めんたいこさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

めんたいこ

めんたいこ

映画(493)
ドラマ(0)
アニメ(0)

整形水(2020年製作の映画)

3.0

2021のCGアニメーションとしては厳しい出来と言わざるをえない。

2Dで表現した方が全然良かったのでは。3D作品を作ること自体が目的のひとつだったのかもしれないけれど。

整形大国韓国のお国事情は
>>続きを読む

スプートニク(2020年製作の映画)

4.0

へただなあ、カイジくん。へたっぴさ…!宣伝がへた…。

以下に参考サイトのリンクを貼るが、映画に興味がある方は"それを見ずに"本編を直接観ることを強くオススメする。

引用: 全米スマッシュヒット!ロ
>>続きを読む

(r)adius ラディウス(2017年製作の映画)

2.5

原題はRADIUSなんだけど邦題は(r)adius。なんでそんな小細工するんだろ。

「半径15mに入った生物は死亡する」という設定は非常によい発明だと思う。目視できる距離ではすでに死んでいるという、
>>続きを読む

ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

2.5

微妙。

彼女らは「みんな」と違う。そしてその違いから様々な断絶や抑圧が生まれいくというストーリーなんだけれど、その本質を語るのであれば「どの程度違うのか」は映画的手法として明確に描かなければいけなか
>>続きを読む

あくまのきゅうさい(2018年製作の映画)

3.0

羊たちの沈黙とCUREとソウを足して5で割った感じ。

酷いよ。たしかに酷い。イントロのハエが飛んでるところで観るのやめようかなと思うくらい酷い。でもね。好きだな結構。

ローバジェットなんだろう。キ
>>続きを読む

SING/シング(2016年製作の映画)

5.0

映画作りが異常に上手い。

まず目を見張るのがCGのクオリティ。最近では珍しくないレベルなのかもしれないけれど、特にマテリアルの質感などは非常に参考になる。モーションも生き生きとしており、実在感が素晴
>>続きを読む

HK 変態仮面(2013年製作の映画)

3.5

絵が汚い(褒めてない)

福田雄一監督、大洗にも星はふるなりを見たときにも感じたが、「映画というひとつの長尺物のドラマに起承転結をつけておさめる」という基本的な事が苦手なのではないかと思う。手数を増や
>>続きを読む

スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

3.5

みんなスクワットはしないのね…

絵は間違いなく良い。VFXも最高で、水・火・爆発などすべてのショットが最高峰だ。(当たり前か)特にエンチャントレスの変身シークエンスはフレッシュだった。液体磁石っぽい
>>続きを読む

ザ・サークル(2017年製作の映画)

2.5

N番煎じだよ。

閉じた世界、暴走する集団、マジョリティとマイノリティ、リベラルとパターナル。何を描いてもいいが大切なのはどう描くかだろう。

本作の主人公、大切なところは全部人任せでどうにもこうにも
>>続きを読む

9<ナイン> 〜9番目の奇妙な人形〜(2009年製作の映画)

3.0

マテリアルの勉強にはいいんじゃないかな。

Substance Suiteが大活躍してそう~。という本作。質感、いいんじゃないですかね。あとモーションいいですね。Pyroだけなんか怪しい気もするけど、
>>続きを読む

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

5.0

生と死、男と女、現在と過去、善と悪。

これぞ人間の物語。傑作だ。

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

5.0

熱くて冷たくて、ザラついていてヒリヒリする。そんな映画。傑作だと思う。

全編を通してスピード感のある展開とコントラストの高い絵でザ・エンターテイメントの趣きだが、その中身はこの社会の煮こごりのような
>>続きを読む

SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

4.5

SAN値ゴリゴリ削ってきますね。

「幼い顔立ちの 3 名の女優が、“12 歳・女子”という設定の下、部屋に設置された PC を使い SNS で“友達募集”をしたところ、なんと 10 日間で 2,45
>>続きを読む

フロッグ(2019年製作の映画)

4.0

原題"I See You"の方が良かったかな。

いくつかのトリックとミスディレクションが組み合わさり、単体では間延びしがちな構成を引き締めていて好感が持てる。前者はその説明を舞台装置で行っており、実
>>続きを読む

プラットフォーム(2019年製作の映画)

4.5

今月は 信じてる。

縦方向に食事を運ぶ謎物体を主軸としたソリッド・シチュエーションモノと言えるだろう。本作ではCUBEをよりプリミティブに、そしてシンプルにしたような装置がこの世界の鍵を握っている。
>>続きを読む

ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.0

やりたいことは分かるんだけど。

何事も程度の問題。過度なカラーグレーディング、グリングリン回るカメラワーク、ハイスピードカメラの多用。そして肝心のトリックやキャラクター造形、ストーリーはN番煎じのも
>>続きを読む

コリーニ事件(2019年製作の映画)

5.0

この映画は強くなる練習のために?

素晴らしい。誰もが傷だらけで、誰もが敗者だ。これを人生と言わずして何が人生か。

本作のデメリットはその推進力のなさだ。序盤~中盤にかけての退屈さが離脱者を生むかも
>>続きを読む

藁の楯(2013年製作の映画)

4.5

藤原竜也か…悩ましい。

総じてよくできている。SP銘苅の"非常に違和感のある演出”が序盤に挿入され、やっちまったか…?と思うが後に美しく回収されて溜飲が下がる。

数々のキャラクターもピーキーすぎる
>>続きを読む

奴が嘲笑う(2015年製作の映画)

4.0

コンパクトなテレビサイズ感が否めない。

邦画だったら木村拓哉が主演していそうだ。だが、だからといって駄作、凡作だというつもりはない。

スモールカーの如きハンドリングと軽快さを持った佳作という印象を
>>続きを読む

閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー(2019年製作の映画)

1.0

非常に軽薄と言わざるをえない。

「とある精神科病棟で出会った人々が、それぞれの立ち止まった時間を進めだすドラマ」といえば聞こえがいいのだけれど、「各々の成長」という良さげな要素を詰め込んで、尺が収ま
>>続きを読む

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

5.0

エンターテイメントの大洪水。

タイトルシークエンスからもう5億点。イントロからスピード感のあるカット演出で代わり映えのしない日常を映し出したかと思えば続く"YULIAN"の強烈なフック。

脚本がう
>>続きを読む

ラプラスの魔女(2018年製作の映画)

1.0

銀狼怪奇ファイルかな?

テレビドラマを途中から見てしまったかのようなバツの悪さ。
観客はみんな登場人物たちの魅力をすでに知っていて、ぼくだけ所見のような。
そんな不思議な感覚におちいる作品。

端か
>>続きを読む

ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

2.5

随分スケールダウンしちゃったな…

前作の持つ肌感覚に訴えてくるようなヒリつきはすっかりと息をひそめ、敵も味方もツメが甘くどうにもノレない。
ヴィラン然とした悪党どももヒロイックな魅力もないただのおか
>>続きを読む

ザ・フォーリナー/復讐者(2017年製作の映画)

3.0

いわゆるナーメテーターモノ。

おじちゃんが高速アクションするだけでアガる。冒険野郎マクガイバー特殊部隊版の戦術も悪くない。
もう少しストーリーにひねりが欲しかったけれど、及第点といえよう。

佳作で
>>続きを読む

アーカイヴ(2020年製作の映画)

1.5

攻殻機動隊好きすぎひん…(ドン引き)

扱うテーマはわかる。わかるが。
J3がもう白塗りの人間にしか見えんのよ。萎える~。

あとね。大オチね。バレバレでしょう。オチがわかってもおもしろい作品というの
>>続きを読む

NOBODY(1994年製作の映画)

1.0

奴らはどこにでもいるが故に誰でもないのさ…ほら、そこにも!(ギャーッ)

ってのをやりたかったんだよね。わかるよ。わかるよカイジくん。
フフ…でもへただなあ、カイジくん。へたっぴさ……!
脚本が下手…
>>続きを読む

東京原発(2002年製作の映画)

5.0

先日の「電力需給ひっ迫警報」の記憶も新しい昨今。

我々の生活と電力、そして原発と次世代エネルギー。このテーマをコメディとして扱うことに抵抗がある諸兄もいることだろう。だが、この糖衣構文は、その弾丸を
>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

5.0

あなたは新たなダークヒーローの誕生を目撃する。

いやー鈴木亮平、ほんとすげぇ。ある種荒唐無稽なファンタジーとも言えるキャラクター造形を演技力でねじ伏せて「人間」に落とし込んでいるのは完全に彼の功績に
>>続きを読む

予告犯(2015年製作の映画)

4.0

世界には生きる価値があるんですかね…

気になる点もあるけれど、総じて素晴らしい実写映画化だったと思う。2時間という制約の中で原作を丁寧にさばき、独自のエッセンスを加えながらギュッとまとめたその手腕に
>>続きを読む

純平、考え直せ(2018年製作の映画)

3.0

群像劇の主軸にメッセンジャーアプリを据えるのは愚の骨頂。だが。

本作は本当になんの変哲もない、これと言って特徴もない、褒められる点も見受けられないドラマだ。終盤の展開で「出会うはずのない人たちの人生
>>続きを読む

人数の町(2020年製作の映画)

2.5

着想だけでは映画にはならない。

まあ言いたいことは分かる。社会風刺的な側面を持ちつつそれをエンターテイメントに仕上げようとしている気概も見て取れる。ただし、それなりのリアリティをもって映画という尺の
>>続きを読む

約束のネバーランド(2020年製作の映画)

1.5

銀狼怪奇ファイルかな。

いや、頑張っているのはわかる。原作をできるだけ忠実に再現しようとしたことも理解できる。だが、メディアの違いを考慮せずそのままトレースするとギャグっぽくなってしまうなという悲し
>>続きを読む

累 かさね(2018年製作の映画)

1.0

天才的な表現者と映画は食い合わせが悪いと何度言えば。

罪の余白・暗黒女子評でも書いたが、規格外のカリスマ性を持った人物はその表現自体を作品内で表現しなくてはならないというジレンマが生まれる。

-
>>続きを読む

ガール・イン・ザ・ベースメント(2021年製作の映画)

3.0

"実話"が強烈すぎる。

本作は実話(フリッツル事件)をもとにした映画で、調べてみたところ実際の事件の方がより救いがないらしい。映画としては丁寧な作りだが、ベースをエンターテイメントに昇華できているか
>>続きを読む

ザ・セル(2000年製作の映画)

4.0

映像美よ。

本作も発表されてから20年以上の月日が流れることになった。最近見たものだとマトリックス(1)の方が少し古い。どちらも「古くならないな」と思ったが少しばかりベクトルが違う。そこについて評し
>>続きを読む

ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

2.0

この2.0点は素晴らしいVFXに捧げる。

素晴らしい作品を自らの手で作り変えたいという欲求は造り手であれば誰しも持つものだ。自分なりの解釈を入れたい。その気持もわかる。

だが、テーマそのものを矮小
>>続きを読む