Kさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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第三の男(1949年製作の映画)

2.0

脚本だけでなくライティングやアングルも上手だとは思うけれど、どこまでもエンタメという感じだった。

スケート・キッチン(2018年製作の映画)

1.0

スケートボードはほとんど関係なく、ありきたりな青春ものだった。

小さな悪の華(1970年製作の映画)

4.6

地獄でも天国でもいい、未知の世界が観たい。

この悪事は良くないことかもしれないけれど、偽善的な社会、洗脳的な学校、排他的な宗教に、生きる世界はない。

とても耽美的だった。”少女2人”の特別性。

どですかでん(1970年製作の映画)

3.5

群像劇はひとつのメインストーリーがあって、そこに集約されていくけれど、本作はメインストーリーもないし、集約もされない。

それぞれのエピソードが独立しており、多少の関係はあっても、それによる変化は見ら
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月曜日のユカ(1964年製作の映画)

1.0

これを”男”が作ってるのが気持ち悪い。この物語の意味性を理解することができない。

グランド・ホテル(1932年製作の映画)

2.5

グランド・ホテル形式と呼ばれる元になった作品なだけに、作りが丁寧である。

オープニングで、それぞれの登場人物が電話をかけるシーンで紹介と説明をしてるのが、観やすくしてくれた。

ギミー・デンジャー(2016年製作の映画)

1.1

ジャームッシュの名前に釣られて見てしまった。イギー・ポップやザ・ストゥージズ、あるいはパンクに興味がないと、楽しむことができない。

こういう作品には価値があると思うけれど、個人的にはまったくはまらな
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ロッキー・ホラー・ショー(1975年製作の映画)

1.0

コメディとミュージカルが好きじゃなかったから、それを超えて好きになるほど狂ってはなかった。

フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

2.0

当事者を起用してる点は、物語として説得力を持たすことに成功している。

しかし、後半の「復讐」は動機も含めてあまりにも浅はかだった。その結果は誰が背負うのか。

アタック・オブ・ザ・キラートマト(1978年製作の映画)

1.9

“トマトが襲ってくる”ということ以外には、何ひとつ工夫がない。トマトじゃなくても、レタスでも、シャインマスカットでも、宇宙人でも、隣のおじさんでも変わりない。

それなのに、ちょっとだけトマトが出るこ
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デス・レース2000年(1975年製作の映画)

1.0

エロに頼るから陳腐になる。分かりやすいという点がB級として弱い。

バーバレラ(1967年製作の映画)

2.0

オープニングがピーク。

なぜ脚本欄に名前がこんなに連なってるのか。この作品を大勢で作ったというのが、いちばん面白い。

プラン9・フロム・アウター・スペース(1959年製作の映画)

1.0

本当につまらない。つまらない中にも、面白いものとつまらないものがあるけれど、本作は後者に属している。

ブルジョワジーの秘かな愉しみ(1972年製作の映画)

3.9

食事をしようとするけれど、事情があって食事をすることができない。何度も、何度も。

それだけなのに観てられる。

忘れられた人々(1950年製作の映画)

4.0

焦点の当て方と中立な撮り方が冴える。

メキシコ貧困街の少年たちの非行を描いた作品。まずはそこに光を当てたことを評価したいし、わざとらしい悲劇性もヤンキーイズムへの憧憬性も持ち込まない点も良かった。
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デス・バレット(2017年製作の映画)

3.1

こういう映画がスタンダードになると、いくらか映画というものが良くなると思う。

目や口のクローズアップ、機関銃で乱射されて服が破れて裸になる女、雑な会話に雑な行動。だからこそ展開が読めないし、ストーリ
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裏窓(1954年製作の映画)

3.4

《見る》ということだけで、ここまで展開できるアイディアが秀逸だ。

他人とのコミュケーション、思い込み、好奇心、そこから不安や苛立ちまでも表現していてすごかった。

エンジェル、見えない恋人(2016年製作の映画)

1.0

設定オチすぎる。

SFでもなく、ファンタジーでもなく、新しい何かでもなく、よくあるご都合主義的ラブストーリー。

PITY ある不幸な男(2018年製作の映画)

2.4

他人から同情されることで生きていける人は多いと思う。もっと言えば、不幸なときに同情されたい人がほとんどだと思う。そういう人への皮肉が込められていて良かった。

どちらかと言えば、不幸なときに他人に理解
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巴里の屋根の下(1930年製作の映画)

1.0

映画的技法が、ストーリーやテーマを超えるほどではない。

ザ・クロッシング(2021年製作の映画)

1.3

ひとつの視点の色んな事象を詰め込んでるだけで、そこに何の意味があるのか分からなかった。

声優の演技は良かったと思う。

さすらい(1975年製作の映画)

3.0

即興的な台詞は面白かったけれど、それなのにしっかりまとまっていた。

もう少し粗雑さがあっても良かった。せっかく即興的な演出を入れてるんだから。

まわり道(1974年製作の映画)

2.6

それぞれのキャラクターは面白いのに、綿密な台本の上で動いてるようで勿体無い。

もっと自由に喋らせたり、動かせたりすることができたなら、もっと面白くなったと思う。

都会のアリス(1973年製作の映画)

3.8

偶然出会った人の子どもを預かる。9歳の子供に「きれいな写真、空っぽね」と言わせる。さらに「夢なんてないからダメ、ある物だけにして」と。

現実的に違和感のありそうなところを、まったくの違和感を覚えさせ
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愛・アマチュア(1994年製作の映画)

3.5

イザベルとエリナの視線が、脆弱性を表現できていて刺さった。

経理の男が、走って色んな角度から銃を撃つシーンが良い。あのシーンから映画を始めても良かったくらい。

シンプルメン(1992年製作の映画)

1.3

ゴダールを意識して作ってるようだったけど、それならゴダールで充分だ。

去年マリエンバートで(1961年製作の映画)

4.5

各カットが即興的に見えて(もちろん計算されてるんだろうけど)、現実性の高さにのめり込んでしまった。

ある男が、女に「去年マリエンバートで会いましたよね」と声をかける。女は覚えてないのに、男にそれらし
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キカ(1993年製作の映画)

1.5

ジャン=ポール・ゴルチエの衣装を超えてアヴァンギャルドな要素は無かった。

アイ,ロボット(2004年製作の映画)

1.0

時代を考えても、AIの暴走としての新しさはない。

いちばん驚いたのは、『スピリッツ・オブ・ジ・エア』の監督がこれを撮ったということ。

スピリッツ・オブ・ジ・エア(1988年製作の映画)

1.9

終末的な大地に退廃的な建造物、そこに不気味な音楽を合わせてるのは美しいと思うけれど、どこかで観たことのある映像であることは否めない。

ストーリーも、まるで人生の縮図のように描いてるのが嘘くさい。90
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ザ・ヴァンパイア 残酷な牙を持つ少女(2014年製作の映画)

1.0

ヴァンパイアものというより、普通のラブロマンス。

モノクロにしたらスタイリッシュになると思ってるのかもしれないけれど、役者やファッション、美術、音楽、カメラワークがダサくてスタイリッシュになってない
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ビキニの裸女(1952年製作の映画)

2.9

“ビキニの裸女”とタイトルが、BBの悪魔性を表現してるようで秀逸だ。邪悪な天使みたいに。

物語と呼ぶのにはあまりにも未熟な脚本だけど、BBを中盤まで出さない辺りは素晴らしい。ファンムービーとしては、
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

2.0

現代でフェミニズムを扱うのに、メタファーを用いる必要がない。正面から男尊女卑を拒絶するべきだし、解決策の提示も欲しい。

ハリー・スタイルズのおかげで、最後まで観ることができた。

嘘をつく男(1968年製作の映画)

4.4

嘘の反対には真実がある。つまり、「嘘をつく」ということを信じるなら、「真実がある」と信じてることになる。

本作、そういう態度を否定する。

真実とは何か。大勢が一致する見解か、定量的に表されるものか
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