戯連堂さんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

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新・少林寺伝説(1994年製作の映画)

5.0

香港版子連れ狼、装甲車と闘う槍の達人、秘密の鍵を握る子供たち、死ぬ死ぬサギ親子(おばちゃん、かっこいい!)、蝋人形館、登場間もなく死ぬ伝説のヒーロー…を息つく暇無く見せてくれる香港映画よ、ありがとう!>>続きを読む

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

5.0

ひょっとして、ハクは川を汚し続ける人間へ復讐のため、魔力を欲して湯婆婆に弟子入りしたのかも?ラストの髪飾りの演出💗久石さんの音楽は、同年のフランス映画「プセの冒険…」とほぼ一緒。でも、こっちが一番!

妖刀・斬首剣(1985年製作の映画)

5.0

少林寺と金閣寺が闘う!大会なはずが、最後は観客そっちのけ、誰もいない岸壁で戦いは果てしなく続く!野崎参り(昭和の名曲)・徳利一気飲み・師匠が闇討ちなどにも拘わらず、珍しく日本をリスペクトする香港映画。>>続きを読む

イレイザー(1996年製作の映画)

5.0

強いて言えば、デパートの屋上の遊園地のような作品。アノ武器・ワニと素手で戦って勝てるのは、もう彼しかいない。「マスク」のBプロCラッセル監督の小技が冴える。脇のむさ苦しいRパストレリスが良い味。

隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)

5.0

喧噪と静けさのコントラスト!ロードムービーにして、トリッキー(六郎太が関所検問を突破・薪を火中へetc…)隠し砦前の坂の角度が素敵すぎる。上原姫も良いが、ラスト馬に飛び乗る秋月百姓娘樋口さんがイイ。勿>>続きを読む

七人の侍(1954年製作の映画)

5.0

何度観ようと飽きない1本。時代劇なのにバリトンサックスがよく似合う。(菊千代のテーマ!)侍探しの農民たちが木賃宿で、回りの客たちに支持を徐々に受けていく様がイイ。(勘兵衛に飯椀を差し出し、啖呵を切る雲>>続きを読む

帰ってきたシャーロック・ホームズ(1987年製作の映画)

5.0

シャーロックホームズがなんと!冷凍睡眠から80年代に蘇る!相棒はワトソン女史。昔ながらの捜査方法でどうでもいい難事件に挑む。なんとなく「タイムアフタータイム」のパクりにしか思えんが、B級の巨匠コナー監>>続きを読む

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

5.0

オープニングから星々の会話は、とってもSF!それ以上に、学校の体育館がプール仕様なのはもっとSFだった!何時も、良いところで邪魔の入る人生は、可笑しくも哀しい。電話のラブシーンは何回観てもドキドキする>>続きを読む

雨あがる(1999年製作の映画)

5.0

殺陣シーンを出来る限りそぎ落として、主人公の圧倒的な強さを際だたせた作品。忘れかけている日本人のやさしさを思い出さてくれる。山と空を見て幸せを感じられる人に、私は未だなれん…。黒澤の監督作で観たかった>>続きを読む

クローサー(2002年製作の映画)

5.0

3人のカンフーの型に、それぞれ個性を持たせたことが凄い。ラストの倉田さんとのバトルは実にドラマチック。えっ、close to youはCモクが唱ってた?「食神」の吼えながら歌う包丁姐さんと、とても同一>>続きを読む

エッジ・オブ・アメリカ(2003年製作の映画)

5.0

女子バスケにネイティブアメリカン、黒人熱血教師。同じ言語を話ながら異文化の対立と融和。大自然の崖っぷちから見ればそんなことすら、地球の歴史からすれば、なんてちっぽけなけこと。スポ根ドラマには珍しい「負>>続きを読む

チャーリー(1992年製作の映画)

5.0

Rアッテンボローの坦々とした演出にダウニーjr.の芸が際立つ。カルロコ作品にしては繊細な作り込み。ただし、女性問題ばっかりが目立つのは、しょーもない。(ダウニー自身とクロスオーバー?) Dレインのゴダ>>続きを読む

モダン・タイムス(1936年製作の映画)

5.0

世界中の人々に発信するため、あくまでもサイレントにこだわった、皮肉タップリでも、誰もが笑える作品。ラストのティティナは世界に向けた第一声!独房は大恐慌ではほんとに天国。(そりゃ出たくない!)今も昔も搾>>続きを読む

アイアンマン(2008年製作の映画)

5.0

きっと誰もが一度は思ったであろう、戦ってる最中ボヤくウルトラマンたちを。だから殺伐としたシーンもノホホンと観てられる。誕生から活躍までのテンポの良さ。

アイアンマンと不思議な仏像(1973年製作の映画)

5.0

脳味噌がとろけてしまう、ごった煮ブラックスプロイテーション映画!3分に1回はある突っ込みどころ、不思議なのは仏像ではなく、入れ物の箱。へなちょこな空手。信心深い悪のボス。誰も得しないセクスィなシーン。>>続きを読む

シャレード(1963年製作の映画)

5.0

あれだけタバコ嫌いで、次のシーンでタバコ吸うオードリーがシャレード?物語の核が全て一人の子供だとか、ありえね~!Hマンシーニの曲に乗って、華やかなMビンダーのタイトルかっこ良すぎ!

ローマの休日(1953年製作の映画)

5.0

冒頭ベッドでマネジメント係が「こぼれて無くてよかった」以外、機械相手に喋るようで、アンの日常が垣間見える演出が凄い。秘密警察のバレバレな服装💓(戦いながら手加減するオードリー💗)白黒の画面はこれからも>>続きを読む

七人のマッハ!!!!!!!(2004年製作の映画)

5.0

国歌と共に牟田悌三似のお爺ちゃん大活躍!(マッハ!のタバコ売り?)演技に見えない子供の泪!ホントは死人が出ても、メイキングで紹介しなかったんではないか?てな具合で面白くするなら手段を選ばないタイ恐るべ>>続きを読む

ヒューゴの不思議な発明(2011年製作の映画)

5.0

マジシャンから商業映画人第一号になったメリエスが憧れていたのが、近代マジシャンの第一号、時計職人の息子ロベールウーダン。(機械仕掛けの道具の発明多数)…ならば少年はウーダンの生まれ変わり? 時代考証が>>続きを読む

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

5.0

数十年前、全く予備知識無く見、主人公らしき人間が、いきなり蟻の様にワラワラと殺されてしまう描写にショックを受けるも、手描きの画面にもう目は釘付け!物語展開といい、濃密SF感100%!!

ブレードランナー(1982年製作の映画)

5.0

一時ブレラン追っかけ。劇場⇨ビデオインターナショナル⇨劇場最終。落ち着くのは、カオスなインターナショナル版。監督がなんと言おうとも、今でもデッカードは人間だと思う!でなきゃラストの激闘は意味な~し。そ>>続きを読む

フレンチ・コネクション2(1975年製作の映画)

5.0

刑事モノを見てたつもりが、スポ根映画状態にっ!走る、走るハックマン!アジトの焼き討ちはやり過ぎ(面白いから赦す)マルセイユの魚臭さがよく匂う。

カンフーハッスル(2004年製作の映画)

5.0

手加減ナシ、正に70年代カンフー映画の現代的再現!如来神掌を得る、覚醒からの圧倒的強さは、マトリックスからの先祖帰り。毒々しいネオン街と対比する、豚小屋砦のセット・描写が圧巻。脇役群の丁寧な描写。元ボ>>続きを読む

ドラゴン/ブルース・リー物語(1993年製作の映画)

5.0

彼の死後、山盛り雨後筍のインチキ伝記の1本と思いきや、史実を見事にエンタ化した作品。東洋人寄りに物語が進むのは自然で心地よい。所々に李ファンへのくすぐりが楽しい。「唐山大兄」の劇場やイップマンとの鍛錬>>続きを読む

透明人間(1992年製作の映画)

5.0

珍しく本人が望まなく透明人間になる話。この手の映画では大概、欲のため悪人サイドに進むが、当人は大志も無く、ひたすら普通になりたいだけ、というのも面白い流れ〇 黎明期のCGの程よさ。

アメリ(2001年製作の映画)

5.0

近年、フランス映画が忘れていたエスプリ感満載。お色気シーンもシニカルで何故か可笑しい。カラーが素敵。ジュネがハリウッドで却下されたであろうアイデア満載〇!

トロピック・サンダー/史上最低の作戦(2008年製作の映画)

5.0

ラストのアカデミー賞でJボイドが「取った!…あっ、違った…。」や、今時誰もやらないJブラックのインディジョーンズのパロディなど、7~80年代映画ファンへの目配せは、なかなか。(ボイドは受賞済) Nノル>>続きを読む

ナショナル・トレジャー(2004年製作の映画)

5.0

part2より髪型がヘンじゃないニコケイと、トゲってるクルーガーが魅力の逸品。息詰まるアクションに、のほほんなボイド爺と、娯楽バランス〇! 謎解きは易しい部分もあり、登場人物より早く解ると「ひょっとし>>続きを読む

幸せへのキセキ(2011年製作の映画)

5.0

「動物園を買っちまったよ~ん!」という出オチ以外、取りたてて劇的エピソードが有るわけでもないが、ノンビリと私営動物園が再開される過程を楽しむに限る。※実話といってもかなりの脚色あり、呉々も詳しく調べぬ>>続きを読む

ハリソン・フォード 逃亡者(1993年製作の映画)

5.0

ハリウッド版レ・ミゼラブル、テレビ翻案映画という何ともオリジナリティの欠片もない作品。されどハリソンの無個性とオーバーアクトのトミーリーのマジックで思いのほかデリシャス!jムーアがなぜか役立たず。恐ら>>続きを読む

ホーカス ポーカス(1993年製作の映画)

5.0

悪役である3人の魔女の圧倒的に怖くて可笑さのバランスは、最高!地面のアスファルト舗装までがギャグになるとは!作品前後ディズニーらしく少年たち描写にタップリ時間は少し端折って、も少しミドラーのパフォーマ>>続きを読む

リトル・レッド レシピ泥棒は誰だ!?(2005年製作の映画)

5.0

アニメ赤頭巾・羅生門バージョン。登場人物それぞれの視点で、物語が変化。よく観れば、伏線が観客にキッチリ提示されている!渋いパロディもなかなか。

變臉(へんめん)/この櫂に手をそえて(1996年製作の映画)

5.0

主人公は大陸の闇と言う名の悪夢の中のピノキオ。ゼベットが「人間の子」を欲っしたが、この爺さんは「男の子」とは!演技に見えない子役たちの芝居が凄い!たまに見ては、ドロドロどす黒い自分の心のリフレッシュ薬>>続きを読む

ロボコップ(1987年製作の映画)

5.0

ハリウッドで誰もが「こんなガキ映画の脚本」とぶん投げたモノを、見事にX指定までに持ち込んだヴァホーベン!グロと浪花節が炸裂!!ポールドリスのメタリックな楽曲もgood! 1ドルで楽しむンベ~!

ヤング・フランケンシュタイン(1974年製作の映画)

5.0

登場強烈キャラの見事なハーモナイズ。恐怖シーン全てが笑いに転化する脚本!(されど英語ダジャレ多し) 日本語吹き替えが白眉「おやすみなさい、ばにくく~さん」

クジラの島の少女(2002年製作の映画)

5.0

圧巻!ドキュメンタリーのような画面、海と空の蒼さ!地元の風を感じる感覚。古来から切り離せない伝承と性差別の物語。少女パイケアの直向きさがイイ。