑苦しい顔芸とデカい声のセリフの真逆の演技を魅せるんだ。

作品全体的にセリフを極力削ぎ落としいる。いや、削ぎ落とし過
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ある男(2022年製作の映画)

3.3

監督 石川慶(愚行録)
脚本 向井康介(愚行録)

過去の自分の黒歴史なら、禊ぎを果たせば、帳消しにした気分になれるかもしれない。

でも、家族や家系といった血のコミュニティから逃げることはなかなか出
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.4

監督 オリビア・ニューマン

この作品は、絶対にネタバレしてはいけないと思うんだ。だからネタバレしないよ。

観て損はしない。多分、最後に驚いて終わるよ。

DV、貧困、差別、孤独、これ以上なく最悪な
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.0

監督 マーク・マイロッド

観終わったら、チーズバーガーが食べたくなるよ。僕は帰りにテイクアウトして、帰り道かじりながら歩いたよ。

正直、サスペンスとしてはダメダメなんだ。たくさんの伏線は回収してく
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RRR(2022年製作の映画)

4.2

監督 ssラージャマウリ

オープニングからエンドのロールまでの3時間、天下一品のスープをさらに煮詰めたような濃さ。クライマックス級の見せ場の連続で、1と2を連チャンで観せられているんじゃないか?と思
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チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

3.0

監督 オル・パーカー

ジョージクルーニーが61歳。
ジュリアロバーツが55歳。

いまだに色気があるんだよな。もちろん、若い頃に比べたら老けたけど、まだまだ若いヤツには負けないぜ、モテるんだよって雰
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警官の血(2022年製作の映画)

3.0

監督 イ・ギュマン

そんなに複雑なストーリーではないのに、登場人物が多くて、テンポが早めで、エピソードを詰め込み過ぎな気がするんだ。なんで、このシーンあるん?って思っちゃうこともタマにあったんだよな
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