YohKitajimaさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

4.7

悪魔祓いの手順を一つ一つ丁寧に踏んでいくのが仕事映画っぽくて嬉しい。祈りってちゃんと意味あるんだ。

序盤の「残り2%、私はそれを悪と呼ぶ」のところ、ああいう台詞ひとつで空気の重みをガラッと変えられる
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.0

導入めっちゃ『スパイダーグウェン』のコミックみたいだったな。

厄介なコミックオタクみたいなあいつ、俺も反省しなきゃいけないところがあるな。

白い肌に狂う鞭(1963年製作の映画)

5.0

これは非常に良い。

闇の中に浮かび上がる、青や緑を基調とした色彩豊かな陰影の強調された照明は非常に好み。

無残に燃やされている白骨死体、そのそばで愛を認めた瞬間に肉体を貫かれて訪れる死と共に、炎上
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吸血鬼(1932年製作の映画)

4.0

機械の中に閉じ込められてじわじわと小麦粉に溺れて死んでいくあいつは非常に良い。何回も映る歯車が、動き出してもう止められない感が出てる。

災厄の街(2006年製作の映画)

4.7

冒頭から人間が宙に浮き回転しながら謎の力に臓物を掻き出されていく、この飛ばし方はただ事ではない。

『遺体安置室』、『ダンス・オブ・ザ・デッド』、『災厄の街』、『悪魔の起源 ジン』と、フーパー後期最後
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マスターズ・オブ・ホラー 恐1グランプリ ダンス・オブ・ザ・デッド/ヘッケルの死霊(2005年製作の映画)

4.3

これは良い。

途中のドライブ場面、異様に長い直線距離を走ってそうなのが良い。知らん単語は全部運転席のあいつが解説してくれて嬉しい。

肝心のダンスは正直そんなに良いものとは思わんが、それに対して熱狂
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プレデター2(1990年製作の映画)

5.0

再見。

オープニング、空撮で俯瞰でジャングルが映されたと思ったら「意外!それはコンクリートジャングル!」とばかりにそのまま猛暑のLAのビル群が映し出されて、マフィアVS警察の汗まみれ銃撃戦に気がつい
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プレデター(1987年製作の映画)

5.0

再見。
この極力までにドラマ性の排除された作りは凄い。

中盤、何かを叫びながら森に向かって銃を乱射し始めたマックを見た隊員が誰も「何を見たのか」「本当に何かがいたのか」などのヒアリングをすることなく
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

4.0

母性の話にしないのが良い。
部下のタブレットを平気で投げ捨てるパワハラCEOが良かった、プレゼン映像のあいつの写真なんやねん。

ニモーナ(2023年製作の映画)

4.8

『シーラとプリンセス戦士』観ても思うけど、N.D.スティーブンソン作品はどれも教育により生じる不理解を描こうとしてるのかしら。原作コミック読んでみたくなった。

力を持った存在(i.e.マイノリティ)
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.0

別にダメなことはしてないが、期待したことが全く為されてないし、何かそれを超えるものがあるわけでもない。無難なつまらなさ。

冒頭の戦争〜列車パートと現代に入ってからのパレードやってるとこは非常に良かっ
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インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008年製作の映画)

5.0

冷戦下、友も父も喪い、核の台頭によりついにインディの冒険時代の終焉が来てしまったかと思わせるものの、後半からは古典冒険活劇のようなジャングルの遺跡へと舞台がシフトしていき、「まだ終わっちゃいねえよ」と>>続きを読む

アサシン クリード(2016年製作の映画)

4.5

橋から飛び降り、ナイフを水面に叩きつけ着水するファスベンダー。それを見たマリオン・コティヤールが思わず「イーグルダイブ」と技名を呟くところ。ああいうノリを大事にしていきたい。

デス・バレット(2017年製作の映画)

5.0

全カットがキメキメで凄い。

女警官が眼球撃ち抜かれるところの、もう1人の警官の振り返り演出の激しさは笑った。

カード・カウンター(2021年製作の映画)

4.5

刑務所で捕虜いじめてる時のオスカーアイザックの表情は一際輝いていた。やはり、オスカーアイザックは人にそこそこ暴力的に圧をかけるタイプの役がとても似合ってる。

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

4.2

ミュージカルはかなり良い。ハリー・ベイリーの歌声は最高だし、”Under the Sea” に爬虫類と哺乳類も投入されたのは大変よろしい。亀が海底這いずり回ってるのとか楽しかったし、旧作の「人間が考え>>続きを読む

アクアマン(2018年製作の映画)

5.0

動くラッセン。

発光するタイプの海洋生物を大量に配置することで海の中でも異様に明るいことに説得力を持たせるのは流石。

船に乗ってたら大量のトレンチが襲ってきて海底に逃げるとこの海の断面図、人間の根
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トランスフォーマー/最後の騎士王(2017年製作の映画)

4.2

潜水艦がトランスフォームしない、暴力が足りない、という不満点はある。しかし、ギドラみたいなやつが色々ぶち壊しながら飛んでるのを見ると、非常に晴れやかな気持ちになる。

海中から浮かび上がりながらの水飛
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トランスフォーマー/ロストエイジ(2014年製作の映画)

5.0

ベイの『ブリュッセル1080、コメルス湖畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン』。

味方側が、キレるとすぐバットを持ち出すマーク・ウォールバーグ、車で人の頭部を殴るような不届者、事あるごとに「殺すぞ
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トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン(2011年製作の映画)

5.0

傾いたビルの中でのわちゃわちゃと、『トレマーズ』みたいな化け物が街を破壊してくあたりは流石。高速道路でディセプティコンがダッシュしながら追いかけてくるとこもアガる。

情緒不安定なウィトウィッキー君が
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トランスフォーマー/リベンジ(2009年製作の映画)

5.0

“New Divide” は何回聴いてもカッコいい。

引っこ抜いた敵の脊椎で敵を殴るバンブルビー、顔面引き剥がした上に拳で肉体貫通させるオプティマス・プライムと、暴力が炸裂してて何より。

プロフェシー/恐怖の予言(1979年製作の映画)

4.3

3分間くらいひたすら人の顔面しか映らないパート、あれで緊張感が保たれるのはすごい。

ドロドロになったクマさんたちを見るのは悲しいな、俺こんなの見たら辛くて泣いちゃうよ。

水銀の存在を見せるのに、「
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ブラック・デーモン 絶体絶命(2023年製作の映画)

3.6

グランバーグ、恐ろしい場所を描くのは抜群に上手いのだけど、特定の恐ろしい存在を描くのは多分あんまり得意じゃないんだろうな。メキシコ恐怖譚一本で勝負するか、メルギブorスタローンみたいな主張の強い恐ろし>>続きを読む

キック・オーバー(2011年製作の映画)

4.5

IQテストで注意引いて爆殺するのは賢い。

グランバーグ監督、内臓鷲掴みへのこだわりがあったりしないだろうか。

クロウ/飛翔伝説(1994年製作の映画)

4.0

常に雨降ってるみたいな空の赤い街のビジュアルが100点。

指輪をパンパンに詰めたショットガンはかっこいい。

ロボコップ3(1992年製作の映画)

5.0

非力ながらも立ち上がる人々の善性と、それをエンパワメントする存在としてのヒーローの不屈の強さをストレートに描いた、英雄譚の大傑作。

民衆と共に立ち上がる警官たち、テレビから流れる呼びかけとジェットパ
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ロボコップ2(1990年製作の映画)

3.6

冒頭の、人をボコって物盗んだ奴がまた違うやつにボコられて物盗まれるってのを数珠繋ぎしてくシークエンスは笑った。治安が悪すぎる。

途中の悪ガキ集団の強盗みたいなの、もっとクソガキ感ある顔のガキ連れてき
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追撃者(2000年製作の映画)

4.1

色気を漂わせたヒゲの似合う、いい叔父さんのスタローン。目に涙を浮かべながらのあの渾身の励ましは、見てるこっちも泣いちまうよ。

ハーバード卒の兄ちゃんはなんか1人だけ異様な雰囲気が漂ってて良かった。あ
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クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)

3.8

悪いことしたら素直に謝るのは大事。

『クリード SHINJIDAI』についてはあまり思い出したくないな。

クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

4.7

「負けを認める」の一点であんなに盛り上げてくるのはすごい。

ドルフ😭

ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

4.6

1番最初の方くらいに出てた『ファイヤーブースト』の宣伝ポスターの、憂いを含んだ聖母みたいな表情をしたヴィンディーゼルの異様な暑苦しさを見て、本編では絶対にこの表情だけは見せて欲しくないと思った。いざ蓋>>続きを読む

ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2020年製作の映画)

4.3

地雷を踏んでも、なるべく速く走って爆発する前にできるだけ離れれば回避できる、というのはなかなかトンチが効いてて良い。こういうおそらく間違っている理屈を無理やり信じ込ませられるのは見事。

宇宙に行った
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