Kさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

バスルーム 裸の2日間(2011年製作の映画)

2.0

ジャーナリストの偏屈ジジイがジャーナリスト志望の若い美女とバスルームに裸で閉じ込められ(どういうこっちゃw)、延々ジジイの屈折しまくった持論を聞かされる。

自分のことを''知的だ''と思って老いてき
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モーターサイクル・ダイアリーズ(2004年製作の映画)

4.1

人のために役立ちたいー。チェ・ゲバラの信念の原点を垣間見る。

ばか正直で、優しく、まっすぐな芯の強さを持つ23歳の医学生、のちの革命家チェ・ゲバラが、性格真逆すぎる陽気で適当な友人とモーターサイクル
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人生スイッチ(2014年製作の映画)

4.4

2度目。

6つの短編ストーリーで構成される、人間の怒り、100倍やり返すぞこのやろう心に火がつく"スイッチ"を描いたブラックコメディ。

きっと、万国共通のあるあるを最大限にデフォルメしたえげつない
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愛欲の不時着(2021年製作の映画)

1.0

愛の不時着ならぬ、愛欲の不時着wwもちろん、関係性は全くありません。

最近スペイン語リスニング教材と化している映画ですが、、、これスペイン語じゃなかったら最後ま観ていないですレベルww

ミリオンダラー・スティーラー 史上最大の作戦(2020年製作の映画)

3.8

画家になることを夢見ながら満たされない生活を送る男が、ある日銀行強盗を思いつき、紹介された他の素人たちと犯行に及んだ、実話に基づく物語。

全員がほぼ犯罪素人ということで、かなり人間味があるというか、
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マネー・トレイル(2010年製作の映画)

3.0

アルゼンチンの金融危機をテーマにしたサスペンス。

中身よりも雰囲気、な映画。というか難解すぎて理解できなかった。ぶつ切りで荒々なカットや構成は好きでした。

あと冒頭の方特にスペイン語全く聞き取れな
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ベルファスト(2021年製作の映画)

5.0

北アイルランドのベルファストで生まれ育った、ケネス・ブラナーの伝記的作品。

1960年代、少年バディにとって大好きな人たちでいっぱいの大好きなベルファストが、カトリックとプロテスタントの衝突の渦に巻
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非常宣言(2020年製作の映画)

1.5

航空機という密閉空間でのバイオテロが起こった時、人間はどう行動するか。

まず、犯人の行動の動機、実行までの行動がゆるいというかつっこみどころありまくり。その時点で、んーー、、??となってしまい、ラス
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ブライズ・スピリット 夫をシェアしたくはありません!(2020年製作の映画)

2.0

スランプのベストセラー作家(だが実はネタはすべて亡き妻のものだった)がが、、次の作品のために彼女を呼び戻すことから始まる、亡き前妻と今妻と1人の男の騒動を描いたコメディ。戯曲『陽気な幽霊』の再映画化だ>>続きを読む

ボトムス ~最底で最強?な私たち~(2023年製作の映画)

2.5

イケてないレズの2人組が、チアガールとヤルためにフェミニズムを乱用しながら奮闘するレズビアン×フェミニズム炸裂学園コメディ。

ストーリーはハチャメチャ、っていうかただのくだらないセックス・コメディ(
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地中海式 人生のレシピ(2009年製作の映画)

2.5

生まれ方からして破天荒な女子が、最後まで破天荒な生き方でシェフという夢を追いかける。

うっわー、この人間関係はちょっと理解できないですww2人の男、受け入れるのすごいなあ。でもこれって愛っていうのと
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明日に向かって笑え!(2019年製作の映画)

3.0

「勇敢なバカには人生を切り拓く力がある。」

2001年のアルゼンチン金融危機による、政府が預金封鎖、それによって生活や夢のための資金調達の道を閉ざされ、奪わた村人たちが、一丸となってお金を取り返すた
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ル・コルビュジエの家(2009年製作の映画)

3.0

1つの窓を巡る、隣人との話合いが、話し合いに収まらずエスカレートしていく。。

ただ窓が作りたいだけと言うがどうにも行動が怪しく人相も悪い、胡散臭い隣人。ただ自分が窓を作らせたくないのにあれこれ他の人
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セルジオ&セルゲイ 宇宙からハロー!(2017年製作の映画)

3.8

1991年のソ連崩壊の余波で宇宙ステーションからの帰還延期を余儀なくされたソ連の宇宙飛行士セルゲイ・クリカレフの実話に着想を得た物語。

ソ連崩壊により後ろ盾を失い、世界から孤立することになったキュ
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コンペティション(2021年製作の映画)

3.6

何かを成し遂げたい大富豪が興味もないのにとりあえずお金だけ出して映画を作ることにした。当然映画のことはよくわからないのでとりあえず一流と言われる映画監督と俳優を起用し、読んだこともないベストセラー小説>>続きを読む

パスト&フューチャー 未来への警告(2018年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

いわくつきの24時間営業のコンビニ兼ガソリンスタンドで起こる殺人事件の過去と今と未来。

なぜそうなのか?の説得力がだいぶ弱い。

あと、最後のシーン、10年前の彼が警察に言われたとおりに銃を捨ててい
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アイム・ソー・エキサイテッド!(2013年製作の映画)

3.9

2度目。

癖の強すぎるキャビンアテンダントと乗客によって飛行中に問題の発生した機体の中で繰り広げられる悪ふざけ。笑

これはもしや、アルモドバルが確か『抱擁のかけら』の劇中の映画監督のセリフ、''リ
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トーク・トゥ・ハー(2002年製作の映画)

3.7

2度目。

愛する女性を持つ2人の男の愛と悲劇を描いたドラマ。

愛には悲劇がつき物で、その悲劇がまた、人と人をくっつけたり離したりもする。

でも、愛は結局、いつだって、双方向でないといけない。そう
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正欲(2023年製作の映画)

3.8

"ダイバーシティ"という言葉の乱用をぶった切る。

確かに、今の風潮ではLGBTQを否定しないことがあたかも多様性であることのように語られれがち。それでも昔よりは一歩前進なんだろうけど、当然、LGBT
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ボルベール <帰郷>(2006年製作の映画)

4.1

生と死、人生をビビッドカラーで綴った母娘の物語。

生きていても、死んでいても、母は娘の、娘は母の、愛と赦しを求め合う。

村の伝説を使った遊び心溢れる仕掛けが面白かった。

にしても、とにかく1コマ
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バッド・エデュケーション(2004年製作の映画)

4.0

1980年のマドリードでスランプに陥った若き映画監督の元を、少年時代の親友が脚本を手に突然訪ねて来る。そこから紡がれる、2人を取り巻く過去と現在の物語。

まずプロットが天才的過ぎます、先生。。そして
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抱擁のかけら(2009年製作の映画)

3.9

14年の時を経て解き放たれる、男たちの人生を狂わせるほど美しい女にまつわる過去の悲劇と、そこからの再生の物語。

とにかくおしゃれなカットだらけ。

なんかペネロペっていつも不細工なハゲ親父と関係を持
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エンド・オブ・トンネル(2016年製作の映画)

3.0

孤独な男のもとに現れた女と娘、そして地下室からの不穏な音。止まっていた男の人生が少しずつ変化し始める。

えーっ!となる展開が何度かあった。

アルゼンチンスペイン語のシュシュシュが気になって、緊張感
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ジュリエッタ(2016年製作の映画)

2.5

母と娘の12年分の行き違いを埋める手紙。

その中には、母の人生の中でのたくさんの行き違いが記されている。あの人にああしていれば、あの人とこういう関係を築いていれば。その1つ1つの行き違いがあってこそ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

"思えば、この国はあまりにも人の命を粗末にしすぎた。"

人間同士の殺し合いはもうたくさんだ、そんなのゴジラの仕業だけで十分だ。

この世に命を懸けて良いことなんてない。ましてや、戦争のためなんてもっ
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ルシアとSEX(2001年製作の映画)

3.6

ルシアは6年間の同棲の末に失踪した小説家の恋人のロレンソを探して、彼のゆかりの地である地中海の小島で、彼の物語を通して彼のことを知っていく。

タイトルがエロスですが、エロス描写はありつつも、卑猥な話
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ペルシャン・レッスン 戦場の教室(2020年製作の映画)

3.7

WWⅡ中のフランスでナチス親衛隊に捕まったユダヤ人の青年の、1つしかないサンドイッチを隣人に分け与えた優しさが、偶然にも1つの嘘に繋がり、偶然にも彼の命をつなぎ留めることになり、その嘘が膨大な重要な情>>続きを読む

「僕の戦争」を探して(2013年製作の映画)

5.0

舞台は1966年のスペインの夏。ビートルズファンの英語教師アントニオが、映画「僕の戦争」の撮影でスペインを訪れている憧れのジョン・レノンに会いに行くその道中で人生に迷う2人の若者をHelp!したことで>>続きを読む

美しすぎる妻の友人(2021年製作の映画)

2.5

倦怠期を迎えた夫婦の元に、妻の旧友の女子(La Visita)が住まい探しの間しばらく居候することに。

邦題はかなりミスリードかと。いうほど官能映画ではない。

この自由奔放な旧友の女子、この夫婦に
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ゴヤ・マーダー(2019年製作の映画)

2.5

ゴヤの版画と同じ姿で殺害される連続猟奇殺人事件を2人の凸凹刑事コンビが追う。

やっぱり犯罪モノは犯人の動機が明らかにされないと面白くないですね。

ラストのxxxは衝撃でした。スペイン映画はこういう
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運命のいたずら(2011年製作の映画)

3.5

異なる時代を生きる3人の女性の恋愛が、それぞれ運命に翻弄されていく。

ストーリーというよりかは、悲壮感を感じる映画かな。

美しいカットがたくさん多用されていました。

ゴッド・セイブ・アス マドリード連続老女強姦殺人事件(2016年製作の映画)

3.0

正義感が強いがトラブルメーカーのマッチョ刑事と、頭脳派だがコミュ障の刑事が、連続老女強姦殺人事件に挑む凸凹刑事のバディ。

過去のトラウマ、それによって抱える問題。過去のトラウマはなくても現在浮上する
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ペトラは静かに対峙する(2018年製作の映画)

3.6

カタルーニャの大地で、主人公ペトラが、自分のルーツと対峙し、昇華していくまで。

うわっ、静かなドロドロ。うわっ、次から次へと静かな悲劇。

小さな村の大人たちの入り乱れる欲望とカオスっぷりにひくしか
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カサンドロ リング上のドラァグクイーン(2023年製作の映画)

3.5

プロレス(ルチャ・リブレ)が人気のメキシコの、エクソティコ(ドラァグのスタイルで戦うレスラー)の女王「カサンドロ」を描く伝記映画。

マッチョの引き立たて役ではなく、マッチョに勝つエクソティコとして対
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シング・フォー・ミー、ライル(2022年製作の映画)

4.3

誰と一緒にいて、何をしている時が一番幸せか?それは、他の誰でもない自分が一番知っていること。

その道を選ぶも選ばないも自分次第。だけど、その道を選ぼうとするなら、その大切な人のためなら、その人との大
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赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

3.8

’’Sometimes you just gotta jump, and hope you’re not standing on a cliff.’’

何百年も前に作られた’’理想’’は現代の’’リ
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