ヤマギワさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

別れる決心(2022年製作の映画)

3.7

2023年16本目(劇場13本目)

転落死した男の妻を容疑者として取り調べていくうちに、心惹かれていく刑事の大人なラブロマンス。
話を雑にまとめると、好きになっちゃう!でも好きになっちゃダメ!を繰り
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コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

3.7

2023年15本目(劇場12本目)

旅映画なんだけど、7割くらいは寝台列車の中で展開されるため、粗暴で騒がしい同室相手も相まって、かなり窮屈な画が続く。
でもそんな窮屈な空間が相手と交流を続けていく
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

2023年14本目(劇場11本目)

映画を観る醍醐味の一つは、撮影・編集・劇伴が完全にキマッてる瞬間を観ることなんだけど、この映画は全編にそれが詰まっていた。ホラー、ロマンスどちらの要素においても抜
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タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター(2023年製作の映画)

4.3

2023年13本目(劇場10本目)

タイトルがジェームズキャメロン25周年っていうのが面白いし、なぜ今になってタイタニックを3Dに?って舐めた態度で観ましたが、まんまと泣きました。

沈没寸前になら
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対峙(2021年製作の映画)

3.9

2023年12本目(劇場9本目)

銃乱射事件の被害者家族・加害者家族が事件の経緯を話し合う密室劇。普通だったらお金を積まれても同席したくないシチュエーションだが、2時間まるまる揺さぶられっぱなしで、
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ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界(2022年製作の映画)

3.4

2023年11本目

ディズニー最低興行収入、低評価で色々ボロボロな本作だけど、思ったより全然悪かなかった。インディージョーンズを彷彿とさせるOPは素直にワクワクするし、SDGs絡ませた設定もなかなか
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

3.4

2023年10本目(劇場8本目)

「her/世界で1つの彼女」っぽい現実と地続きのような近未来SFが魅力的で、加えてお茶とか禅の静謐な佇まいが独特な雰囲気を…みたいに良いようにも言えるけど、体調次第
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そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)

3.7

2023年9本目(劇場7本目)

浮気がバレたことを皮切りに、藤ヶ谷大輔が恋人、友達、親からとにかく逃げまくるロードムービー。天下のジャニーズの面影を消して、くすんでさえ見える藤ヶ谷大輔の演技が見事。
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.9

2023年8本目(劇場6本目)

突然の絶縁宣言は、早い段階で理由が明かされ、そこからは事態の悪化ともに、2人のパーソナリティを明らかにして、双方の心境に共感させるという、脚本のレベルが凄まじく高い。
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ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

4.0

2023年7本目(劇場5本目)

ハムレット復讐譚を下敷きに描かれた、血と暴力に塗れたヴァイキングの世界。アート映画とエンタメ映画の中間点を良い塩梅に突いていて、かなり好み。
暴力によって人生を壊され
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.3

2023年6本目(劇場4本目)

#MeTooの始まりを起こした一本の記事を巡る本作は、子供を持つ女性記者2人と、ハーヴェイ・ワインスタインの被害者女性たちの戦いと決断の物語。
彼女らは業界のタブーと
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そばかす(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

2023年4本目(劇場2本目)

さまざまなセクシャリティの登場人物が出るわりに、いまいち深掘りされないので、全体的に肩透かし。(伊島空のキャラがあまりに雑に退場したので、彼の気持ちがわからなくもない
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離ればなれになっても(2020年製作の映画)

3.5

2023年5本目(劇場3本目)

男女4人の40年間の人生の悲喜こもごも、選択の連続を2時間強でまとめきる構成が良し!
劇伴の主張が強いとか、好みに合わない部分もあるけど、人の縁の脆さと強かさの話に弱
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.6

2023年3本目(劇場1本目)

原作が本屋大賞をとってるだけあって、10代の高校生以下に向けた風通しのいい救いになるメッセージで、ぜひ若造の皆さんには観てもらいたい!(男性29歳未婚 談)
また原恵
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アポロ10号 1/2: 宇宙時代のアドベンチャー(2022年製作の映画)

3.5

2023年2本目

宇宙開発競争を背景に、ある家族を軸としてアメリカの1960年代カルチャーが描かれる。
家族ひとりひとりの性格、子供たちの間で流行っている遊び、ポップカルチャーなどなどのディティール
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ブルー・バイユー(2021年製作の映画)

3.0

2023年1本目

国際養子縁組への問題提起をメインとしながら、あからさますぎるヒールを出していてモヤモヤ。悪役警官さえいなければ、すべて丸く収まったのでは…
演出もウェットに振り過ぎていて悪い意味で
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