天国と地獄は二粒の水滴のように似ていると思います。
どちらもそこまでの道のりは険しくいじわるです。
そんな絶望にまみれた汚物の中では、愛が自分たちをきらりと照らす光となる気がします。
雨の日の部屋、犬、女性の鼻唄、ドアを叩く音、陽が差さない階段、湯気に塗りつぶされた廊下、柱の影、憂溢れる言葉。
なるほど。どこか郷愁を感じます。強いそんな思い出はないですが。
郷愁は実体のないものへの>>続きを読む
ルグウィンが大好きなので鑑賞しましたが、彼女のファン以外は観ない方がいいと思います。退屈しますよきっと。
催眠の方法や服装などは違和感が凄くあって、ださい。
夢の中では彼女の美しい歌声は澄んだ音をたてて響きわたり、どこまでも行けるような気にさせてくれる。影が消え色が溶けだすと、光は死に、なにもない灰色の世界が永久におそいかかる。そこでは光を象徴する太陽も闇>>続きを読む
ウサギは撃たれるもの。子羊は導かれるもの。道は歩くもの。兵隊は命令されるもの。病人の死ぬもの。先住民は改宗するもの。虫は踏まれるもの。母親はしかるもの。お水は沸かすもの。鳥は飛ぶもの。ライオンはほえる>>続きを読む
その昔、カリブ海の小さな島ジャマイカで生を受けたもの。名はボブマーリー。
楽園目指すその貧しい島では平和を願う同志が殺し合う。同党勢力、二大政党。国が真っ二つに分かれての戦争。
見兼ねた彼はこのままじ>>続きを読む
ピアノに生かされ、愛に殺される。そしてピアノに生かされて、神に耳をほじられる。聞きたまえと。
ジョーンの学生時代からお茶を汲んでいたのは女性。司会者がノーベル賞受賞者を呼集する時はgentlemenのみ。
そんな男性優位性を受け入れていた高慢なジョーに抱いた、悔やんでもどうにもならない乾いた>>続きを読む
美しい沈黙と憂いあふれる言葉。
愛そのものではなく、愛の不安が人生を乱す。そんな感じやとおもいます